麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2010年12月

ちょっとブログをサボってました。

これが年内最後のブログ更新になるかと思います。

今年は本当に山あり谷ありの年でした。
昨年の夏から秋くらいが最も業績が厳しく、今年に入ってからも1月、2月の雰囲気は回復の見込みもない厳しい結果でした。

しかし本当に全社員が危機意識を共有し、なんとしても会社を建て直すという意志を持って頑張ったことと、市場の景気回復も追い風となり、3月以降は次第に回復し、4月以降は全ての月で黒字となり、10月から3月の赤字分を4月から9月で取り返し、通期でも黒字にすることができました。

文字通りどん底から這い上がってきました。

そして10月より新しい期に入り、10月、11月、12月も順調に終えることができました。

ここ2年くらいは完全に生き残りを賭けてディフェンシブな経営に徹してきましたが、いよいよ攻撃に転じる準備ができつつある、そんな印象を持って新しい年を迎えることができそうです。

もともと守りは性に合わないタイプですので、来年は得意の攻めに転じて、一気に成長したいと思います。

オフィスも10月に麻布十番に移転してきたばかりですが、早速増床することを決めました。

資金力も少しづつ高まり、技術リソースも高まり、ネットサービスのノウハウやリテラシーも次第に高まってきており、いよいよ新たな挑戦をする準備が整いつつあります。

来年のテーマは「世界に向けた挑戦」といったところでしょうか。

世界に展開できるインターネットサービスを考え、立ち上げることと、既存のサービスを150%成長させることが来年、というか今期中にやるべきこと。

また2500社以上の企業様にご利用頂いているgreenも少しづつながら伸びてきております。
お客様がお客様を紹介してくれたりと嬉しいことも増えてきました。

本当に多くの方々に支えられて今があると実感します。

この場を借りて多くの取引先の方々、株主の方々に御礼申し上げます。
本当にこの一年ありがとうございました。
そして来年もよろしくお願い致します。

来年は1月4日の午後より営業開始致します。
午前中は全社員で増上寺に初詣です!

増す、上がる、寺ということで来年に相応しいお寺かなと(笑)。

それでは皆さん良いお年を!!

デスクワークが多いこともあり、昔から肩や腰がこりやすい。
それもあって定期的にマッサージに行くのが習慣になっている。

過去10年くらいの間に100店くらいは行ったであろうくらい、いろんなところで、いろんなお店に行っている。

それが3ヶ月前に今までのマッサージのレベルを大幅に越える人と出会った。
今までも上手な人は何人も居た。
普通のマッサージ師を30点、上手なマッサージ師を50点とすると、その人は100点。

本当にびっくりするレベル。

それ以来、その人以外の人にマッサージをしてもらうことの無駄さを感じ、他の店には一切行かないようにしている。それほどの魅力があったのだから驚く。


一方で今のやり方はちょっと勿体ないようにも思う。
やりようによってはもっと稼げるだろうし、もっと多くの顧客に価値提供できる。
ビジネスという面ではいろいろと無駄や非効率な面も多い。

そこで思ったのは、私の方でビジネス面と資金面を全て担い、彼は専門家として施術するのと、後輩を育成することに専念してもらうことで、共同事業として展開しないかなと。

ま、ようは私としては副業として、マッサージビジネスをやれたら、趣味と実益をかねて一石二鳥だと考えるのと、私の周囲の知人達だけで十分に繁盛するイメージもある。

最近そんなことを妄想中。。。


私は仕事柄、かなり多くの企業の人事・組織的内情を知ることができる。

というのも、資金繰りが厳しくなると財務部門の人材が動き出し、優秀なマネジメントラインが抜けてる会社は、経営者がワンマンになっていがちだったり、様々な課題が流出する人材から浮き彫りになる。

一方でそれほど優秀ではない人材が会社の不満を理由に転職するケースでは、良い意味で新陳代謝が働いている組織であることが多い。


そんな中で私が理想だと思う組織は、

①単一の事業モデルに依存していない
②優秀な人材が高いモチベーションで働く組織
③変化を受け入れ、挑戦することを良しとするカルチャーを持つ

だと思っている。

そういう組織は時代が変わることで既存の事業モデルが陳腐化しても、次なる事業を立ち上げ、軌道に乗せることができる。いわゆる事業成功における再現性を持つ「組織」だと感じる。

