麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2007年06月

社会に出てから最初の5年間くらいの過ごし方によって、
その先の自分の選択肢や可能性が飛躍的に変わっていく。


弊社のようなアーリーステージのベンチャー企業を選んだ
若い社員達は、もちろんのごとく向上心も負けん気も強い。
一方である意味では真面目すぎるため、毎日朝から晩まで
目先の仕事に追われ続けてしまっている。


もちろんそういう意識や行動が大事なときは多々ある。。


一方で、会社とは、Visionとは、顧客志向とは、新規事業とは、
効率的な仕事の進め方とは、そういった社会人としてのより
基礎的な力となる面において、日常業務だけではなく、ランチや
食事をしんがら先輩社員や経営陣と熱く語り合ったり、
相談したりする中で学ぶことも相当に多い。


私自身も前職では本当に図々しく当時の役員の方々に、
時間を取ってもらっては飲みに連れていってもらいながら、
いろんな話しを聞くことで、自分の知識の幅を広げることを
意識していた。

まさに「何で上場するんですか?」とか、
「株主と顧客と従業員は誰が一番大事だと思いますか?」とか、
「子会社を立ち上げるときの理由やメリットはどういう点にあるのか?」
などなど、そういった自分なりの疑問については、とにかく
すぐに聞いて、理解し、知恵にしてきた。

そういう尊敬する先輩社員達と過ごした時間の中で学んだことが、
まさに今生きていると実感する。
ベンチャー企業で教育制度なんてほとんどなかったにも関わらず、
私自身は本当に多くのことを学ばせてもらったと思う。


会社という組織には多くの先輩や専門家がいる。
私のお奨めとしては、若いうちにデスクワークばかりに傾注しすぎに、
積極的にいろんな先輩や専門家、外部の友人や取引先の方々と
コミュニケーションを増やすこと。
そうすることで、幅の広いビジネスパーソンになれるはず。
そしてそういう人の方が最終的には成長の余地も大きいのは、自分の
周りの人間を見ていても間違いない。


弊社にも若い社員が多い。
ぜひとも気付いたら、ただの営業マンや、業務遂行力の高い企画担当者
というだけの存在にならないよう、プロフェッショナルなビジネス
パーソンを目指して、意識を高めて貪欲に成長してほしい。


そうなるために必要なのは教育システムでも、研修プログラムでもない。

あくまでも自分の意識と興味、そして人との接点やコミュニケーション
を何よりも大事にすることでしかない。

つきつめると時間やお金といった限られたリソースを何に投資するか
ということにいきつくのかもしれないが、もし経営者やプロフェッショナル
なビジネスパーソンを目指すのであれば、限られた時間を間違っても
日常の業務とプライベートにおける息抜きだけに使うべきではないと思う。

いろいろな人と話し、議論し、語り合う、そういう時間を無理にでも
作っていくことが本当に大事だと感じる。

そういうことを自然とやっている人ほど、ビジネスの世界でも優れた
結果を残し、評価をされている、そんな気がする。








梅雨入りしたものの、毎日暑い日が続いている。。

新入社員時代からかれこれ10年以上、ずっと思っているのが
スーツ&ネクタイという理不尽なビジネススタイル。


何故日本においてはスーツ&ネクタイがビジネスマンの常識と
なっているのだろうか。


営業に行ってもお互い汗をかきながら、不快な思いをして
打ち合わせをし、電車の中でもみんな汗を流しながら不快そうな
顔をして通勤し、営業している。


しかもネクタイをすることで体感温度は2〜3度ほど変わるという
統計もあるらしい。それによってオフィスや電車の中の冷房に
エネルギーを消費していれば世話はない。

環境のことを考えても、働く人のことを考えても、このスタイル
に意味があるとは思えない。


沖縄もハワイもスーツではないスタイルで働くことが常識であり、
東京の真夏はハワイよりも暑い日が何日もあることを考えると
やはりその意図や意味はあまりないのだろう。


単なる昔からの慣習ということなのかもしれない。


ホリエモンほどカジュアルが良いかというと、礼儀という意味では
微妙かもしれないが、少なくともシャツやポロシャツのような
ものであれば、十二分に礼儀という役目は果たすように思う。


