麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2010年04月

今日は咳喘息による咳が激しいため自宅にて勤務中。

普段見ることのないワイドショーなどをバックミュージック的に流していたら、小沢氏の起訴相当について相当念入りに特集が組まれていた。

今日の日経新聞の1面もだが、何だかいろんな意味で違和感を感じた。


まず政治と金の問題とひとくくりで取り上げられているが、実際にどれほどの犯罪を犯したのか、みんなちゃんと理解しているのだろうか。

少なくとも私は土地購入資金をめぐって小沢氏の資金管理団体である陸山会の資料に虚偽の記載があったくらいしか理解していない。

小沢氏クラスの政治家にとって今更金銭欲が高いとも思えないし、お金が必要なら他の方法がいくらでもあるはずではないだろうか。


現在の日本において、米国との関係性や経済の停滞などの大きな問題と比べれば、正直どうでもいいと思う。


ワイドショーの女性ゲストも声を荒げて、国民感情が許さないとか、黒に限りなく近いグレーだとか騒いでいるが、本当にそう思っている人がどのくらいいるのだろうか。どっちかというとメディアによる風評コントロールの影響が大きいような印象を受ける。

事実twitter上ではほとんど話題にも上っていない。

そんなことよりも孫さんが講演していたような、日本経済をどう立て直していくのかという未来戦略にもっとフォーカスしていく必要がある。


選挙直前、普天間の問題決着直前、というこの時期にこういうメディアからの一斉報道ということを考えると、いろんな権力が背景で動いていると考える方が自然な気がするのは私だけだろうか。


なお私は決して小沢さんも好きではないので誤解なく(笑)。


孫さんあたりが首相になってくれたらいいなーと願う一国民にすぎません。

ずっと以前より付き合いで入っていた生命保険を見直す機会をうかがっていたのだが、今回ネットライフ生命の岩瀬さんの著書「生命保険のカラクリ」を読ませて頂き、改めて自分が生命保険に対してどれだけ無知だったことを思い知らされた。


というか恐らくほとんどの人が生命保険を正しく認識していないだろう。
決して言い訳ではなく、それほどに複雑な商品になってしまっている。


その内容については同書を読んで頂ければ良いのだが、ポイントは、

?保障と貯蓄という2つの提供価値が混在した商品であること

?現在は低金利時代であるということ

の2点だと思われる。


私自身は基本的には、


付き合い > 貯蓄 > 保障


という目的で加入したつもりでいたが、この場合は貯蓄は貯蓄、保障は保障と分けて考えた方が実はメリットが大きい。

つまり貯蓄を目的とするなら、生命保険以上に利回りの良い金融商品や手法は存在するし、保障ということでいえば、ネットライフ生命のようにコスト構造上、圧倒的に安く提供できる保険会社の保険に入ればいい。


しかし保険という商品があまりに複雑ゆえに、どうしても人を介さないと理解ができない、さらには人を介しても実はあまり理解できていないために、営業次第ということになってしまう。

日本の保険加入率の高さや金額は、先進国の中でも群を抜いているという。

そもそもの金融や投資といったことに関する教育が遅れている結果、知識がなさすぎるということが、そもそもの背景にはあるのかもしれない。

とにもかくにも、今だ独身の私としては保障といっても特に残す相手も母親くらいしかいないし(事実、今の受取人は母親だし・・・)、貯蓄だけなら他の方法を考えられる。医療保険だとしても、病気になったら保険でなくてもお金を貸してもらえる人もいるし、会社から借りることもできる。

そう考えると保険に加入する必要がどのくらいあるのか、ということに気づく。

恐らく生命保険のメインの目的としては、家族を持つ大黒柱である人が、何かあったときに、残された家族が路頭に迷わないために加入するという目的が大きいのかもしれない。まさに共済の原点ともいえる目的。

であれば私自身は全て解約すべきか。

難しいのは既に入ってしまっているということ。

将来的に家族を持ったときに再度加入するようであれば、今のものを一度払いを止めて現状維持として、家族が出来たら再度見直すというのがいいのかも。

しかしこの本を読むと、保険のカラクリが本当に良くわかる。

岩瀬さんがこの本を書いたことによって、老舗保険会社の人達から嫌がらせを受けないのかが気になるところだが。。。












弊社の運営する成功報酬型求人サイトgreenの掲載企業で、実質採用したにも関わらず申告しない企業がまた数社発見されました。


申告しないだけならまだマシな方です。


うち半数は我々が気付いた時点で指摘をさせて頂くと、知ってたのか知らずか、すぐに振り込んで頂けます。その一部は明らかに意図的ではあるのですが、気付かれなければラッキーくらいに思っていたのでしょう。

そういうのは大概バレるものです。

それらの会社には遅延利息金を付けて回収させて頂いています。

そこまではまあ想定の範囲内です。


ただ中にはもっと悪質な会社が存在しています。
採用した本人にまで口止めをしていたりしていたりする企業まであります。
これらの企業への対処は今後検討していく必要があります。


