麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2012年06月

最近技術者の採用についていろいろと相談を受けることが多くなっている。
ソーシャルゲームしかり、スマホしかり、エンジニアやデザイナーは引っ張りだこの様相。

正直失業者の人とか全員エンジニアとしての職業訓練をしてあげれば、失業者なんていなくなるのに、と思う今日このごろですが、まあそれはさておき。

現在はコンサルティングを受けるケースはほとんどないのですが、あまりに相談が多いので考え方だけブログに書いてみようと思います。

結局商品を売るときのマーケティングや広告宣伝に近い考え方をする必要があります。

例えばペットボトルのお茶を売る例で考えてみましょう。

お茶は沢山あるので、ただ美味しいお茶を売り出してもまず売れない。
その場合、どういうニーズに絞ることで他社の商品と差別化をはかるかが重要になります。
例えば京都の老舗茶ブランド伊右衛門を掲げて本格さを打ち出す。
または高濃度カテキンを含ませて、痩せるお茶ということで特定保険用食品として打ち出したり。

採用に関しても同じです。
多くの会社が同じような人材を狙っている中で、採用が難航するのは当然のこと。

その中でもおーいお茶のようにそもそものブランドを確立している会社は、それ自体が差別化になってしまうので良いとは思いますが、多くのそうではない会社は普通に募集しているだけでは採用が難しいのは当然のことでしょう。


と考えると、

・採用するターゲットを変える
・自社の打ち出すべきポイントを変える

というのが最初に考えるべきポイントになります。

採用するターゲットを多少年齢が高くても受け入れるのか、外国人でも受け入れるとするのか、経験が浅くても育てようと判断するのか、他社が狙わない層を対象にしていくことで採用成功率が大幅に増すはず。

それでもターゲットは変えられないというケースもあるでしょう。
そうしたら自社の打ち出すべきポイントを徹底的に変更することで採用成功確率を上げることができるケースもある。

例えば、業績好調とうたっていても、採用競合となる他社はもっと業績好調であれば、その打ち出し自体が全く競争力を持たないので、終身雇用を前提として社員が一切辞めない会社というポイントを全面に打ち出したり、責任と裁量を任せますと打ち出しても多くのベンチャー企業がどこもかしこも同じことを言ってる時代なので、逆に徹底した研修制度と教育システムがあり、キャリアを磨くことができるとうことをウリにするとか。

何か他社よりも競争力のある自社の魅力を見つけ出し、そこを全面的に押し出すことが大事。
もちろん自社のHPでも、ブログでも、求人サイトでも、紹介会社でも統一してそういう押し出しをすることで、リクルーティングブランドを構築することが可能でしょう。

自社の魅力や強みを考える場合には、社内にいるターゲットと近しいキャリアを持つ社員に、何故自社を選んだのかをヒアリングすることでわかるもの。

私がコンサルティングを受ける際にも、同様に社員向けのインタビューやアンケートをとらせていただき、自社でも気付いていない魅力や強みを抽出するところから始めるケースは多々あります。

あとは面接でも統一した話をすること。面接で魅力を感じてもらえない会社も多いので、そこも改善余地ありな企業が多いのも事実。


最後に、、、、

いろいろと書いたものの、最終的には魅力ある会社になることでしか継続して良い人材を採用、雇用することはできないので、魅力ある会社になることが大事。

魅力といっても、給与が高い、成長しているだけではなく、社長が社員に対して本当に真摯に向き合っているとか、社員全員が一致団結しているとか、子供を育てながらでも働ける環境が整っているとか。

コンサルティングをさせて頂く企業さんは、全てもともと魅力があるのに、それを上手に打ち出せていなかったり、自分達が理解できていないケースであり、そもそも魅力がない会社を魅力的にすることは、望ましくないですし、長続きしないので請けてません。

