麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2012年11月

Facebookなどでも何度か投稿済みだが、いよいよ12月3日に弊社の新サービスがリリースする。

その名も

JobShare


サービスについて簡単に説明をすると、、、、

まずFacebookアカウントを使って利用するサービスとなる。
求人ニーズを持つ企業の人事や経営者などがFacebookアカウントを使って企業アカウントを作成し、次にその企業アカウントから社員を招待し、登録を促す。

つまりこの時点で企業アカウントとそこに紐づく社員アカウントまでが出来上がる。

その上で、人事や経営者が求人情報を登録・掲載すると、紐づいた社員達に応援(シェア)要請の通知が届き、社員がそれをコメント付き(例えば「うちの会社から面白い求人出ているよ」など)で応援(シェア)、場合によってはその社員の友達が更に応援(シェア)するという流れで求人情報が広まる。

その求人情報を見た社員の友達や、社員の友達の友達が興味を持って応募し採用に至ると、その採用に関わった社員やその社員の友達に御礼金として企業からの採用費の一部が還元される。ちなみに採用された本人にも還元される。

さらに言えば、実質的に採用された当事者とは関係はないが、応援(シェア)したことで採用に協力してくれた人達にも一部が御礼金として還元される。

整理すると、企業は成果課金であり、なおかつ社員、社員の友達を通じて何らかつながりのある信頼できる人を採用ができ、広く世の中に非効率な告知をせずに済む。
また協力する社員やその友達も、信頼できる企業の情報を友達に伝えることで、御礼金を得ることができる。さらにその情報を見て転職した人も、友達や友達の友達を通じて入手した求人情報ということもあり、メディアで探す以上に信頼&期待できる情報が入手でき、なおかつ転職すれば御礼金ももらえる。

つまりJobShareは関わる人全てがHappyになれる可能性を持つサービス。



もう少し別の角度から説明すると、、、、

時代の変遷と共に情報の媒介者が変わってきている。

例えば、昔であればテレビや新聞や雑誌など、マスメディアと呼ばれる媒体が情報入手経路としては最も影響力を持っていた。しかし今の時代、リテラシーの高い人達はもはやソーシャルメディアやブログといった自身の信頼できる人達を媒介として得られる情報を最も信頼するようになりつつある。

わかりやすい例として飲食店の情報について考えてみよう。

人々はぐるなびなどのように飲食店が自社の広告として発信している情報よりも、食べログなどの集合知や口コミを信頼する。さらには食べログよりも、自分が信頼する人や価値観が近い人から「この店は美味しいよ」と言われれば、それを一番重視するだろう。

話を求人情報に戻そう。

従来は企業が広告料金を払って求人誌や日経新聞、求人メディアなどに求人情報を掲載してきた。今でもまだそれが圧倒的な市場シェアを占めている。しかしそれはあくまでも求人広告にすぎない。

それに対して人材紹介会社などは企業からの広告とは異なる視点や情報が加わることで、多少なり広告よりも信頼されやすいことで、今日に至るまでの躍進がある。

手前味噌ながらGreenも広告型モデルではなく成功報酬型モデルとすることで、情報の客観性などを担保してやってきているからこそ、今の成功がある。

しかし求職者からすれば最も信頼できる情報媒介者は、紹介会社でもGreenでもなく、友人や信頼できる人達からの口コミであることは、飲食店の例からしても明らかであり、求人情報の媒介も近い将来そっちへ向かっていくのが自然であり、そうなっていくことが望ましいと思っている。

それがまさにソーシャルメディアの浸透によって、いよいよ可能になるのではないか。

それを実現するのがまさにJobShareだと考えている。

JobShareは、ある意味求人情報のアフィリエイトモデルだが、ソーシャルグラフを活用することで、いくらアフィリエイトといえども自分が自分の友達に広める情報にはある程度の責任が発生することから、信頼できる情報や良いと思う情報でないと積極的には広めたくないという心理が働く。

