麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2013年08月

I&G Partnersでは、年齢、入社年次、性別、学歴など一切関係なく、フラットな関係性の中で、必要に応じてプロジェクトが組まれ、プロジェクトリーダーも最も適任者がアサインされる。

つまるところ、上司、部下という関係性が基本的に存在しないフラットな組織。

正確には、役員だけは役職があるが、それ以外はみんな社員。
事業責任者も存在するが、それは●●事業プロジェクトのプロジェクトリーダーに過ぎず、プロジェクトリーダーはその人の出世した肩書きを示すものではなく、その時点での役割を示すものという認識。

ちなみに今週から2015年4月入社の新卒採用プロジェクトが始動したが、そのプロジェクトリーダーを務めるのは、2014年4月入社予定の内定者で現インターン生。そのプロジェクトのメンバーは2年目の社員と1年目の社員。つまりプロジェクトリーダーである内定者にとっては1つ上の先輩と2つ上の先輩。

世の中にはあえてそういうアサインをすることで、組織に刺激を与えたり、若手にチャンスがあることを強調する会社もあるだろうし、その戦略自体を否定するつもりは毛頭ないが、弊社におけるアサインの基準は成果を出すためのベストな布陣を組むということに他ならない。

今回の新卒採用プロジェクトも最適だと思われるメンバー構成と最適だと思われるリーダーの選定を行った結果、偶然内定者が選ばれただけのこと。勿論副次的にはいろんな影響、効果もあるかもしれない。しかし軸としてはあくまでも成果を出すためである。


ちなみに弊社では母子家庭のお母さん社員も2人ほどいる。
夜は早めに保育園にお迎えに行くが、仕事が終わってないのか、子供達を連れてオフィスに戻って来ることもしばしば。

こういうのも別に対外的なパフォーマンスではなく、あくまでも彼女達がI&G Partnersにとって必要な存在であり、大事な仲間だということ。その仲間の力を最大化させられる環境を用意するのは経営者として当然のこと。実際に2人とも素晴らしい仕事をしてくれており、お母さんの強さを日々実感するw


一方、最近どこかの大手企業で初の女性取締役が就任という記事が掲載されていた。
今後女性の経営幹部を増やしていきたいというような主旨のコメントも書かれていたように記憶しているが、個人的にはそういう発想自体、少し古く非合理的で差別的ではないかとさえ感じる。

女性と男性の比率なんかよりも、勝つためのチーム作りを意識する必要がある。
そもそも長期的に強いチームを創り上げるためには、女性の力も、お母さんの力も、若手の力もオジサンの力も最大限活用できるチームであるべきなのは言うまでもない。

チームとしての目標を実現するする上で、最適な人に最適な役割を担ってもらう、それが経営者として当たり前の発想であり、人材アロケーションの最適化は今後の知的労働が中心の企業にとっては最も重要なファクター。それが対外的に女性幹部が居た方がイメージが良いみたいな話しはあまり対処療法すぎやしないか。


フラットな組織である、ということを目指しているというよりも、フラットな組織がこれからの時代、最も合理的かつ最も長期に渡り成果を出せる組織のスタイルであると信じてやっている、ということ。

ま、何を言っても見合うだけの成果を出さないとただの屁理屈になっちゃうので、もっと頑張ります♩

9月末の第9期末に向けて、少し仕事がドタバタしてきており、時間に追われている。

実際に自分の業務を整理してみると、

・10月に実施予定の社員総会に関する様々な準備
・10月から本格的にスタートする予定の新規事業の様々な企画・検討・調査
・英語学習
・2015年4月入社の新卒採用プロジェクトの始動

などなど。

まあそれはともかくとして、先日超優良大企業に務める友人から、

「良くそんだけ働くね。ホントに仕事好きなんだな。」

と言われたが、それに対しては「まあね。」と答えつつも、ちょっと違うような気もした。

仕事=業務ということであれば、業務自体は決して好きじゃない。
できることであれば、楽したいというのが人間の性だと思うし、私もどちらかというと人一倍そういう想いが強い。