しかしそれよりさらに悪質な会社があります。

それはどれだけ証拠とともに事実を突き付けても、払おうとしない会社。
それどころか、あろうことか弁護士を立てて戦ってくる会社まであります。


っていうか自分達が契約書に捺印して使ったサービスであり、その対価を得ているのに、どういう心理でそういう行動に出れるのか正直わかりません。

あまりに非常識であり、腹立たしいを通り越して驚きます。

定食屋でご飯を食べ逃げしておきながら、捕まえて払えと言ったら、食べてないとか、虫が入っていたから払う義務はない、と言い張っているようなものです。

しかも弊社のサービスは、定食屋でのご飯を食べる個人とは異なり、株式会社同士の社印を押した契約書をベースとした正式な取引に基づくものです。


担当者レベルで、魔が差した、ということであれば、二百歩譲ってまだ理解できなくもありません。まあそれでも「あんた社会人でしょ」と言いたいところではありますが・・・。


それよりも驚くのは、経営者に連絡して事の経緯を説明しても、経営者自身がしらばっくれたり、逆切れするケースがあることです。

これには正直空いた口が塞がりません。


親の顔が見たい、という言葉がありますが、経営者は会社の総責任者であり、社員にとっては親も同然の存在です。

そんな経営者が、非常識かつ不誠実な人物だとしたら、遅かれ早かれその会社は潰れると思いますし、そこで働く社員も極めて不幸です。

プライドはないのか、と言いたいです。

そういう会社に対しては我々も徹底的に抗戦していきます。

私も一経営者として経済合理性も重要視しますが、本件だけは正直者である多くの企業様が馬鹿を見るサービスにしないためにも、徹底的に争う覚悟でいます。


本来であればこの場でこういう悪質な会社の社名と社長の氏名を全て公開したいくらいです。


この会社と取引をしている会社やこれからする会社も、またこの会社への入社を検討する人にも、本音としては教えてあげたいところです。
(係争中だったりするのでできないのですが・・・)

さらにそういう社長に限って自社のホームページでは笑顔でVisionや顧客志向を熱く語っていたりして、こうなってくると本当にどういう神経しているのかわかりません。

という、やり場のない怒りをブログで発散させてもらいました。

ちょっとすっきりしました(笑)。

仕事柄、経営者や人事の方から人事評価制度について聞かれることが多い。

そういうときの代表的なやりとり。


「御社では人事評価制度ってどういうものを使っているんですか?」

「いや、今は制度は特に何もなくて、私ともう1名の役員で決めてます」

「え?そんなんで社員から不満出ないんですか?」

「今のところは・・・」


そう、現状は弊社では人事評価制度が存在していない。
というのも20人程度しかいないということが前提にある。

さらに私ともう1名の役員が毎日フルに現場を見ていることもあり、全社員何を担ってくれていて、どういう仕事ぶりなのか、おおよそわかっているということもある。

こういうときは変に制度に依存するよりも、フリーハンドで評価する方が会社として評価すべき人を評価することが出来る。そこには恣意性が入らないのかどうかという質問も良く頂くが、実は恣意性は入ってしまう。

しかし20人程度のアーリーステージの会社において、経営陣の恣意性を排除した人事評価制度なんて存在しないし、そんなものはワークしないと考える。


では評価制度はいらないのか。

そうではない。評価制度は実は極めて重要なもの。
あくまでも企業のフェーズによるというだけのこと。

経営陣が全社員の仕事ぶりや職務を把握しきれなくなったら、もう少し正確に言うと、社員が「経営陣は自分の仕事ぷりをわかってくれていない」と思うようになったら、評価制度が必要となる。

つまり評価制度は経営陣と社員間の評価における信頼関係の距離感に応じて必要になってくる。

100%に近い信頼関係や現状共有がされているときは、ほとんど必要ない。
経営者としてどういう人が会社にとって重要な人で評価をする人かというメッセージだけを明確にしておけばそれでいい。

しかし50%しか信頼関係や現状共有がされていないときは、もう50%を制度で補完
する必要が出てくる。

というと次の質問は、それでは50%を補完する評価制度はどういうものがいいのか、ということになるのだろう。

しかしこれは実は答えはない。というか経営陣や会社の目指す組織像や事業構造、採用している社員の価値観や志向によってベストが異なる。だから難しい。

よくある失敗例として、大企業で人事制度構築を経験してきたベテラン人事が、ベンチャー企業に鳴り物入りで就任し、すぐに自分の経験してきた制度を導入しようとして会社を人事から崩壊させてしまうことがある。

これ実はめちゃくちゃ多い。
知ってる制度をあてはめるなんていうのは最悪。
ベーシックなパターンはいろいろとあるので参考にすればいいが、基本的にはちゃんと経営陣と価値観を共有できていて、自社や社員について理解のある人がオリジナルで考えるべきだと思う。

そして大事なのは制度の出来の良さ悪さよりも、徹底した運営を実行すること。
それが実は結構難しいのだが・・・。


ちなみに私が将来的に自社にとってベストだと思っている評価制度は、完全なるオリジナル評価制度で、カンパニーごとなどがパフォーマンスによって給与分配金を受け取り、それをチームごとのルールや360度評価などによって分配されるような制度。