ゆえに社員のロイヤルティが低い企業や社員の友達からの評判が良くない企業の情報は極めて広まりづらい。逆に本当に魅力ある企業の情報は応援してもらいやすく、広まりやすい。
また社員の友達やその友達には、自社の求める人材が存在する確率は高く、広く世の中に告知するよりも効率的にターゲットにリーチできる可能性がある。

より良い企業により良い社員が集まる。それこそがJobShareで実現したいカタチでもある。


弊社ではこのJobShareを年内には英語バージョンを含めた複数言語で海外へと展開していく。

さらにはビジネスモデル特許を出願しており、リーガル面でもプロテクトは万全。

世界のリクルーティングマーケットをソーシャルの力で変革していきたい。


ちなみに、、、、

Greenとのカニバリゼーションについてのご指摘を頂くことが多いが、そこは全く心配していない。
そもそもGreenだけで全てのニーズにお答えできているわけではない上に、GreenJobShare共に成功報酬型のサービスである以上、企業からすれば両方を活用し、良い人材が採用できたらFeeを払うということで十分に成り立つ。

もしJobShareの方が安く、それだけで十分良い人材が採用できるということになれば、確かにGreenはシュリンクしていくかもしれないが、それはJobShareの大成功を意味するわけで、自社のサービスを自社のサービスが駆逐していくことができる企業こそI&G Partnersの目指す姿だと思っている。


まだまだスタートラインに立ったばかりではあるが、皆さんのお力をお借りしつつ、GreenJobShareを武器にインターネット×HRの領域におけるリーダーカンパニーとして飛躍を実現したい。

さあ勝負はこれからだ。

最近は、私が唯一テレビを見ている朝のニュースでも、きたる12月の選挙のことでもちきり。
正直、今回の選挙では2つの選択肢で大きく迷っている。
それは自民党と日本維新の会の2党である。

先に述べておくと、選挙で政治家を選出する上で、誰もが見方も異なるだろうし、立場も異なるであろうし、当然に考え方や価値観も異なると思うので、正解や答えがあるわけではない。
しかも私自身、今ひとつ見えていないしわかっていないと自覚している。

ただ今回の選挙は日本という国の将来を考える上では、今まで以上に重要な選挙になる可能性があるということについては認識している。


大きな差となるポイントは、地方分権なのかもしれないと感じている。

外交、国防、景気対策、教育制度改革、社会保障、原発問題など、様々な議題があるのは勿論のことながら、一番この国を大きく変える可能性があるポイントであり、政党間での違いが明確なのはこの一点だと感じている。

勿論時間軸を無視すればあらゆることが大事だが、あえて今の日本の課題からすれば、景気対策、外交、国防、地方分権くらいが重要度の高い問題であろうと思う。原発に目がいきがちではあるが、実はそこではないように感じている。

発想のベースが自民党は基本的に中央集権的な発想。
橋下さん率いる第三極は基本的には地方分権的な発想。
ただ石原さんとの統合により今ひとつ不明確ではるが。。。


今までの日本の成長を支えて来たのは中央集権モデルであることは間違いない。
しかしそれが長く続きすぎたことによる弊害が今まさに露呈しているのも事実である。

人口増による単調な右肩上がりの経済成長が見込めなくなった今、霞ヶ関への権力の集中化を一度壊し、各地方に責任と裁量を任せることで、各々が成長するための知恵を絞り努力をすることが大事なのかもしれないと感じているのは私だけではないだろう。

一方で地方分権に対する反対意見にも一理あるようにも感じる。

短期的な景気安定化という意味では、実行力や経験値からしても手堅いのは自民党であり、ねじれの解消と量的緩和、外交や国防といった面で安定かつ現実的な政策を打ち出しているのは事実なのだと感じるのは否めない。

