麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2012年07月

昨日日曜日に人生で初のTOEICに挑戦した。

社内で受けられるIPテストという形式で、80%程度の社員で同時に受けてみた。


良くTOEICは単なるテクニックだし、話せるようになんてならないよ、というアドバイスを頂いたりする。今回初めてTOEICを受けてみたが、そうおっしゃる人の意見は意見で正しいんだろうと思う。

一方で私自身、経営者として長年ビジネスに携わってきた中での習性として、定量化されていない目標を追うほど継続できないことはない。

英語ができるようになりたい、という目標は極めて抽象度が高い。
その目標を実現するために英会話に通ったり、日々リスニングをしたところで、いつになったら目標が実現できるのかがわからず、モチベーションが継続しづらい上に計画も立てずらい。

TOEICがベストではないのかもしれないが、少なくとも「英語ができるようになりたい」という抽象的な目標を、「TOEICで800点を取得する」という定量的な目標に置き換えることができ、それにより具体的な学習プランやスケジュール、自分の習得度合いを定期的に測ることができ、PDCAサイクルを回すことが可能になる。

多少回り道なのかもしれないが、それ以上に定量化することで、得られるメリットも大きいと思う。
実際に私自身、経営者であり将来転職することはないと思うので、TOEICの点数なんて全く必要ではないが、あくまでも自分の英語学習の定点観測指標として、定期的に受験していこうと思っている。

上記にTOEIC800点を取得すると書いたが、お恥ずかしながら今回の目標はまずは600点越え。
受験から早20年が経過している私としては600点もちょっとしたハードル。。。

そして2012年中に700点越え、2013年中には800点越えを実現することを目標にしたい。


そのために2012年中は、単語と熟語、リーディング、リスニングをバランス良く習得すべく努力する。
そして2013年からは、それにスピーキングをライティングを加えることで、より実践で利用できるようにしていきたいと思っている。

1日おきに1時間/日を目安として上記学習を継続していけば、恐らく目標は達成できるはず。

こういう計画が立てられるのも目標を定量化しているから。

何でも定量化することで実現可能性が高まるので、日頃目標を定量化していない人は是非やってみて下さい。それによってできてないことも自覚できるので、正直しんどいけど(笑)。

求人メディアの領域は世の中のインターネットの潮流からすれば極めて遅れていると言えると思う。

もちろん我々も一応はGreenという求人メディアを運営する会社なので、他人事ではないのだが。。。


求人情報も一種の企業から求職者へ向けた広告だと捉えれば、その遅れは誰にでも理解できるはず。


インターネット広告の流れとして、不特定多数からよりセグメントして、対象者を絞って広告表示をする手法へとシフトしている。

年齢や職種やエリアなどを絞って表示できるFacebookAdや、一定のキーワードで検索した人にのみ表示するリスティング広告、何らかアクションを起こした人に継続して表示するリターゲティング広告などはまさにその典型だろう。

一方で求人メディアはいまだにより多くの人達に、ただただ求人広告を表示しているケースがほとんど。

インターネット広告市場の進化からすれば、5年くらいは遅れている印象。

企業の人事の方々も、多くの方はいまだにPVや登録人数という指標を重要視して、メディアの力を測ろうとされている印象がある。

しかし求人メディアもよりセグメント化されていくべきだし、よりターゲットを絞ったマッチングサービスへと進化していく必要性を感じる。

偉そうなことを言っても、我々の運営するGreenもIT・Web業界の成長企業と、そこで活躍を志すビジネスパーソンをマッチングさせるプラットフォームを目指しているものの、いまだ十分に実現できているとは言えない。。。

それでも業界を絞って運営し続けてきたことと、登録者もそういう企業が求める人達にフォーカスして地道にマーケティングしてきたことにより、高いマッチング効率を実現できているのは間違いない。

今後、求人メディアは人材サービスというよりも、インターネットサービスとしての進化が問われる時代に突入していくはず。そして競合は既存の人材企業ばかりではなく、新たなインターネットベンチャー企業も次々に参戦してくると考えている。

LinkedInなどもその一つ。

インターネット×仕事、インターネット×採用という分野において、一足早くから試行錯誤してきた先駆者として、常にトップランナーとして、そして挑戦者として新しいことに挑戦し続けます。

Greenもいよいよ最近リニューアルしすぎな気もしますが、インターネットサービスだと思えば、その頻度は極めて一般的だと捉えて、引き続き留まることなく進化し続けます。

IT・Web業界の全ての企業が使ってくれるサービスになるべく!