ある程度の組織規模になってくると、私の納得感や恣意よりも、社員同士の納得感ややったらやった分だけ跳ね返ってくるという実感が大事。

そして年齢に関係なく、実力主義で決まっていく制度であり続けたい。

そのためには年を重ねれば重ねるほど、若い人以上に知恵を絞り、頑張らないと、少なくとも体力や気合いでは勝ち目が薄くなるのだから(笑)。

今は35〜40人を越えそうなタイミングで簡易な人事評価制度の導入を考えている。そのときになったらまた共有させてもらいます。

















知人の女性が起業しました。

結婚した今もCAとして空を飛び、なおかつ起業もしてしまうパワフルな女性。

そんなこと言うと気が強くて体が大きいがっちり女性を想像させちゃうかもしれませんが、非常にチャーミングでスレンダーな美人社長です。ちなみに残念ながら既婚者です(笑)。


結婚式やパーティーに出席する際のドレスやシューズなどのレンタル事業です。

もしニーズがある女性は是非使ってあげて下さい。


ドレスティーナ


こういうビジネスを思いつく女性が多いのは、やはり誰もがパーティーへのドレスには頭を悩ましているということなのでしょうね。私の周りでもそういう声を沢山聞きますし。

でも前からこういうサービスはいくつもある。

でも悩んでいる人は後を絶たないし、そういうサービスを積極的に活用はしていないような気がする。何で悩んでいるしニーズがあるのに、既存サービスでは満足しないのか。

ここにビジネスチャンスがありそうです。



複数のパーティードレスを自前で用意するのはコストがかかりすぎる。
 ↓
でも友達などの手前、毎回違うドレスで行きたい。
 ↓
一式貸してくれたり、友達と共有できたらいいのに。
 ↓
検索したらレンタルドレスのサービスは沢山あった。
 ↓
まあ今回は安めのドレスを買おう。
もしくは
仕方ない前回と同じで我慢しよう。


この最後のところで、じゃあこのサービスを使おう、ともっていけるか。

既存サービスは何が足りないのか。

いくつか理由があると思います。

ここから先は女性の方が詳しそうですね。
すぐに答えは見つかると思います。


しかし世の中の男性もこのくらいの意欲とパワーを持ってもらいたいもの。

最近私のところに相談に来る人もほとんどが女性。
昔は若い男性ばかりだったのに、最近は30代の女性がほとんど。

本当に女性の方が強い時代だということを実感します。







ビジネスパーソンとして成長し続けるために重要な要素がある。

勿論沢山あると思うが、その代表的な一つとして知識欲や探究心みたいなものがあるように思う。

仕事をしていると日々「なんでだろう」「どういう意味だろう」「よくわからない」などなど知らないことに沢山出会う。

私自身も未だに毎日のようにいろいろな未知のことに出会う。


ここで心がけていることは、知らないままにしないこと。

例えばtwitterが流行っていると聞けば、twitterを使ってみて、書籍を読んで、自分なりにtwitterが腹落ちするまで探究していく。

また保険を見直そうと思えば、単に誰かに聞いて「へー」と鵜呑みにすることなく、生命保険のカラクリというネットライフ生命副社長岩瀬大輔さんの話題の書を購入し読む。

プログラミングなど技術に関しても、できるだけ詳しくなりたいと思うかどうか。


勿論沢山未知のことがあるため、その全ては出来ない以上、必要性や興味の度合いに合わせて優先順位を付けてやっていくしかない。

ただやはり知らないことや、わからないことをそのままにせずに、調べたり、勉強したりする人は成長する。

マネジメントを担う立場になったら、マネジメントってどういうものなんだろうということを必死に考え、本から吸収し、先輩から吸収し、Webから吸収し、実践で試行錯誤するということが大事。

別になんとなくやれてるからいいや、というレベルで満足しないこと。
それが探究心であり成長意欲であり知識欲。

ビジネスにおいてはそういう意欲がある人は必ず伸びていく。

なんにでも興味を持つこと。
知らないことを知りたいと思うこと。
そしてそのレベルが高ければ高いほどいい。

そうやって社会人として10年、15年が経過すると、その当時は直接的に仕事には関係なかった知識や情報も、全てが複雑に絡み合い、自分のキャリアや武器となっていることに気付くはず。

何歳になっても知ること、学ぶこと、に興味を持つことが成長の糧です。

今日は、今から弊社の大口お取引先であり、ビジネスパートナーでもある楽天様からのご好意により、大勢の社員ともども東京ドームでの楽天vsロッテの試合観戦に行ってきます。

でも東京ドームでなぜ楽天VSロッテ??

東京ドームと聞いてさっきまで普通に日ハムとやるものだとばかり思っていたのですが、よくよく聞いたらロッテだと。。。そういうこともあるんですね。

野球観戦は昨年の8月に熱血広島ファンの社員に連れられて神宮に行ったとき以来です。

日頃は深夜まで仕事していたり、会食していたり、社員と飲んでたりと、なかなか早い時間から野球観戦できる余裕がないものの、せっかく頂いた機会なのでみんなで楽しんでくることにしました。