ちょっとブログなのでエッセンスだけですが、社内の能力ある人材に上記のようなポイントを伝えて、考えてもらえば、恐らく採用成功確率が変わるものと思います。


弊社のGreenでは各社の魅力を引き出し、情報化して掲載しているつもりですので、興味があれば是非。

といかにも親切っぽくノウハウを書いておきながら、最後は思いっきり営業トークになっちゃいました(笑)。

最近はノマドワーカーやフリーランスといった働き方が増えてきている。

働き方が多様化しているという意味では凄く良いことだと思うし、多くの人が自分の価値観や置かれている環境に合わせた働き方を選択すれば良いと思う。


そういえば、以前に転職を考えている人から

「フリーランスになろうと思うんですけどどう思いますか?」

という質問を受けたことがあった。

この質問に明確な解があるわけはなく、あくまでもその人のビジネスや仕事における目標や目的次第でどちらが良いかは変わってくる。


フリーランスの良さは、比較的時間もお金も自分次第で自由で余裕を持てること。

私の知るだけでも、フリーランスで頑張っており、経済的にも時間的にも相当な余裕があり、頻繁に世界の様々な国に旅行に行ってるような友人が複数いる。
それはそれで羨ましいと思うことも多々ある。


一方で組織で志を同じくした仲間とビジネスをすることの良さは、一人では成し遂げられないような大きなことを成し遂げられる可能性を持っていること。

やはり社会に価値あることを実現しようと思ったら、どうしても個人事業主ではなかなか実現が難しい。

あと補足的には、チームで何かに向かって努力することで、その過程でぶつかる痛みや苦しみは何分の一になり、成功したときや何かを得た時の喜びや楽しみは何倍にもなるということも、チームで取り組むやりがいでありメリットだろう。

プロゴルファーが優勝した時の喜びも相当だと思うが、私自身はナデシコジャパンが優勝したときのような、ああいうチームの仲間と共にそこまでの道のりを振り返り、感動を共にできるような、そんなチームでの達成感や喜びの方に圧倒的な魅力を感じたりする。


私自身、将来的には個人で何かをやることもあるかもしれない。
寂しがり屋なので可能性は薄そうだが・・・。

でも30代で現役ばりばりの今は、仲間と共に世界のビジネスという舞台で一花咲かせたいという想いが強いし、それが成し遂げられたときにみんなと酒を酌み交わし語り合う光景を想像すると、本当にワクワクする。


フリーの方がお金も自由もなるかもしれないが、こればっかりは仲間がいないと得られない喜びな気がする。そしてそういう目標を持ってビジネスに没頭できている自分は恵まれているとも思う。

想いも共有されていないような中途半端な組織に属して、自由もない働き方をしている人は一番大変だとは思う。それならフリーの人の方がみんな楽しそう。

でもそれを越えてやりがいがあるのは、やはりチームで大きな夢を掲げ、信頼できる仲間とともに日々全力でそれに向かって取り組むことだと、少なくとも私は思っている。

今年で38歳。
ベンチャー企業の一線でCEOとして牽引できるのはあと10年くらいかもしれない。

そう思うと焦る気持ちは多々あるが、考え方を変えればまだ10年あるとも言える。
世の中には創業10年未満で世界一になっている会社なんて五万とある。

なんとしても目指すべき場所へ到達したい。
そして到達した人達しか見えないその景色を、今の仲間達と見ることができれば、最高だと思う。

I&G Partnersも設立9年目で、いよいよ大きな分岐点にさしかかっている気がしている。

まさにベンチャー企業として活躍の場を世界に移していき、飛躍をする企業になれるか、代わり映えのない20〜30人くらいの零細企業としてこつこつと安定収益を維持していく企業になってしまうのか。

決して後者が悪いということではないが、I&G Partnersという船はそもそもそこを目指していない。
そしてこの船に乗ることを選んだ人達ももちろんそんなゴールは求めていないはず。

若くて優秀な人材を採用している経営者として、彼ら(彼女ら)に常に成長の機会を提供することは、ある意味責任であり、そのためにも企業は継続した成長をしていく必要がある。

企業の成長が止まると何が起きるか。

まず新たな人材を採用する必要がなくなる。
また既存メンバーの役割を変える必要性もなくなる。
それによって新たな挑戦や成長機会が著しく少なくなる。
夢や希望が失われることで、活気もなくなる。
組織が硬直化し、意欲ある人材から抜け出ていく。