しかし彼らの根本の発想や視点や価値観は、間違いなく旧態依然とした政党そのものであり、日本を根本的に良くしようという発想の前に、目先の既得権益や古くからの慣習にとらわれていることに、一抹の不安と疑問を持ってしまう。さらに安倍さんはとにもかくにも主張が論理的でないせいか、もしくはスピーチや答弁が異常に下手なせいか、まさにその典型に見えてしまう。

抽象的なことと、相手の悪口や粗探しばかりでは日本は何も変わらない。
そんな人に本当に首相を任せていいのだろうか、とつい思ってしまうのは間違っているだろうか。

経済界の重鎮達にとっては自民党が都合が良いのは間違いないはず。
長年の関係性を含めてそういう関係性が出来上がっているのだし、短期的な景気を考えたらそうなるのは自明なのかもしれない。

一方で我々若い世代は直感的にも、答弁内容の論理性からしても、橋下さんの話や、みんなの党の渡辺さんの話が一番ピンとくるという人が多いのではないだろうか。

我々国民レベルが持っている情報量や知識量から、政策の是非を判断するのは明らかに難しい。
見えていない面を推測して議論する以上、思い込みの域を出ない。

とするならば一旦国が安定するであろう自民党を選ぶのか、大きな変革を期待して三極を選ぶのか、ここは判断どころなのかもしれない。

橋下さんが自民党的発想を持つ石原さんと組んでしまったことで第三極は選びづらくなったという事実はなきにしもあらずではあるが、根本的に彼の本質論と既得権者と全面的に戦ってでもそれを実行する強い意志に賭けてみたいという気もしている。

あとはちょっとまだ早いのかもしれないと感じている感覚をどう乗り越えるか。
もう少し各党のマニュフェストを見比べた上で、最終判断をしようと思う。

難しいのは、個人としては良くとも政党としては良くないケースが多いこと。

民主党でも細野さんのようにしっかりと軸を持ち誠実な人もいる。
自民党でも勿論そういう人はいるだろう。
逆を言えば第三極でもなんだか頼りない人は多数いる。

国を良くするための方法論について、心底議論できる政治家と、経済界からの有識者を集めて、本気で利己を捨て、選挙のことや政局を全て忘れて議論したら、一体全体どういう政策ができあがるのだろうか。ここに最も興味がある。

残念ながら私自身は政治にそれほど精通していないこともあり、個人的に尊敬する方々の意見を聞きつつ、自分なりに判断しているレベルに過ぎないが。

個人的には孫さんの本音でも聞いてみたいところだ。

とにもかくにも20代、30代の国民一人一人がしっかりと意志と考えをもって一票を投じる事がまずは大事だと思う。

私も20代は一切興味がなかった政治だが、今更ながら選挙の重要性を強く感じている次第である。

日本がこうなってしまったのは我々一人一人の責任。
本気で国全体にとってベストな政治家や政党を選ばなければいけないと思う。

非常に難しいテーマ。
昨日の会食でも大いに盛り上がったテーマの一つ。

私はこのブログを既に6〜7年くらいは書き続けているが、その中でも何度か触れているテーマ。
そして一貫して主張していることは、あくまでも企業にとって売上高や利益が主たる目標になることはないし、そうあるべきではないと思っている。

企業にとっての利益は、人にとっての血液のようなものであり(昨晩の会食では空気と表現していた方がいましたが)、無くては存続していけないがそれ自身が目標でも目的でもないはず。

企業は人々の生活を豊かにしたり、便利にしたり、健康にしたり、そして幸福にしたりすることが、本来の存在意義であるはず。

我々自身も改めて存在意義は何かと問われた時に、インターネットを使って世界の人達に喜びと感動を届けるような会社になりたい。そして顧客、株主、社員から「理想の会社ってこういう会社だよね」と言ってもらえるような会社を創り上げたい。

I&G Partnersが副次的に掲げているテーマ(実はこっちが私にとって最も重要なテーマだったりもするが)として、「全ての社員が誇りを持てる組織であり続ける」ということがある。