楽天野球団の島田社長も前職でご一緒していたこともあり、個人的には楽天に勝ってもらいたいところです。

ただできれば監督はノムさんが良かったなー。

まあとりあえず楽しんできます。

今日はゆるゆるのブログですみません。
ちょっと早めに会社を出ることもあり、ドタバタしていて手抜いちゃいました。

最近いろんな場面で交渉をしないといけないケースが多い。

そんなことから、ふと交渉の方法論や戦術について考えてみた。


交渉と言うと一般的には交渉に勝つとか負けるという発想を持つのではないだろうか。

この発想は、片方が勝てば、片方は負けだという認識からきているのだと思うが、実際の交渉の場面ではこの発想自体が大きな失敗につながるから注意が必要である。

Wikipediaによれば、交渉とは、

交渉は利害関係が生じている中で得るために行われる対話、議論、取引である。その目標は相互が受け入れることができる諸条件を導き出し、それに合意することである。したがって基本的に交渉はお互いに利得が得られるウィン・ウィン(win-win)の関係となるはずであり、利害が不一致となればその交渉は失敗となる。

ということらしい。

勿論ゼロ交渉と言われるような全体の利益が限定的で、その利益を分け合うような交渉もあるため、一概に両者の利益が対立しないわけではないが、基本的にはウィンウィンとなる着地点を見出すことが交渉の唯一最大の目的である。

その方法論はまた別の機会にするとして、多くの会社とお付き合いをする中で、交渉の意味を取り違えている会社が多々見受けられる。


我々のようなエージェントはともすると業者として見られることもなくはない。
そうなってくるとFEEの交渉も含めて、やりとりの中で高圧的な交渉を強いられることもしばしばある。

FEEが安くなれば嬉しいのはどの会社でも同じであり、交渉されること自体は当たり前だと思っているが、その交渉の仕方に会社としての風土や考え方、価値観などがモロに出る。

とにかくまけさせれば勝ちだと思って、高圧的な態度で交渉してくる人が多いが、そういう会社とは一切取引はすべきではないと思っているし、そういう会社を転職者に強く推すこともできない。


会社組織として社会で生きていく以上、あらゆる人に配慮していく必要がある。あるときはライバルであったり、下請けだったりしても、あるときに顧客になったり、発注元になったりすることは良くある話。


以前にとある会社を転職者の方にご紹介した際にこんな話を聞いたことある。

「前職で取引をしていたことがあって良く知っている会社なんだが、取引の仕方や交渉があまりにも利己的かつ一方的だったこともあり、自分としてはそういう会社で働くことにプライドが持てない」


やはり一事が万事であり、社会の中で生きていく以上、全ては自分や自社に跳ね返ってくるということを理解する必要がある。

弊社の行動指針(バージョン1)でもあったが、全ての行動にプライドを持たないといけないなと改めて感じる次第。

交渉術は社風がモロに出やすい。

レベルの高い真の交渉術とは、自身のおかれた立場を利用して高圧的かつ自分に優位な条件を引き出すことではなく、両社の目的を理解し合い、両社の目指す方向の中で交わるところをディスカッションの中で見出すことである。

こういう交渉が出来ている会社や個人は、恐らく交渉成立後も継続して信頼関係が保てるし、さらには信頼関係が深まることも多いにある。

弊社もかなりいろんな会社と好条件でパートナーシップを組ませて頂いているが、どの会社に対しても恩を仇で返すようなことはしていないつもりであり、先方にも別の形でメリットを提供したりという、ウィンウィンの関係を常に意識いしている。

それこそが我々の大事にしている価値観でありプライドだと思っている。

とはいえたまに無茶なお願いをしていることもあるが・・・。

大事なのは自分が強い立場だとしても高圧的かつ一方的な利益を得るような着地点となる交渉は長期的に自分達の首を絞めるということ。

では戦略的な交渉とはどうやって実現するのか、その手法や考え方については、またの機会に書くこととします。

今年のGWはカレンダーが良いと言われる。

確かに30(金)を休めば7連休。6(木)、7(金)も休めば11連休。

11日も休んだら社会復帰できなくなりそうだけど(笑)。


うちみたいに日頃からハードワークが続いている社員にとっては、こういうときくらいしかまとまって休みを取れないから、そういう意味では嬉しいはず。

ただ一方で経営者という視点から見ると、

GWのカレンダーが良い≒営業日数が少なくなる

という懸念の方が真っ先に浮かんでくる。


正直弊社のような法人向けビジネスは営業日数がもろに影響しやすいし。

順当に考えても受注は例月の3/4くらいに落ち込んでもおかしくない。

とはいえかかるコストは例月通りだから困りもの。

経営者になって早8年が経過したけど、毎年連休は嬉し、悲し、半分半分です。。

しかし毎年ながらGWは混むし高いし、どこにも行く気しないなー。

昨日は知人が起業したので、そのオフィスにお邪魔してきた。

まだ2名だけでサービスも開始していない状態。

ここでは詳細は伝えられないものの、ビジネスモデルは至ってシンプルだが、感覚値としては商売としては結構面白いかなと思った。

オフィスもまだガラガラで何もかもがこれからという状況。

そんな状況を見てシンプルに楽しそうだなぁと思った自分がいた。


弊社もベンチャー企業といえど創業から6年以上が経過していることもあり、良くも悪くも創業時のワクワク感やドキドキ感とは多少違うフェーズにあると決めつけてしまっていたような気がする。