インターネットサービスを手がける会社において、多角化とはどういう意味を持つのか。

ベンチャー成長論には選択と集中という戦略論が主を占める中で、あえて我々が多角化に拘る意味について考えてみた。

古くからある有名な成長戦略の一つにアンゾフの成長マトリックスという考え方がある。

アンゾフ成長マトリックス



見ての通りの簡単なマトリックス。

ここでいう多角化とは、新規製品×新規市場であり、最もリスクが高い領域だと言われている。

短期的な事業の成功難易度という意味では間違いないと思うが、経営戦略という点でいえば、特にネット企業にとってはここは避けて通れない領域ではないかとも思う。

インターネットのサービスのライフサイクルは極めて短くなりつつある。
そんな中で一つのサービスを強みとして、その事業を軸に展開することで、長期に渡り強みを維持できるか、という点について総合的に考えて少し疑問がある。

答えの一つは目指すべきゴール設定にもよるかもしれない。
事業のライフサイクルを意識しつつ、ピークで売却すれば良いということであれば、確かに成功難易度の高い領域に足を踏み込むことはないと思う。

一方でネット企業が組織としての永続性を目指すのであれば、この領域には足を踏み入れていかざるを得ない気がする。


多角化するリスクもさることながら、メリットも多いのではないだろうか。


ネットサービスを成功させるために必要な要素は、

(1)開発力やクリエイティブなどの技術力
(2)該当する事業領域における土地勘

であり、それに加えて既存の顧客リソースやブランドを活用できれば優位に進めることができる。

とはいえ(1)についてはネットサービス企業であればもはや持っていないと勝てない時代。
そういう意味では(1)を自社に有しているということは、優位性ではなく必然性といえる。

となると勝負は(2)を持つことと、それらを最終優位に進めることができるリソースを有しているか否かということのみ。

(2)という点については他社と組むか詳しい人材を採用することで補える面は大いにある。
ソーシャルゲーム業界が既存のゲームコンテンツ企業やキャラクター企業と組んでいるのはまさにその一例だと思う。


こうなってくるとポイントはビジネスを優位に進められるリソースを有するか否かのみだが、恐らくインターネットサービスではその事以上に、ネットサービスへのリテラシーの方が重要度が高いのだと思う。

例えばファッションブランドがECをやってもゾゾタウンのようにはいかないだろうし、百貨店がショッピングモールをやっても楽天のようにはいかないのと同じ。ゲーム会社がソーシャルゲームでヒット作を出せないのも同じ理屈だと思う。

つまりインターネットの世界にはインターネットの世界のノウハウやコツが存在する。

そういうことを全て考慮すると、ネット企業が限られた人的・資金的リソースを最大限コントロールしながらも、多角的にサービス開発を行っていくことは、メリット>デメリットなのではないかと思ったりしている。

上記以外にも、意欲ある社員の採用、社員の成長の機会提供、ネットビジネスに関する組織としてのリテラシーの向上などなど。

ちょっと今回の考察は時間が短く、あまり論理的ではないことはお許し頂き、人的、組織的なメリットも含め、組織を永続していくことを前提に考えると、多角化はネット企業にとって一種理にかなっているのではないかと思う今日このごろ。

自分の会社の戦略の正当化っぽくて恐縮ですし、反論も多そうな気がしつつ、勢いで書いてしまいましたが、あくまでも戦略のプロフェッショナルではないので、単なる起業家の一見解程度にとらえて頂ければ幸いです。






