麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2011年12月

最近ブログを更新してなかったですが、振り返ってみればあっという間の1年だったように思う。
今年は3.11の大地震をはじめ、世界各国で自然災害の多かった年でもあった。
あまりの自然の猛威を前に、多くの人が自分の人生のあり方を見つめ直した1年だったのかもしれない。

I&G Partnersはというと、長年業績を下支えしてきた人材紹介事業を最小化するとともに、成長企業やIT/インターネット業界に特化した成功報酬型求人サイトGreenを主力事業と位置づけ、総合リニューアルを含めた様々な試行錯誤を実施してきた。

Greenは2006年のリリース以来、本当に多くの努力と試行錯誤を積み重ねてここまでやってきた。

求人サイト市場はリーマンショック以降、長い低迷期から脱することができずにおり、その間に多くの淘汰もあった中、粘り強く成長業界、IT・インターネット業界にフォーカスし、成功報酬型という料金体系にこだわり、想いを持ってやってきたことが今につながっているのだろうと思う。

一方で今の我々は何とか黒字で頑張っている、単なる中小企業の一つでしかない。
社会的な存在価値という意味でも20名ちょっとの雇用を産み出している程度でしかない。

ベンチャー企業というものは、きっかけさえ掴むことができれば二次曲線的な成長軌道を描くことができる。

まだまだ我々はそのきっかけを掴みきれていないのも事実だが、何となくきっかけらしきものが見え始めており、今の方向に信じて突き進めば必ずきっかけを掴める時が近い将来くるであろうことも感じる。

また今の仲間達はリーマンショックも経験し、本当にどん底から会社を立て直して来た猛者ばかり。
この仲間で本気で高いところを目指して一致団結できれば、来年は飛躍の年にできるはず。

2012年4月には4人の新たな仲間も加わり、いよいよ戦闘態勢が整いつつある。

一年を無事に終えられたことを幸せに思いつつも、来年こそは飛躍のきっかけを掴んでやるべく、目一杯背伸びした挑戦をし続けていこうと思う。

株主や顧客の皆様を始め、我々を支えてくださっている多くの方々と、日々多忙に働くうちの社員を陰ながら支えてくれている家族の方々に感謝しつつ、来年は社員一同、今年以上に頑張り、飛躍のきっかけを掴みたいと思っていますので、来年もよろしくお願い致します。

年内は明日28日の午前中までの営業となります。
また年始は1月4日からの営業となりますのでよろしくお願いします。

それでは皆さん良いお年を!

私が社員に対して強く求めて来た要素として、利他心自責という2つがある。

弊社では全社員がその2つの要素を大事だと思っているし、自分はそうであろうと思って日々仕事に取り組んでいるはず。

しかし雑多な日常に追われて仕事をしていると、ついそういう意識が薄れてしまっていたりする。

そういう時はえてして同僚や上司、組織などに対して不満が募っていき、どんどん当事者意識が薄れ、ふてくされたり、勝てなくても自分だけはちゃんとやろうと組織での勝利を諦めてしまったりする。

ふてくされるのは論外だが、後者の「勝てなくても自分だけはちゃんとやろう」というこの発想も一見真面目そうだが、実は組織においては全くいけてない。

「みんな勝つつもりもないし、頑張ろうとしてないけど、自分だけはちゃんと最後まで頑張ろう」

という感覚は極めて自己満足的な考え方。

これは被害者意識や優等生的意識に近いもの。

サッカーチームだとして、後から監督に何でお前ら最後まで勝ちにこだわらなかったんだ!と言われても、「俺はちゃんと最後までやりました!」とここぞとばかりに言ったものの、監督から褒めてもらえないばかりか、仲間からの信頼を損ねる結果になりやすい。

固執すべきはチームとして勝ちという成果を得ること。

そのための努力を最後までしたなら素晴らしいが、上記の例は本気で勝つためにできることを最大限したのではなく、勝てなくても自分だけは頑張ろう、俺一人でも最後まで頑張ろうという、ある意味保身的だったり、被害者意識だったりが強く、本当に勝ちたくて勝ちたくて仕方ない人であれば、間違いなく違うアクションをするのではないかと思う。

何が言いたいかというと、自分だけは頑張ろう、人は人だし、という一見真面目で誠実そうだと思われがちな発想には、利他の心も自責の考えも全くないということ。

膝を付け合わせ、お互いに自分には何が不足しているのかを仲間に聞き、謙虚にそれを受け止めるということが大事だと思う。

思ったより難しいことだが、仲間を心から信頼すること、もし信頼できないなら何故信頼できないかということを徹底的に排除すべく努力すること、そしてその原因の多くは自分にあると謙虚に考えることが大事なんだと思う。

そういうチームは本当に強い。

利他心と自責の発想がある人達が集まればそれが可能になるはず。

今後成長していってもそういうチームでいることができれば、超クールな組織だと思う。
まだまだだが全力で取り組んで行こう。

ここ3週間くらい糖質制限食を実施している。

そもそもは朝ランやジムでのワークアウトで体型や体重をコントロールしていたものの、次第にそれだけではコントロールできなくなってきており、いよいよ本格的に減量が必要か、と思っていた矢先に出会ったのが糖質制限食という方法。

出会いはFacebookでとある知人経営者がシェアしてくれていた以下の本。

満腹ダイエット(dancyu)


糖質制限食とは、読んで字のごとく食事の中から糖質を極力取り除くという方法。
この方法の良いところは、単なるダイエットというだけではなく、人間のそもそも本来持つ正常な状態に近づけてくれるという凄い効果がある。


