麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2009年10月

今日は自分の限界を超えることの大事さについて。

経験があればあるほど自分自身に限界を設定してしまう。

やりたいややるべきことをどう実現するか、ではなく、自分がやれることを頑張ったらどのくらいできるか、という発想になりがち。


イチローは前人未到の5割以上は打ちたいと言い続けている。

そのために必至になって試行錯誤し努力できる人と、さすがにそんなの無理だと言って諦めてしまう人の差が、今のイチローと普通の選手の差だろう。


オリンピックで金メダルをとったとあるアスリートの記者会見が印象に残った。

記者 「金メダルを取れたのはどうしてだと思いますか?」

選手 「心から獲りたいという気持ちが誰よりも強かったからだと思います」


この選手はマラソンの選手だが、その選手の話しだと大学時代は自分よりも早い人が何人も居たという。しかしその中の大半の人が社会人になるタイミングでオリンピックでメダルを獲るなんで無理だということで、普通の会社員の道を選んでいったらしい。


その人は誰よりも走ることが好きで、やるからにはどうしても金メダルを獲りたいと信じて努力してきた、ただそれだけであり、決して天才でもなければ、特別な力があるわけではないということを強調していた。


夢を実現するには、夢を具体的に思い描き、そこへ到達するために出来うる全ての努力をすること。諦めるのはいつでもできる。


ベンチャー企業の世界だと我々のような30代半ばはいわばベテランに近い感覚。

そのくらいになると自分を取り巻く環境も大きく変化してくる。
結婚であったり、子供の存在であったり、住宅ローンであったり・・・。

そうなるといよいよ今までのように挑戦し続けられない。
いわゆる保守的な思考が頭をよぎり始める。

そこで夢を追いかけ続けられる人と、そうでない人の差が数年後に出るのだろう。

私自身も既に経営者として長い経験を積んできているし、この会社も創業から7期目に入るのに、いまだ成功とは到底いえない状況にある。

そうなってくるとついつい気持ちが弱くなってしまったり、自信がなくなってしまいがちだが、そういうときこそ自分が目指してきた組織、つまり夢を思い出すようにしている。

そして思い出すだけではなく、そこへの道のりを必至になって考え、戦略的に自分の中で腹落ちさせること。そうしたらそれを積極的に人に伝えること。


人に伝えていく中で自分も改めてそこを目指していくとう覚悟できる。


自戒の念をこめて、できない理由を探すことを一切やめること、そして夢の実現へ向けて一歩ずつ前に進んでいくこと、さらに最後まで諦めないこと。

顧客の期待、株主の期待、社員の期待、自分の限界を超えるべし!!

greenを運営する弊社オフィスに沢山のグリーンが届きました!!



green1green2











とある会社のご好意により、ほぼ無料で提供いただきました。

ありがとうございます!!

日々がむしゃらに働いてる弊社社員にとって、オフィスは人生において相当長い時間を過ごす空間。

このグリーンによってその空間が快適になりそう♪

オフィスの緑化事業、greenつながりでやってみようかな。

GREEの会員数がモバゲーを越えたという記事が今日の日経に。

その数、1512万人・・・・すごっ。

しかしモバゲーとGREE、共に凄い登録数。


GREEがモバゲー以上に好調な理由は、どうやらSNSであることを上手に活用したソーシャルゲームが中心である点にあるらしい。

モバゲーは一人で遊ぶようなゲームが多いのに対して、GREEは仲間同士で点数や結果を共有したり勝負したりできるソーシャルゲームが多いという。

それによって口コミも広がりやすいのだろう。

またゲーム単体での面白さという意味では飽きられやすいが、仲間との勝負ということになると、これは飽きがきにくい。

SNSの特性を良く理解しているグリーならでは。

mixiが上場したころはグリーはもう駄目だろうな、なんていう失礼きわまりない話しを経営者の中でもちょくちょく耳にしたけど、ここまできたのは純粋に凄い経営力だなと思う。

やっぱり自分達の成功を信じて諦めずに頑張り続けることは大事だなぁ。


SNS戦争、これからどうなるんだろう。

モバゲーもmixiもAPIを公開することで勝負に出てきた。

恐らく熾烈な争いが繰り広げられるんだろうな・・・。
mixiアプリは相当盛り上がりそうな気配だし。

何はともあれ、南場社長、田中社長、笠原社長と、どの会社も弊社の大事なお客様なので全部の会社が儲かり続けてくれることが弊社にとっては一番!!

