麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2011年02月

就活生と話をしているといろいろと考えさせられる。
このブログにもそんな話をいくつか書いていますが、今回は夢について書いてみようと思う。

ちょっと前に演劇をやっている学生が説明会に来ていた。
また私の知人で映画監督を目指して、努力し続けている奴もいる。
うちで頑張っているWebデザイナーは、ミュージシャンとして夢を追い続けている。

かくいう私も起業家として大きな夢を追い続けている。

しかし次第に年齢が高くなり、家庭を持つことや、周囲の友人と所得の乖離が生まれてきたり、将来に不安を抱えたりと、純粋に夢を追い続けづらくなってくるのは事実。

そんなときに脳裏によぎりがちな「夢はいつまで追い続けていいのか?」という疑問。


昨日珍しくテレビを見ていたら、ちょうど島田紳介が歌手を目指す若者の同じような疑問(不安)に対して、なかなか説得力のあることを言っていた。

「夢を追い続けていいのだろうか?と疑問に思ってしまった時点でもう諦めた方がいい。この世界(芸能界)で成功するのはほんの一握りの人だけ。努力は役に立たない。なぜなら努力はみんなしてるから。努力することは大前提で、その上で才能がある人達が何らかのきっかけや運を掴んで成功する世界。周囲の反対を押し切ってでもやりたい、やってやるというくらいの気概がなければ到底この世界で成功することは適わない。よってすぐに諦めて違う道に進むのがあなたの為だと思う。」

ちょっと省略しているのと、関西弁を標準語にしてしまったことで、イマイチ正しく意味が復元できているか怪しいが、まあこんなようなことを言っていた。

あながちズレていない気がする。

私自身も起業して8年目。何度も壁にぶつかり、何度も嵐に遭遇しているが、毎年毎年馬鹿の一つ覚えのように「このままいけば、今年は大ブレイクかも」と真剣に思い込んでいる。それでまた壁にぶつかったら、またその壁を乗り越え「今度こそ行けるはず!」とまた思う。

ある種、目標は達成できるしするまでやるという覚悟と根拠のない自信があるからこそできる。
そして一度たりとて、もう起業家をやめようかな、なんて思った事も、頭の片隅をよぎったことさえない。

万が一この会社が倒産したとしても、もう一度起業すると思う。

「俺には経営者は向いてないんじゃないか」
「このままだと家庭さえ築けないのでは」
「雇用保険にも入ってないし貯金もなくて大丈夫なのか」

などと悩む若い起業家が多いのか、似たような相談を頻繁に受けるが、私としては、

「そう思うんだったら辞めた方がいい。できないかもしれない、と思ってる奴が成功できるほど甘い世界ではないと思う。」

と答えている。

「ちょっと貧乏だし、忙しくて寝不足だけど、毎日が楽しくて楽しくて仕方ない」
「今は大変だけど、未来のことを考えるとワクワクして寝る間も惜しんで仕事してしまう」

というタイプの人達が成功するのだろうと思う。

そしてそういう人達は夢はいつまで追いかけてもいいのか、なんて考えたりしない。
無論、たまに弱っているときに一時的にそう考えることはあるかもしれないが、すぐに復活できるのもこういう人達の強さだったりする。

宮里藍や北島康介らを見ていると本当にそう思う。

改めて自分の人生、自信をもって熱中できる仕事や組織を見つけられた人は幸せだと思う。

そして決めたら迷うことなく自信を持ってやり抜くことが、どの世界でも一流になる唯一の方法なんだと思う。

ベンチャーを選ぶと周囲の人達からいろいろと惑わされることもあるかもしれない。
そういう人達を全員説得するくらいの想いや力がなければ、ベンチャーでなんか頑張れない。

まさに芸能界と同じような世界かもしれない。

前から頭の回転がめっちゃ早い人だなーと感心して見ていたけど、今回のコメントで島田紳介の株が急上昇!!

どんな世界でも本当に突き詰めた人は同じことを言う。
それが本質論なんでしょう。

さて、皆さんは夢を追いかけ続けられそうですか?!



