麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2011年04月

このブログでは珍しくiPhoneアプリについて書いてみようと思う。

私は長いことiPhone、iPadを使っているが、アプリとして感動したものは、Evernoteと美人天気(笑)くらいだったが、先週友人よりViberというアプリを紹介されて衝撃を受けた。

Skypeは多くの方が知ってるアプリだろう。
Skypeも十分イノベーティブなサービスであることは間違いない。
少なくとも私の知る限り、遠隔での会議などはほとんどの企業がSkypeを使っている。

電話のように連絡を取り合うというよりは、どちらかというと時間を決めてお互いがそこにログインして使うような使い方が中心になる。
アプリをずっと起動しておかないと電話のようには使えないものの、電池消耗が激しいこともあり、なかなか電話としては使えるものではなかった。

しかしViberは全く異なる。
これはまさに電話。

アプリをダウンロードすると自動的に電話帳と同期され、電話帳の中からViberをダウンロードしている人達がリスト化される。あとはその人をタップするだけで電話と同じように通話ができる。
連絡を受けた方も通常の電話と同じようにプッシュで通知が来るので、アプリを立ち上げておく必要もない。

何が凄いかを整理すると、

・電話番号で相手を特定できる
・アプリを立ち上げておかなくてもプッシュ通知が可能
・通話はかなり鮮明
・3G、WiFi、どちらの環境でも利用可能

これは相当便利。

つまるところ、iPhone同士であれば世界中Viberで無料通話ができるということ。
日本でもホワイトプランがあるが、21時以降はホワイトプランでも通話料がかかるはずなので、いっそのことiPhoneを持っている人は全員Viberをダウンロードしてしまえば無料だ。

なんとも技術イノベーションはとどまるところを知らない。
電話会社なんてそのうち稼げなくなってしまうかもしれない。

しかしViberはどうやって収益をあげていくのだろうか。
恐らくはヘビーユーザー向けの有料プランを考えて行くフリーミアムモデルなのではないかとは思うが、今のところは試行錯誤している段階のようである。

インターネットのサービスにおいてはしばしば従来の事業戦略理論が当てはまらないと感じる事がある。

その一番のポイントは、模倣されるスピードが早すぎるということ。

従来であれば、様々な方法論で競争優位の保てる事業モデルを企画・構築すべき。
しかしインターネットサービスにおいては、なかなかそれを保つことは難しい。
極めて特殊な技術ではないケースが多いし、情報がすぐに筒抜けになりやすく、リソースとしても多額の資金や人員を要さずとも立ち上げることができるケースが多いのが背景にある。

極端にいえばリリースしてしまえば、同時に世界中に知られ、魅力あるモデルであればあるほど世界中に模倣されることとなる。

クーポンの共同購入サービスがその良い例であり、少し前であればSNSもまさにそうだった。

では結局のところどうすれば競争に勝ち残れるのか。

私なりに考えるに、シェア獲得のスピードでしかないのではないかと思っている。
つまり模倣してきた事業者よりも一足早くユーザーやクライアントを獲得し、リーディングカンパニーとして確固たる地位を築いてしまうことが重要なんだと。

そのためには、組織力、実行力、人材力、ひいては経営力が問われる。
事業の企画を詰めに詰めても、結局すぐに抜き去られるような組織力や実行力では話にならない。

ネットサービスで成功するためには、一定レベルの組織力を身につける必要性がある。
事業の企画・開発と同時並行で人材の採用、育成、ノウハウの蓄積を行うことが必要不可欠。

ついつい前者のみに傾注していると、結局成功することができないのだろう。

ということで現在鋭意組織力向上のための努力中!!