皆さん頑張って下さい。

ちなみに全く関係ないですが私の家はグリーさんのオフィスから徒歩1分です♪

このブログでは何度も社外の人との交流の重要性について書いてきた。

最近だとキャリアの一要素としての社外人脈の重要性について書いている。


社外人脈の形成


キャリアという意味での人脈形成としても勿論価値がある、自己認知、自己成長のための社外交流も大事だと最近強く感じる。


若いうちは積極的にベンチャー企業や外資系投資銀行やコンサルティングファームで働く意欲的な同年代のビジネスパーソンに会って、刺激をもらったり、自分の成長度合いを客観的に把握したりすることが大事だと思う。

負けたくないとか、俺ももっとやってやろうと思えるだけでもいい機会になる。

30代になっても同様。

大事なのは自分が刺激を受けられるような人と積極的に交流を持つこと。

どんな人だと刺激を受けられるか。

ここは多少なりその人によるところもあるかもしれないが、私が日頃社外で会って刺激をもらうのは、ビジネスに夢と信念を持って目を輝かせながら働いている人達。

もちろん既に大成功を納めて、引退気味の経営者から頂く情報やアドバイスも十分価値はあるが、それ以上に同じようにアントレプレナーとして大きな夢を持って日々仕事に没頭しているような人と会って話すと、それだけでエネルギーをもらえるし、もっと自分も頑張ろうと思える。


自分も頑張っていれば、先方にも刺激を与えることができるので、自然にその場は大盛り上がりにいなるし、お互い良かったと思えるはず。


逆に自分が頑張っていないとそういう人と会っても自分は何も発信できないため、ついついそういう場に行くことを避けるようになってしまったり、行っても対等に話しができないために盛り上がれずに終わってしまったりするはず。


結果的にそういう人は自分が対等以上に話せる相手を選んで交流するようになってしまうことが多い。
その場は傷の舐め合いにはなっても、お互いが刺激を与え合ったり、自分の成長度合いを客観的に把握したりするような場にはなりようがない。


自分の意欲が失われているときこそ、社外でエネルギッシュに働いているような同年代の人と会って、いろいろと語り合うことが大事。

私自身もそうやって自分を高めてきたし、今でもそのための時間やお金の投資は、例えウェットスーツを諦めてでも惜しまないようにしている(笑)。


このブログを読んでドキッとした30歳以上の人、手遅れにならないうちに気張ってビジネスの一線にカムバックしてみて下さい!!


勿論仕事は生活費を稼ぐための手段という人にとっては上記は全く関係のない話しであり、あくまでもビジネスにおいてイニシアティブを取って働きたい、そして成功したいと思っている人だけに向けた話しです。

珍しく買い物で悩んでる。。。

そういうと多くの人に車?とか家?とか聞かれるものの、そんな大それたもののわけはない。


悩んでいるのはサーフィンのウェットスーツ。

5mmのフルスーツと呼ばれる真冬用のウェットなのだが、最近のウェットスーツは相当技術力が向上していて、動きづらくもなければ、保温性も驚くほど高いらしい。

でも10万円・・・。

思ったより高いのです。


でも冬の千葉の海は冷たく、今持っている3mmフルスーツだと11月中旬くらいまでしか耐えられない。


そこで考えるのが使う回数で金額を割ってみたときのお得感。


5mmのフルスーツを買ったとしても、最も海水の冷たい2月、3月は入らないと思うので、そう考えると12月、1月、4月の3ヶ月だけ使うことになる。

月間3回行くと仮定すると1年回で9回ほど活用。

3年間は使うとして、1回のコストは3700円。

そう考えると結構高いかも・・・。

じゃあ5年使えば、、、、

もうこうなると単なる数値遊びなので、そろそろこのあたりで決断しないと。

明後日海に行くので、そこで決断してきます。

もし買うとしたら2回払いにしよ。。。

でもかっこつけて「1回で」って言っちゃいそう(悲)。

最近人材業界関連の会社に訪問させて頂くことが多い。

当然ながらどこの会社も縮小傾向で業績はかなり厳しい状況にあることが多い。


そんな中でもいくつかの会社は気を吐いて踏ん張っていた。


では踏ん張れている会社と踏ん張れていない会社の違いは何か。


事業モデルやサービスの差別化や競争力が違うのか。そうではない。


どこの会社も事業自体は似たり寄ったりで大きな差別化はないケースがほとんど。

それでも差が出る。恐らくそれば意識の差。


こんなこと言うと感覚的だとか、論理的でない、と批判されそうだが、本当にその差が大きい。


マクロ経済は確かにひどい状態。人材業界はその市況の煽りをモロに受けている業界であるのも間違いない。しかしいくら市場規模が減少しているといっても、まだ数千億円の市場が存在しているのもこれまた事実。