現在弊社の主力事業は成果課金型求人サイトgreenを中心とした人材関連サービス。

そのこと自体はここ数年変わってないものの、この1年間で社内は大きく変化している。
それは守りから攻めに転じているということ。

社外の人達から見てもほとんど変化は見えないはず。
しかし22名いるスタッフのほとんどが人材関連の事業に関わり、短期の売上向上に必死になっていたこの2年間とは異なり、今では人材関連事業に関わっているのは社員のうちの約半分に過ぎない。

つまりこの1年くらいの間に今までと同等以上の売上を半分の人数であげられるようになったということ。勿論景気の回復という外的要因もあるものの、あらゆる業務を効率化し、一人一人の生産性を最大化した結果でもある。

それによって残り半分の人員が新しい挑戦に取り組める状況が整った。

なので売上もこの1年くらいは微増した程度だし、人員もそれほど変わっていないものの、社内のリソース配分という点では大きく変化しており、まさに守りから攻めに転じている。

一方で関わる人員が少なくなった人材関連事業においても、既存事業にもまだまだ改善の余地があり、それによっては大幅に売上を伸ばせる可能性があるし、人材×インターネットという領域においてはそれこそまだまだ新しいサービスが産まれる可能性があると感じている。

そういう意味でも人材事業は人材事業として更なる成長を志す必要がある。

組織全体としては半数近い人員を新しい事業、新しい収益へと投資しているという意味で、大きく攻めに転じているし、既存事業も更に収益を向上させるべく、様々な取り組みを始めており、全体として攻めている気構えになってきている。

足下を固めつつも、飛躍に向けた挑戦を続けていく。

ベンチャー企業は創業から時間が経つと、どうしても勢いがなくなったり、中小企業っぽい負け癖がついてしまったりしがちだが、いつまでも創業間もない組織のように活気があり、夢や希望があり、試行錯誤し続けられる組織であるべきだし、そうありたい。

そういう意味では創業8年目でいまだ大成功はできていないものの、今年から第二創業というテーマでまたドベンチャーとして夢に向かって全力で試行錯誤できている弊社は、なかなかたいした組織だと思う。←完全に自画自賛ですが。。。

やっぱりベンチャーに守りは似合わない。攻めて攻めて攻めまくろう。



先日発売されたプレジデントに孫さんの特集が掲載されていた。

その中で、組織がピラミッド型からWeb型組織へと変わっていくべきという提言があり、それについて少し考察してみたので、ブログに書いてみようと思う。

ちなみにこのブログを読んでくれている方々はよくよくご存知だと思うが、私自身、経営者として理想とする組織は後者のWeb型組織であり、それは26歳に始めて社長になったときから変わっていない。(イメージとおりに経営できているかどうかは別の話だが...)

そういう意味で孫さんほどの人もそう言っているくらいだから、あながちズレてはいないのだと自信をもった次第である。

プレジデントではその理由や背景にはさして触れてなかったので、私なりに何故ピラミッド型でなく、Web型なのかについて考えてみた。


20世紀のビジネスにおける競争というは、わかりやすく言えば物量戦であり、多くのリソースを投下できる企業、つまり大企業が競争優位性を持っていたといえる。そういった組織の構造はいわゆるピラミッド型であり、経営者の指揮命令に基づき、大多数の従業員が組織の歯車として動いていた。そういう企業が強かった時代だった。

これに対し、21世紀のビジネスは情報産業や知識産業、サービス産業であり、まさに“知恵の戦い”へと戦いの場を移している。

この戦場においては、1人が考えて99人が従う組織よりも、100人全員が知恵を使う組織の方が強い。多くの社員が知恵を絞り、それを発揮できる環境や裁量が必要となる。

つまるところ、それは指揮命令系統を明確化したピラミッド型の組織ではなく、自律、分散、協調をベースとしたWeb型の組織でないと実現が難しい。

昔と異なり情報の流通スピードが高まったことで、ビジネスにおいてもスピードという競争因子の重要度が日々高まっている。そんな中で意思決定に時間がかかっていては、何事も手遅れになってしまう。

そういう意味でも社員一人一人が一定の責任と裁量を持ち、スピーディーに意思決定・判断を実行しながら、事業を推進していくことが重要になる。つまり個々人に自律を求め、権限委譲ができない限り、組織の意志決定スピードは上がっていかない。そうなれば競争力そのものが高まらないということになりかねない。

言い方を変えると、20世紀は個人が組織に従属する時代であった。
しかし、21世紀はそれとは異なる時代に突入しつつあるということでもある。

まさにこれからの時代は、社員一人一人が経営的視点で物事を捉え、考え、判断し、実行する、そんな組織こそが競争力を持つ時代なのだと考えている。

また一定の規模に拡大した大企業が今からそういったカルチャーを醸成することは容易ではない。
大企業病と言われるように、まさに古い大企業ほどピラミッド構造が明確になっており、自律、分散、協調の文化が形成されていない。