会社という組織は、時間が経てば経つほど、また人数が増えれば増えるほど、無駄な仕事や無駄な業務が増えていくもの。

例えば1万人を越えるような大企業だと本当に価値がある仕事をしている人が何割いるだろうか。

本来であれば、1+1+1+1+1=5、できることであれば、5以上になる必要がある。

しかし私が知る多くの企業では、1+1+1+1+1<5になってしまっているように見受けられる。

偉そうに言ってるが弊社もそうかもしれない。
まだ小さいのでそれほどではないが、そのリスクは常に抱えているだろう。


自分が、もしくは自分達の組織がそうならないようにするためには何が必要なのだろうか。


私が達した結論は、本当に自分がこの組織で貢献する上で何に取り組めばいいか、ということをとにもかくにも強く意識すること。

もしかしたらPCに向かって何となくやっているメール処理などのほとんどは、今すぐやめてしまってもそれほど会社の成長には影響がないかもしれない。
もしくは、毎日やっているような会議も、ほとんどは明日なくなっても誰も困らないかもしれない。

この状態は神輿でいえば、数人の肩にだ神輿の重さがのしかかり、その他の多くの人達はぶら下がってしまったり、何となく肩にふれながらも重さは負担していない、そんな状態だろう。


私のような経営者という立場でさえもそうなりうると最近感じる。
私自身も一時期はまるで大量の仕事に追われているかのように、毎日長時間に渡り仕事ばかりしている時期が多分にあった。

もちろんその全てが無駄だったとは思ってないし、思いたくもないが、今冷静になって考えてみれば、もっと会社を成長させるために自分がやるべきことはあった気がしている。

その当時は自慢げに受注金額数百万円とか上げていたが、今思えばその影響は軽微で、経営者としてはそんな時間があれば、もっと組織に貢献できることがあっただろう。

大きな意味での優先順位や劣後順位が明確になっていなかったということかもしれない。

会社の目指すべき方向に向かって、前に進むことを強く意識し、その中で自分の持っている力や裁量において、何ができうるベストなことなのかを常に意識し続けて行くことが大事だと思う。

その上で必要のない業務や影響の少ない業務は勇気をもってリストラ対象とするべき。

無駄な仕事をリストラしていくと、どうしても自分の役に立てることがなくなってしまうのでは、という不安や錯覚を覚える人も多いかもしれない。
その際には自分だけで考えず、上司を巻き込み、自分がもっともっと役立てることを相談すべき。

そこまでしてやることがないということになるのであれば、そもそも自分が貢献できることがこの組織にはないのだと思った方がいいかもしれない。

もちろん組織というチームで役割分担している以上、自分勝手な取り組みをすることが望ましいわけではない。あくまでも上司と積極的に相談し、そしてチームを巻き込み、自分が何をすべきかを伝え、それに全力で取り組んでいくということが大事。



凄い練習しているのに上手くなれないスポーツ選手。
凄い頑張って勉強しているのにいつまでたっても話せない英語。
しょっちゅう走ったりトレーニングしたりしているのに変わらない体型。


空回りしていることに気付き、自分が最大限成果を出せるであろうことを考え、そこに全力を注ぐことが、どんな世界でもハイパフォーマーへの最短距離なのだと思う。

私自身も経営者として「がむしゃらに頑張って仕事する」のではなく、自分が何をすれば会社を大きく成長、飛躍させることができるのかということを必死に考え、そこに自分の全力を投下することを強く意識していく必要がある。

頭に汗をかかないといかんですね。

創業9年目、今年もドタバタとしているものの、2012年9月期は売上・利益共に過去最高水準になることが見えている状態にある。

社員をそれほど増やさずに売上を増やすことができているということは、生産性が上がっているということ。ある意味凄く良いことでもある。

一方で一人一人の業務負荷が上がってきてしまっているのも事実。

そんな状況にも関わらず、現在通常業務以外にも4つほどの新規サービスのプロジェクトが動いている。
業務負荷を軽減させないといけないと言いつつ、新規サービスプロジェクトを多数立ち上げるという矛盾する動きをとっている。