そんな市場の中で、我々のようなたかだか年商5億にも満たないような会社が、マクロだ景況だと騒いでないで、数千億円の市場の1%でも獲ってこいということ。

それが本当の営業力。頭でっかちになってはいけない。

こういうときこそお客様に選んでもらえる営業になればいい。

商品がいいから、サービスが競争力がある、価格が安い、そういった合理的ではない基準でお取り引きを頂けるケースなんて沢山存在する。

そもそも企業が全てのサービスを比較して合理的な理由だけで選ぶのであれば、こんなに沢山の似たり寄ったりの差別化なきサービスや会社は存在していない。


自社のサービスや商品に強みや優位性があればあるほど、組織としての営業力は落ちやすい。

逆にコピー機やオフィスコーヒー、派遣など、差別化がほとんどない会社で売れている営業マンは本当にこういう不景気でも売れる人が多い。

それが本来の営業力ということなのだろう。


改めて、我々も差別化だ事業モデルだと言ってばかりおらず、クライアントのニーズに必至に耳を傾け、何とかしてもそのニーズにお応えする、また価値を提供する、という意識を今まで以上に強く持つことが必要。

そして1社1社の営業先、つまり局地戦での戦いにおいて1人1人の営業マンがどの競合にも負けることなく、しっかりと勝ち取ってくる、それが小規模な組織が生き残る術であろう。


中長期的には差別化もポジショニングも必要。

しかし短期は局地戦に勝つことでしかありえない。

改めて同業かつ競合となる会社さんの経営状況、経営方針をお聞きする中で、痛感させられたことでした。

1本満足急便

いきなりこう書かれてもなんだかわからないと思いますが、これはアサヒフードアンドヘルスケア社が今週から始めているキャンペーンで、芸人さんが自転車便で都内のオフィスに無料で商品(チョコバー)を届けてくれるもの。


1本満足急便キャンペーンサイト


うちの社員がどこからかこの情報を嗅ぎつけ、半信半疑で申し込みをしてみたところ、当日本当に届けに来てくれたからびっくり。


20時を過ぎたころ、弊社会議室では各チームで予算の進捗確認、目標の再設定、施策の検討などを行っていた。

そんな重々しい空気の中、「お待たせしました!」と元気な声で派手な黄色いサイクリングウェアを着た二人組「EE男」(ワタナベエンターテインメント所属)さんが登場。


「10秒程度、簡単に受け取りのシーンを撮らせてもらえればOKです」

と言われるも、ホンモノの芸人さんとお話できる機会もそうないので、急遽会議を中断し、会議室内にプチステージを用意させていただいた。

小さな会議室で十数人のスタッフが二人の登場を拍手で迎えた。


01












芸人さん  「こんばんは!この時間にこんなに多くの方に出迎えていただいたのははじめてです(笑)みなさんがんばっていらっしゃいますね!おや?机にちょっと空いたスペースがあるようなので、せっかくなのでネタをやりましょうか?」

弊社社員  「ぜひ!(笑)」


さすがプロの芸人さん。こちらの「期待」を察してくれ、快く「ネタ」を披露してくれることに。


02





山口さん(細かすぎて伝わらないモノマネ「ニューヨークJFK空港の税関」)





03





八島さん(アンガールズのモノマネ)





アットホームな生ライブは、テレビで見る以上におもしろさが伝わり大いに盛り上がりました。

というわけで、改めてこの場を借りて、夜遅く自転車で駆け付けてくださったEE男のおふたりと、アサヒフードアンドヘルスケアさんに、お礼を申し上げます。


追伸

代表取締役 堀内様へ

この事業が発展を遂げられますこと心より祈念いたします。
事業拡大で人手が必要になった際は、ぜひお気軽にお声かけください。
我々、転職サイト【green】が全力で応援いたします(笑)!