そこがベンチャーの強みであり、創業間もない時から、積み上げてきた組織風土や価値観こそが競争力の源泉となりうるということ。勿論ベンチャー企業といえども、小規模組織ゆえに実現できてきたことも多々あり、それを一定規模になっても継続しようと思えば、相応の努力が必要になる。

ただしそれが実現しうる数少ないプレイヤーは、まさにベンチャー企業として強い文化、価値観の共有ができている組織なのではないか。

私自身、創業以来そう考えてきたために、採用時には価値観の一致を第一とし、人材の採用についてはとことん拘ってきた。この地道な努力が将来大きな組織になったときに活きてくるはず。

ピラミッド型の組織も多々存在するが、これからの時代には上記の理由でWeb型組織が競争優位であると考える。

皆さんの組織は今どっちで、これからどっちの組織を目指していますか?!




現在、全社をあげて頑張っている2012年の新卒採用ですが、早速一名が決定しました。

身長190cmを超す弊社随一の長身です。

本日からアルバイト(インターン)として働き始めるべく、初出社。

弊社としても久しぶりの新卒採用ということもあり、非常に初々しく、全社員が大歓迎してました。


彼には早速アルバイト(インターン)として、2つのミッションを課しました。

1つはエンジニアとして早期に貢献できる技術習得をすること。

2つ目は今後自分の同期となる優秀な仲間の採用、つまり新卒採用プロジェクトを手伝うこと。


早速来週の月曜日の新卒イベントに弊社の名刺をもって採用側として参加してもらいます。


やっぱり新しい仲間が増えるのは嬉しいもの。
会社は成長し続けてなんぼです。

成長が止まった会社にはチャンスも魅力もない。

彼を含め、2012年に入ってくる新卒達が、入社5年後くらいに振り返ったときに、2011年2月頃、この会社と出会い、この会社を選んで本当に良かったと思ってもらえるよう、全社員力を合わせて頑張りましょう!!

最近新卒採用活動を活発に行っており、多くの学生と様々な形で話をする機会がある。

そんな中で気付いた学生の勿体ない振る舞いについて。

最近、就職難だと言われる市場環境の中、非常に自信を持っていて、自分に相応しい会社かどうかを見極めてやろうという姿勢で会社説明会に参加したり、面接に参加したりする学生をちらほら見かける。特にベンチャー志向の学生には多いのかもしれない。

そのこと自体は素晴らしいと思うし、私自身も就職は結婚に近いと思っているタイプなので、相手に迎合するだけでは良い就職はできないわけで、ちゃんと自分をさらけ出し、相手のことも良く知った上で、どちらからかプロポーズし、どちらかが承諾するというのが当然の流れ。


ただちょっとだけ勘違いしてしまっていて、損をしている学生を良く見かける。


それは斜に構えたり、批判的な態度をしたり、興味がないかのような振る舞い・表情をすることが、自分のアピールになると思っていたり、他の学生との差別化だと思っている学生が結構多いこと。

別に会社を見極めるのは構わないし、自分が選ぶ上でどうしても知りたいことであれば、何でも聞けばいいと思う。しかし批判的な態度や発言、振る舞いをすることは、決して得だとは思わない。


就職が結婚なのであれば、会社説明会や面接はお見合いの場みたいなもの。
お互い事前情報を多少なり見て興味を持ってその場に来ているはず。

もしそうであれば相手に対して一定の興味を持った上でもっと知ろう、という姿勢が重要だし、もし相性が合わないことに途中で気付いたとしても、無礼な態度を取る必要も、批判的な発言をする必要もなく、丁重に辞退すれば良いだけのこと。

人と人(組織)が出会うには多少なり縁や運も必要だと思っている。

弊社は就職サイトには一切情報を掲載していないこともあり、弊社の会社説明会に参加頂く学生はより縁を感じるわけで、弊社としても参加して良かったと思ってもらえるよう、最大限努力をしているつもりでいる。スタッフも多忙な中、全力で対応している。

にも関わらずあまりに興味のなさそうな態度や振る舞いだったり、粗探しや批判的な質問を繰り返したりする学生を目の当たりにすると、我々としてもこの学生は何で参加したんだろう、という気持ちにならざるを得ない。