まだ道半ばかな。。。

3月、4月と多忙なスケジュールも山を越え、多少の落ち着きを見せてきた。

ベンチャー企業経営者は比較的現場の執行にも深く携わっているケースが多いので、基本的にはその時間として一日のうちのかなりが取られてしまう。

で、夜はというと公私共にお誘いも多く、断らないでいると毎日会食みたいなことに。

そうなると落ち着いて考えたり、本を読んで吸収したりする時間がなかなか取れずにドタバタと日々を過ごしてしまう。

しかし最近現場業務から意識的に離れつつある私としては、次の課題は空けた時間をどう活かすことができるかということ。

暇になったと喜んだり、時間を持て余してしまうのはダメ経営者。
自由になった時間をどう活かすかが経営力の差になって出てくる。

こういった時間を活用して、ベストな打ち手を次々に実施していけるか。
自ら時間を作り出したのに、活かせなければ意味がない。

さてまずは今の会社を理解し、目的を成す為のベストな打ち手、戦略を考えよう。
まさにここからが経営の仕事と言えるかもしれない。


3月の地震が起きてからというもの、いろんなことがあり、ドタバタが続いていた。

まず3月は地震とその後の情報収集&経営判断でドタバタ。
そのまま3月は中間期末ということもあり、社員総会の準備に奔走しドタバタ。
4月は下半期スタートということもあり、上半期の達成会などで夜は毎日のように社員と飲み食い。
そのまま人事評価に入り、なおかつ新卒採用の説明会が週に2回ペースで入り、学生との会食なども週に数回入り。。。。
更には主力事業greenの総合リニューアルのプロジェクトで週末もドタバタ。


こんなドタバタ続きだった3月、4月もGWくらいまでに一段落しそうな感じ。

社員達は今期の始まりということもあり、それほど一段落できるタイミングではなさそうだが、経営者としては今から1ヶ月くらいが一番のんびりできそう。

5月後半くらいからは、7月から8月にリリース予定の新規事業の詰めに加わりつつ、今期の予算達成に向けて戦略修正などを行っていくことになり、また忙しくなるはず。

なので今年のGWはのんびり読書をしつつ、忙しさにかまけてワークアウトを怠ったことによる体のたるみをそぎ落とすことにしよう。

こういうときこそ旅行でも行きたいけど、GWは高いし混んでるしなぁ。。。

悩ましい限り。

今日はこれから学生さんの最終面接と懇親会。

また太る。。。

先日読んでいたゴルフ雑誌でタイガーウッズの特集をやっていた。
そこには、マスターズで勝てなかったことに対する過去のタイガーウッズのコーチ達のコメントと、タイガーウッズのスイングの変遷が書かれていた。

いろいろな意見、コメントがあったものの、全体的なニュアンスとしては、

「タイガーウッズはスイング改造をしすぎた。元のままで十分に良かったのに。」

という印象のコメントが多かった。

私的にはこの意見は極めて評論家的であり、結果論でしか語れない人達の言うことだと感じるし、タイガーウッズが世界ランキング一位に君臨していたときさえも、完璧を目指して驚くほどのスイング改造に着手してきていることに驚きと尊敬の念さえ感じた。

スポーツ選手やその監督も、会社の経営者も凄く似ている気がする。

挑戦をせずに保守の姿勢でいれば、間違いなくいつか衰退する。
積極的に挑戦しても成果が出るまでの間は方々から様々な非難を受ける。
しかしそれが成果につながったときには、賞賛に変わる。

経営もプロスポーツも結局は結果でしか評価はされないということだろう。

冒頭のタイガーウッズへの評価も、マスターズで勝っていれば大きく変わったはず。
普通の選手であれば十分すぎるほどに素晴らしい成果を上げていたが、タイガーウッズともなると、世界一の大会で優勝しないだけで叩かれる材料になってしまうから大変だ。


私自身、挑戦し続ける組織であること、挑戦し続ける経営スタイルであることを、極めて重要なことだと考えている。挑戦を止めて守りに入った瞬間から、その組織は終わりへのカウントダウンが始まるもの。ましてや現代は情報社会であり、今築いている優位性や利益はいつ何時失われるかわからないほどのスピードで新旧交代劇が繰り広げられている。

弊社もこれまでも挑戦し続けて来た。
今も社員の半数以上がネット関連の新規事業に取り組んでいる。
勿論その挑戦に対して、社外からいろいろな評価を頂く。
選択と集中をすべきだとか、人材にフォーカスすべきだとか。


しかし私は私自身の信念と目指すべきMissionの実現に向けて、全力を尽くすのみで、いつかその結果を見てあの時の経営判断は正しかった、と言われる日が近い将来必ず来ると思っている。


そもそも一つのサービスが永続することはない。
しかし一つの組織が永続することはある。

そのためにも挑戦し続ける組織文化を持ち続けることが大事。
今よりも明日、明日よりも明後日を良くしようと努力し、向上心を持ち続けること。

私自身、自分が経営者として「成功した」と感じた時点で退こうと決めている。
成功したと思ってしまったら、人は本能的にその成功を失いたくないと保守に回ってしまうし、何よりも挑戦することを恐れるようになる。

だからこそ成功したと思った経営者はそこで退き、また新たな挑戦者が新たな目標を掲げて経営を担うべきであろう。

これからも我々は多くの失敗もすると思うが、それでも多くの挑戦を続けていくであろう。
そしてそこから数々の成功も生み出していきたい。

常に挑戦者たれ!!