やはりそもそも企業の存在意義は真に顧客に価値を提供し、顧客に必要とされ、社員がやりがいや貢献を感じ、その結果対価を頂けるというサイクルの中で成り立っているはず。
その正のスパイラルを正しくしっかりと回していける組織経営をしていくことが経営者の義務であろうと思う。

昨日の会食で持ち上がったジョンソン&ジョンソンの話を少し紹介しよう。

同社は74期連続増収増益で、平均の増収率は11%と脅威の企業として有名である。
この同社の社員が果たすべき義務として「我が信条(アワ・クレドー)」と呼ばれる条項は極めて有名な話である。

その信条では優先順位の第一は「顧客」、第二は「社員」、第三は「地域社会」、第四は「株主」だとうたっている。

米国系上場企業である同社がよく60年以上も前にこんなことを宣言したものだと感心する。
勿論株主からの大いなる批判があったはずだが、この優先順位を守ることこそが企業の永続的な成長に不可欠であり、それゆえに今まで74期連続で平均11%もの成長を実現してきたのだろう。

売上や利益は結果としてついてくるものであり、必要不可欠ではあるが、それ自体が目的化するのは資本市場の仕組みを利己的に解釈した極めて投機的な組織なのではないだろうか。

もしかしたらちょっと言い過ぎかもしれないが、沢山の売上を上げ、沢山の利益を生み出しながらも、顧客も社員も幸せでなさそうな会社をいくつも知っている。だとしたらその経営者は何を目指しているのだろうか。

まだまだ話し足りなかったのか、昨晩の会食での勢いそのままに綴ってしまったが、まだまだ何の存在意義も見出せていない会社の経営者として、昨晩の会食は自戒の念を忘れずに社会に価値ある組織を創ろうと再確認できる良い出会いだった。

煮詰まっている日本を始め、世界を変えていくのはまさに30代の我々であろうと強く思う今日このごろである。

昨日の三井住友VISA太平洋マスターズで、21歳の石川遼が久しぶりに優勝した。
なんと石川遼が優勝するのは2年ぶりというから、改めて時の流れの早さに驚かされる。

当然インタビューで聞かれるのは不調の原因。
何が原因でここまで勝てない日々が続いていたのかということ。

それに対して石川遼が主たる理由として上げたのは、肉体改造。

世界という厳しい戦場で勝つために、自らの肉体を鍛え上げ、この2年くらいで筋肉量を大幅に増やし、体重もかなり増加したという。少しでも遠くに飛ばすため、深いラフからでもグリーンを狙える力をつけるため、ということなのだろう。

しかしその結果として上半身の筋力に頼った打ち方が身に付いてしまったのか、もしくは急速につけた筋力を上手にコントロールできなかったのか、ショット自体が力に依存したものになってしまっていたという。


石川遼はまだ21歳。
20歳までの間に日本で9勝もした人が、世界で勝つためにリスクをとって肉体改造をしたというのだから凄いことだと思う。

宮里藍が米国で初優勝した時もそう思ったが、手に入れた栄光に満足することなく、最終ゴールに向けてリスクをとってでも挑戦しようとする人達。勿論そこには想像を絶する苦労も伴うが、一流と呼ばれる人達はそれを乗り越えて、ひとまわり大きくなって表舞台に戻ってくるから凄い。

タイガーウッズなどもあれだけ不調だと言われ、もう時代が終わったとまで言われながらも、世界ランキングを見ると2位という。。。十分凄い。

改めて世の中は自分達が見たいようにしか見ないし、リスクを取って失敗してしまえば言いたい放題言われてしまうのが常。それでも自らの信ずる道を曲げずに、人の何倍も強い意志をもって努力を重ねた人だけが到達する世界があるのだろう。