でもやはりベンチャー企業である以上、創業期のような熱気や想いは持ち続けるべきだし、そうじゃないと楽しくない。


正直弊社も全然そうできていないことを経営者として深く反省。

それを維持し続けるためには、経営者が常に未来を熱く語ること、また仲間同士で未来を語り合う場を意識的に設けていくことが重要なのだろう。


起業時はオペレーション業務よりも、サービスを企画したり、戦略を考えたりする時間が多く、創業メンバー間でのコミュニケーションも濃いために、熱気や想いを維持させやすい。

それが業務過多になったり、壁にぶつかって足元がおぼつかなくなったりするにつけ、ついつい未来を語るよりも現実足元の話ばかりに終始してしまう。

ベンチャー企業である以上、その冒険の先にどんな未来が待っているのか、どんな展望が待っているのかをもっともっと議論したり、共有したりする場を、意識して設けていくくらいじゃないといかんのかもしれない。

熱気や活気、熱い想いなくして、何のためにアドベンチャーしてるんだっていう感じだし。。。

昨日の起業仲間を見ていたらそんなことを感じた。

いつになっても日々勉強です。

ついさきほど、Twitterのタイムラインで面白いコメントがあった。

私の前職時代の上司のアカウントに関する話題で、その上司のフォロワーのほとんどが前職の卒業生ばかりだという。

これについては良くわかる気がする。

私の周りでも使っている人と使っていない人は明確に分かれる。
しかもある一定規則的に。


あまり使わない人

これは普通に一般企業、特に大きめの企業に勤めているサラリーマン。

比較的使う人

これは経営者や個人事業主、もしくはベンチャー企業で働く社員。


これなんとなく背景や理由がわかる気がする。

やはり普通の組織でサラリーマンをやっていると、どうしても社内でどう評価されるか、どう出世するか、ということに意識が向きがちになりやすい。つまり内向きの志向になりやすいということ。

それに対して経営者や個人事業主などは、常に市場や競合を見てビジネスをしているし、自分個人の力を最大化していくことを重要視している。つまり外向きであり、情報収集への意識や、人脈形成・人脈維持への欲求は非常に高いといえる。


勿論新しいサービスや流行りものへの関心度合とも多少なり関係しているだろう。

ベンチャーの社員も起業や新規事業などを意識しているケースが多く、そういう若手は情報に貪欲だし、自分個人の人脈や力を付けたいという欲求が高い傾向にある。


Twitterだけではなく、これは読書の量などからも言えるような気がする。

私が知る限り、外向きで成長意欲が高い人ほど本を良く読む。
内向きで出世欲が強い人ほど、本を読むよりも日常の業務と社内政治に精を出す。

勿論、私の個人的なイメージや思い込みも多分に入っているので、その限りではないだろうが。


ただ面白い例としては、とある成熟したネットビジネスを展開している会社の経営者とTwitterの話をしていたら、社員のほとんどは使っていないと言っていた。

つまりネットリテラシーは高くとも、ある種成熟して安定期に入っている会社の社員
は内向き志向になりやすく、個としての成長意欲や市場で価値などへの意識が薄れていくのではないかと感じる。


話を戻すと、私の前職の同僚や後輩に関しては、前職に残っている人はほとんどTwitterを使っていない。辞めている人ほど活用している。

やはり個人として社会で価値を上げていかざるを得ない立場にある人ほど、情報を収集したり、人脈を維持・形成したりすることが重要であると考えるからだろう。


Twitterを使う人、使わない人、あなたはどっち?!

六本木にあるフィットネスTotal Workoutに通い始めて早3年。

最近ジムを変えようかなと思案中。

というのもここ数ヶ月忙しすぎるというのが一つ。
できれば自宅から近いところの方が楽だし、急に時間が出来たときに行ける方がありがたい。

Total Workoutは予約して当日キャンセルしてしまうとお金がかかってしまう。
最近仕事の状況が今まで以上に忙しく、週末もあまり余裕がないため、結構これが負担になっていたりする。


さらにコスト。さすがに最近不景気だし、自分の固定費ももうちょっと抑えたいなと思っていた矢先、自宅から最も近いジムが月額13000円くらいと知った。
ここなら歩いて2分。しかも設備も綺麗で岩盤浴まであるときた。


現在は月額27000円くらいかかっている。
勿論これは月に4回ほどトレーナーをつけているから高いのであり、月額は12500円とほとんど同じ。

じゃあトレーナーつけなきゃいいじゃん、という声も聞こえてきそうだが、それなら自宅に近い方がいいということになる。


でもやっぱりTotal Workoutの一番の魅力はトレーナー。
自分の限界を超えるためには、トレーナーの存在は不可欠だし、長いこと私の体を知っている担当トレーナーの存在は大きい。

そう考えるといろいろと悩ましい。

一度退会してしまうと、もし復活したいときにまた入会金31000円がかかるし、月額費用も半年間は高い料金に戻ってしまうというのがTotal Workoutのルール。