最近、自分よりも若い経営者と会食させて頂く機会が多い。

前職での子会社社長経験も含めると、私自身26歳のときから社長という肩書きで働いてきたこともあり、多くの方々と飲みに行ったり、情報交換させてもらったりしてきた。

3年前くらいまでは、その多くは自分と同年代か年上の経営者が多かった気がする。
勿論意識的にそうしてきたこともある。

自分自身が経営者という極論、誰からも叱られたりしない立場で仕事している以上、自分よりも年上だったり経験の豊富な経営者の方とお会いする中で学ぶことが多いと考えていたのがその背景にある。

自分よりも経験の浅い若い経営者とお会いすると、どうしてもつい先輩経営者づらしてしまい、学ぶどころか、自分が大物経営者にでもなった気持ちで心地よくなり、最後には全部ご馳走して終わってしまいがち(笑)。

なので自己成長のためにも、どちらかといえば先輩経営者や同年代の経営者との付き合いを中心にしてきた。


しかし最近は私自身も37歳を目前にしていることもあり、ベンチャー経営者となると年下の経営者が非常に増えて来た。弊社の取引先でも私より若い経営者の会社は沢山存在している。そうなってくると、そんな自己都合での会食ばかりしているわけにもいかない。

しかも最近は若い経営者から学ぶことも凄く多いことに驚かされる。
特に刺激を受けるのは若い経営者の方が多い。
30代後半のベンチャー経営者だと、その多くは既に創業から5年以上が経過し、良くも悪くも落ち着いてしまっているケースが多く、ちょっと安定経営していたりしがち。

しかし30歳前後の創業間もない若手アントレプレナーの目の輝きや、創業の想いを聞いていると、こちとら負けてられるかという気持ちがふつふつと湧いてくる。

資本市場はある意味で大人げのないガチンコ勝負の世界。
若造には負けんという強い思いを持ちつつも、若い経営者からもどんどんいい刺激をもらいながら、若い会社以上に強い想いを持って経営していこう!!

今日はgreenのセールスチームとサポートチームのメンバー6人と一緒に、3月の目標達成ディナー。

地震という予想だにしない壁にぶつかりながらも、最後の最後まで全員が本気で達成しようと頑張った結果だと思います。

目標を立て、それをクリアする習慣を持つことは、組織として非常に大事なこと。

達成会のディナーは何が食べたいかみんなに聞いたら、迷わずに「お肉!」ということだったので、表参道のよろにくに連れて行くことにしました。

よろにくは私も滅多に行くことがない高級焼肉店。

全員20代の若いチームなので、恐らく誰も日頃は行かないレベルのお店だろうし、今日は存分に堪能してもらいたい。

達成会の良いところは、

・日頃自分では食べないような美味しいものを食べれることで純粋にモチベーションが上がる
・達成したという実感を得ることで勝ち癖や自信をつける
・私やチームメンバーとのコミュニケーションの場となる

という感じだろうか。

何よりもみんなで本気で頑張った上でのご褒美は何であっても嬉しいもの。

でも今日の藤田さんのブログに載ってた肉は、更にレベルが違う分厚さだったけど(笑)。


私は社会人になってから13年程度の間、欠かさずに日経新聞を読んできた。
ここ5年くらいは日経産業新聞も読んでいる。

しかしこの1年くらいで急速に新聞の持つ意義を感じづらくなってきた気がする。

別にこれは、論理的に考えてそう言っているのではなく、直感的に何となく新聞紙面に掲載されている情報に対する興味が薄れている気がするということ。

理由は当然ながらインターネットメディア、特にTwitterやFacebookを中心としたソーシャルなサービスだろう。それらを通して得られる情報の幅が、この1年くらいで格段に広がってきたことによって、唯一新聞の最後の命綱であった「受動で幅広い情報が得られる」という価値さえも、ネットに代替されてしまったということなのかもしれない。