今日は久しぶりに家族と食事。
家族といっても母親と弟ですが・・・。

10月15日が母の誕生日だったこともあり、そのお祝いも兼ねて集まることに。

最近ずっと忙しい日々を送っていたので、家族とはほとんど会うこともなく、実家にいたっては世田谷にあるにも関わらず、1年のうち正月に一度行くか行かないかくらい。


こう書くと仲が悪いように思われがちですが、決して仲が悪いわけではないんですが、何故か日々仕事やらサーフィンやらを優先してしまう結果、なかなか時間が割けずに居るという感じでしょうか。


ま、母もいよいよ60歳前後(サバを読むので正確な年齢は不明)なので、少しは親孝行しないとと思いつつ。


ということで今から表参道の知り合いがやっているイタリア料理屋さんに行ってきます。

経験があるということにも良し悪しある。

経験が豊富な人ほど、自分の経験則の中から答えを探そうとしたり、自分の経験してきたことをベースに未来を予測したりする。

これは当然のことだし、これが経験者の強みであろうと思う。


一方でそれが壁となって前に進めないことも多々ある。


経験があるがゆえに、どうしても自分の限界を設定してしまいがち。


「もっとできるはず」
「どうやったらもっとやれるだろう」


と考えることが大事なのに、ついつい


「頑張ってもこのくらいだろう」
「どう考えてもここまでが限界だな」

と考えてしまいがち。


若い人の特権はゼロベースで物事を考えられること。

戦略思考の中にゼロベース思考という手法がある。
まさに従来の既成概念にとらわれることなく発想する方法。


年齢や経験を重ねれば重ねるほど、経験値、経験則でブレーキをかけがち。
勿論それによって事故や怪我を未然に防げることも多々あるが、一方で新たな可能性の芽を摘んでしまっていることもあるのではないかと思う。

私も含めて、経験が一定あると自負する人こそ、若い人達の可能性や意志を尊重し、今までにないやり方や方法を前向きに議論しておくことが重要だと思う。



以前にそういうことを学ぶ研修を受けたことがある。

アクティビティ型の研修で、積み木みたいなものを決まった形に組み立てるゲームみたいなもので、チームごとにその時間を競うというもの。

最初バラバラのパーツと完成図を渡されたときに、トレーナーから聞かれる。

「各チーム目標を設定して下さい」

各チームはおおよ40〜60秒くらいかな、といった見積もりを出すものの、なんだかその目標じゃあ面白くないと考えて、トレーナーに聞いてみた。


「過去に最も早かったチームのタイムは?」

「9秒だよ」

「え????」

まさか9秒でこれを組み立てることなんて出来るわけない。
全員が瞬間的にそう思った。
でも何度確認してもそれが記録だという。

そこから始まった試行錯誤。何度やっても20秒くらいにしかならない。
悔しくて悔しくて、必至になって考えた。

ちなみに最終的には、、、、、なんと8秒をぎりぎりきるという奇跡的な記録を樹立することができたから驚き。そのときの集中力や年齢や役職なんて関係ないくらい、熱烈にかつ必至に議論を繰り返してやれた結果。


そのときにわかったこと。

それは人の習性として、いかに経験則や既成概念が意識をコントロールしてしまっているかということ。そしてそれを越えた目標を設定し試行錯誤することでしか、他の会社と違うレベルにはたどり着けない。

上記の研修では、既に他のチームが9秒という記録を持っていたという事実があったからこそ、現実的にやれるんだと感じることができた部分も大きい。

ビジネスの世界ではなかなかそういった都合の良い先行事例があることばかりではないし、ないからこそ実現できれば勝てる。


成功している経営者の多くは、一見無茶な目標を掲げているように見えることが多い。しかしその背景には恐らく上記のような考え方があるのだろう。


強い経営者は常識や経験の壁を越える目標を自らに課す。


ユニクロの柳井社長が売上1兆円を掲げて、社長に復職したことは有名な話。
当時の玉塚社長も実力や経験があった方なのだと思うが、経験や常識の壁を越える目標を設定はできなかった、もしくはそれに対して本気でクリアしてやろうと思えなかったのではないだろうか。

自戒の念をこめて、これからはどんな壁であっても、まずは「どうやったら越えられるか」「どうやって越えてやろうか」と考えることにしようと思う。

最近、人材業界の経営者の方々と情報交換をする機会が多い。

こういう景況感の中、各社ともかなりの苦戦中。

大手はこぞってディスカウント勝負に出て、自分達の首を締めあっている状態。


では弊社は、というと人材紹介・ヘッドハンティングの領域においては、極めて小規模ゆえに信頼頂いている数少ない経営者の方とのパイプを大事にしつつ、期待以上のクオリティを維持することを徹底することで、何とか価格を下げずにやらせて頂いている。


成功報酬型求人サイトgreenについても、

「こんな中でよくディスカウントせずにやってますね」

なんていわれることが多い。


メディアサービスは一度ディスカウントしてしまうと、自らのサービスのブランド価値を下げてしまうリスクが大きい。いつの時代もぶれることなく、greenは1人採用すると70万円であり、それに見合った価値を提供していくことに徹底すべきだと考えている。