多くの人がそう思いながらも、一応営業のときくらいは、とか
上司がうるさいから、という理由で変わっていかないのが日本らしい
のかもしれないが。。。



とはいえ、最近やっとクールビズをきっかけに、少しづつノータイと
いったビジネスカジュアルを推進する動きも増えてきている。


もちろん弊社も服装規定は一切ない。
営業に行くときもネクタイをしないことも多々ある。
あくまでもTPOで各自が判断している。

環境のことや、オフィスでの冷房のききすぎなど、いろんなことを
考慮して、日本全体でノーネクタイ&ビジネスカジュアルを推進
できたらいいのに・・・。


毎年この時期になるとブログに同じ愚痴を書いている自分も
もどかしい。もっと力や影響力があればと思う今日この頃・・・。










本日は朝から人間ドック。

ここ半年くらい不摂生もピークを迎えていたので、
正直一抹の不安をいだきつつの人間ドックだった。


一昨年受けたときには最もシンプルなコースだったものの、
今回は肺のヘリカルCTという肺を詳しく見るためのオプションと、
脳梗塞や脳溢血の予兆を発見する脳のMRIをオプションで受けることに。。


通常であれば脳のMRIを40歳以下で受けるようなことは滅多に
ないらしいが、念には念を入れて。

恐らく何もないものと思いつつも、タバコ、酒、寝不足の
常習犯である私としては、ドキドキもの。。


前回は31年間信じてきた血液型が違っていたということで
ある意味驚きがあったものの、信じていた血液型が違ったと
いうだけで、それ以外にはほとんど異常はなかった。

今回は33才。あれから2年の月日でどれだけ体が病んでいる
のだろうか。。


とりあえず今日の人間ドックを受けて、今すぐにわかったことは、
何故か身長が少々伸びた?ということと、体重が少々減ったという
ことと、視力が落ちたということくらい。


それ以外の結果は7月13日に院長先生からフィードバックを
頂くことに。


でもよりによってその日は13日の金曜日。。。

なんだか不吉・・・。


しかし人間ドックの資料などをいろいろと見てみて思うのは、
ガン保険や医療保険に多額なお金をかける方もいるが、それ以上に
人間ドックをできるだけ短い間隔で、定期的にやるほうが圧倒的に
良い気がする。


病気になってからの治療費や入院費を保証するものよりも、
病気の予兆や早期発見をするためにお金を投資するというほうが
圧倒的に説得力がある。


自分自身、20代の頃のイメージでは、人間ドックなんて行くのは
45歳以上くらいの年配の方々ばかりだと思い込んでいたが、
見た感じ私より若そいうな人も何人も見かけた。


まさにストレス社会と言われる現代ゆえなのだろうか。。。



仕事をしていると、嬉しい瞬間というのがいくつかある。

その中でも特に嬉しいのはお客様からの感謝やお褒めの
言葉をいただいたとき。



人材紹介事業をやっていると、転職が実現した方からお菓子を
頂戴したり、お礼のお手紙を頂戴したりすることは多々ある。
これはこれでその方の人生に価値あることができたという意味
でも非常に嬉しい。


しかし今日もらった言葉はそれを上回る嬉しさだった。
それはgreenにご参画いただいているとある企業様からのコメント。


その企業様はgreenで採用に成功された企業様で、この度成功事例
として取材をさせていただいた。
その成功事例の記事における一問一答の一部を抜粋して紹介させて
いただきたいと思う。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
■これまでの採用はどんな手法で行われていましたか。
人材紹介が中心です。ウェブ広告媒体を利用したこともあります。

■各手法における悩みがあれば教えてください。
非常に特殊な分野を扱う業界なので、なかなか紹介してもらえないし、
ウェブ広告を出しても応募してもらえないことです。

green参画の意思決定のポイントは。
成功報酬だという点です。

■記事およびASPサービス、お客様サポートのクオリティはいかがでしたか。
システムは非常に使いやすかったです。シンプルで分かりやすかった。
応募があればアラートが来て、そこからメールのやり取りですべてが
完結しますので、手間がなくて非常に良かったと思います。
記事についても、特殊な分野なのに、ライターの方がよく話を理解して
くださって、分かりにくいものをうまく書いてくださったと思います。
また、サポートセンターに連絡すると、すぐに対応してくれて助かりました。

■掲載後、何人くらいの応募がありましたか。
掲載から2ヶ月で6人も来ました。これは、弊社の特殊性を考慮すると
なかなかの数です。面接をしたのは3人でしたが、いずれも、検索の
上位にヒットしたと言っていたので、チューニングが上手なのでしょうね。
また、人材紹介の最大手に頼んだ時には、とても多くの人を紹介して
くれましたが、全くマッチしておらず、かえって手間になりました。
それと比較すれば、greenではスクリーニングが楽で当社にとっては
メリットですね。

greenについて便利だった点は。
マニュアルも必要ないくらい、シンプルで分かりやすく、手間がかから
なかったという印象ですね。

greenに対する満足度はいかがですか。どんな点を評価しますか。
システムとして非常に良くできていて、使いやすかったです。
人材紹介と同じ成功報酬型モデルと、ウェブ媒体の利便性、両方の利点を
うまく組み合わせたサービスだと思います。サイトデザインや、コンテンツ
の質と量、検索と、総じてうまく作られているから、こういう結果に
なったのでしょう。
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まさにgreenの立上げコンセプトやgreenを通じて提供したいと思って
いる価値を実感していただけた例。