一方で一つの事業が大ヒットして成長した企業も素晴らしいのだが、その事業モデルが陳腐化した場合に、その次に再度ヒット事業を生み出せるかどうかはその限りではないのではないかと思う。

また多くの企業では経営者がずば抜けて力を持っているケースが多く、事業アイディアも経営者から生まれている傾向がある。その場合は経営者には事業を生み出し成功させる力が備わっていることも多く、その経営者には再現性があるということなのかもしれない。

しかし組織として変化に柔軟に対応し、新たな挑戦を繰り返し、成長し続ける、つまり組織として事業の成功に再現性を持っているという組織は非常に稀なのではないだろうか。

経営者のタイプとして、一つの事業が大成功すると、すぐに次の事業に興味が移っていき、多角化する傾向がある。その時点で組織的な強みの確率、企業文化や組織力の醸成に腰をすえて取り組める経営者は、私が知る限り本当に少ない。


既知の企業ではサイバーエージェントがそのイメージに最も近い企業なのかもしれない。
藤田さんがインテリジェンス時代の先輩だったり、役員陣が友人であるがゆえの贔屓目もあるかもしれないが、事業モデルやアイディアで勝ってきたのではなく、高い人材力とその人材を活かす組織風土や制度による勝ってきた数少ない企業という印象。

株式市場はこういう本質を反映しづらいのが難しいところだけど。。。。


経営とはポリシー・信念を持ち、あるべき組織をイメージし、そこに向けて短期的だけでなく、中長期的に種をまき、水をやり、雨風をしのぎながら育てて行くことなのだと改めて思う。

その結果として他社が真似できない強固なコアコンピタンスといえるレベルの組織力が身に付くのだろう。インターネットにより情報の流通が激しくなる昨今、短期の成功はまだしも長期的に成功し続ける為には、事業モデルとしての強み以上に組織的な強みが力を発揮する時代でもある。

もちろん組織の最終目的となんと考えるかによってそれも異なるかもしれないが。

私は最終的には組織力こそがコアコンピタンスとなるグループを構築していきたいと考えている。

それが理想の組織像だと。












12月に入ってからというもの、完全に忘年会ラッシュ。

ほとんど毎日のように忘年会が入っていることで、完全にお腹に脂肪が蓄えられてきた。。。

ベスト体重が70キロに対して、74〜75キロくらいをうろちょろ。

なんとしても2、3ヶ月の間に4キロくらいの減量が必要。


お酒を飲まない人や食べることにそれほど強い執着や関心がない人は、そういう意味では凄い羨ましい。お酒大好き、食べること大好きな私にとっては、冬は誘惑だらけ。

今年の冬休みはゴルフとDVDと読書で終わる予定だったが、急遽ワークアウトとランニングを取り入れ、せめて年明けには今よりも脂肪が燃焼した状態でありたい。

忘年会、新年会続きだし、結構厳しいかも。

来週から最低週1回の10キロマラソンと週1回のハードなワークアウトを徹底しよう。
マラソンはできれば週2回。

ブログに宣言しないとすぐに言い訳を考えてしまうので、とにもかくにも宣言。

とりあえずやったろう!!

目指せ70キロ!

・・・でも70キロってここ3、4年見たことがない数値だけど。




最近2012年の新卒採用活動を始めた。

その中で感じるのは、ソーシャルメディアを活用している学生が多いこと。

私自身もかなり多くの学生にフォローしてもらっているが、Twitterでの学生間における伝播速度は相当なもの。


思えば私の就職活動時代(96年、97年)は完全に手書きのハガキによる説明会申込みや、資料請求の時代。

その後、リクナビが登場し、情報の検索性や複数企業への応募など、著しく利便性が高まった。
今では当たり前のリクナビも、我々の世代からすればある意味イノベーションを起こしたサービスである。

それから約10年が経ち、いよいよ次のイノベーションが起きようとしている。

恐らくリクナビを使う学生は情報感度が低かったり、著名な大企業のみを志望している学生になっていき、自分なりの出会いを求める学生はTwitterやmixi,Facebookなどを最大限活用し、自分に合った就職先を見つけ出していくのだと思う。