しかしそれを維持していく現場は本当に大変。

「この金額じゃ戦えない」
「安くすべきでは?」

みたいな話しは当然ながら頻繁に議題にあがる。


それでもgreengreenなりのポジショニングと提供価値を維持することに努め、価格で勝負はしていかないという信念が大事であり、そういうサービスだけが景気向上時にその波を掴めるのだと信じ、なんとかかんとか踏ん張っている・・・。


こういうときこそ他社との違い、明確な差別化が大事。
まさにポジショニング戦略の重要性を痛切に実感する。

人材業界は今まで誰でも参入して頑張れば一定の売上・利益が確保できたこともあり、差別化なき参入が相次いできた。

差別化なんて考えてないでまずはどこよりも気合入れてやれ、みたいな経営スタイルの企業が沢山あったし、私自身も業界の諸先輩経営者の方からそういったアドバイスを頂いたことも多々ある。

勿論業界や市場が右肩上がりのときは勿論それでいい。

しかしこうなってみると、それが命取りになる。

経営は常に一歩先の起こりうる未来を見据えていないといけない、改めてそう思う今日この頃。


とはいえうちの差別化もまだまだ中途半端。
ゆえに苦労が耐えない・・・。


この言葉は経営者として本当に耳が痛い。

昔からよく言われがちなこと。

顧客への価値提供や本質や意義を追求しすぎることで、金儲けが後手に回りやすい。


個人的には本質的な価値を提供しさえすれば、売上や利益は後からついてくる、そう考えてやっている。

とはいっても株式会社である以上、資金をちゃんとまわしていくキャッシュフローを稼いでいく必要があるのは言うまでもない。


本質的な価値提供なくして継続はないという持論は変えるつもりはない。

一方でキャッシュフローが黒字化していなければ、これまた継続はできない。


こういう景気になって改めて稼ぐということの意識を高めつつも、そこに傾倒しすぎて全社的に本質的な価値提供を怠らないよう、顧客としっかりと対峙していくことを意識してやっていくことが重要だと考える。


金儲けの上手な社長といわれたいわけではないが、もう少し上手にはなりたい。。
頑張ってくれている社員のためにも。。。

最近、今まで以上に経営的かつ組織的な相談を頂くことが多い。

こういうご時勢だからこそ、どこも試行錯誤しているのだろう。


弊社も人材業界が主戦場ということもあり、この景況には相当な影響を受けているし、かなり試行錯誤を繰り返しているので、あまり偉そうなことをいえる立場でもないんだけど・・・。


ただ前職もベンチャー企業で、当時60人くらいのときに入社してからというもの、IPOや子会社の立ち上げ、100人を越える組織のマネジメントなど、非常に濃厚な経験させてもらった。その後現在の会社を立ち上げ、様々な事業に挑戦したり、資金調達などについても相当いろんなことを学びつつ経験してきた。

勿論過去を振り返れば失敗したことや、もっとうまくやれたと思うことも多々ある。

ゆえにこれからそういうフェーズを迎えるベンチャー企業や若い経営者の方々には伝えられることは多少なりあるとは思っている。


いろんなご相談を受けていると、「ああやっぱりみんな同じ落とし穴に陥るんだな」とか「そうそうこのくらいの規模になるとこういう組織的な問題が勃発するんだよね」といったように、私自身が経験してきたことと同じ壁にぶつかっているケースが多い。そういうときはお伝えできることが多々ある。


そういうベンチャー経験をご評価頂いてか、ちょっと前までは社外取締役や顧問などへの就任依頼を頂くことも多かった。ただ当時の私は自分の会社の経営だけで精一杯だったことがあり、全て丁重にお断りしてきた。


一方、最近になってそういう経営相談が増えてきていることもあり、私程度の経験や知見でも価値を感じて頂ける会社さんがあるのであれば、非常勤役員や顧問など、何らかの形で継続したサポートをさせて頂くこともありかなと思うようになってきた。


私にとっても日常から視点を切り替える良い機会になるし、またそういう立場になってみて初めて気付くことや学べることもあるような気がしている。

たまに10社くらいの社外取締役に名を連ねている人をお見かけするが、それはそれでどうなんだろう、、、。

個人的には非常勤の社外取締役といえども、ちゃんと価値提供できる範囲でお手伝いをさせていただけるくらいしかお受けできないとは思うが。。。

ブログにこんなこと書いてると株主から怒られそうだが。

最近の若者は、、、なんていうと、完全にオッサンになってしまったようで悲しいが、今日はちょっとうちの会社の若者に物申したい。


朝から元気がなさすぎる!