もちろん売却前提だったり、少数精鋭で収益分配するようなプロフェッショナルファームスタイルの会社ならそうはならないはず。

しかし事業会社として大きなミッションを掲げ、それに共感する優秀な若き人材が集まっている組織であればこそ、成長が鈍化したときや将来への夢や希望が見いだせなくなった時の人材流出リスクは大きい。

若くて優秀な仲間がいることは、起業家として極めて心強いことであるが、その反面、上記のようなプレッシャーが常にあるのも事実。そして今まさにその分岐点にいると感じてもいる。

設立から8年以上が経過し、生粋のスタートアップとは良くも悪くも違う空気感があることも事実。

一方で我々が目指す夢の実現のためには、ここから幾度かの大きな挑戦をしなくてはならない。

多少無謀に見える挑戦かもしれないが、それなくして成し遂げたいことが成し遂げられない。
そして私自身も創業者として既に38歳になろうとしている。
もうベンチャー企業の経営者としてはそれほど時間もない。
限られた時間でどこまでもっていけるか。

リーマンショックから一定の利益が出せる今日に至るまで、数年かけて全力で再生してきた。
しかしここで安堵してしまっては話にならない。

経営者としてリスクをとってでも成長し続ける道を選択しなくてはいけない。

改めて自分自身に強く言い聞かせ、次なる挑戦を仕掛けていこうと思う。

恵まれていることに、人材力という意味でも資金力という意味でも、ノウハウという意味でも、それなりに挑戦ができる状況は整いつつある。

あとは実行に移すのみ。

社員もがびっくりするような挑戦を仕掛けて行き、良い意味で刺激のある成長を実現したい。
もう一度創業ベンチャーのような勢いを取り戻すくらいの取り組みを考えないと、踊り場からの脱却はできないとも思う。

やはり企業は成長し続けないといけない。

さて、夏を目前にまた忙しくなりそうだ。

最近本当に多くのサービスが生まれている。

これはまさにソーシャルやスマホの広まりにより、サービスの開発コストが圧倒的に下がったということがある。

極端にいえば学生であっても技術さえ持っていればサービスを作ってリリースできる時代。

ゆえに次から次へとサービスが生まれている。
そのこと自体は凄く良いことだと思う。

元来保守的な日本の若い人達が、ゲームやアプリをきっかけにどんどん自ら事業を営むことの魅力ややりがい、楽しさを知ったり、伝えたりして、より多くの優秀な人材がベンチャー起業、ベンチャービジネスに挑戦するようになれば、日本経済にとっても大いにプラスになるはず。


一方で私自身、長年新規事業を模索しながら、多くの失敗を繰り返してきた。
失敗から学ぶとは良く言ったもので、成功したものから学ぶことよりも圧倒的に多くのことが学べる。

そんな中で思うのは、インターネットのサービスが広まる鍵は、

提供価値 > 広告宣伝

であるということ。

広告宣伝が意味ないということではなく、提供価値を高めることがファーストステップであるということ。そのファーストステップをクリアしていないのに、広告宣伝にお金を投資しても、広報やPRを頑張ることで集客や認知を高めたとしても、結局はユーザーや顧客は離れていってしまう。

逆に提供価値がユーザーや顧客の期待を超えていれば、ソーシャルに伝播して次第にユーザーが増えていったりもする時代とも言える。

もちろん広めるための仕掛けは大事だが、ファーストステップは一定の提供価値ができるサービスへと磨き上げることであると思う。

昨今新規事業のノウハウとして、リリース後のピボットという話も良く出るが、まさに一定の価値が生まれるまではピボットを繰り返していく必要がある。もちろん見込みがあるという前提の元に、ではあるが。

穴の空いたバケツではいつまで頑張っても水は溜まらない。溜まったとしてもそれは一時的なもの。
インターネットのサービスも偽物は絶対に流行らない。流行ったとしても一時的なもの。