まだまだ一部の企業様にしか価値提供ができていないサービスであり、
満足するにはほど遠い状況であることは重々理解しているものの、
我々が強い思いと問題意識を持って、業界初の成功報酬型求人サイト
としてgreenを立上げ、ここまでやってきたことは間違っていなかった
と改めて思う。


業界でも初めての取り組みであり、試行錯誤の日々ではあるが、
近い将来、greenは必ず多くの企業に必要とされるサービスになる。


今でも既に800社以上の企業様に期待いただき、参画頂いている。
少しでも早く、それら企業様の期待に応えていけるよう、改めて
全社員、一致団結して高いモチベーションで、全力で取り組んで
いきたい。

もちろん遊び心と楽しむことを忘れずに。

Play Business、Play Hard!!







今日は本当に単なる個人的な話。


最近、ジャケットが欲しいと思って週末にいくつかの店舗を
回ってみたものの、なかなか欲しいものがない。

良いと思うものは手が出ない価格だったり、サイズがなかったり。



私自身、手が長いことで多くのジャケットだと袖の出せる長さの
限界を超えてしまう。それによって選択肢が限られるということも
なかなか目当てのジャケットが見つからない原因だったりするのだが。


そんなときにふと思ったのは、オーダーメイドでジャケットを
作れないかということ。

というのも手が長いためにワイシャツでもなかなか苦労しており、
ワイシャツは百貨店のオーダーシャツを利用している。
実はシャツはオーダーしてもそんなに高くなく作ることができる。
もちろん生地次第ではあるが・・・。


そういう意味でジャケットなどもオーダーで、既製品と同じ程度の
コストで作れたらいいなと思って、早速検索。。


・・・・うぞうむぞうあってわからない。


なんだかどれもこれもサイトからしてセンスを感じない。
その時点でジャケットを作ってもらうのをためらう。
しかも値段も馬鹿みたいに安く怪しいものを除けば、ほとんどは
高価格帯のものが多い。


しかし既製品と同じ生地を使うとすれば原価はほとんど同じだと
考えるともっと安くいいものができてもいいのではないかと思う。

イージーオーダーで個別に生産するコストと、複数のサイズを
在庫として持つとともに、それをディスプレイする店舗などの
コストを考えると、イージーオーダーの方が安くできてもおかしく
はない気がする。


実際にスーツとかだと、同じブランドの生地を使っても、
既製品よりも安く作れるものもあるらしい。


個人的には、日本のように蒸し暑い季節がある国において、
スーツがビジネスにおけるデファクトスタンダードな服装に
なっていることに疑問を感じる。

そういう意味でもパンツとジャケットでノータイという、
いわゆるビジネスカジュアルで十分ことが足りると思うし、
そういう服装を推奨していきたいと思っている。


そのためにも、安価で良質なジャケットがもっともっと
増えてほしい。

ジャケットのイージーオーダーショップ、、、
新規事業としてやってみてもいいかも。

ちょっとスケールが小さいかな。。

以前のブログでも触れたことがあるが、弊社では常に新しい
ビジネスのシーズ(種)を探している。

もちろん人的リソースも資金的リソースも限られているので、
そうそう次々にチャレンジしていくことができるわけではない
ものの、常に新しい可能性や、現状事業以外に軸となるものを
求めている。


実際に多くの企業において、創業期の事業は変化に変化を
遂げ、全く異なる形を成している成功企業は多い。


そういう意味でも常に世の中の流れや、ニーズ、新しい技術など
には高い感度でアンテナを張っておく必要がある。


IGPのメンバーも現在は今の事業を成功させることにやっきに
なっていて、新規事業どころではないと思いつつ、頭をリフレッシュ
するという意味でも新しい事業へのアンテナは張り続けてほしい
と思う。


そこで新規事業を考えるにあたって一つ、私が重要視するものがある。
それは事業のスケール。いわゆる市場規模。


ベンチャーが立ち上げる新規事業というのは、年商で数千万円とか
よくても数億円という程度のこじんまりしたものが多い。
もちろん小さく産み大きく育てられる可能性があるなら問題ないが、
そのまま小さいままであることが確定しているような事業であれば、
立ち上げようとは思わない。