なんとも困ったルールがあるのです。

とりあえず今週1週間悩んで決めるとしよう。

ちなみに昨日は福山雅治とホリエモンも来てた。。。

ちょくちょく芸能人にも会えるしやっぱりTotal Workoutかな、、、なんてミーハー根性もちょっとだけ判断の要素だったりしています(笑)。

さあどうしよう。

多くの人とお会いするが、ポジティブな人とネガティブな人がいる。

これ明確に2極化する。

しかもどちらが多いかといえば、明らかにネガティブな人が多い。

最初はポジティブぶっていても話していると隠し切れない。
どこかでネガティブ発想が出てしまう。


実際物事はポジティブに考えないと脳も働かないし、やる気も出ないはず。


最近こう思う。

世界を見ればいくら不況とはいえ日本は非常に恵まれている。

自分の周りの人とばかり見比べて落ち込んだり、悩んだりすることに意味はないと。


私自身、周りには自分よりも成功している人が一杯いるが、それによって焦ったり、落ち込んだり、自分を卑下したりすることはまずない。

それよりも自分以上に楽しそうに生きている人と会うと悔しい気持ちや羨ましい気持ちになる。例えそれが貧乏な小説家であっても、料理研究家であっても、自分の夢を持って楽しそうに生きている人は羨ましいと思うし、負けたくないと思う。


そういう人達に共通していることは、やはりどんな環境・状況でもポジティブに考えているということ。

いつ成功するか、いつ夢が適うかはわからないが、それを信じてポジティブに努力し続ける人でない限り、楽しく生きていくことなんてできない気がする。


「何でできないんだろう」

ではなく

「どうやったらできるだろう」


過去を嘆いたり振り向いて落ち込んだりするくらいなら、今日以降を如何に楽しく生きるかに時間と能力を使う方がよっぽど生産的。


最近良くある話だけど、会社が倒産したらどうすればいいのか?!

なかなか普通の人には出来ない経験をしたし、いろいろと学んだと思えば良い。
事実、自己破産しながらも本を書いたり、講演したり、再度起業したりして、今では大成功している人も沢山いる一方で、同じ状況ながら自殺してしまう人も沢山いる。

そんなんで(そういっちゃあ失礼だが)自殺していては、命がいくつあっても足りない。。。

せっかく一度の人生、ポジティブ思考を身に付け、楽しく生きていこう。

少しでもポジティブな人が増えれば日本ももう少し元気になるかも?!







仕事柄、日頃より多くの経営者の方とお会いする。

しかも上場前後のベンチャーの社長が多いので、年齢もそう遠くない人ばかり。

そんな方々と話をしていると、マクロで見たときの日本市場の魅力のなさを語る人が如何に多いか。

そもそも日本でこれからベンチャーが大きく伸びれる市場があるのか、という議論がおうおうにしてある。

韓国のベンチャー企業は立ち上げ時に世界市場を見るという。

日本のベンチャー企業は立ち上げ時に世界市場への戦略を見据えている人はごくごくわずかであろう。日本で成功したら海外にも、、、くらいの気持ちの人が多いはず。

偉そうに言っても私もその口だったのだが。


ただもはや日本も経済大国2位の国ではなくなっているし、今後この流れはそうそう止まらないような気がする。

そうなってくると日本のベンチャー企業も早期から世界市場を見据えて動いていかない限り、小さくまとまってしまい、単なる中小企業で終わってしまう。

つまり最初から世界に出れるモデルかどうかを考えて立ち上げる必要が出てくる。


じゃあどんなモデルであれば世界に出れるのか。

そんなことを考えていて、とある経営者と話をしていて思った一つの解。

それは一点突破。

世界どこへ行っても通じる「●●といえばうちの会社」と言えるような強みを徹底的に磨き上げることで世界で大成功をしている会社は沢山ある。

針金の加工会社で、医療針でダントツ世界TOPシェアの会社が、実は栃木にある日本の無名メーカー(失礼ながら)だったりする。

そういう意味で一つの武器を磨きあげるというのは、世界で戦っていく上で一つの重要な戦略なんだろう。

我々もこれから10年で10ヶ国に展開することを長期計画に盛り込んでいる以上、世界で戦える武器を磨いてく必要がある。

さてうちの武器はなんだろう?!




今日はベンチャー経営陣との会食でした。

正確には既に昨日ですが・・・。

この4月、弊社としては非常に忙しく、正直経営者として時間的な余裕は一切ないままにいたというのが実状。


しかしながら今日会食に行き、3人のベンチャー経営陣の方々と話をして思った。

こういう時間は超重要。


特に経営者にとって気付きや情報は本当に重要なこと。

オフィスでPCと向き合っていて得られる情報とは異なる情報が得られる場だと感じる。

twitterはまさにそういう感覚をオンライン化したものなのかもしれないが、それでもやはり人から得ることは大きい。

そういう機会を活かしながら、私自身も成長していきたいし、将来的には自分自身もそういう良い影響を与えられる人物になれれば嬉しい。

何にせよ、ベンチャー経営陣はみんな苦労していることだけは間違いない(笑)。

組織の持つ風土やカルチャーというのは非常に重要な要素だと考えている。

先日のブログでも少し触れたが、お互いを尊敬し合える風土や、全体最適を優先する視点を持つことや、Visionを共有・共感することなど、事業戦略と同等かそれ以上に組織戦略が重要な時代に突入していると感じる。