今となっては新聞よりもネットの方が早いし、判断力さえ持ち合わせていれば、信憑性も高いと言っても問題ないだろう。

こうなってくるといよいよ新聞各社がどういう戦略に打って出るのかが気になるところ。
対岸の火事みたいな言い方で申し訳ないが、思い切った戦略を打たない限りは生き残れないだろうなぁと思う。

でも改めて思うのは、本当に事業のライフサイクルがどんどん短くなってきているということ。
本当にどんどん新しいサービスが生み出され、どんどん勝ち組が入れ替わっていく。

常に数年先を見据えながら、挑戦し続ける組織でないといけない。
成功したと思い、挑戦することを恐れ、保守に回った時点で、それこそ数年先はないと思うのが正しいだろう。

これからの時代で勝ち抜く経営者は、自らの責任でリスクを取り、挑戦できるタイプのはず。

新聞について書く予定が、いつの間にか5分後には経営者のタイプの話になってた。。。。

失礼しました。

ユニクロの柳井さんの本で「1勝9敗」という本がある。

この本では、ユニクロが右肩上がりで成長している陰で、実は10の施策のうち9が失敗であったことを明かしている。それと同時に、起業家とは失敗にひるまない精神力の持ち主でなければならないことを力説していて説得力がある。

また柳井さんが良くおっしゃることに、成功するということは守るということだとも説いている。どの水準に至っても企業としては成功とは定義せず、ひたすら挑戦を続けて行く姿勢こそが大事なのだという。

最近まさしくそう感じる。

弊社もリーマンショックの厳しい荒波を何とかかんとか乗り越え、現在は安定した利益を出せる組織にはなりつつある。しかし未来に価値があることを一日も早く成し遂げるべく、社員の半数は新しい事業への挑戦に全力を注ぎ、社員の半数は既存の事業を更に高収益化すべく、日々あくなき努力をしている。

正直、この時点を成功と捉え、短期利益の最大化を狙えば年間で1億円近い利益を出すことも可能だろう。中小企業としてはそれなりの利益額だろうし、オーナー社長であればそれなりのお金持ちになれる水準でもあろう。

しかしそれでは未来に価値があることを成すことはできない。
極端に言えば、単なる金儲けに過ぎないし、更に言えばそれほど長続きはしないはず。

経営とは保守にまわることなく、挑戦し続けることにこそ価値がある。

弊社でもここ2年ほど新規事業に躍起になっているが、いまだにそれほどの価値を生み出せているものはない。

しかしここまでやってきてみて、最近本当に自社の事業企画ノウハウが磨かれてきていることを感じる。柳井さんがおっしゃるように、9回の失敗があっても悩んだり落ち込んだりひるんだりしない精神力を持ち、挑戦し続けることによって1つの勝ちを獲得することが出来るというのはこういうことなのかもしれない。

未だたいして勝ったことがない私が言うのもおこがましいが、失敗する度にめげてるような人には起業家は向かない。常に前を向いて走り続ける人のみが1勝を掴む。

ということでこれからも全力で走り、まずは1勝を掴むべし!

あれ、でも何が成し遂げられたら1勝なんだろうか。。。。
ま、そのあたりは曖昧でいいとしよう。

ここ1年くらい、あまり読書ができず、というか読書をせずに仕事ばかりしてきた印象がある。

社会人になってから恐らく平均すると毎月6冊前後は読んできたと思うが、最近昔のように深夜から早朝にかけて本を読んだりということはしておらず、ペースが落ちている。

体力や時間にも限りがある中で、もうすぐ37歳になる私としては今後の読書の方法を少しだけ見直そうと思っている。

今までは右も左もわからない若輩者だったため、とにかく良書だと言われていたり、興味を持てるビジネス書は片っ端から読んできた。極端にいえば、Webの本もマーケティングの本も、財務の本も、経営の本も、戦略の本も、何でも頭に叩き込みたいと思っていた。

しかし最近になって適当に見つけた本を読んでも、その読書時間の投資に見合った対価を得られないことが増えてきたように感じる。


ちょっと話が脱線するが、私にとってビジネス書を読むという行為は、普通の人が小説を読んだりするように読むこと自体が楽しくて、その行為自体が息抜きになったり趣味だったりということはあまりないかもしれない。あくまでもその行動によって自分が成長したり、気付きがあったりするための行為であり、極端にいえば自己投資だと考えている。