ただ一方で大きな成果を出したいという気持ちも強い。
楽して結果的に何も成せないのが一番人生の時間の無駄遣いな気がして受け入れられない。

若い社員にも良く話すが、日々の業務自体が楽しい仕事なんて凄く少ないと思う。

メールを書く、資料を作成する、顧客と交渉する、クレーム対応する、企画を練る、開発する、デザインする、仕訳する、請求書を発行する、などなど。まあデザイナーにとってはデザインすること自体は楽しいのかもしれないけど。。。

じゃあ何のために頑張るのか。

つまるところをその先に何か実現したいVisionや目標があり、そこに近づくために努力するのだと思うし、そこに近づいている実感を持てれば、日々のしんどい仕事もやりがいに変わるのだろう。

例えるならプロスポーツ選手に似ているかもしれない。

日々は地道でしんどい練習ばかり。
でもそれは試合に出場し、活躍し、成果を出し、勝利することを目的としたものであり、そこで勝利するために歯を食いしばって努力をしている。

楽な道を生きることは簡単だが、楽しているだけでは絶対に得られないものも存在する。

なので冒頭の友人からの質問に戻ると、私は「仕事そのものが好き」なのではなく「ビジネスにおいて成し遂げたいことがある」から頑張っているというのが正しい表現かもしれない。


仲間とともに何か社会に価値があることを成すことの楽しさや喜びは半端ない。

マンガなどでも昔からテーマとしてチームで成し遂げることが好まれるのもそれが人間の本質的な欲求だからなのではないかと思う。ドカベン、キャプテン翼、スラムダンク、ワンピースなどなど。

そう考えるとマンガから学ぶこともいろいろとある。

このままだとどんどん話しが脱線していきそうなので、このあたりで。。。

最近あらゆるところで話題となるブラック企業論争。

私の周りのベンチャー経営者達はさすがにブラック企業がどうのこうのという話しはあまりしないのと、我々がブラック企業という言葉を使うときは、世の中のそれとはちょっとニュアンスが違って、本当に法的にグレーなビジネスを展開していたり、暴力団とつながっていたり、ということの方が多いかなという気がする。

ハードワークだからブラックとか、離職率が高いからブラックという話しにはならない。

いろんな人がいて、いろんな立場があるので、意見がいろいろとあるのは当然だと思う。

そんな中で私自身が思うのは、もし自分が働いている会社がブラック企業だと感じるのであれば、一刻も早く転職という道を選ぶべきだということ。勿論本質的なブラック企業だとなかなか辞めさせてもくれないということもあるのかもしれないが、世の中で普通にブラック企業と呼ばれている会社は、ハードワークか離職率が高いか、給与が安いか、くらいではないだろうか。

だったら辞めて違う職場を探せば良い。
日本では基本的人権として職業選択の自由が認められているわけであり、ブラック企業だと言いながらもその会社で働き続ける理由はないだろう。アルバイトでも年収500万円以上稼げるような仕事もあることを考えれば、まさに自分次第ではないだろうか。

あまり書くとやっぱりベンチャー企業の経営者だからI&G Partnersもハードワークでブラックなんじゃないかとか、ブラック推奨派だとか勘違いされそうなので事前に言っておくと、私自身は社員は凄く大切な仲間だと思っているし、家族に近い存在だと考えている。
さらに株式会社というのは人々が人生を有意義なものにするために、人々が作った制度だと思っており、それが一部の人達だけが有意義に感じて、その一方で犠牲になっている人がいるようなものでいいわけはないし、そんな会社は時代遅れこの上ないとさえ思っている。

と前フリした上で思うのは、どの企業も価値観の合わない人から見ればブラック企業になりうるのではないだろうか?

わかりやすくサッカーに例えれば、健康のためにサッカーがやりたい人がプレミアリーグのチームに間違って入ってしまったら、毎日の練習がハードすぎて、それこそブラックだ!と言いたくなるだろう。
一方でプレミアリーグレベルの選手が、楽しく健康のためにサッカーをやりたい人が集まっている草サッカーチームに入ってしまったら、これまた選手のキャリアや成長を考えず、収入も安過ぎて話しにならない、ということでブラックだ!と言いたくなるのかもしれない。

つまるところ、自分の人生、どういう働き方をしたいかは自分で考えないといけない。
そして企業は包み隠さずに自分達について理解してもらえるように情報を提供し、その上で働く個人が(企業もだが)自ら働く環境を選択するというのが正しい発想だと思う。