やはり社会に価値がある会社になっていくためには、より多くの人や
組織に利用してもらったり、影響を与えたりできる事業であってほしい。

一方で初期投資が大きい事業はベンチャーには向かないのも事実。


そうなると小さく産み、大きく育つ可能性のある事業ということになる。


やはり今の時代だとモバイルやインターネットを活用することで、
小さく産める可能性は十二分にある。
あとは大きく育てられる可能性のある事業領域を如何にして発見し、
その領域において如何にして競争優位性のあるモデルを構築するか。


考えれば考えるほど簡単ではないと気付く・・・。


ということで面白いアイディアをもっている人、ぜひとも連絡下さい!
IGPの愉快な仲間達と一緒に立上げましょう(笑)。





日々仕事をしていると、どうしても近視眼的な働き方になりやすい。

弊社においても、自分がそのミッションを担い始めた当初は、
明確な目的意識と、そのサービスや事業の意義を強く意識している。


しかし日々同じ役割を担っていると、つい視野が狭くなり、自分の
担っているミッション・役割が、会社全体においてどんな意味や意義
があり、会社として最終的に何を目指しているのか、どうなっていき
たいのか、ということが曖昧になってしまったりする。



これに近いことを言っているもので、有名な例え話がある。



森を歩いていてレンガを積んでいる人がいた。
その人に何をしてるのか訊ねたところ、見ての通りレンガを積んでいるという。

また少し歩くと同じくレンガを積んでいる人がいた。
その人にも何をしてるのか訊ねたところ、柱を作っているという。

さらにまた少し歩くと同じくレンガを積んでいる人がいた。
またまた同じ質問をすると、ここに建てることになっている洋風のお城の
柱を作ることを担っているんだという。




単なるレンガを積むという作業の繰り返し。
それがただ積めと指示されたから積み続ける、それでは作業者にすぎない。

組織においてはあくまでもVisionや目標があり、そのために一つ一つの
役割やマイルストーンが存在する。

どんな単純な業務であっても、その組織が目指している目的地に到達する
ために欠かすことのできない役割なのだと思う。


それが曖昧になり、日々業務をこなすだけになってしまったとき、
知識労働者から、単なる作業者になってしまい、創意工夫や知恵を
発揮することなく、ルーティンをこなすだけになり下がってしまう。


経営者やマネジメントをする立場の人間は、常にメンバーがそうならない
ように、メッセージを発信し、視点を切り替える機会やきっかけを提供
することが重要となる。


ただ経営者を含め、マネジメントに携わる者ですら、よほど意識をして
いない限りは、視点が近視眼的になることはしょっちゅうである。


誰かに依存するのではなく、組織としてお互いがそういうメッセージや
意識を持ち続ける工夫や努力をし続けることや、そういう仕組みを自ら
が考えることが、ヴィジョナリーな組織を継続することの条件だろう。

なかなか簡単ではないが、ぜひともそんな組織を目指したい。


弊社の行動指針As IGPにもこんな文言を盛り込んでいる。


IGPという城を創れ!〜視点高く仕事を楽しめ〜

あなたは組織を作る重要な使命を負っている。
強い組織、発展し続ける組織は、一人ひとりが参画意識を強く持っている。
何も考えずに労働し続けることはやめよう。そこには楽しさも成長もない。
一見単純なレンガを積む作業も、城の出来上がりを考えながら工夫し
作業するのと、単にレンガを積み上げていくのとでは、大きな違いがある。
日本を代表するIGPという城を創っていプロセスに携っているという実感を
持った時、あなたの仕事はより創造性に富んだものになるとともに、
あなた自身もより楽しむことができるだろう。




今日は最近短期的な業績や数値に傾注していた自分への反省を込めた
内容でした。。。

組織が大きくなってくると必ずぶつかるのが、
セクショナリズムという縄張り意識ともいうべき壁。


弊社はまだ従業員数にして40名弱の組織ながら、いつのまにか
かすかなセクショナリズムが発生しつつあるような印象も出てきた。


各自が自らのミッションにプライドと責任を持って取り組むことは
非常に良いこと。しかしそれが強くなりすぎることで、近視眼的に
なり、視野が狭くなってしまうことがある。


そうすると役割分担をしている中で、自らの目的がその役割を果たす
ことだと思い込んでしまい、連携すべき各部門との軋轢が生まれる。


まさに以前、このブログでもご紹介したミスミの三枝社長の著書である
V字回復の経営にも同様の問題について記載があった。


本当は関わるサービスや製品自体の最終顧客は一緒であり、目指すべき
目的や目標は同じはずなのに、それを役割分担することで、最も重要な
最終的な目的や、考えるべき顧客の存在が曖昧になってしまう。