朝一でオフィスに入ってくるときくらい、元気にしゃきっと挨拶をしろと言いたい。


弊社は新入社員でもベテラン社員でも、ビジネス上はほとんどフラットにやりとりをしているし、一人ひとりに責任と裁量と権限が委譲されている特殊な組織。

全員が経営的視点を持ち、全員が全体最適を最優先して判断・行動をするという性善説に基づいて会社が運営されている。

その風土が悪しき方向に働いてしまうと、何かできてないことや駄目なことがあっても誰も叱ろうとしない馴れ合いの組織になってしまう。トップダウンのマネジメントは、まさに管理職の人が後輩や部下の教育・育成というミッションを持っているため、細部に目を光らせて叱咤激励をするのでそういうことはない。

フラットで自由な組織がゆえに、各自が自覚と責任感を持たないとならない。
自分を律する強く健全な精神が求められる。


ゆえに弊社の若手はあまり叱られたり、厳しくモノを言われることが少ない。
このままだとストレス耐性も低くなってしまうし、忍耐ということができなくなってしまうのではないかと思う。

まさに今はやりのゆとり教育のビジネス版ともいえる現象がおきている。


ベンチャー企業で活躍する若手はどこにおいても一定そういう傾向があるように思う。

改めて言いたいのは、会社とは組織・チームという集団行動の場。

組織・チームで集団行動する以上は、周囲への配慮やコミュニケーションなどが非常に重要視される。引きこもって一人で作業する個人事業主ならまだしも、仲間と共に活動する場であるオフィスに足を踏み入れる以上は、仲間に対して今日も一緒に頑張ろうという気持ちをこめて、元気に挨拶することくらいは当たり前の礼儀だと思う。


勿論、年輩者も全く同じ。

誰でもできることなら楽しく働きたいと思っているはず。
特に弊社の社員はそういう感覚が人一倍強い人達が集まっている。

そのためには一人ひとりが楽しく働くための努力をしないといけない。
元気に挨拶することはその基本中の基本。

ノウハウ本やテクニック本ばかり読んで頭でっかちになるのではなく、是非ともこういった本↓も読んでもらいたいもの。

フィッシュ!―鮮度100%ぴちぴちオフィスのつくり方




たまたま今日のブログだけ読んだ方は、さぞアナログかつ古いタイプの経営者だと思われたはず。それはそれでちょっと残念・・・。


私自身あまりベタな上下関係を好むタイプでもないし、年輩者だから偉いとも全く思っていないが、チームで働く上での礼儀くらいは理解しておくことが大事だと思っているだけの話し。

仕事するのにネクタイしたりスーツを着たりする必要性・合理性なんて全く感じないし、そんなことにこだわるつもりもないが、友人の結婚式に出るときにはちゃんとした身だしなみで行ける常識人でありたい。

最近の結婚式では濃いブルーのシャツを着ていたり、カジュアルでだらしない格好をしているような人もいるが、そういう若者は全く格好いいとは思わない。
ちゃんと理解し常識のある中で、人と違うことを嗜好するのはいいと思うが、そもそも従来の常識やマナーを理解していない時点でダサい。


なんか言いたいこととちょっと違う気もするが、まあそんな感覚です。


ところでうちの社員ってこのブログ読んでくれてるのかな・・・。
読んでなければそもそも意味ないし。

明日以降あまり改善されなければメールで送りなおそう・・・。

最近ポジショニングの重要性を痛感する。

マーケティングの本を何冊か読めば読むほどに、ポジショニングの重要性に対する理解が深まってきた。


マーケティング脳 VS マネジメント脳』という本でも右脳型と左脳型の違いについて面白い内容が書かれていたので、左脳よりの経営者の方は読んでみるといいかも。

結構反省すること多しです・・・(悲)。


話しはポジショニングに戻るが、この本にも書いてあるが、やはりポジショニングが本当に大事。どうしてもリスクヘッジをしたり、欲張ったりすることによって、ポジショニングが曖昧になりがちで、そうなることで従来のポジショニングさえも失ってしまうというのは本当にその通りなのだろう。


ポジショニングを考える上で重要なのは、意味のあるカテゴリーを作り出すこと。
そしてそのカテゴリーの中でのマインドシェアを獲得する。
それがポジショニング戦略において最も大事な考え方。