選択と集中という話は頻繁に聞く。

しかし我々が目指す夢の実現は、Greenだけでは成し得ない。
ゆえに遅かれ早かれどこで挑戦するかという判断になる。

今までも散々いろいろとやってきて、感覚値も含めて思うことがある。

会社の雰囲気、社員のモチベーションや意欲、業績や市場からの評価が良いときこそ、無理してでも挑戦すべきだということ。

もしかしたらせっかく上手く行ってるのだから、今は集中すればいいのと思う人も多いかもしれない。
多くの企業では、会社が厳しくなったときに、次なる柱を見つけるべく必死になって新規事業に取り組むというケースの方が多いかもしれない。

振り返れば私自身もたびたびそういう経験をしてきたが、改めて思うのは、同じ事業を展開するにしても、会社全体が良い状況にあったり、自分達に余力や自信があるときでなければ、物事をポジティブに考えたり、いろんな可能性を客観視しながら進めることができない。

新規事業のように先の見えない挑戦こそ、取り組む人達の意志や意欲、自信が大きく結果を左右する。

そう思ったときに改めて自社を見渡してみると、今年は優秀な新卒も入社し、来年入社予定の内定者も既にインターンとして活躍をしてくれており、主力事業は右肩が上がりで推移と社内はいまだかつてないほどに活気がある状態だといえる。

もちろん課題も山積しているが、社員達は自信を持ってそれに立ち向かえている印象。


新たな種を撒いていくのであれば、こういう時を逃してはいけないと思っている。
今、みんなが少しづつ背伸びして新たな種を撒くことで、この会社の近未来は大きく変化するはず。

どの種から芽が出るかわからないが、なかなか筋が良い挑戦が複数動いていて、近い将来が楽しみ。

経営上、この判断が正しいのかどうかは正直今は誰にもわからない。

あくまでも未来における結果でしか答えはわからないが、この会社のリーダーである自分自身が今のこの会社の状況や近い将来におけるこの会社の成長を想像したときに、純粋にワクワクできているということが極めて大事だと思っている。

これからも突き進んで行く上で、分岐点で迷うことがあるようであれば、常にワクワクできる道、挑戦しがいのある道を選択し続けたい。例えそれが茨の道であっても。常に挑戦者たれ!

先日投稿したブログ「消費税増税について思うこと」について、ちょっと補足を。

その後、いろいろと意見をもらい、ちょっと野田政権支持派だという誤解を招くかなと思ったので補足することに。

消費税の増税は恐らく日本として避けては通れない道だということについては書いた通り。

ただ野田政権がそれを推進していることは、明らかに筋が通らないのは事実。
筋が通る、通らないがどれほど重要か、それよりも日本のために、という気持ちが、現政権の中にあるのかもしれない。

しかし国民が選んだ時の民主党は全く逆のことを言ってきて、選ばれたわけだから、勝手に政策を変更して自由に突き進んでいいということはないはず。影響範囲の小さなことなら臨機応変という言葉で収まったとしても、原発や消費税増税など国として非常に大きな影響を及ぼす政策については、野田政権がある種勝手に決めてしまうことは許されない。

もし実際に政権運営をして、やはり消費税の増税なくして日本が成り立たないということに気付いてしまったということであれば、それを国民にちゃんと説明し、改めて国民の信を問わなければいけない。

株式会社だって重要な決議事項については、株主総会を開催して決議する。

例えば役員報酬であっても、当初株主との間で決めた役員報酬枠の中であれば、代表取締役に一任されているが、それを越える場合は株主総会で決議しなければならなかったりする。

野田政権もそもそも民主党が国民と約束したこと、それが当選した理由なのだから、それを変更するのであれば、ちゃんと背景や根拠をしっかりと説明し、国民の信を問うのが筋なのだろうと思う。
まあ野田政権が当選したんじゃないわけで、だとしたら国民としてはより納得がいかないはずだし。

そういう意味で、私自身は決して野田政権支持者ではない。
というか支持どころか国民を無視して独断で暴走している政党でしかないとさえ思っている。

多分国民には判断ができないから、自分達が正しいと思うことをやって日本を良くする、なんて思い込んでいるんじゃないだろうか。もしそうだとしたらそれは勘違いも甚だしいし、何様なんだという話だ。