最近多くの新規サービスを見ていて、ふとこんなことを思ったりする。

我々も近い将来、また新たなサービスへの挑戦をするつもりだが、自分で書いたこの内容を肝に銘じて、価値あるサービスを生み出したい。

しかし新規事業ってほんとーに難しい。。。。

先日とある訴訟についてブログに書かせて頂きました。

多くの応援のメッセージや、多少なりブログに書いて公開したことへの批判も頂きました。
そのこと事態は当然のことと思っていますし、公開する時点である程度予期していたことでもあります。

ただ今回の件は、ブログにて公開したことにより、親友経営者の方々数名が間に入ってくださり、また先方も事の重大さを理解頂いたことで、無事話し合いにて解決する運びとなりました。

またこの度の先方との話し合いにより、一定の誠意を持って対応頂いたことと、今まで対応頂けなかった理由についても、一定の理解ができたため、先ほど当該ブログ記事は削除させて頂きました。


このたびの件で良い意味でも悪い意味でもいろいろと反響を頂きましたが、どちらにせよお騒がせして申し訳ありませんでした。

取り急ぎ裁判まで発展することなく、無事解決したことをここに報告させて頂きます。
またご協力頂いた方々、ありがとうございました。

最近ずっと寝不足の日々が続いている。

そんなこと言うと、やっぱり仕事が忙しいんだろうとか、ワーカホリックだとか言われるが、実はそれだけで寝不足になっているわけでもなかったりする。

現在は若手社員が随分と成長してきてくれたこともあり、それほどのプレイヤー業務は抱えていないこともあり、考えたり、判断したり、ミーティングに参加したりすることが仕事のほとんどを占めている。つまり労働集約な仕事が少なく、仕事のみで毎日が寝不足になるようなことはあまりない。

では何故寝不足なのか。

一言で言えば間違いなくいろんなことをやり過ぎているということ。
つまるところ完全に欲張り過ぎ。


具体的には、

1、仕事全般
2、英語の勉強
3、飲みや会食
4、読書
5、ワークアウト
6、サーフィンやゴルフやスケボーといったスポーツ
7、美容院や歯医者など
8、DVDや映画鑑賞

といった感じで、1〜4は平日、週末関係なく発生しているもの。
5〜9は基本的に週末に発生しているもの。

これらを全てこなそうと思うと、さすがに睡眠時間を削る以外に方法がない。
ショッピングに行く時間などがあまり取れないので、服や下着などはもっぱら四半期〜半年に一度のアウトレットなどで大量に購入したりすることでクリアする。
移動時間も勿体ないので、基本的には職場と家は常に徒歩圏内だし、食事や飲みに行くのもタクシーで2000円圏内が多い。

特に最近は2の英語の勉強に時間を優先的に確保していることもあり、意識的に3の会食や4の読書を減らしてコントロールしているつもりなのだが、それでもそれほど余裕はできず。

まあ今のところ睡眠よりも、上記のような活動をすることの方が優先されているということでしかないとは思っている。

多くの人は睡眠時間を削ってまでワークアウトしたり、サーフィンやゴルフをしたり、読書をしたりはしないと思うし、私もちょっと自分は異常だと思ったりもする。
そういう意味でもやはり普通の人よりは欲深いし欲張りなんだろう。


でも何となく自分の周りにいる友人達にはそういう人が多いような気がする。
類は友を呼ぶなのかもしれない。

まあこれだけやりたいことをやって、寝不足な日々を送っているにも関わらず、体だけは本当に健康そのものだから親には感謝しないといかんとつくづく思う。

とはいえ明日今年の人間ドックの結果が出るまでは何とも言えないけど。。。

その結果、今まで通り健康優良児であれば、50歳くらいまではこのペースで充実した日々を送っていきたい。

特にビジネスに関しては、ここから3年以内には必ず海外進出をし、グローバル企業へと成長させることが私の経営者としての必須条件だと思っていることもあり、そのためにやるべきことは山積みだし。


人生、最も有限なリソースは時間であり、その限られた時間をどう活用するかということが、どういう人生を送りたいかということなのだとも思う。

私は自分の人生「二兎追うもの二兎を得る」をモットーに当面の間はあらゆる興味の実現に向けて、ひたすら走り続けたい。

第二の人生はそれらの欲が全て満たされてから考えるとしよう(笑)。

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