そういうときこそ、視点を切り替え、俯瞰してみることが大事。

そして利他の心を持って考え判断すること。

誰もが一生懸命であり、誰もが頑張っている。
ただいろんなミスや不注意、できていないことが発生する。
それは顧客のためにお互いに指摘しあい、改善していくべきであるが、
あくまでも改善すべきことでしかない。


それを単に批判してしまうことでセクショナリズムや対立は生まれる。
お互いが自分だけが頑張っている、自分だけが真剣に考えている、
自分だけが顧客のためにやっている、そう思うことこそ傲慢で自分勝手
だと思うし、相手はそう思っていないと決めつけてしまうのはあまりに
利他の心が足りない自分勝手な考えだと思う。


もちろんときにはそう言いたくなるときもあるし、本当にそういうときも
あるのかもしれない。それでも批判することと、改善すること、どちらに
重きを置く人かによって、その人の視点の高さや目的を遂行するための
コミットが問われるのだと思う。


またお互いに真剣にVisionに向かって、顧客のために、社会のために、
真剣に努力しているという大前提と信頼関係がありさえすれば、
セクショナリズムは排除できるのだと思う。


もっと仲間を信頼し、一緒になって最終顧客への価値提供を真剣に
考えていくべきであり、そういう組織が真に強い組織になるはず。


私が目指す、IGPが目指す理想の組織にはセクショナリズムはいらない。

なんのこっちゃわからないタイトルですが、完全なる自作の名言です・・・。


さて日頃悩みや課題が特にない人、それはそれで非常に良いこと。
私自身も現状悩みというほど重たいものは抱えていない。

しかし課題意識や欲求は常にある。

というのも常に取り組みたいこと、向上させたいことが沢山あり、
どれからやるべきか、いつまでにやればいいのか、常に考え、時間と
戦っている気がする。


具体的には、今の自分となりたい自分(2〜3年先のイメージ)を
比べてみたとき、あまりに身につけるべきことや、学ばなくては
ならないことが多い。


例えば英語力を身につけたい、経営計数にもっと詳しくなりたい、
マネジメントを体系的に理解したい、より戦略的な思考力を身につけたい、
株式市場や金融市場に詳しくなりたい、意思決定の力を高めたい、
などなどといったこと。


基本的に欲深いので(笑)、人が知っていることを知らないだけで
あれもこれも身につけたいと思ってしまう・・・。


皆さんがなりたいビジネスパーソン像、皆さんが出したい成果の
イメージ、皆さんが楽しめる時間の使い方など、皆さんが本当に目指す
べきところを見据えたとき、本当に今のままでたどり着けそうですか?


今の仕事を今の環境で、日々なんとなくこなす、そんな働き方は
必ずいつか疲弊する。ぜひとも向上心を持って、常に自分の掲げる
理想的な成長目標と現状のギャップを埋める努力をすべきだと思う。


といっても必要以上にストイックである必要はなく、自分があーなれた
いいなとか、ああいうこともできるようになりたいな、、といったような
単純な思考でいいと思う。

そうすると、本を読んだり、いろんな外部の人と会食に出たり、
先輩社員を誘って食事に行ったり、いろんなアクションがそのための
糧になっていくはず。

短期的に成果を出し評価を上げるため、それも重要ですが、それだけ
だと疲弊してしまう。そうではなく、自分がなりたい自分になるために
働くことを推奨したい。


またまた自社の話になりますが、I&Gパートナーズはそういうことを
みんなが実現できるような組織であるべきだと思ってるし、事実そういう
組織になると思う。

もし違うならみんなで変えていけばいい。



かくいう私自身も最近今月、来月の業績補填に追われ、本もあまり
読めてなかったり・・・・。


とりあえず自分のことを棚にあげて言ってみました。




ビジネスにおいて成果を出す上で、ファクトを捉えることは非常に重要。


ファクトとは、つまるところ事実であり、事実というのは、多くの場合
数値にて把握することができる。



わかりやすい例で言うと、「売上が下がった」という事象を、下がった
から上げないと、と言っても何が原因で下がったのかわからない。

そういう状況だと、もっと営業に行く訪問数を増やすべきなのか、
顧客ごとの単価を上げる努力をすべきなのか、どうしていいのかわからない。


売上が下がった⇒なせ?⇒客単価が落ち込んでいる⇒なぜ?⇒競合との
値下げ競争にぶつかってる⇒なぜ?・・・・・・


といった具合に表面的な事象から本質的な課題まで掘り下げていく
ことで、改善すべき点をしっかりとファクトで把握することができる。


自分の行動や自分の成果を数値で定点観測したり、分析することで、
常に客観視できているビジネスパーソンは本当に少ないように思う。


センスや感覚に頼った仕事の進め方は、ある意味職人技でしかなく、
それ以上にビジネスのPDCAを回すことで、再現性のある成果を
実現できる力を身につけることこそ、これからの流動的な市場において
あらゆる場面、あらゆる職務で成果を出せるポイントだろうと思う。