お見合いに来ておいて全く興味がなさそうであれば「貴方は何しに来たんですか?」ということになるのは当然のこと。

さすがに弊社の場合は「親が参加してみろというから来てみました」なんていうことはあるわけないし・・・。

つまるところ何かしら興味を持ったか、気になったということだろうと思う。
であれば、建設的な質問や、興味を持って聞くこと、無礼や非礼のないように振る舞うことは、最低限のマナーであろう。

ちゃんと大人として相手に気を使えるということも、大事な力。

ま、そんなことを言っている私自身も、学生時代から生意気で決して謙虚な振る舞いなんてしたことがなかったとは思うけど。。。

このブログを読んだ諸先輩方々から「お前が言うな」と突っ込まれそうだけど、まあこれから就職活動まっさかりの学生さんに少しでも参考になれば幸いです。

最近スマートフォン関連の新規事業に取り組もうとしているネット系企業が異常に多い。

いろんな意味で経済が成熟してきている日本においては、イノベーションを起こせる事業領域がある程度限定的になってきているということと、世界中で同時にイノベーションを起こせる可能性という意味でもスマートフォン市場は魅力的だと思っている。

しかも日本は既にガラケーによって携帯電話を様々な用途で活用することについては、世界の中でも最も経験豊富な国でもある。そういう意味でも大いなるチャンスであり、多くのネット企業が次の戦場としてスマートフォン市場を捉えているのは至極当然の流れなのだろう。


そんな弊社もご多分に漏れず、スマートフォンには高い興味を持っており、新規事業企画のプロジェクトチームがスマートフォンビジネスの可能性についてもいろいろと探っている。

ただ最近感じるのは、やはり一定の規模で成功するビジネスというのは、それほど複雑だったり、天才的なビジネスモデルだったりはしないのではないかということ。

どちらかというと自分達が本当に成し遂げたいことに取り組み、その目標を明確にし、組織全体で胆力を持ってやり抜くということが、新規事業を成功させるために最も大事なことなのかなと。


勿論自分達が成し遂げたいことでも、市場性がなかったり、競合が強過ぎたり、そもそも自分達がやる必要がないようなことであれば意味はない。

そういう意味では戦略論や新規性、競争優位性などは至極重要だし、起こりうる未来を先取りすることができればそれが理想ではある。

しかしどんなモデルを打ち出しても成功させられるかどうかは、組織の力であり、まさに実行力なのだろう。そういう意味でアイディアを持つ個人は多くても、それを実行できるほどの十分な実行力や組織力を持つ組織はそれほど多くないようにも思う。


ということから、新規事業を成功させるためには、今まで以上に組織力を高めることと、奇をてらうことなく、起こりうる未来を予想し、それを実現することに愚直になるべきなのかもしれない。


最後にネット上で見つけたこんなコメント。


アップルで働くまで、イノベーションというのは「今にない、新しいものを作ること」だと思ってた。でもそれは違って、イノベーションというのは「未来にある普通のものを作ること」なのです。この違いを理解できるまでかなり時間がかかった。



これは読んだとおり、アップルで働いていた方のコメントのよう。。

我々も奇をてらったものではなく、強い実行力と目的意識をもって、未来にある普通のサービスを生み出したい。


仕事をしていると日々壁にぶつかる。


わかりやすくいえば、

・これらのタスクをやりきるに時間が足りない
・この目標を達成するためには●●が足りない
・どう頑張ってもこれ以上の質にはできない

などなど。

まさにこれらは自分の経験や過去の蓄積によってぶつかるリアルな壁。

多くの人はその壁にぶつかりすぐに諦めてしまう。

確かにそれらの壁の多くは、今までのやり方、今までのツール、今までの努力だと越えたり壊したりすることが難しいのだろう。そしてそこで思考が停止してしまうから、それができない理由となる。

しかし実はそういった壁の多くは越えたり、壊したりできることの方が多いことに気付くことが大事だと思う。

わかりやすい例を考える。

新規事業などを考えていて、「資金力的に弊社では難しい」と思って諦めてしまうことは、ベンチャー企業では良くある話。しかし本当に実現すべき、実現したいと思える事業なのであれば、資金を調達することもできるかもしれないし、資金力がある会社と合弁事業として立ち上げてもいいし、資金がかからない立ち上げ方もできるかもしれない。