勿論読んでいて面白い本は沢山ある。
それでもやはり読むこと自体が面白いというよりは、それを読んだことで自分の知識の幅が広がったり、ビジネスパーソンとしての成長があったりすることを意識しているという感覚の方が近いように思う。

ゴルフ本などもそうかもしれない。
ゴルフがうまくなりたいから読むのであって、それを読むこと自体が楽しいわけではない。
なので今からゴルフを1年間辞めようと思った瞬間に、ゴルフ本は読まなくなると思う。
ビジネス書も大半はそういう感覚で読んでいるかもしれない。


ここで話を戻すと、最近以前と比べて読書によって自分が吸収できることが少なくなっている印象がある。良く言えばある程度(とはいえたかがしれてるが)の知識やノウハウが身に付いたことによって、適当に読んでも得られるものが少ないということなのかもしれない。もしくは20代のときほど寝ないで活動しているわけではないため、時間の価値が高まっているから、限られた時間をどう使うかという効率を考えるように自然となったのかもしれない。

何にせよ、今の私にとっては20代や30代前半の頃と違い、無駄に本を読むことは得策ではなさそうだと感じる。

で、どう見直そうかと考えてみたんだが、基本的には2つの軸で読書をしていこうと思う。

1つは、そうはいってもその時代ごとに出る代表的な本は読む。
これは、SHARE、経営の未来、ビジョナリーカンパニー、20歳のときに知っておきたかったこと、などなどの書がそれに属するという感覚。

2つ目の軸は、タイミングごとに私自身が身につけたいとか必要だと思う分野・業界の情報やノウハウや発想を得られる本を集中して読むこと。

今のタイミングでいえば、ソーシャルメディア、Facebookなどに関して、自分の感覚や知識をもう一段高める必要性を強く感じているので、そういった類いの本を読みあさっている。これらは短期に集中的に、かつ多角的に読むことによって、自分なりの知見を磨くことが大事だと思う。


そんな感じで、今までのようにガムシャラに何でも読んで、何でも身に付けて行くという荒削りな読書スタイルから、効率的な読書スタイルへと進化させていこうと思う。

いわば若さゆえの荒削り読書スタイルから、洗練されたちょい悪(?)読書スタイルに進化というところだろうか。

末筆ではあるが、ちょい前のブログ「キードライバーは時間の使い方」でも書いたが、読書一つとってもその時間対効果や効率的な方法論などを考えるのは重要なことだと思う。

そう言うと尋常じゃなくストイックに聞こえてしまうが、そういう努力や意識をすることによって、ビジネスも人一倍頑張りながらも、飲みに行ったりゴルフに行ったり、リフレッシュする余裕を作り出したりすることができるのだと思う。

事実私自身、仕事もめちゃくちゃしてきたが、それと同じくらい飲みにも行ってるし、ゴルフやサーフィンやワークアウトもしてきている。(要は睡眠時間を削っているということかもしれないが・・・)

逆にそういうことを考えずにただがむしゃらに頑張っていると、リフレッシュもできず、趣味も持てず、その結果としてどこかでパンクしてしまうリスクが高くなる。

仕事も遊びも趣味も付き合いも、やりたいことを何とか全部やろうと思ったことで、時間の有効活用を徹底的に考える習慣が身に付いたのかもしれない。昔からニ兎追って三兎を得るつもりで努力すべきだと周囲に言っていたくらいだし(笑)。

まあそんなに神経質に考えなくてもいいかもしれないが、継続的にビジネスをハイレベルでやろうと思うと、読書に限らずやはり時間の使い方は大事になる。今やるべき仕事をこなしつつ、自分の成長への時間的投資をしていく必要もある。

私もまだまだ試行錯誤中だが。。。

今月中くらいはは買い込んだソーシャル関連の本を読みふけります。

タイトルと内容が若干ずれたなと思い、最後は強引に読書の話に戻してみました(笑)。

今週末は毎年恒例の芝公園での花見。

毎年若手が頑張ってブルーシートを張って最高の場所を取ってくれるからありがたい。
社員、また社員の家族、パートナーなども交えて、多いに盛り上がり、楽しい場。

そんな花見、今年は場所取り戦争があまり激しくなさそう。

それもこれも石原都知事の「花見を控えろ!」宣言の影響がかなり大きそう。
どういう判断で都知事ともあろう影響力のある人がこんなことを言うのか。

ただでさえ自粛ムードで宴会やゴルフ、イベントなどが各地で相次いで中止になり、外国人まで自国に帰ってしまっている現状で、東京にいて被災もしていない我々が自粛して自宅に居て何ができるのか?!