ということで、今日はちょっと固い話でした。



ちょっと古いかもしれないが、先日『国家の品格』という本を
改めて読み直した。




国家の品格















改めてというのは以前にも一度斜め読みしたことがあったのだが、
今回改めてじっくりを読み直してみたということ。


藤原氏の歯に衣を着せぬ言い回しは、非常に心地よく感じる。
中には極論だと思われる方も多いのかもしれないが、個人的には
非常に共感できる内容だと改めて思った。


私自身、国家の品格を読む以前から、侍とか任侠といった言葉を
好んで使ってきたこともあり、藤原氏のおっしゃる武士道という
言葉にはなじみやすかったし、まさに言わんとする意味もよくわかる。


やはり卑怯であったり、卑劣であったり、そういう行動は
理屈ぬきにしてすべきでないし、親はもっとそういう面を徹底的に
教育することが求められるのだろう。

法律だけが人の行動を規制するものではないし、そうあってはならない。
そういう意味でも武士道における考え方は非常に明確で、正しい
倫理観と道徳観をもった考え方だと思う。


先日ブログに書かせてもらった利他の心を持たない若者という話し
にもある意味通ずるのかもしれないが、武士道という考え方を
再度日本の教育に組み込んでいくこと、特に家庭教育においては
特にそういう考えを改めて取り入れていくことが必要な気がする。


しかし最近新卒・中途と採用活動を行っていて思うのは、
最近いわゆるっぽい人が減ったということ・・・。

男気あふれ、義理や人情や礼を重んじる、そんな男が
少なくなったような印象を受ける。


なんだか寂しい。

武士道という人としての基本的考え方、これはぜひとも
改めて日本に浸透させたいものである。


本日土曜日は、求人サイト業界における競合分析の勉強会。

今まさにその勉強会の真っ最中。

その勉強会を行っている会議室でこっそりとブログを更新。


IGPでは月に1度くらいのペースで週末を活用した勉強会や
ブレストなど、日常の業務の中ではなかなかできないことを
社員が中心となって行っている。


今日の競合分析勉強会も関西支社に赴任していた社員が
担当となり、今日のために関西から東京へ出てきて講師を
努めてくれている。


大企業のように研修制度や教育システムがあるわけでは
ないベンチャー企業においては、このように自分達で
こういった工夫をしながら、知識吸収をしていったりする
ことが重要になる。


しかし休日にもかかわらず、15人以上の社員が任意で
参加して真剣に議論している。


こういう風土ってやっぱりいいなと思う。

働かされているのではなく、自らが率先してビジネスに
取り組み、自らの成長を志す、そんな奴らが集まっている
ことを嬉しく思う。


ってそろそろ自分もブログ書いてないで参加するとしよう。





弊社が人材を採用するときに、非常に重視する要素がある。

それは「利他の心」


利他の心を調べてみると、、、


自分よりも他人の利益を大事にすること。
自己犠牲の精神。献身的。利己とは反対。



などと出てくる。


これは、京セラの稲盛さんが良くおっしゃっている言葉でもあり、
以前に日経ビジネスで稲盛さんのインタビューを拝見して、自分が
意識して採用のときに見ていた「思いやり」は「利他の心」という
のがぴったりくるということを知った。


その記事で、稲盛さんは最近の若者には利他の心が足りないと
苦言を呈されていた。


自分のことばかりを考え、我慢したり、ゆずったり、という
ことができない人が増えているという。


確かに、最近の事件を見ていても、むかついたらから殺したとか、
いらいらしていたから殴ったなど、自分勝手極まりないものが
多いような気がする。


まさに利他の心の不足からきているのかもしれない。


我慢すること、ゆずること、思いやること、
そういう人として大事なことが教えられないままに姿・形だけが
大人になってしまうケースが増えているのかもしれない。


個人的には親の育て方に根本的な問題があるような気がする。
甘やかし、何でも与えることで、我慢したり、努力したり、
感謝したりすることができない子になっていくのではないかと思う。