もう一つ例。

自分のタスクが過多でこれ以上新しいタスクは負えないというケースも若いビジネスマンには多いと思う。しかしそれも今までの経験則からそう思い込んでしまっているケースが多い。
何に時間が取られているのか、それを短い時間で実行する方法や、アルバイトを活用することで自分のパフォーマンスを何倍にもできないか、何かツールを使うことで時間を短縮し効率化できないか、自分の作業スピードを上げる方法がないか、など、試行錯誤することで、今まで壁だと思い込んでいたものを越えることができたりする。

大事なのは、目標を定め、それをなんとしても実現したいという意欲。
ちょっとやそっとの壁では絶対に諦めないという強い意志。

それによって経験則の罠から抜け出し、新たな方法やツールを生み出し、自身の成長につなげることができる。

私もいまだに日々壁を越えたと実感することがある。

まだまだ人は成長できるし、知恵は絞っても絞りすぎということはないということだろう。

ネバーギブアップ!



今の麻布十番のオフィスに移転してきて5ヶ月目。

そもそもはリーマンショックから立ち直った昨年、今期を第二創業期として改めて成長軌道に乗っていこうという決意とともに、長年オフィスを構えていた虎ノ門から、現在の麻布十番に移転してきたのが昨年の10月。

そこから5ヶ月が経過し、何とか計画通りに業績も推移。新卒採用、エンジニア採用を中心として仲間を増やすべく、鋭意活動中。

そうなってくると早速オフィスが手狭に。。。

ということで今度の6月より今の2階に加えて6階も追加で契約。

なんと計画性のない移転かと思われそうだが、これはある程度想定していたこと。
それでもリーマンショックを忘れないため、また第二創業という区切りを明確にするため、再度全社員で高密度に一致団結して創業したんだという意識を持つため、いろんな理由があってあえて移転を決意した。

そういう意味ではこの半年間、第二創業として非常に良いスタートが切れたと思っているし、新しいオフィスに移ってきたことも非常にポジティブだったと感じている。


よく第二創業とか、ここからが勝負という話をする経営者は多いが、社員全員にそう思ってもらうためには、極端な行動を伴う必要がある。移転や制度改定、組織改編などがまさにそれで、それによって社員が肌感覚で第二創業なんだ、今までとは違うんだ、という自覚と責任を持ってくれる。

そういう意味では本当に良い移転だったと思うし、今のオフィスは凄く気に入っている。
できれば2階から8階まで全てを弊社で借りて、サイバーエージェントビルみたいに、I&G Partnersビルという名前に変更してもらえたらいいなーと思ったり(笑)。


しかしオフィスの解約ってなんで6ヶ月前告知なんだろう。
6ヶ月もしたら会社の状況はがらりと変わっちゃうし、3ヶ月くらいにしてくれればいいのに。

最後は愚痴でした。。。





私も含め、30代も中頃あたりから体のあちこちにつく脂肪が気になってくる。

30代前半から少しづつ気になり始め、30代中頃くらいには誰の目から見てもメタボだなと思えるレベルに達しているような人が多いのではないだろうか。

私はサーフィン、ゴルフ、サッカーと相当運動好きなこともあり、上記のようなペースよりは若干抵抗しているが、まあそれほど違いはなく、だいぶ中年っぽい体つきになってきた気がしている。

ゆえに毎週ジムに行き、定期的にランニングすることで、何とか毎日酒を飲んでもぎりぎり体型を維持するくらいのところで踏ん張っている。

そんなことを話していたら最近面白い話を聞いて、なるほどと思った。

それは、ジムに頻繁に行っている人はそれほどメタボじゃない人が多いという事実。
確かに私が行っている広尾のジムにはそれほど太い人が多いこともなく、逆にかなりスタイルが良い人がそれを維持するためか、もっと引き締めるために来ているのだろうと思える人が多い。

これはジムに通っているから引き締まったのではないという。
どちらかというと、ある程度維持してきた人が少しでも体型が気になり始めると、ジムに通い、そういう人ほど継続して体型を維持する努力をする傾向があるという。