良く例に出されるのがレッドブルというエネルギードリンク。

レッドブルはソフトドリンクというカテゴリーの中に、エネルギードリンクというカテゴリーを作り出し、そこの中でシェアを獲得することに成功した。
その後数年して、コカ・コーラを筆頭にエネルギードリンクに参入したものの、既にそのカテゴリーではレッドブルが一人勝ちとなっていて、無残な結果に終わったという話し。

まさに

●●なら△△

といわれるカテゴリー&マインドシェア(認知)をされることが大事。


独自の切り口で意義のあるカテゴリーを創造すること、そしてベンチャー企業であればあるほど、その切り口はニッチであることが成功のポイントになりそう。

化粧品なんかも差別化が難しいが、打ち出しで明確なポジショニングは実現できる。

例えばプロアクティブなんかは、「ニキビが気になる人のための基礎化粧品」として明確なポジショニングを獲得することで成功している。

ついニキビが気にならない人にも使って欲しい、という欲が出ることで、こういう限定的な打ち出しができずに中庸なブランドになってしまい、失敗している商品は沢山あるだろう。


そこまで言っておいて弊社のサービスはどうなのか?


弊社のサービスgreenは、成功報酬型求人サイトという新しいカテゴリーを作り出し、そのカテゴリーでNo1を目指すという戦略をとってきた。


ただちょっとばかり誤算だったのは成功報酬型求人サイトというカテゴリーは、どういう企業のどういうニーズに応えるサービスなのかという点が不明確かつ曖昧だったこと。さらにはターゲットを欲張って広く設定しすぎたことで、マインドシェアを獲得しきる前に、競合の参入を許してしまったことだと思われる。

そのせいで日々の試行錯誤が耐えない・・・。自業自得か・・・。


ま、こういう一つ一つの実務経験の中で、知識が知恵に変わり、経験となって積みあがっていくのだから、仕方ないとしよう。


さて貴社のサービス・商品は明確なポジショニングが取れているでしょうか?

人と人との関係において、持ちつ持たれつという言葉がある。

英語でいえば、give and take

これらは人と人との付き合いや関係性において、一方的な依存は成り立たないということを言っているのだと思う。

私自身、立場上いろんな依頼や相談を受けることも多いし、逆にお願いしたり、相談したりさせてもらうこともよくある。


そんなときに大事にすることは、give and take ということ。

友人から何かをお願いされたときには、自分が役に立てるようならできる限りのことをしてあげようと思う。このときは見返りを求めているわけでは勿論ない。

逆にそういう友人は私が何かをお願いしたいときに、必ず力を貸してくれる。

それを自然とできる、そんな人付き合いが本当の良い関係なんだと思う。


一方で人付き合いの中で間違ってもしてはいけないこと。
それは一方的に頼ったり、依存したりすること。

人の優しさや親切に甘えて、それを自分のために利用するだけの人が沢山いる。

そういう人には絶対に信頼できる人脈は形成できない。


私自身も甘えっぱなしの人達がいる。
特に前職の経営陣の方々には甘えっぱなし・・・。

ただ時間がかかっても必ず恩返しはしようと思っている。
勿論もし彼らから何か依頼があれば、いつでもできうる限りのことはしたい。

特に男同士の間においては、そういう仁義というか、義理というか、そういうことを軽視すべきではないと考えている。


最近いろんな方々にお願いすることや、いろんな方々からお願いされることが多く、
こんなことを考えつつ、信頼できる友人が沢山いることに感謝して日々を過ごしています♪

現在弊社では全社のVisionを再策定している。

今までは創業以来

人と組織を元気にする

というビジョンと、

全ての社員が誇りを持てる組織を目指す

という経営理念を掲げてここまでやってきた。


しかしこれらは私ならびに創業メンバーが考えたビジョン・理念であり、必ずしも現状において最適な内容だとは私自身思えていない。


今回、第二創業期として新しい期を迎えるにあたって、あえてビジョンを再度策定しなおすことから始めることにした。


こんな景況感の中、売上を上げること、利益を確保すること、が急務であり、ビジョンなんて言ってる場合じゃないという意見があるのは当然。


しかしビジョンの存在が経営判断のベースとなることさえある以上、ビジョンの存在なくして経営は成り立たないと考えている。

多くの経営者は、ビジョンなんてかっこよかったり、壮大でありさえすれば、それで
いいと思っているだろう。私自身昔からビジョンは重要だとは思っていたものの、壮大かつ曖昧で、何かの足かせにならないことが大事くらいに思っていた。


それが今では私自身、ビジョンは組織にとって非常に重要だと感じる。

勿論組織が成長したり、環境が変わっていくことで、ビジョン自体も変わっていくべきものだとは思うが、一定の期間、組織の向かうべき方向性や目指すべきイメージを共有する存在として非常に価値がある。