それであればベンチャー企業はいつまでも昔ながらの採用手法を使っていては、求める学生が採用できない。ベンチャー企業こそ、新しい手法を積極的に取り入れることで、新しいものに感度の高い学生と出会うことができるはずである。

日本の構造の問題だが、高年齢でも雇用を維持しないといけない傾向が高まりつつある今後においては、その割を食うのは若手である。若い人達は今までの親の世代とは全く違う社会構造の中で就職活動をしていることに早く気付かないといけない。

それに関連する内容として、弊社の新卒社員が書いているブログ「もしも新卒で麻布十番のベンチャー企業に入社したら・・・」に面白い内容が掲載されていたので、ぜひこちらも参考にしてみてもらいたい。


大事なことは、過去の良かったことは今の良かったことではなくなっていることに気付くこと。
人と同じことをしていても、現代のように変化の激しい時代では成功することが難しいわけで、そういうときこそ、本当に自分がやりたいこと、成し遂げたいこと、を真剣に考え、自分にとっての正解を選ぼうという意志が大事。

石川遼はゴルフ、イチローは野球、陶芸でも料理でもネットビジネスでも、環境ビジネスでも、起業家でも音楽家でも小説家でも、もちろん大企業でも、何でもいい。その道で頑張り一流になることが大事。

大学を出たら大企業のサラリーマンになることが誰にとってもベストという時代はもう終焉を迎えている。

そのことに気付いた学生は将来に向けてワクワクしながら就職活動をしているはず。
気付いていない学生は不安にかられながら就職活動をしているのだろうと思う。

多くの人に気付いてほしい。





昨年から今年にかけて、経営という意味では本当に厳しく、大変なことが多かった。

その長く暗いトンネルを抜け出し、やっと光がさしかかってきているのが2010年4月以降の話。

まだまだ予断は許さないものの、以前と比較すればだいぶ良い状態になっている。
中小企業という意味では普通に順調な会社と言ってもいいのかもしれない。

そんな状況の中、2012年の新卒採用を始めたり、ソーシャルアプリやネットサービスなど、新規事業領域への積極的なリソース投下を再開している私の経営判断について、せっかく儲かっているのだから、余裕が出るまではリスクをとり過ぎない方がいい、というアドバイスを頂くことがある。

もちろん弊社のことを考えて親切心からのアドバイスであり、そのこと自体は大変ありがたく思う一方で、経営判断という意味では受け入れにくい内容だと思っている。

そもそも正解はない。
もちろんリスクはコントロールすべきであり、ただ何でもリスクテイクすればいいというものではないのはご指摘の通りだと思っている。

しかし更なる挑戦をするかしないかの判断は、何を目指しているかということによって大きく変わってくるべきだと思う。

最近プロスポーツ選手から学ぶことが多いのだが、ここでもまたプロゴルファーである石川遼の例を出させてもらおうと思う。

彼はプロになった当初より常に世界を意識して取り組んでいたという話は有名だ。
デビュー以来、破竹の勢いで活躍し、昨年は賞金王にまで輝き、今年は世界最小スコアを記録するなど、華々しい活躍が続く。

その石川遼が今年少しスランプ気味だった時期があり、そのときのことをテレビか何かで知ったのだが、彼は今年1年かけてスイング改造に着手しているという。

賞金王を取り、順風満帆な状況の中、あえてスイングを改造しようというその目線の先には、間違いなく自身が掲げる世界一という目標があるのだろう。世間は最年少賞金王ということに目がいきがちだが、彼にとってはあくまでも通過点に過ぎず、それを守るという意識よりも、世界一に向けて更なる成長をしないといけないという意識の方が明らかに強いということだろうと思う。

会社組織にも同じことが言える。

弊社も今の収益を社員で分配し、役員報酬を高く設定すれば、向こう数年間は中小企業としてそこそこ良い状況が続けられるだろうと思う。しかし弊社では誰一人としてそれを望む人間は居ない。

もちろん時折、中小企業でいいやと割り切ってしまえばどれだけ楽だろう、と思うこともないわけではないが、それで満足できるような性格ではないことは自分が一番知っている。