何度もいうが個人的には、増税には反対ではない。
ただし今回の野田政権の進め方に関して極めて勝手でルールを逸脱した進め方だと思う。

ということで野田政権支持派ではありませんので誤解なく。。。

増税はしないといけない。
恐らく日本が生き残って行くためには増税は必ず通らなければいけない道。

ほっておけば財政破綻することが見えている。
もちろん社会保障の見直し、改革は進めない限り、消費税増税だけでは補えないレベルの歳出増なのもわかっていること。

恐らくこれらのことは多くの知識層は理解しているはず。

では何故増税反対という人が過半数だと言われているのだろうか。


一つには、今の政府や官僚に対する不信感であろう。
増税したところでその使い道に対して信用できないという感情が先立っているのではないかと思う。

もう一つは選挙公約を大きく逸脱していること。
民主党があまりにも名言したマニュフェストと真反対であることが大きく叩かれている要因の一つ。


私自身は消費増税はある意味仕方ない選択であろうと思っている節がある。

消費税を上げたら経済状況が悪化するという理論は今ひとつ信憑性がない。
その逆の理論を唱えている経済学者などもいるくらいなので、一概には言えないはず。

個人的に思うのは、財政破綻に突き進む状況を変えない限りは、何にせよ経済状況が改善されるわけもなく、そのためには無駄使いを見直すなんていうレベルでは間に合わないというか、影響軽微すぎるのはわかりきったことで、それはあくまでも国民の不信感や感情論でしかないということ。

そういう意味で、消費税増税も致し方ない道だと考えている。


まあでも今の民主党のリーダーシップだとちょっと不安なので、そういう意味ではみんなの党や、橋下さんなど、本当に意志が強く、旧態依然とした体質に命を賭けて対抗していけるような人達が、国をリードできるように、我々自身が選挙で意思表明をしていかなきゃいけない。

もっと思うのは選挙の仕組み自体、特に一票の格差を是正することも同時並行でしないと、どうしようもない人ばかりで国を動かすことになりかねない。まさに今の状態のように。

原発の話も正直まじでありえないし、個人的には好きな民主党の細野さん自身も恐らくありえないと思っているはず。(テレビでのコメントでもそういう含みを持っていた)

ただ今すぐに変えられないので、黙っているのだろうが。

何にせよ、彼らを選んでしまったのは無知な我々であり、一番最悪なのは無関心であること。

ネット選挙の実施も含め、本当に自分達が選挙に本気で参加することから始めないといけない。

ワークライフバランスという言葉は随分と前から言われてきた。
仕事と家庭を両立させるためのバランスに関する意味を持っているということは誰でも知っての通り。

ただワークライフバランスについてどう考えているかという話になると、これは結構難しい。

私自身、37歳まで独身で仕事にどっぷりと浸かった生活をしてきた。

独身だったからどっぷり浸かれたのか、どっぷり浸かっていたから独身だったのかは、今となってはよくわからないが、間違いなく充実していたし、ビジネスという土俵で何かを成したいという気持ちが強い自分としては、そういったワーク95:ライフ5みたいなワークライフバランスはごくごく自然だったような気がする。


話は変わるが、これからの日本は完全に労働人口が右肩下がりになっていく。
というか既に右肩下がり。

労働人口が減少し、高齢者が増加するという事実を考えると、日本の経済が立ち行くはずがないことがすぐにわかる。

解決策はあるのか。

短期的な策として思いつくのは、

・外国人労働者を積極的に取り込んでいくこと
・女性や高齢者が働ける仕組みを作ること

くらいだろう。

もちろん長期的には少子化をどう食い止めるかということが本質的ではある。

しかし短期策として、まずは女性が継続して働ける世の中を作っていくことが大事だと考える。
本人が希望すれば専業主婦ももちろんいい。
その分、旦那さんが頑張って働いて稼げばいいだけのこと。