改めて石川遼の2年ぶりの優勝から多くの学びをもらった。
私もいろいろと試行錯誤しつつも、信ずる道を曲げずに突き進もうと思う。

朝のニュースでは連日田中文科相の3大学の認可取り消しについて報じている。
各局、基本的には田中文科相の暴走や越権行為であり、誤った政治主導だという内容。

田中眞紀子さんと聞くと確かに以前の外務大臣時代の指輪事件があまりにも有名で、今回もまたかと思ってしまいがちなキャラクターであるのは間違いない。

ただ今回田中眞紀子さんが言っている日本の教育の質を高める必要があるというのは至極もっともで、今まで文科省がのらりくらりとやっていたことで日本の教育水準が世界的に見ても著しく低下しているのは間違いない。

ということで個人的に今回の問題を整理してみた。

まず法律や規則に基づいて大学設立の手順を踏んでいた3校に対して、いきなり大臣の権限で認可を取り消すのはさすがに暴挙といわざるを得ない。現在の認可申請のフローが良いか悪いかは別の話であり、現状の規則に則って申請し準備が整っている大学がある以上、これは認可すべきだろう。

一方で現在の認可申請のあり方や補助金などのあり方、大学運営が赤字でもまかり通る状況は、確かに多いに問題なのだと思う。そういう意味で田中眞紀子さんの問題提起自体はそれほどずれていないのかもしれない。

とするならば、現状認可直前だったその3校については認可をした上で、今後新たに認可の条件が変更になった場合には、速やかにその基準を満たす努力をすることを義務づけるというのがバランスの取れた判断だったように思う。


話を戻すが、日本の大学教育の質を上げるためにはどうすればいいか、という議論は大事なテーマの一つであることは間違いない。

かくいう私自身、大学時代に勉強した記憶もなければ、その4年間で人付き合いや大学外で学んだこと以外にはそれほどの学びがあったとも思っていない。我ながらお恥ずかしい話だが、周囲にもそういう人が多かったように思うし、日本の大学生の抱えるある意味典型的な問題なのだとも思う。

つまるところ、田中眞紀子さんのいうように「教育の質をどう上げていくか」という壮大なテーマについて考えるべきだということについては誰も異論はないのだろう。

彼女の問題はその問題提起からいきなり方法論として「だから量を減らす」「基準を厳しくする」という自分が一番正しいと思う方法を頑に押し通してしまうこと。

正直規制を強化したら質が上がるかと言えば、私自身は疑問に思う。
勿論、教育の領域は専門ではないので強く主張するほどの論拠もないのだが、規制強化することで質があがった業界はあまりないのではないかという印象がある。
税金が投下されるのはありえないが、それさえないなら各大学は自立して運営していけるように努力し競争していけば良いのではないかと思う。それほど単純な話ではないのかもしれないが。。。

勿論基準を厳しくすることで大学教育の質を上げるという方法論もありうる選択肢の一つではあろうと思う。

とすれば田中眞紀子さんは大学教育の質を上げるべきだという問題を提起した上で、その方法論や選択肢についてはちゃんと官僚や専門家の意見にも耳を傾け、議論をした上で最終的にベストだと思う方法論を実行に移していけば良かったのではないか。

その意思決定の手順や検討プロセスを全て飛ばして(少なくとも飛ばしたように見える状態で)、まるで自分の考えや方法論が全て正解であると決めつけた上で決断するという、まさにその傍若無人っぷりが何より一番の問題だろう。

勿論ある程度の独断で実行しないと保守的な官僚組織に潰されてしまうという背景もあるのかもしれないが、それにしても意思決定プロセスの曖昧さや、意思決定の根拠不足、さらには説明責任を果たせない人が大臣として権力を握っているという現実を恐ろしく思う。

改めて、近い将来に文科相は変わってくれて全然いいとは思うが、誰がなったとしても是非日本の教育水準を世界のトップ水準まで引き上げ、未来の日本を担う若者達を国全体をあげて育てていくという方針を掲げ、その具体的な方法論について官僚や専門家を巻き込んでどんどん進めていってもらいたい。