迷ったら創業8年目という意識を根本から変えればいい。

この会社は2010年10月に立ち上げたベンチャー企業であると。
みんな今、この会社に参画したばかり。

そう考えれば、本当に創業したときよりも、社員一人一人が参画してくれたときよりも、恐らくはノウハウも資金力も仲間も、顧客基盤も、ポジティブな状態のはず。
ベンチャーの創業期としては最高の状態だろう。

そう考えれば守るべきものも、失うものもまだ何もない。

我々はまさに今年起業したばかりのベンチャー企業と同じ。
そう思うと、また創業期のようなワクワク感を感じるし、その時以上に力がついているし、何でもできる気がしてくるから不思議。

過去を振り返って落ち込んだり、悩んだりする人が多いが、未来は自分次第であり、いつでも未来は開けている。

自らが掲げた目標を実現するために、そこに向けて必要な努力と挑戦と変革を実現していくことこそ、我々がやるべきこと。

引き続き軸をぶらさずに一歩一歩前に進みたい。




本日の日経新聞の一面の見出し記事にもなっている給与所得控除の見直し案について、ちょっと考えてみた。


少し話しは飛ぶが、会社の経営とは、ヴィジョンを掲げ、戦略を立案し、それに基づいて人材を適材適所に配置し、組織をモチベートし、限られた資金リソースを有効に活用し、利益を生み出し、成長していくもの。

一国の首相が国を運営するという点でもかなりの共通点があると思う。
財源はまさに会社でいう資金力の部分。借入や第三者割当増資など、様々な選択肢はあるが、ある一定制限のある資金をどう活用し、どこに投資するのか、それはまさに財務戦略、投資戦略であろう。

そしてその判断のベースとなるのが国家戦略であり、日本が今後10年、20年を見据えたときにどうやって成長していくのか、どういう国になっていくのか、というビジョン、戦略に基づいて、限られた財源を必要なところに投資していくことが、首相の仕事だろう。

また所得税や控除、手当などの税制についても、会社で言うならば賃金制度や評価制度に近しいものとして見れるのではないだろうか。

他社(他国)と比較してどういう特徴を持たせるのか。

実力主義にするのか年功序列にするのか、賃金差を良しとするのか、できるだけ賃金差が出ないようにするのか、などなど。

賃金制度は経営者から社員へのメッセージとなる。
実力主義で賃金差がある制度を導入すれば、若くて自信がある人はモチベーションが上がるだろう。一方で年齢が高い成長期を超えた人にとっては厳しく感じられるかもしれない。
年功序列で賃金差がある制度を導入すれば、若くて自信のある人は辞めていき、年齢の高い人のモチベーションがあがるだろう。

では今回の給与所得控除の税制案は、国民にどういうメッセージを投げかけることになるのだろうか。

基本軸としては、高所得者への負担が今まで以上に重くなり、より格差をなくそうという目論見のようである。

政府はそれで本当に日本が復活できると思っているのだろうか。

極端な言い方をすれば、日本の経済を牽引していけるのは極めて一部の能力と意欲の高い人々であり、その人達は総じて収入も高い。そしてその人達が多くの雇用を生み出しており、今でもこれからも日本の雇用や経済を支えて行くことは間違いない。

今回の制度はそういう人達に「どうぞ海外に行ってください」と言っているのと同じことだと思う。

それによって残される高齢や女性などの雇用や所得は誰が創出するのだろうか?

短期的に税収が得られるからという判断なのであれば、国を経営する人達としてあるまじきこと。

少なくとも国という単位を任されている立場であれば、きちんとした長期戦略に基づいて、筋の通る政策を検討すべきだろう。

その結果として一部の人達が損をしてしまうこともあるかもしれない。
しかしそれはある意味仕方のないことであり、その結果として私自身が損することになったとしても、それは残念だが受け入れられると思う。

しかしただ単にお金のある人達からお金を徴収すれば、税収が増えるというのは、あまりにも安易な発想であり(もちろん様々な議論もあったのだろうが)、到底日本の高収入層が黙って受け入れるものとは思えない。