それは家庭内での役割分担であり価値観なので、夫婦間で一致していればなんら問題はない。

ただ勿体ないと思うのは、働きたいし、十分なキャリアを持っているにも関わらず、子育てとの両立が難しくて主婦にならざるを得ない人。

この人達をもっともっと積極的に支援することで、ある意味労働人口が増やせる。
それによって保育にも、アパレルにも、タクシーにも、外食にも、中食にも、様々なところにお金が流れて行く。

さらには中長期的に少子化を食い止めるためには、働きながらも2人目の子供を生めるような社会をつくりあげることも、国として重要なミッションであろう。

私自身、26歳から企業経営に関わってきたものの、正直ワークライフバランスなんてほとんど真面目に考えたことはなかった。がむしゃらに寝る間も惜しんで仕事ばかりしてきた。

しかし38歳を目前とした今、I&G Partnersで働く若い女性社員の将来や、家庭を持ちつつも日々夜中まで仕事に勤しむ男性社員の未来を考えたとき、会社としてどうあるべきかということを真剣に考えつつある。


我々の夢は、

インターネットとアイディアによって多様なサービスを生み出し、世界に広く喜びと感動を創造する

ということであり、それを実現するために日夜必死に頑張っている。


その目標を追いかける気持ちは強く持ち続けて行く事は言うまでもない。

しかしその方法論として、今のような働き方を越えた、理想の働き方、最も成果の出る働き方、優秀な人材が長く働けるサスティナブルな企業というものが、実現できるのではないかという考えが、少しづつ自分の中に芽生え始めている。

会社のValueである「全ての社員が誇りを持てる組織であり続ける」という文章にもあるとおり、全ての社員が誇りを持てる組織というのは、社員の年齢やプライベートなステージが変わることで、多少なり方法論を変化させていかなければ、全ての社員が誇りを持ち続けることなんてできないのかもしれない。

ワークライフバランス、お恥ずかしながら改めて最近考え始めた大きなテーマです。

今日のブログは最近弊社の中で流行っていることについて。

誰しもが、やりたい!と思いながらもなかなか継続できずにいるものやことってあるはず。

例えば、ダイエット、英語学習、早起き、ワークアウト、読書などなど。

やらなきゃ、やらなきゃと思いつつも、ついついサボってしまったり。。。


私も含め、またうちの社員も含め、人間はそれほど意志が強くないのが普通。

ただ健康診断で数値がイマイチだったのに十分にダイエットしたり、健康に配慮できないのは論外だし、継続した勉強や読書なども、一流のビジネスパーソンになるなら必須であろうと思う。

どうやったら継続できるだろうか。

そんな発想から現在取り組んでいることがある。

それは英語学習なら英語学習で、何人かで「毎日1時間は勉強する!」と決意表明をし、毎日実施したらその旨を投稿し合うことにしている。そしてもしサボったらイエローカードで、ニ度サボるとレッドカードとなり、200円の募金をすることが義務づけられている。


私は現在、毎日の筋トレ(腹筋と腕立て)と、英語学習を数名の社員とお互いにコミットしてやっている。

実際にそれによってどういうことが起こるか。

例えば昨晩などもいろいろあって深夜の1時を過ぎてもまだ筋トレをやっていなかった。

お酒も入っていて、さすがに今日はもう筋トレはサボってしまおうという気持ちが全開だったものの、iPhoneを見ると次々に「本日の筋トレはコンプリートしました!」「筋トレDone!」などのFacebook投稿が社員達から。。。

結局悔しくなり深夜2時過ぎに筋トレをする羽目に。

ちなみにやれなかったときの罰則は200円程度の募金だけ。

それよりも仲間内で決めたことができない奴というレッテルを張られる悔しさは、結構な抑止力になるから面白い。

お陰様で英語の学習と筋トレとストレッチは毎日継続できている。
人は弱いからこそ、仲間を巻き込み、自分の逃げ道を塞ぐことで、やるべきことが実行できるということなのだと思う。

自分を追い込めるマゾタイプの人じゃないと、そもそもやる気がしないかもしれないけど(笑)。

今度は早朝のランニングでもコミットしようかな。

いよいよいろんなことにコミットしすぎて時間が足りなくなりそう。。。

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