そのためにはトップが率先してコミュニケーションをとり、発信していくことが大事なのはどこでも言われることで当たり前だとしても、それ以外にはなにがポイントなのか。


それはミドルマネジメントの人や、中堅社員となる人の言動。


単なるオペレーションや業務だけでいえば、その多くの職務において2年も経験すれば、ベテランも若手も大した差がなくなってくる。

場合によっては体力が豊富で家庭や子供がいない分、仕事に傾けられる時間も労力もあるために、若手の方が高いパフォーマンスを出すことも良くある話。


そんな中で中堅社員ができること。


それは目の前の業務に必死になっている若手に対して、会社の価値観やVision、顧客に対する考え方、何のために頑張っていて、どういう組織を目指しているのか、ということを経営者に代わって伝えていくこと。

勿論仕組みを作ったり、業務を効率化したりすることも重要なのは言うまでもない。


サッカーでいえば、カズのような存在は大いに価値がある。
(カズは中堅どころではないが・・・)

既にプレイヤーとしてのパフォーマンスは多くの若手に追い抜かれている。
しかしそれでもひたむきに頑張る姿勢や、戦術の考え方、トレーニング方法や体調管理の方法、雰囲気作りやリーダーシップなど、様々な価値をチームやメンバーに与えている。


日本人は謙虚だからなのか、どうしても自分が成果や職位などわかりやすく優位な立場にないと、リーダーシップを発揮しようとしない傾向がある。


今まで沢山の壁にぶつかっては越えてきたことや、悩み苦しみながらも頑張ってやってきた中で学んだことや気付いたことなど、経験した人しか持ちえない多くの資産を持っているにも関わらず、その資産が全く生きていないケースが多い。


組織風土を創っていく上では、この中堅社員のリーダーシップこそが大事であり、それによって組織は大幅に活性化していくはず。

成長途上のベンチャー企業で何年もやって30代後半にもなるといよいよ疲れてくる。
いつ成功するんだろう、いつまでもがき苦しんでいるんだろう。
そんな不安が脳裏をよぎることもあるだろう。

実際にそういう理由で大手や安定企業への転職を希望する相談者が後を絶たない。何度も言っているが、真の安定企業なんてないのに・・・。

なんか砂漠を歩き続けていたら、ないはずのオアシスが見えてしまうのと似ている。


そんな中で中堅社員が経営者と同じ視点・目線でリーダーシップをとっているような会社が強いのは言うまでもないこと。

こういうと年功序列がいいということですね、なんて勘違いされやすいが全く違う。
あくまでも実力主義は実力主義。

実力主義の中で若手もベテランも良きライバルでありながらも、時には社会人としての先輩・後輩という関係の中で、先輩が後輩に伝えるべきことを伝えるという風土は見事に両立できる。

それらが両立できている組織こそ真に強い組織なんだと思う。

まさにお互いがお互いを尊敬しあえるという風土。

これ実は簡単ではない。

弊社もそうなりたいと思いながらやってきた。
なっているだろうか。

正直自分達のことは良くわからない・・・。

先週末土曜日は、第7期上半期終了に伴う半期に一度の社員総会でした。

とはいえ今は贅沢ができる身分でもないとはいえ、この厳しい半年を乗り切ってくれた社員への慰労も兼ねて小さな屋形船を貸し切って行いました。

隅田川の桜を見ながら、みんなで楽しくお酒を飲みつつ、メインのイベントはこの半期活躍した社員の表彰式。


今回は以下の4つの賞が用意されました。


As IGP賞・・・弊社の行動指針As IGPに最も則した行動をした社員を表彰

VP賞・・・総合的に見て会社への貢献度が2番目に高かった社員

MVP賞・・・総合的に見て会社への貢献度が最も高かった社員

新人賞・・・新卒社員の中で入社後の1年間、最も会社への貢献度が高かった社員


今期はVP賞の該当者が2名だったので、全部で5人が表彰されました。


新人賞とMVP賞のダブル受賞の新人S氏には、iPad購入権が贈呈されるとともに、サプライズとして、地元にいるお母さんからの温かいお手紙が音楽に合わせてスクリーンに映し出されました。

弊社の表彰式は本当にみんなが喜んでくれます。

表彰の大事なポイントは、誰が受賞しても自分のことのように喜べる社風にあると思っています。

この半年はみんなが頑張っていたし、俺だって頑張ったのに、、、という想いも多少なり抱いた人もいたかもしれません。
それでも「あいつも頑張ったしな。今度は負けないように頑張ろう。」と思えるのが弊社社員のいいところだと思います。

強い組織の条件として、仲間がいることの良さがあります。
それによって嬉しいことはみんなと共有することで何倍にも喜べますし、辛いことや苦しいことはみんなで分担すれば何分の一の負担で済みます。