I&G Partnersは事業フェーズ的にも、社員の平均年齢的にも比較的ハードワークな組織ではあるが、それは拘束したり、要求したりするものではなく、みんなでこの会社をいつまでにどういう会社にしたいかという話をした上で、それを実現するために一致団結し切磋琢磨しながら頑張っている。
逆にいえばそれをやり抜くと自分達がやりがいを感じられたり、給与面でも満たされたり、そもそも楽しいと思えるということ。

逆に価値観が一致しない人は入社していないか、間違って入社してしまったとしても辞めていくだけのこと。

私自身、経営者として人を雇用するということの責任は大きいと思っている。
同じ経営者の中でも雇用を守ることを重視している方だと言っても過言ではないと思う。

しかしながら価値観が全く異なるのであれば、我々が目指している目標や成長スピードを共に目指したいと思えないのであれば、そのときはその人にとっても組織にとっても別々の道を歩んだ方が良い。

そう考えると、特定企業に対してブラックだなんだと批判しているのは誰なのだろうか。
社員なのか、元社員なのか、単なる社外の無関係の人なのだろうか。

ブラック企業は誰にとってどの会社がそう言われるべきなのか、私には今ひとつ良くわからない。

とここまで書いておいて矛盾するようだが、長期的に見ればこれからの知識産業時代においては、如何に優秀な人材が自ら希望して集まり、有意義に仕事に取り組む環境を創り上げるかということは、経営者にとって重要な戦略の一つとなることと思う。

私の自論としては、人を大事にしない経営をしていると優秀な人から離れていってしまうため、最終的には知識産業社会においては負け組にならざるを得ないのだと思っている。

反論も多いような気がしつつ、とりあえずいつも通り思いついた通りに書いてみた。
あくまでも自論ですが。。。。

我々I&G Partnersでは、本気でCTOもしくはCTO候補となりうる人を探しています!

・スタートアップに参画したものの力を活かしきれずにもどかしく思っている技術者
・自分達のサービスに誇りを感じきれずに働いている技術者
・個のキャリア開発よりも信頼できる仲間と共に働くことを志向する技術者
・転職は考えてないけど一度話しだけでも聞いてみたいと思った技術者
・とにかく技術には自信がある若手技術者

24歳だろうと34歳だろうと、高い技術力と高い人間力があれば年齢は一切問いません。
面接とか履歴書とか面倒臭いことは言わないので、少しでも興味があったり、今すぐはないけど近い将来ならありえるとか思ってくれた人は、まずは酒でも飲みながら話しをしましょう!

完全に自画自賛ですが、I&G Partnersは外から見るよりも実際の方がイケてる組織です!!
そしてまだ詳細は言えませんが、数ヶ月以内に更なる挑戦をしかけ始める予定です。

今回の募集はまさに新たな挑戦を仕掛ける上で技術面をリードしてくれる存在が必要だと感じていることと、現在4、5名いるポテンシャルの高いジュニア技術者を一流レベルにまで引き上げて欲しいと考えての募集になります。勿論一緒に切磋琢磨しながらやっていけるような若手CTO候補も大歓迎です。


出勤時間や働く場所なども基本的にはその人にお任せしますし、自由度はめっちゃ高い会社です。
手がけるサービスについても、既存サービスとしてHR系のサービスはいくつか運営しておりますが、今後新たなサービスを立上げていくところを担って頂くことがメインになると思いますし、それ以外でも自ら積極的に取り組みたい事業領域や事業アイディアなどを出すことで、好きなことに取り組める可能性も多いにあります。


技術力や人間力以外の条件としては、

・世界レベルのサービスを創り、世界市場で活躍するベンチャー企業を目指すこと
・個よりもチームとしての勝利を目指すこと

に共感してくれる人であることです。

ここが一致しないとI&G Partnersで働いても楽しくはないと思います。
ここが一致できると最高の仲間が待っています。

既にあらゆるエージェント、人脈通じて動いているものの、日本にはベンチャー企業でCTOを担えるだけの人があまりにも少ないという現実を目の当たりにしており、完全にゲリラ戦に持ち込む以外に道がないと感じています。

I&G Partnersには一般的にありがちな、会社に務めるという感覚ではなく、自分達のチームを創り上げるというプロスポーツチームに近い感覚でビジネスに取り組める環境があります。そしてそれはこれからも続けていくつもりでいます。そのあたりの組織経営論についても直接伝えさせてもらいたいと思っています。

私宛でも弊社社員宛でも、FacebookでもTwitterでも手紙でも何でもいいので、コンタクトして下さい!