そういう人ほど、思い通りにならないとすぐに切れる。
マスコミなどでよく出てくるキレやすい若者と呼ばれる人達が
その典型なんだと思う。


会社という組織においても、利他の心がない人はチームで
協力したり、協調しながら仕事を進めていくことに向かない。


うまくいかなければ全て外的要因のせいにしてしまう。


人は謙虚でないといけない。


私自身も昔は本当に利己的だったと今になって反省したりも
するので、多少なり努力で変われるのだと思う。


私も33才を目前にして、今更ながら自然と人に感謝したり、
人を敬ったりすることができるようになってきた気がするし、
何よりも自分だけでは会社なんて成り立たないし、本当に
いろんな人に支えられてここまできたという実感もある。


採用においては能力を最重要視する会社が多い。
もちろん即戦力の中途採用においては当然なのかもしれない。


しかし弊社においては能力以上に利他の心にこだわって
いきたい。


短期的にはともかくとして、中長期的に考えたとき、
組織貢献度が高いのは利他の心を持つ人間であるというのが
私の経験則であり、採用におけるこだわりでもある。


今の弊社にはおかげさまで素晴らしい社員が集まっている。

これからもそういう仲間を増やしていきたい。











「世の中には困難なことが山ほどあるが、不可能なことは少ない。」


この言葉はソフトバンク社長の孫正義さんが言った名言。

孫社長らしいポジティブな言葉。


弊社においても、先日のブログでも書いたとおり、今月は
全チームともにかなり大きな目標を掲げている。

社員によっては、正直かなり困難な印象を持っている人もいるだろう。
しかし孫さんの言うように不可能ではないはず。


困難なこと=不可能なこと


と考えないことが非常に大事。


「成功した人は、普通の人ならその困難に打ち負かされるところを、
反対に喜び勇んで体当たりしている。」



とは松下電器創業者である松下幸之助さんのお言葉。


I&Gパートナーズの社員には、まさに松下さんのいうような
喜び勇んで体当たりするような人間になってもらい。


もちろんプレッシャーもあるし、焦ることもある。
成果を出せば出すほどに、予算も重くなり、様々な期待と責任を
負うことになるのが常でもある。
それが辛いことだとか、嫌な役回りだとは思ってほしくない。


かのイチローも言っている。


「重圧がかかる選手であることは誇りに思う。」


会社においても、人一倍大きな目標やミッションを背負う
のは、その人に対する組織としての期待値や信頼を表している。

それを誇りに思って、どうやったらその期待に応えられるか、
どうやったらそれ以上のことができるか、をポジティブに
そしてクリエイティブに考え、実行できるようなビジネスパーソン
が一流なのだと思う。