確かに被災地の方々が苦しんでいる中で宴会なんて、という気持ちも勿論理解できる。
人間であれば当然の心理であろう。

一方で我々ができることは、

・義援金や支援金を送ること
・物資を送ること
・節電すること
・経済活動を頑張ること

ではないのか。

「不謹慎」などと言いながら誤った正義を振りかざすことで、経済が低迷するのは、これから時間をかけて復興していかなければいけない日本においては、大きな打撃となってしまう。

ケータリング会社を経営している友人や、飲食業を営んでいる友人達は、本当に深刻な日々を送っている。

改めて感覚論や精神論ではなく、東京にいる我々が取るべき正しい行動をちゃんと考えるべき。

今までも自宅待機も一日もしていないし、経済活動は一切止めないで頑張ってきた。
今後全ての企業が花見を自粛すると言っても、弊社の「花見決行!」という判断は変わることはない。

こういうときだから雰囲気を明るくし、沢山稼ぎ沢山消費することで、元気な日本を取り戻そう。

と鼻息荒くブログを書きつつ、土曜日の天気予報を見たら雨だし。。。。orz

現代のビジネスにおいて、何がパフォーマンスの差になるのだろうか。

一昔前であれば、情報力や判断力、経験によるノウハウ(やった事があるということ)、人間力(コミュニケーション能力含む)などがあった。

しかし現代ビジネスにおいてはその多くが様変わりしているように思える。
その一番の要因はITとインターネットの進化であろう。


例えば情報力。

現代においては、収集可能な情報という意味は大企業の経営者であっても、私のようなベンチャー企業の経営者であっても、はたまた一社員であっても、さらには学生であっても、ほとんど差はないと言っても過言ではない。下手したらリテラシーの差で若い人の方が情報収集力が高く、持っている情報も多かったりする時代かもしれない。

経験によるノウハウについても、昔ほどの差が出ない職種が増えている。
昔はプレゼンテーション資料一つとっても、何年も先輩が作る資料は凄いなーと思ってみていたものだが、今の時代は様々なソフトウェアやアプリケーション、ノウハウに関する情報や参考になる事例集など、様々なものが手に入る時代であり、それらを駆使できる若者はあっという間に我々世代よりもクオリティの高い提案書を作ったりもする。(勿論何を伝えるかという点についてはある程度の経験値が重要であることはその通りだが)

結局のところビジネスパーソンの実力の差はどこに現れるのか。

いろんなところに現れるとは思うが、私が思う一番重要なポイントは、時間の使い方ではないかと思う。

1日24時間しかないのは世界中の誰もが同じ条件であるのは間違いない。
それは私も孫正義さんも、スティーブジョブスも。

その1日24時間という限られた時間をどこまで有効・有益に効率よく使えるかが最後の勝負になるのではないだろうか。


良くある話だが、1日24時間を大きなバケツに例えてみる。
やるべき事を重要な順に、大きな石、中くらいの石、小さな石ころ、砂利と分けてみる。
そのときに如何に多くの石や砂利をバケツの中に入れられるか。それこそがタイムマネジメントの概念を端的に表している。

砂利から入れてしまっては上手に入らないことは直感的にも理解できるだろう。
当然ながら大きな石から順に砂利まで、少しづつ隙間を埋めるように入れて行くことができれば、最も沢山の石や砂利がバケツに入ることになる。

ビジネスにおけるタスク管理やタイムマネジメントにおいても同じことが言える。

私自身、基本的にはハードワーカーだが、致し方ないときを除きだらだらと深夜まで仕事をするのは好かない。如何に普通の人が1時間かかるところを40分で処理できるか、判断できるか、を考えながら、常に自分にタイムリミットを設定して効率を上げる努力をしている。

人と付き合う時間、社員と話す時間、本を読む時間、その全てが自分の成長につながることを考えると、自然に時間を効率的に使うことを必死に考えるしかなくなるはず。

私は、極端にいえば、電話が左側に置いてある方が動きに無駄がないか、右側の方か、ということくらいまで気にしている。最近では秘書もいないので、会食の設定やスケジュールの調整なども自分でやるが、そういうのも相当に効率的にできるようになってきた。