お待ちしてます。

勿論プライバシーは完全に守ります。(そこはHR領域を生業としてきた企業ですのでご安心下さい)


よろしくお願いします。

少しだけ組織の採用力ということについて考えてみたので、ブログに書いてみる。

我々が戦っている土俵であるIT・インターネットの業界では、随分と前からグローバルな競争が始まっており、嫌が応無しにも競合は世界の企業になりつつある。

ミクシィの競合がFacebookであったり、弊社の運営するJobShareの競合がLinkedInだったり、それ以外にも楽天のライバルがAmazonだったり、その事例は数知れず、である。

そんな中で多くの日本企業が技術者採用や幹部採用において苦戦を強いられている。
特に技術者という点においては、人材ビジネスを生業としている弊社でさえも苦労が耐えない。

一方で少しだけ視点を広げると世界には驚くほど優秀な人材がわんさか存在する。
最近ベトナム関連の事業を少しだけ手がけているが、そう感じざるを得ない。

ただ日本企業の多くは、入社に際して日本語が必須条件となっている。
それによって世界中の優秀な人材が採用対象ではなくなってしまっている。

世界という視点で見たときに日本語ができる人材というのは実は極めてニッチである。
英語ができる人材という要件に変更した途端に何十倍も存在する。

先日も弊社の取引先数十社にアンケートの協力を頂いたところ、外国人の採用については興味が高いことがわかった。しかし日本語でのコミュニケーションが必須の企業が90%を占める結果であった。

外国人×技術力×日本語力

となるともはやニッチ過ぎてしまい、採用マーケットとしては日本だけでやっているのと何ら変わらない。一方で英語でもOKとした時点で世界中の優秀な人材が採用対象に変わる。


私の従弟はフランス系の製薬会社に務めているが、ドイツ人が社長で中国人の上司もいるという。当然社内のコミュニケーションは英語が公用語となっているという。

日本の会社では楽天やソフトバンク、ユニクロなどが少しづつ英語公用語化を意識してきているようだが、私自身は英語公用語化は長期的に見て、大いなるメリットがあると思っている。

5年という時間軸のみで見ればロスの方が大きいかもしれない。
しかし10年、20年という時間軸で会社の成長を捉えたとき、恐らくこのままでは日本はグローバルでは勝っていけないのではないかと思う。

競合は世界中から優秀な人材を採用しているグローバル企業で、自分達は日本語ができる社員だけで構成された企業(グローバル企業とは呼びづらい)だとすれば、どちらが強いと感じるだろうか。

改めて英語が世界においてビジネスの公用語となったことを認め、まだまだ未来のある20代、30代は今から本気で英語を学ぶべきだと思う。そして会社もできうることなら社内の公用語を少しづつ英語に対応していくことで、近い将来の採用力やグローバル競争力が大きく変わっていくだろう。

弊社でも未熟ながら英語公用語化に向けて一歩づつ動き出している。
まだまだ日本での事業推進が最優先ではありつつも、経営者として常に先を見据えていくことも大事だと感じるし、恐らく早期に実現できれば圧倒的な採用優位性を築けると思っている。

ハーバードのMBAを持つ私の親友が弊社社員の効率的かつ効果的な英語力向上をサポートしてくれており、自分達でやるのとは大違いな本質的なビジネス英語が少しづつ身に付いてきていると感じる。

※もし他社さんでも社内英語研修などに興味があれば、個別に連絡頂ければ紹介します。

何にせよ世界は一つというキーワードを元に、日本を代表して世界で活躍する会社になるためにも、早期に英語を社内公用語化し、多国籍な組織を築いていくことが競争力の維持につながると感じる。

グローバリゼーションの進行が早いIT・インターネットの世界では、近い将来英語でビジネスができないということは、15年前にパソコンが使えなかった人と同じような存在になってしまうのではないだろうか。

自分自身がまだまだろくに英語もできないのに偉そうなことは言えないが、自分への戒めも含め、いよいよ英語力向上は待ったなしである。

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