例えば以下の質問を考えてみてもらいたい。


Q,富士山に登山をしている途中に分岐点があった。貴方なら以下のどちらを選ぶ?
  A  危険で急勾配だが頂上までは最短のルート
  B  なだらかで安全だが回り道になっているルート


この質問、正解なんて勿論存在しない。
では同じ頂上を目指す組織としてどちらのルートを選ぶのか。

これは目指しているビジョンに基づく判断をするのが正しいのだろう。より正しく言うとすれば、ビジョンならびに行動指針・価値基準・理念などに照らし合わせて判断をすべき、というのが適切な言い方かもしれない。

つまりとにかく最速で登頂することをビジョンとしている組織か、とにかく誰一人欠くことなく全員で登頂することをビジョンとしている組織か、それによっても大きく異なる。


ビジョンや理念が経営において重要だというのはまさにこういうこと。
弊社のようにフラットな組織であれば尚その存在の重要度は高い。

お恥ずかしながら、今まで掲げてきたビジョンや理念は、そういう意味では十分ではなかったと思う。


今回、第二創業と位置づけたこのタイミングで、改めてI&Gパートナーズとしてここから何を目指していくのか、どういう会社にしていきたいか、しっかりと明文化していきたい。

昨日から第7期がいよいよ始まった。

早くも7年目。短かったのか、長かったのか、正直良くわからない。

設立から最初の4年間くらいはがむしゃらに働いた。

そして毎日のように深夜から仲間達と酒を酌み交わしながらビジョンについて、戦略について、語り合った。勿論毎日寝不足・・・。

でもそんなベンチャー企業ならではの働き方に心地よさややりがいを感じていた。


一方でここ2年くらい、組織が大きくなってきてからは良くも悪くも会社らしくなってきた。

会社では頑張って仕事をして、終わり次第できるだけ早く帰る、そんなワーキングスタイルがごくごく当たり前になっていった。いい悪いは別として。

その背景には家族を持つ社員が増えたことや、社員の年齢が上がったことで体力的にも昔のような無理が利かなくなってきたことなどがある。

私自身も体力的にはだいぶ衰えたかも・・・。


しかしこの景況感で改めて経営者として強い緊張感を持って、会社・事業をしっかりと立て直すべく必至に動き回るようになり、毎日のように深夜まで仲間とともに議論し、遅くまで会社にいることが増えた。週末も平日できないMTGをやったり。

日々の生活の中心が完全にビジネスになり、それ以外のことは全て劣後。
さすがに体力的には多少しんどいと感じることもある。

でもなぜかそんな今の働き方に対して、妙な懐かしさや心地良さを感じる。

感覚的には創業期のころに戻ったようなワクワク感やエキサイティング感。

「今こそ俺がやるしかない。いっちょやったる!」みたいな妙なテンション(笑)。

なんでいきなりそんな感覚になったのか。


それは、やはり一緒に働く社員達が本当に一つの方向に一致団結して全力で邁進しているということを、心から実感できるようになったことが大きい。

今までも忙しかったには忙しかったものの、どこかで一致団結感を感じられてなかったり、セクションごとに見えない意識の垣根があったり、私と社員のコミュニケーションも薄れていたり。。。


そんなタイミングでこの経済危機に直面し、改めて戦略、組織、ビジョン、ルール、全てをゼロベースで考えなおすきっかけとなった。

こんなときだからこそ完全に開き直って、今までの課題や不満の全てをさらけ出し、新生I&Gパートナーズとして生まれ変わるべく、全社戦略合宿を決行し、9月は週末も使って幾度となく本質的なことについて話し合った。


その結果として今がある。

今はまさに完全にみんなが同じ価値感を持ち、同じ目標を追いかけているということを肌感覚で感じることができる。

そんな雰囲気が、創業期と同じようなワクワク感、エキサイティング感につながっているのだろう。

社員が一致団結していると実感できる組織、そういう組織で働けることはやっぱり誇らしいし、なんだか自分もみんなの期待にもっと応えようと頑張れるから不思議なもの。


勿論自分の背負う責任の重さには高い緊張感も持ちつつも、改めて夢中になれる仕事に携われていること自体、本当に恵まれているなと感じる今日この頃。


仕事に夢中になれるって最高!


と、自分が根っからのベンチャー人材であることを改めて自覚するとともに、苦しい景況の中でも一緒に頑張ってくれる仲間達に心から感謝。


今期はまさに第二創業期。

ここから一気に飛躍すべし!!

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