この理論(?)は外国語とかも同じらしい。

つまりある程度英語ができる人が英会話に行ってブラッシュアップすべく努力したり、忘れないように努力したりする傾向があるという。

外から見ると「やるべき」と思う人が最初の一歩を踏み出せず、「やらなくていいんじゃない?」と思うような人がさっさと始めて継続して頑張るという傾向は何とも不思議。

でも直感的には確かに的を得ている気がする。

ということで頑張ってジムは継続しようと思う。
ただ英会話は、、、、近い将来始めたいと思う。。。

どうやら私一人の中でも同じ理屈が成り立っているようだ(笑)。


私自身、仕事をする上で大事だと思うことは、楽しいという感覚。

やはり人生においてこれだけ時間を費やす仕事だからこそ、楽しいとかやりがいがあるとか思えないことはやりたくない。

一方でじゃあ楽しい仕事が存在するのだろうか。

個人的にはそれはあまり良い考えではないと思っている。

仕事を楽しめる人と楽しめない人がいるのであって、楽しい仕事と楽しくない仕事があるのではないと思う。

勿論単純な作業やルーティン業務もあるので、それ自体は決して楽しくないかもしれない。
そこからどうやって自分を成長させるのか、そういう試行錯誤や挑戦を楽しめるようになることが大事だと思う。

小林一三さんという阪急東宝グループの創業者が素晴らしいことを言っている。

「下足番を命じられたら日本一の下足番になってみろ。そうしたら誰も君を下足番にしておかぬ」

まさに名言。本質を突いた言葉だと思う。


あとは自分達次第で仕事や職場を楽しくすることはできる。
そんなヒントをくれるのは実在するシアトルの魚市場について書かれた以下の本。

フィッシュ〜!〜鮮度100%のぴちぴちオフィスの作り方〜

この市場の人達は本当に楽しんで仕事をしているという。

是非とも見学に行ってみたいところ。

つまらない、辛い、やりがいがない、成長できない、マイナスに考えればいくらでも出てくる。
しかしちょっと視点を変えてみたり、工夫してみたりすることで、一気に楽しくなったり、やりがいが出たりするもの。

同じような職務を任されていても、世界のどこかにはめちゃくちゃ楽しみながら、自分なんかが足下にも及ばないくらいのパフォーマンスを出している人がいるはず。

私が創業以来大事にしているワークススタイルである

Play Business Play Hard!!

働いているとしんどいことも多いが、嬉しかったり楽しかったりすることも多い。
そして何よりも高い壁を仲間と力を合わせることで超えられたり、実力以上の結果が出せたりしたときは本当に頑張ってよかったと思う。

いろんな仕事があると思うし、楽しむことが難しいくらい単純な仕事もあるかもしれない。
それでも日本一の下足番を目指して努力する人の方が、隣の芝が青く見えてしまう人よりは、長い目で見たら成長できるし成功するのだと思う。

思ったよりも隣の芝は青くないので、自分の芝を青くする努力をしましょう!

仕事をする上で負けん気は凄く大事。

最近はゆとり教育の影響なのか、競争することや、勝つことに対して、ほとんど興味のない若者が多いように感じる。

新卒採用をやっていても学生から負けん気の強さを感じることはあまりなく、どちらかというとみんなで楽しく、社会に役立つことをやりたい、という感じの学生が多い。

社会貢献に興味を持つこと自体は決して悪いことではない、というか良いことなのだが、それを実現させようと取り組む、つまり実行フェーズに入ったときには多くの壁にぶつかるわけで、そういうタイプの人だとそれらの壁を越えることができない懸念が強い。

壁にぶつかったときに曲がっている人はいつまで経ってもその場から動けない。

壁にぶつかって右に行き、また壁にぶつかって右に行き、また壁にぶつかって右に行き、、、、ずっとその場を回っているだけになってしまう。

どこかで壁を乗り越えるか壊すかして進みたい方向に進んで行く必要がある。

その為には目標に向けた強い達成意欲や負けん気のようなシンプルな性格がものすごい武器になったりする。

私自身の話で恐縮だが、私自身は小学生時代から友人と対戦型のゲームをやっていて負けると勝つまでやるタイプだった。別にゲームの勝ち負けなんてどうでもいいじゃん、という人も多いだろうが、何故か勝つまでやらないと気が済まないタイプで、今思えばそれが負けん気なのかもしれないと思う。