改めて日本という会社(国)のビジョン、経営戦略、人事戦略、財務戦略、マーケティング戦略を明確にし、その実現、実行に責任を持って取り組んでくれるリーダーシップのある人に首相になってもらいたいものである。

代替案なき批判は評論家である、という持論もあるので、何か代替案がないかなと思い、ちょっと考えてみた。

ちょっと詳細を調べたわけでも何でもないので、単なるアイディアレベルに過ぎないが、生前贈与の相続税と法人税の部分に、もっと工夫すべき余地あるような気がする。

そもそも日本の蓄財の多くが高齢者であり、相続税が高いことによりタンス預金と化してしまっている実状や、主に消費する30代、40代、50代の人達というバランス構造や、給与を払う立場である法人の高止まりした税制など、もっと将来につながる案がありそうな気がする。

もちろん私ごときが思いつくことはとっくに検討済みだとも思うが、何故そういう案が没になってしまったのか、どうして今回のような税制案になってしまったのか、あまりに納得のいかない結果ではないだろうか。


と、年収1500万円以上ではないのであまり損するわけでもない立場ながら、日本の戦略なき目先論に愕然とし、思う事を綴ってしまった。

ちょっと不勉強な部分もあり、間違った理解があればお許しを。

今日は2012年入社予定の新卒学生に対する説明会第1回です。

18時からスタートし、およそ2時間くらいの予定。

定員5名の枠が有望な学生で埋まりました。


一般的な会社説明会というと最低でも50名〜100名、大企業になると500名とか1000名とかを大きな会場に集めて行うイメージだと思いますが、弊社では多くても8人くらいまでの説明会しか開催しません。

その理由は、、、、

1つには会議室が8人で一杯だからです(笑)。

これもあながち冗談ではないのですが、いざとなればセミナールームなどを借りればいい話です。

本当の理由は、

一方的な会社説明会にしたくないから

というのが一番です。

弊社では学生と双方向での対話形式を重要視しており、事業内容、組織風土などを一方的に伝えるだけの会社説明会は一切行いません。

ベンチャー企業が良い人材を採用するためには、ブランドも知られていて、あらゆるところで情報が収集できる大企業とは違う方法論が必要になります。

いわゆるゲリラ戦。

なので我々は大手メディアを一切使いません。
あらゆるゲリラ的な活動によって一部の意欲、能力がありそうな学生だけを、ある意味スカウト的に会社説明会に呼び込んで、そこで私や役員、もしくは若手社員と膝を突き合わせて対話する時間を設けるという方法をとっています。

20人程度のベンチャー企業だからこそ、一人一人の顔が見えることが大事だと思っています。

2012年は4名の学生を採用する予定でいますが、24名の中の4名ですので、もはや家族みたいなものであり、その家族ともいえる仲間を見つけるのに杓子定規な説明会や面接は合致しません。

ゆえに人的ネットワークやお見合い型のイベントに参加したり、Twitterを使って力のありそうな学生を集めたり、様々なゲリラ的手法を駆使しながら、共にこの会社を成長させていこうと思えるような仲間を探しています。

今日はその第一弾。

どんな学生が来てくれるのか、ワクワクします。

伝えたいことは沢山あるのですが、時間にも限りがあるのであまり話しすぎないようにしないと。。。。毎年採用チームから注意されるので。。。。


学生さん、お会いすることを楽しみにしています!

今日の私の服装はジーンズにTシャツですが、驚かないように!!!


昨日、とある就職イベントで就職活動中の学生数名と話す機会があった。

そこで話をしてみて思うことは2つ。

まず一つは、ここ1、2年の不景気や相次ぐ大企業の倒産などもあり、さすがに何が安定か、何が自分にとって楽しいのか、という本質的な問いを自分に課している学生が多少なりとも増えたという印象を持ったこと。

景気が良かった頃、また景気が悪くなってすぐくらいのときは、従来よりも更に安定志向に傾き、なおかつ安定=大企業という安易な考えの学生が凄く多かったように思う。

そういう意味では長々と不景気が続いたこと、日本航空を始めとした日本を代表する大企業でさえも安定とはいえないという現実を知ったこと、そしてそういった意見などをネットにより頻繁に目にするようになったことなどで、少しづつ事の本質に気付き始めたのかもしれないと感じた。