ちょっと話にまとまりないが、私個人の素人意見を少しだけ記載する。

私の周りの経営者の中にも教育に問題意識を持っていたり、教育に関心を抱いている人は少なくない。
しかし学校や教育といった閉鎖的かつ規制だらけの領域に、切り込んでいく難しさがあるのだと思う。
そこの規制をもっとなくしてビジネスパーソンが参入、参画できる機会を提供するだけで、競争が生まれ、クオリティの高い教育を提供する組織も出てくるのではないかと感じる。
その結果日本の教育の質における問題の一つとなっている教師や教授の社会的地位や報酬の低さも、解決されていくのではないだろうか。
とはいえあくまでもこれは教育の素人である私の単なる思いつきでしかないが。。。


最期に、、、

メディアの伝えることが全て正しいわけではないことを理解し、その報道の裏に隠れている本質や真実をしっかりと理解する努力をしないといけない。今回の報道においても改めてそう感じた。
安倍元首相は報道番組の中で田中文科相のことを嘘つきだとかおかしいとか、首相の任命責任だとか、ここぞとばかりに感覚的な批判ばかりしているが、今回の本質的な問題点をちゃんと理解しているだろうか。今回の件では何が問題で、本来はどうすべきだったのか、という点についてはほとんど何も語ることなく、他人を感情的に批判することしかできない人が、将来再び日本の首相に返り咲いてしまう可能性がある日本の政治の現状を心から危惧するのは私だけだろうか。

40歳を目前として最近ちょくちょく知人から言われる言葉は、

「儲っている中小企業の社長が一番幸せだよ。羨ましいな。」

なんていう話。

勿論単なる酒飲み話なので基本的には「まあそうかもね。」なんて言って流しているものの、実際には私自身そんな考えを持ったことは一度たりともない。

私も今の会社を創業して早10年目を迎え、経営者としては13年間、様々な葛藤と試行錯誤を繰り返してきた。正直起業家としては随分とロートルであるのは事実で、市場からの期待値は20代の将来性豊かな起業家に集中するのも致し方ない。

しかし数々の修羅場をくぐり抜けてきた経験豊富な経営者が成功する確率は、起業したての経験の浅い若い経営者が成功する確率よりも高くあるのが当然だと思っている。実際に米国ではさして若くない起業家が成功している例は数知れない。

恐らく若い起業家とロートル起業家の一番の違いは情熱や体力、そして会社を伸ばそうという強い意志なのではないか。年を取るにつれて自分の人生のことを気にし始めて、起業家としての大成よりも個人としてのプチ成功を選択する人が多いのではないか。

個人的にはそういう選択肢が悪いとは思わない。

しかし私はそういう道を選ぶために起業したわけではないし、まだまだ体力も意欲も若い起業家に負けていないと自負している。

万が一私が個人のプチ成功なんて選択しようものなら、私が採用してきた血気盛んな若手達が許してくれない(笑)。

巷ではとうとうインターネット業界の巨人も、本格的にGreenを模倣したモデルでサービスを始めるという情報もあり、より競争は激しくなるはず。

このままの規模感で安心して守りに入っていたら、あっという間に飲み込まれてしまう。

急速に変化し続けるインターネットの世界において、横ばいは衰退を意味する。
積極的に成長を志し、価値ある組織、価値あるサービスを創り上げねば未来はない。

上記を踏まえて、私自身の経営判断としては、向こう2年くらいでインターネット×HRの領域において自他共に認めるNo1カンパニーの座を獲得するという目標に定めた。

来年景気が悪化するという情報ももちろん把握している。
それでも挑戦するのがベンチャーのベンチャーたる所以であり、中小企業で終わるつもりは毛頭ない。

改めて今期、来期はリスクテイクすることも厭わず、次のステージへと飛躍を遂げるべく挑戦することをここに宣言する。

さて自分の逃げ道を塞いだところで、今期はいっちょ頑張ろう♩

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