できない理由を上げるのは至極簡単。

人は自分が今までやり遂げたことがない未知の目標やミッションを提示されると、誰しもできない理由が頭に浮かぶもの。

でもやはりどうせやるなら高い目標を掲げて挑戦し、前人未到の成果を出すような働き方がいい。
さらにいえば、そういう生き様がかっこいいと思う。

私自身そう思うことに明確な理由はなく、ただ純粋にそう思う。
恐らく負けん気や向上心からくる感覚なんだろうが、これがベンチャーでは結構重要。

小学校で徒競走や騎馬戦やリレーなど競争して順位が出る競技がどんどんなくなっていると聞くが、誰が何のためにそんな教育制度にしたのか、不思議でならない。

幼いうちに競争は悪でみんなで頑張ることを教えたところで、社会に出れば待ったなしの競争が始まる。しかもグローバルな競争が。

リレーなども確かにみんなが参加できるわけではないが、クラスを代表する選手達が頑張り、それを一生懸命応援する仲間がいて、勝ったらクラス全員で喜び、負けたらみんなで悔しく思う、これがなんで悪いことなのか。

資本主義社会において、競争は決してネガティブなものではない。

今の教育は例えるなら、動物園で大事に育成し、大人になったらジャングルに放たれるのと同じこと。そんな動物が自然界で生きていけるわけがない。

改めて今の若い人達には負けん気や向上心を持って社会に出てきてもらいたい。
そしてOnly1ではなくNo1を目指してもらいたい。

弊社は負けん気学生大歓迎です!!

弊社では現在、2012年4月に入社してくれる新卒学生を採用すべく、鋭意努力をしている。


ベンチャー企業の経営者と新卒採用の話をすると、多くの社長は、

「新卒採用やりたいんだけど教育体制が整ってないんだよね」

「うちはマネジメントが弱いから活かしきれないだろうな」

「うちみたいなアーリーステージのベンチャーだといい学生は採用できないだろうし」

といったことをおっしゃる方が多い。

私は一切そうは思わない。
というかそもそも弊社は上の3つの条件に全て当てはまっているし(笑)。

それでも新卒採用を毎年実施してきているし、これからも実施していく予定。
そしてそれが弊社の人材戦略、組織戦略の重要な軸であることは今後変わらない。



① 何故ベンチャー企業なのに即戦力ではなく新卒を重要視するのか。
② 何故アーリーステージの無名なベンチャー企業なのにめっちゃ優秀な学生が採用できるのか。



そんな疑問を持つ方も多いかもしれない。

その答えはいろいろとあるのでブログでは書ききれない。

が、思いつく範囲でいくつかポイントを上げてみよう。

まず①については、

 ・企業文化の形成
 ・モチベーションとロイヤリティの高さ
 ・社内活性化、社員成長

という感じだろうか。

これら3つのポイントに対して新卒メンバーが大きな役割を担ってくれている。


なお②については企業秘密なのであまり詳細までは書けないが、ポイントだけ言うならば、

 ・アーリーステージだから優秀な学生が採用しやすい
 ・そもそも優秀な先輩社員がいる
 ・本気で優秀な仲間を採用したいと全社員が思っている
 ・本気で全社員が一致団結してビジネスに取り組んでいる

という感じかもしれない。

なお新卒学生を育てる余力がないという経営者の方、弊社も20名ちょっとのベンチャー企業で教育プログラムも何もないが、弊社の新卒は十分に成長している。

私の経験に基づく持論だが、意欲と能力を兼ね揃えた新卒社員が成長するために必要なのは、教育プログラムではなく、背伸びできる機会の提供なのだと考えている。

勿論学ぶことが大事でないというわけではない。学びたければ教育プログラムなどなくても本を読むなり、社外のスクールに通うなり、先輩や上司に聞くなり、社内で勉強会を開くなり、いくらでも方法はあるもの。


ゴルフでもそうだが、ゴルフクラブを振ったこともないのに、ゴルフ理論ばかり学んでいても上手くはならない。

まずは打ってみることから始めるべきだと思う。

そして壁にぶつかったら自ら解決すべく試行錯誤し、本や先輩や上司からヒントを得て、その壁を乗り越えるなり壊すなりする。そうやって一歩ずつ成長していくのだと思う。


結論、積極的に活躍や経験を積む機会を提供してあげること、そして壁にぶつかったときに一言ヒントを言ってあげたり、アドバイスをしてあげられる先輩や上司がいれば、あとは勝手にスクスクと成長していく。勿論誰もがそうはいかないかもしれないが。。。


長くなったのでこの辺で強引にまとめると、

持続的成長を志すベンチャー経営者には、是非とも新卒採用を強くお薦めします!!

ということでまた明日。



















↑このページのトップヘ