そういう意味では日本の就職前線も少しづつかもしれないが、変わって行くような気がした。


もう一つは、今の学生は我々の世代と比べるとネットによって情報収集が容易になったこともあり、結構なレベルの情報を持っている。但しそれがゆえに変に勘違いしやすくなっている気がした。

ある意味、ネットや本から様々な情報を得ていることはすばらしいこと。情報リテラシーというのは今後のビジネスパーソンにとって大事な能力の一つといってもいい。

一方で情報を持っていることで、ついつい自分が頭がいい、ビジネスをわかっているという勘違いにつながってしまっているケースも多々あるように感じた。情報を自分なりに噛み砕き深く理解することないままに、使ってしまったり、それによって天狗になってしまうと、本質的なスキルのないまま、評論家のような頭でっかちなビジネスマンになってしまう。

そういう意味では学生の時点でビジネスを深く理解するのは難しいという当然のことを謙虚に受け止め、吸収する意欲、学ぼうとする意欲を持てる学生の方が恐らく伸び白が大きいだろう。

社会人としての先輩を馬鹿にした態度をする学生も見受けられたが、それは望ましくない。
やはり人生の先輩であり、社会人としての先輩には一定の敬意を払うべき。もちろんそれは社会に出ても変わらない。しかし同じ土俵で頑張った結果については、年齢や経験は関係ない。

まさしくプロゴルファーの石川遼が多くのプロゴルファーには敬意を持って若手として接しながらも、他を圧倒する結果を出して報酬を得ていることは、素晴らしいことだと思う。

ビジネスの世界でもリスペクトすることと、結果が年功序列であることは別であり、そのあたりをちゃんと理解しないと組織やチームで仕事がしづらくなってしまう。それは勿体ないから改善した方が良いと思う。


と、そんなことを感じたイベントだった。

あまり説教臭いこと書くとまさにオッサン臭いと思われるのが嫌なんだが、ついて書いてしまうのはやはりオッサンゆえなのだろうか。。。。

誤解なきようちょっと補足すると、、、、

弊社でもコアとして活躍するメンバーの多くは新卒から入ってきた若い社員であり、20名ちょっとの会社が新卒採用に力を入れている理由も、若い人達の持つ力や可能性を良く知っているから。

そういう意味では普通の企業と比較して新卒で参画してくれた社員の占める役割や責任、影響力が高い組織であるといえる。そういう意味で経営者として全力で弊社に合う人材を探したい。

またそういう責任や役割を担える環境をまさに探していた、という学生がいれば、いつでも連絡してきてほしい。

凄い組織に入りたいのではなく、凄い組織を我々と一緒に創ってやろう、そしてその方が何倍も楽しいと考えられる人、応募待ってます!

ちなみに弊社の新卒採用はメディアを一切使わないゲリラ戦でやっているので、興味のある学生はこのブログにコメントするか、弊社の採用チームのメールアドレスまでメールを下さい。




最近日本の景気が戻りきらない、ずっとそう思ってきたし、今でもそう思っている。
そして恐らくは完全には戻らないし、今のままでは将来性は乏しいと言わざるを得ない。

もちろん母国である以上、できることであれば何とかしたいという気持ちがないわけではないが。

一方でインターネット業界だけはにわかに盛り上がっている。

この盛り上がり方はある種、2000年くらいと同じかそれ以上かもしれない。

良くインターネットサービスはもうほとんど出そろってしまっているという意見を耳にするが、個人的にはそうは思わない。

正確には、恐らくオンラインで完結するようなサービスということに関しては、だいぶ満たされてきたということであり、ネット社会の到来はここからが本番だと思う。

従来のインターネットサービスは、いわゆるインターネットで物を買ったり、インターネット上で広告を展開したり、というものがほとんど。

そうはいってもその市場はリアルで消費する金額からすればたかが知れていた。
やはり人は日々の飲食、生活雑貨、レジャー、クリーニング、コンビニなどで落とすお金が圧倒的なわけで、ネット上で費してきたのは消費の中のごくごく一部。そしてそこは今後もそれほど爆発的には変わらないはず。