しかしイチローのコメントにはいつも感銘を受ける。
かっこいい上に奥深い。

ビジネスの世界でも通じるコメントが本当に多い。



何の話をしていたのかだんだんわからなくなってきましたが、
今月の困難をみんなで乗り切りましょう!!ということが
伝えたかったようです。

完全に社員向けブログになってしまいすみません。。


今月はgreenの営業、人材紹介、共に予算が一気に上がり、
まさに一つ上のステップへ飛躍しないと達成できないレベルに
設定されている。


まさに売上強化月間。


今までのやり方でただ頑張るだけでは達成はできない。

チームとしても、各個人としても、戦略的にやり方や体制を
見直し、今までと異なるアプローチや工夫をせざるをえない。


こういうタイミングこそ、組織が成長し、新たな手法や
新たな気付きが生まれたりするもの。


こういうタイミングでもない限り、ついつい今までのやり方や
今までの成功体験に固執して、より良い方法や、抜本的な見直し
ができなかったりする。


事実弊社でも、なんとか上ブレした予算を達成すべく、
体制や役割の変更、ツールの改善、新たな商品の開発と、
いろいろな取り組みが生まれ始めている。



マネジメントをする立場の人間は、常に以下のような
自問自答をすると、習慣や既成概念にとらわれず、俯瞰して
見れたり、新しい方法を思いついたりできるかもしれない。



「現在の倍の成果を出すためにはどうすればいいのか」

「孫さんや三木谷さんが自分と同じ立場だったら何をするだろう」


こんな質問を自分に向けることで、自分の視点の切り替えに
役立ったりする。


実際私自身もよく使う。


この会社のCEOが自分ではなく、孫さんだったら、
今何をするんだろう、と。
恐らくもっと一気に何倍にもできる方法を考えるに違いない。

そのためにはどんなことを考え、どんな策を実行するんだろう、、と。


それだけで今まで想像してなかった手法や、発想ができたりする。


ある意味、誰かに置き換えて考えてみることで、
日常の中でついつい近視眼的になっている状態から、
フォーカスを引いて、視点を切り替えることができる。


定期的にやってみると、結構気付きがあると思う。

ぜひとも試してみて下さい。









突然ですが皆さんにとって本当に大切なものってなんですか。


人によっては仕事でしょうし、人によっては恋人や友人や
家族でしょうか。もしかしたら車とかお金とか、場合によっては
自分と答える人もいるかもしれません。



先日、とある友人からもらったアドバイス。


「お前は昔からあれもこれも自分が求めるものは、人の何倍苦労
してでも、何倍努力してでも手に入れてきただろうけど、そういう
奴ほど得てして一番大切なものを見失いがちだから気をつけたほう
がいいぞ。本当に大切なことのために、他の何かを我慢したり、
諦めたりすることも必要になるときがくるはずだから。」


同級生なのになんとも含蓄ある言葉・・・。

返す言葉もなく納得してしまった。。


今まではあれもこれもと欲張って生きてきたことも事実。
仕事もプライベートも、遊びも趣味もと。。。
諦めてきたのは唯一、睡眠時間くらいだと思う(笑)。


自分にはそれが合っていると思っていたし、それで充実して
いると思っていた。


しかしその友人にいきなりそんな重たい突っ込みをもらい、
自分にとって一番大切なものってなんだろうと。。。


そんなこと考えもせず、ただがむしゃらに突っ走ってきたが、
その友人の言葉もあり、最近になっていろいろと考えたりする
ようになった。


こんなことを真面目に考えたり、友人と話したりするように
なるなんて、若い頃は想像もつかなかったが・・・。


結構年食ったんだなと実感する今日この頃です。

今日は社員が15人以上出勤している。

比較的土曜出勤の多い会社ではあるものの、今日は
みんなして、既存のお客様に契約更新の申込書を送付すべく、
気合の封入作業!!

なんとその数500通以上。



担当部門だけでは当然処理できなかったことに加え、
バイトもつかまらなかったことで、任意で出勤可能な社員に
声がかかった。


でもこういうときに15人以上が集まる会社であることを
嬉しく思う。


以前もgreenのリリースのときに全社員で2泊の泊り込みで
なんとか予定に間に合わせたこともあった。


普通の大企業であればこんなことないのかもしれないが、
こういう全員での協力作業、結構いいものだと思う。

セクショナリズムもなく、みんなで会社を成功させる
という一つの目標に向かって、お互いが協力しあえる会社
なんてそうそうないはず。


そう考えると改めていい会社だと思う(自画自賛・・・)。



で、私はというといざ来てみたら、

「社長は特にやってもらうことないので・・・」


ということで、普通にメールの処理と、事務処理を。。


1人疎外感を感じつつ、珍しく週末のブログなんて
書いてみました。








2008年4月入社のための新卒採用活動もだいぶ終盤を
迎えつつある。


今でもたまに最終面接で学生とお会いするが、弊社の
ような無名のベンチャー企業を受ける学生に共通する
会社の選び方に「人」があるような気がする。


私が会社を選ぶ上で重要視するPOINTを尋ねると、
結構な数の学生が、「人です」と答える。


魅力&能力ある社員が集まっている(と自負している)弊社と
しては、そういう学生には非常に相性がいいのは間違いない。

しかし個人的には、「人」に依存した選択はお奨めしない。


尊敬できる人がいたから選んだ、とか、あの人と働きたい
というのは学生が企業を選ぶよくあるパターンではある。


ただ企業において人は辞めることもあれば、異なる部門で
働いてしまえば、ほとんど顔をあわせることもないことも
ある。

そういう意味ではただ単に個人である「人」にコミットして
選んだ会社は、その個人が居なくなってしまったり、その個人
との接点が薄い仕事や部門についてしまった時点で、あまり
その人にとって魅力なき環境になってしまう気がする。


個人的に思うのは、「人」は大事だし、重要な判断基準になる
のは間違いないが、そこから見抜くべきは、そういった人達が
この会社の何に魅力を感じて参画してきたのか、そういう人達
を惹き付けるほどの会社だということをしっかりと理解して
もらいたい。


そして自分はこの会社に何を実現しに、何を目指して参画
したのか、それこそが「人」よりも本質だと想う。

そういう、自分が認めた魅力的な人が集まっている理由や
背景、Vision、まさにそれこそが本当の意味での「人」で
企業を選ぶということなのではないかと思う。


「人」で選ぶということ

そのこと自体、本質さえ理解した上であれば本当に重要だし、
私自身も推奨する、会社を図る上での一つの判断基準になる
ことは間違いない。


何よりもその会社や組織に参画する自分にとっての理由を
明確に持つことが大事なのだと思う。

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