私はもちろん医者ではないので、完全に本やネットでの情報を収集して整理しただけの受け売りだが、簡単にロジックを要約して記載すると、、、、

・人間は糖質を摂取する必要性がそもそもない
・必要な糖質は肝臓が体内の脂肪から糖を生成することで充分まかなえる(糖新生)
・現代人は糖質を摂りすぎているため肝臓が行う糖新生の機能が働かない
・糖質をカットすることで体内の糖質が欠如し、肝臓が活発に糖新生を行うようになる
・糖新生により体内の脂肪から糖が生成されるため、脂肪が燃焼していく
・糖質以外は普通に食べられるので筋肉が落ちることも肌が荒れることもない

こんな感じ。

ちなみに糖質とは、ざっくりというと炭水化物(糖質+食物繊維)と糖類。
言い換えれば主食と甘いものという感じ。

なので糖質制限中は、米、麺類、パンはもちろんこと、お菓子やデザートなど砂糖が使われているものは食べないようにしないといけない。

また果物も結構な糖質を含んでいるものが多いので気をつけないといけない。
芋類なども要注意。
ソースやタレにも砂糖が含まれるものが多い。
普通のビールも避けた方がいいし、日本酒も糖質が多く含まれているから厳しい。


逆に「こんなの食べていいの?」と思うかもしれないものとしては、

卵、バター、肉、魚、脂身、チーズ、焼酎、ウイスキー、赤ワイン

などなど。

肉なんてどれだけステーキや焼鳥を食べようが問題ないし、チーズも全く問題ない。

まあちょっと言い過ぎだが、糖質を摂らないことが一番重要で、糖質さえ摂らなければ体内の脂肪を効率的に燃焼して(糖新生)、糖を作り出せる。つまり脂肪をエネルギーとして使えるということ。

この方法を実践すると持久力もアップするという。
つまり体を動かすためのエネルギーとなる糖質は体内に貯蓄できないので、糖新生の機能が活性化していない人は糖質を摂取しないとエネルギー切れになってしまいやすいが、糖新生が活発に行える体になれば貯蓄可能な脂肪をエネルギーとして活動ができるため、持久力が格段にあがるという。

さらにいえば血中のコレステロールや中性脂肪も改善されるという、何とも良いことだらけ。

GI値を意識したダイエットも近いものがあるが、厳密にはGI値と糖質の量というのは異なり、この糖質制限食は後者を重視する。


実際に3週間ほど実施して、その間は全く運動もせず、、、、それでも3キロちょっとは痩せた。

ランチ会食などでイタリアンや蕎麦屋に入ってしまうと残念ながらさすがに炭水化物を避けることはできないケースが多いので、厳密には守れていないが、それでもこれだけの効果。

ちなみに夜は酒は飲むは、ツマミは食うわで、どこからどう見てもダイエットしている人には見えない。

タンパク質も十二分に摂取できるので、カロリーを控えるダイエットのように筋肉が落ちてしまうこともないし、体はすこぶる調子がいいから驚く。

米や麺を食べないというのは、メンズにとってはちょっと覚悟が必要だが、慣れてしまえば何とかなる。

ちなみに私はあと2キロくらい落としたらライトな糖質制限に切り替え、ランチだけは米や麺を解禁しようかなと思っているが。。。

体脂肪が高い人や血中中性脂肪が高い人は是非ともやってみることをお薦めする。






もともと本を大量に読む習慣があった。
今思えば経営者として自習を怠ると成長が鈍化するという脅迫観念のようなものがあったのだと思う。
具体的にはピークの時は恐らく1ヶ月に10冊以上のビジネス書を睡眠時間を削りながら読んでいた。

しかしここ半年くらい、何故か急に本を読まなくなった。
それでも不安や焦りや自身の成長鈍化という以前のような感じもなくなっている。

思うに、15年以上ビジネスの一線で様々な経験を積み、多くの修羅場をくぐり抜け、多くの本を読み知識を吸収してきたことで、今読んでも自身の成長や気付きにつながると思える本が減ってきているのかもしれない。

言い方を変えれば、今は読書よりも違うことに時間を使った方が有益だと無意識に感じて判断しているということなのかもしれない。


急に話は変わるが、昨晩サイバーエージェントの藤田さんの最新著書である「成長論」を読ませて頂いた。
内容自体はビジネスパーソンであれば誰にでも当てはまる極めて一般的かつ当然のことを、わかりやすく簡潔にまとめてあるという印象。ゆえに「そんなの当たり前じゃん」とつい流してしまう人も多いかもしれない。
しかしビジネスの一線で本気で試行錯誤してきた人であれば、随所に心から共感できるノウハウが詰まっていることを強く感じることができた。そこに気付けるかどうかが成長できるかどうかの違いなのだと思いながら1時間30分くらいで読了。

結果として私自身もいくつかの気付きを与えてもらえたと思っている。

偉そうには言える立場ではないが、私よりも更に若いビジネスパーソンにとってはより価値を感じられる本だと思うし、特に入社2年目〜6年目くらいの20代のビジネスパーソンで、少し閉塞感や成長鈍化を感じていたりする人にとっては極めて気付きが多いように感じる。
謙虚にそして真摯に一流の経営者が自分の体験に基づき書いている内容だと感じながら読むことで、得るものは大きいだろう。

ただ学生はまだ読む必要はないし、働いてもいないうちから読んでも「へー」としかならないので、この本の価値を感じられないはず。

冒頭で書いたように、最近本から得られる成果が少ないことを本能的に感じてか、あまり積極的に本を読まなくなっていたが、いざ本を読んでみると新しい考え方や意識改革のきっかけになるのは改めて良いことだと思った。

時間は有限なので、何に時間を投下するかはしっかりと判断していく必要があるが、多少睡眠時間を削ってでも価値がありそうな本は読んでいこう。

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