チームスポーツにも共通していることですが、それゆえに難易度も高いですし、何よりもこういう風土やこういう社員だけを集めること自体が非常に困難だったりもします。

改めて弊社の持つ唯一無二のケイパビリティは社員の人間性やそこから醸し出される社風にあると感じることができた、良い社員総会でした。

ここから半年間は引き続き厳しい戦いが続きますが、この仲間とであれば必ず勝てる、改めてそう確信しました。

そう思うと、社員総会って表向きは社員への慰労の場と言っていますが、実は私が最もその恩恵や良い影響を受けているのかもしれません。






弊社は今年は新卒は採用しなかった。

ちょっと寂しいが人材業界の動向を考えれば正しい判断だったと思っている。

一方で昨年4月に入った4人がいよいよ2年目に突入。

本当に素晴らしい成長を遂げてくれた。


彼らの過ごしてきたこの1年は、当社の創業以来最も大変で過酷な1年だったと言っても過言ではない。

しかし彼らの成長度合いを見る限り、やはり修羅場をくぐった数だけ成長するというのは本当らしい。

まだまだ荒削りだし成長余地は多々あるものの、社内でも中核をなす人材へと育ってきている。なんとも逞しい。


先週、今週と、そんな4人と1対1で飲みにいっている。

1年を振り返ってみてどうだったか。

どんな不満や懸念を持っているか、今度どんなことやっていきたいか、将来どうなりたいか、などなど、普段はなかなかできないので良い機会。


最近改めてコミュニケーションの大切さを感じる。

業務におけるビジネスコミュニケーションだけでは伝わらないことが沢山ある。

経営者はできうる限り社員と対話する機会を設ける必要がある。

そして私の仕事は社員がイキイキとモチベーション高く働らける環境を創ること。そしてその努力を成果につなげる仕組みを創ること。

そのためにも対話は超重要。

ということで今日は21時から新規事業担当の2年目?!と飲みに行ってきます!




今日、多くの会社で新入社員の入社式が行われているだろう。

天気も良く、新入社員にとっては本当に気持ちの良い門出になったことと思う。


一方で現在就職活動を続ける学生はいよいよ4年生に突入し、まだ内定ももらっていない人達は焦り始めている時期かもしれない。

そんな日本の学生の就職活動について、多くの人のキャリアを見てきた立場から一言アドバイスをしようかなと思う。


このブログでは過去に何度も似たようなことを言ってきているが、まず第一に認識すべきは安定とは会社に求めるものではなく、自身に求めることであるということ。

それがまず前提の中の前提。そこがわからない人はいつまでたっても不安と付き合い続ける社会人人生になる。

それを理解頂いた上で、ここから先は個人の価値観や生き様によって異なってくる。

もし高い向上心と意欲を持って社会に出るつもりがあるのであれば、個人的には将来性のある領域・業界に身を置くことを薦める。

例えば、ITやインターネットやモバイルなどはその典型。

そうでないとしても、医療や介護、農業などもあるかもしれない。


個人的に興味がある分野どちらでもいいと思うが、もし起業や経営に興味があるようであれば、前者の方が望ましいかもしれない。

それは業界特性として先達のツワモノ達、つまり高度経済成長を支えてきた強烈な経営者やビジネスマンの人達と比較したときに、唯一若いビジネスパーソンに分がある領域だからである。

しかもITやネットの領域は、知識労働モデルであるため、資本や設備による競争ではなく、人智による競争になり、なおかつレバレッジが効かせやすい領域でもあり、若い人達にとっては経験や資金力を知恵で補いやすい。

事実アメリカなどで若い起業家で成功を収めているのも、ほとんどがこの分野だったりするのは、偶然ではない。


勿論起業も経営も興味ないが、車が大好きで車に関わる仕事に就きたいということであれば、TOYOTAなどもいいと思う。TOYOTAが今後大きく成長することは考えにくいかもしれないが、なくなることも当分ないだろう。

そこでコツコツと技術を磨いたり、自分の専門性を磨いていくことは悪いことではない。ただし大事なのはTOYOTAさえも全く安定ではないということを理解すること。

それを理解した上でやりたいからやる、という意思決定をするかどうか。

その場合はTOYOTAが将来的に大規模なリストラや給与削減に踏み切るであろうことも想定しておく必要がある。

それでも価値がある人材になれれば勿論問題ないし、今後発展途上国を中心に自動車産業に関するノウハウへのニーズは高まっていくことを考えると、早いタイミングで発展途上国の自動車会社に転職して、そこでのぼりつめていくという道もあるかもしれない。


何が言いたいかというと、大きい、有名、今利益が出ている、ことが安定ではないということ。

JALでさえこの有り様。

原理原則本質論。

プロ野球選手やプロサッカー選手を見ればわかるとおり、力のある選手は海外でも日本でもどこでも仕事の機会がある。
しかしどんなにメジャーチームに入れたとしても、自分が力がなければすぐに解雇されるだけのこと。

であれば大事なのは、本当に自分が力をつけられる環境を選ぶこと。

それがあなたにとってどこなのか、そういう軸でちゃんと選ぶことが大事。

それが本当にテレビ局なのか?

それが本当に旅行会社なのか?

それが本当に新聞社や出版社なのか?

そこでどんな責任や裁量が与えられるのか?
そこで具体的にどんなミッションを任され、どんな力が身につくと考えているのか。

改めて就職について考え直してみてほしい。

若く優秀な力がどこに集まるか、それは日本の経済活性に大きな意味がある。

我々はもっと声を大にして伝えていく義務があると思っている。


今日はエイプリルフールですが、いつも以上に真面目なブログを皮切りに、下半期も頑張っていきます!!









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