しかし人々のリテラシーの向上、ソーシャルメディアの台頭、モバイルインターネットの浸透などによって、これからはネットとリアルがシームレスにつながっていくことは間違いない。
つまりこれからはインターネットが(特にモバイルというデバイスを通じて)リアルな世界にまで影響を与えるようになってくるはず。

極端にいえば映画「マイノリティレポート」に出てくる未来社会が近いかもしれない。

あらゆる情報は一人一人にカスタマイズされていき、リアルとネットの境界線は極めて薄くなって行く。ある意味便利な社会の到来と言えるのかもしれない。

これからの時代を担うベンチャービジネスはまだまだ生まれてくるはず。

弊社としても是非とも起こりうる未来を予期し、そこでリーダーとなりうるサービスを生み出していきたいと考えている。

我々30代の経営者がベテランの経営者に勝ち目があるとすれば、そこしかない。

しかもことインターネットビジネスにおいては明らかに国境というハードルが低くなりつつあり、立ち上げた直後から世界を意識できることも、魅力の一つだし、日本という国の経済的醸成に依存しないでやれることも大きな特権だろう。

もちろんこれらのことは、ちょっとでも優秀な人であれば誰もが理解してる事実。
競争も激しくなりつつあるし、簡単ではない。

ゆえに肩肘張りすぎず、近い将来人々にとってなくてならないサービスを提供したい、そんなシンプルな想いを持って新しいサービスを創っていきたい。


イチローも言っていた。

「とんでもなところへいく唯一の方法は小さな事の積み重ねでしかない。」と。


昨日、以前弊社で働いていたことがある元社員が起業するということで相談に来た。

当然彼らもいろんな人にアドバイスをもらったり、いろんな人から駄目出しをされたりしてきたことと思うので、事業モデル自体の駄目だしをしたところであまり意味もないし、あまり嬉しくもないだろうということで、私なり起業の際に重視すべきだと思う以下の点だけ伝えてみた。


① 川の流れに乗ること

② ランチェスター理論を実践すること


川の流れに乗るというのは、市場や業界の将来性、成長性などを重視して、戦うマーケットや業界を選ぶべきだということ。戦う市場が成熟してしまっていては、後はパイの奪い合いでしかなくなってしまうが、市場自体が成長している業界であれば、一定レベルでやっていれば自ずと市場成長と同率程度では成長できる可能性が高い。

ベンチャー企業の早期成功は、経営能力以上にこの川の流れに乗ること、つまりその市場選択、業界選択に大きな影響を受けると言っても過言ではない。

川の流れに逆らって泳ぐと、どんなに優秀な人材が集まっていても、どんなに優れた経営ノウハウを有していても、成功までには極めて長い時間がかかるケースが多い。


もう一つのランチェスターはもはや説明するまでもないかな。

わかりやすく言えば、戦い方を選ぶということ。

1000人の大企業と真っ向から戦っていては2名、3名の創業ベンチャーには勝ち目がない。

ただし戦う場を上手に絞り込むことができれば、1000人が同時に戦えない戦場を作り出すことができる。つまり3人対3人の構図を作り出し、300回戦うことで1000人の組織にも勝てる可能性があるということ。


事業モデルが個別にいけるかどうか、みたいな話は当然いくらでもあるし、起業してみて気付くことや、サービス開始してみて修正していくことは多々あるだろう。それはどんな会社も一緒。

そういう瑣末なことよりも、川の流れに乗ることと、その中で絞り込んだ市場のリーダーになっていくことが、ベンチャービジネスの成功可能性を高めると思う。

私自身、創業時にこういうことがわかっていればもっと早く、もっと大きなことができていたはず。そういう意味ではこれから挑戦する若者達には無意味な回り道はしないよう、最大限アドバイスをしてあげたいもの。

一方で自ら体験しないと気付けないことも沢山あるので、やはり最後は立ち上げてみるしかないとも思う。あまり頭でっかちになりすぎてもあまり良いことはない。

話は変わるが、起業しようという若者がもっと増えると日本も面白いし、我々のような人間がもっともっと成功していくことで、それが促進されるはず。そういう意味でもベンチャー経営者の端くれとして日本に起業家を増やす一助になれれば嬉しい。

○ッティー、頑張れ!!!

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