前回のプロフェッショナル〜仕事の流儀〜で本田圭祐が特集されていた。
その中にはビジネスパーソンにとっても非常に価値ある話しが凝縮されていた。
ちょっと話しが脱線するが、実は私自身、本田に対しては今までそれほどいい印象はもっていなかった。
もちろん2人ともサッカー選手としても人間としても凄いレベルの人達であることは理解している。
その点ではなく、チームプレイヤーとして、チームを代表する影響力を持つ人としてチームのパフォーマンスを最大化することや、チームとしての目標を達成することに対するアプローチに少し違和感を感じたりする。
事実、放送の中でも前半ではこんなことを言っていた。
「正直チームなんてどうでもいいと思ってました。負けようが勝とうが、どっちゃでもいいと。オレが点とれば、それでいいと。」
逆に三浦知良や長友などはチームプレイヤーとして本当に優れているという印象を持つ。
その違いは、チームで勝つこと、チームにとってベストなことに集中できているかということ。
もう一つはサッカーそのものを楽しんでいるか、もしくは周囲からそう見られているかということ。
話しを戻そう。
今週のプロフェッショナルを見て、本田への印象は少し変わった。
番組によれば、彼自身自分で掲げた高い目標に近づくために試行錯誤を繰り返している中で、まだ若く、そしてどん欲であったがゆえに、自分が活躍すること、自分がゴールを決めることに固執をしていた。それが彼の目指すビッククラブに移籍することへの近道だと思っていたのだろう。
彼の所属するCSKAモスクワはそういう選手ばかりが集まっていたことで崩壊しかけていたという。
そんな中で彼自身、試合に勝てないこと、誰もチームのために尽くさないことに少しづつ違和感を感じ始め、あるタイミングから誰よりも先に自分がチームのために全力を尽くそうと考え始めたという。そこから少しづつチームも変わっていき、多くの人がパスすべきところでパスし、シュートすべきところでシュートし、協力的になり、勝つことに拘り、雰囲気も良くなっていたと。
26歳にして単身外国にいながら凄いチーム変革を担ったものである。
そしてそれによって周囲がどんどんポジティブに巻込まれていったこと。本田自身もこのやり方のほうが正しい、そう感じたのだろう。
当然ながら、彼が独り相撲をとっていた時よりも、彼自身のパフォーマンス(チームの勝利への貢献度合い)は圧倒的に高い。例えゴール数が減ったとしてとも。
そう考えれば、恐らく当初本田が利己的に頑張っていた方法よりも、後半のチームへの貢献に徹した方法のほうが、本田の夢の実現へは間違いなく最短ルートのはず。
また本田自身も、チームとして信頼し合い、協力し合い、本気で勝つことに向けて一致団結することの楽しさを感じてしまった以上、もう二度と戻ることはないと思う。
それを示すかのように番組の最後のほうで紹介された本田の言葉がある。
「人って自分が喜んだ時より、他の誰かを喜ばせたときのほうが幸せなんですよ。」
本当にそう思う。
ビジネスもスポーツも、突き詰めると同じ本質論にたどりつくものだと改めて思う。
ちなみに私が今年の2月に書いたブログ「キャリアに関する勘違い」の中でこう書いている。
これまでの私なりの経験の中でいろいろと考えてきた結果、思うにビジネスパーソンとして一流かどうかは所属組織の目標や成長に対する貢献度合いの一点のみで決まるのではないかと思う。
サッカー選手もそうだが、個人で目立つことばかりを考える選手ではなく、チームとして勝つために自分が何をすればいいかを考え判断し実行できる人こそが一流なのだと強く感じる。
まさに本質論は変わらない。
大事なのは組織の目標実現にどれだけ貢献できるかだけである。
これからの本田の活躍が待ち遠しい。
その中にはビジネスパーソンにとっても非常に価値ある話しが凝縮されていた。
ちょっと話しが脱線するが、実は私自身、本田に対しては今までそれほどいい印象はもっていなかった。
もちろん2人ともサッカー選手としても人間としても凄いレベルの人達であることは理解している。
その点ではなく、チームプレイヤーとして、チームを代表する影響力を持つ人としてチームのパフォーマンスを最大化することや、チームとしての目標を達成することに対するアプローチに少し違和感を感じたりする。
事実、放送の中でも前半ではこんなことを言っていた。
「正直チームなんてどうでもいいと思ってました。負けようが勝とうが、どっちゃでもいいと。オレが点とれば、それでいいと。」
逆に三浦知良や長友などはチームプレイヤーとして本当に優れているという印象を持つ。
その違いは、チームで勝つこと、チームにとってベストなことに集中できているかということ。
もう一つはサッカーそのものを楽しんでいるか、もしくは周囲からそう見られているかということ。
話しを戻そう。
今週のプロフェッショナルを見て、本田への印象は少し変わった。
番組によれば、彼自身自分で掲げた高い目標に近づくために試行錯誤を繰り返している中で、まだ若く、そしてどん欲であったがゆえに、自分が活躍すること、自分がゴールを決めることに固執をしていた。それが彼の目指すビッククラブに移籍することへの近道だと思っていたのだろう。
彼の所属するCSKAモスクワはそういう選手ばかりが集まっていたことで崩壊しかけていたという。
そんな中で彼自身、試合に勝てないこと、誰もチームのために尽くさないことに少しづつ違和感を感じ始め、あるタイミングから誰よりも先に自分がチームのために全力を尽くそうと考え始めたという。そこから少しづつチームも変わっていき、多くの人がパスすべきところでパスし、シュートすべきところでシュートし、協力的になり、勝つことに拘り、雰囲気も良くなっていたと。
26歳にして単身外国にいながら凄いチーム変革を担ったものである。
そしてそれによって周囲がどんどんポジティブに巻込まれていったこと。本田自身もこのやり方のほうが正しい、そう感じたのだろう。
当然ながら、彼が独り相撲をとっていた時よりも、彼自身のパフォーマンス(チームの勝利への貢献度合い)は圧倒的に高い。例えゴール数が減ったとしてとも。
そう考えれば、恐らく当初本田が利己的に頑張っていた方法よりも、後半のチームへの貢献に徹した方法のほうが、本田の夢の実現へは間違いなく最短ルートのはず。
また本田自身も、チームとして信頼し合い、協力し合い、本気で勝つことに向けて一致団結することの楽しさを感じてしまった以上、もう二度と戻ることはないと思う。
それを示すかのように番組の最後のほうで紹介された本田の言葉がある。
「人って自分が喜んだ時より、他の誰かを喜ばせたときのほうが幸せなんですよ。」
本当にそう思う。
ビジネスもスポーツも、突き詰めると同じ本質論にたどりつくものだと改めて思う。
ちなみに私が今年の2月に書いたブログ「キャリアに関する勘違い」の中でこう書いている。
これまでの私なりの経験の中でいろいろと考えてきた結果、思うにビジネスパーソンとして一流かどうかは所属組織の目標や成長に対する貢献度合いの一点のみで決まるのではないかと思う。
サッカー選手もそうだが、個人で目立つことばかりを考える選手ではなく、チームとして勝つために自分が何をすればいいかを考え判断し実行できる人こそが一流なのだと強く感じる。
まさに本質論は変わらない。
大事なのは組織の目標実現にどれだけ貢献できるかだけである。
これからの本田の活躍が待ち遠しい。