とにもかくにも非効率な状態を放置しておいたら、その時点で現代のビジネス競争では敗北を意味する。

だからといって一日中ピリピリと仕事をしているわけではない。
社員をつかまえては雑談したり、ゴルフに誘ったり、オフィスをふらふらしている時間も結構ある。

おおよそのイメージとしては、1時間仕事して、10分間は頭のリフレッシュと社員とのコミュニケーションを考慮して、オフィスをうろうろして社員に絡むようにしている。といってもそれほど意識しているわけでもなく、そのくらいしか集中力が持たないだけで、それを自分自身何となく理解していて、実践しているだけのことだと思うが。。。

大事なのは、「もっといい方法がないか」「こんなことにこんなに時間を使うのは無駄だ」「如何にしたらもっと簡単に作業ができるのか」「どういう順にタスク処理するのがベストか」などなど、そういうことを常々考えてながら仕事をすることだろう。

時間をかけるしかない、これしかやり方はない、とにかく頑張る、という精神論で乗り切ろうとする人も多いが、それでは成長はない。世の中にはもっともっと上手にやっている人がいるはずであり、その差はその作業だけでいえばたいした差ではないかもしれないが、自分の社会人人生ということで考えれば相当な差になっているはず。


徒然なるままに書きなぐってしまったので、最後に整理すると、言いたかったことは、突き詰めると実力や成果の差は、時間を如何に有効活用できるかにたどり着く。

それはただ長時間働く人間が偉いなどという単純な根性論ではなく、単位時間あたりの業務遂行スピードの高さであり、最適なタスクマネジメントができるかどうかということ。

そういう人ほど忙しくても上手に遊ぶ時間を作るもの。

毎日深夜まで働き終電で帰り、週末も家で仕事しているという人の多くは(一概には言えないし、私自身もそういう年代もあったが)、効率の悪さを長く働くことでしかカバーできず、進化していけないことで、万年残業人生みたいになっている人が多い気がする。

しかも太刀が悪いのは日本という国は、そういう愚直なタイプを非常に高く評価し、要領が良いタイプを評価しない傾向があるということ。

愚直であることは大事だが、それ以上に時間を有効に使うことが、将来の大きな差になることを理解し、日々時間の有効活用を意識しながら取り組むことが大事だと思う。




昨日でFY11の上半期が終わり、本日から下半期に突入。
ちなみにFYとは、fiscal year の略で会計年度のこと。

弊社は9月決算なので、3月が中間期。
この半期は本当に社員のみんなが頑張ってくれた。

リーマンショックという長いトンネルから抜け出すことに全力を尽くしてきた昨年。

そのリーマンショックから完全に抜け出し、2010年10月から始まるこの第8期を我々I&G Partnersにとっての第二創業期と定義し、今期をスタートした。

第二創業期をスタートさせるにあたり、昨年10月に全社員で熱海で2泊3日の合宿を組み、第二創業期と定義した意味、今いるメンバーこそがこの会社創業メンバーであるという自覚を持って取り組んでもらいたいということなどを伝え、会社の戦略方針など全てを再定義するところから始めた。

それに伴いオフィスも今の麻布十番に移転し、気持ちも新たにスタートした半年前。

いろんな考え方があるし、いろんな基準があるので一概には言えないかもしれないが、創業以来もっとも良い半年だった。少なくとも私にとっては極めてやりがいのある、そして結果の伴う半年だったと言えるかもしれない。

今いるメンバーは本当にリーマンショックの大きな波を共に乗り切ってくれたクルー達。
そしてこのメンバーこそが、まさにこの会社の創業メンバー。

明日は半期に一度の社員総会。
経営陣が社員にあらたまってメッセージを伝えられる場。
笑いあり涙あり、多いに盛り上がる社員総会にすべく全力を尽くしたい。


一方で既に本日から始まる下半期は決して楽観視できる状況ではない。
震災の影響で2週間はさすがにビジネスが動かず、その影響は4月に出てくる可能性が高い。
2週間の基礎指標がほぼ70%ダウンであったことを考えると、例月とおりに推移すれば、例月の35%程度は落ち込むことになるはず。

5月のGWも今年はカレンダーが良い。良過ぎる。。。

一難さってまた一難。

それが経営の難しさであり面白さなのかもしれないけど。

↑このページのトップヘ