麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2014年01月

昨晩、学生時代から可愛がって頂いている大先輩経営者の方と食事をご一緒させて頂いた。
いつもながら多くのことを学ばせて頂くわけだが、一つ面白い話しがあったので書き留めてみようと思う。


とある警視庁のお偉いさん(経営陣)と警察署所長(中間管理職)における例え話。




警視庁のお偉いさんが立てた今月の目標が

「主要なヤクザ組織の徹底根絶を目指す!」

それを聞いた警察署長Aさんは署に戻り次第、マル暴のメンバーを中心に、

「管轄エリア内の主要なヤクザ組織の徹底根絶を目指すぞ!早速各自分担して当たれ!」

とハッパをかけた。

一方で同じ立場の警察所長Bさんは署に戻り次第、マル暴のメンバーだけではなく会計や税務に詳しいメンバーを署内・外から集めた上で、以下のように伝えた。

「今回の警視庁からのお達しは主要なヤクザ組織の徹底根絶である。徹底根絶のためにはトップならびに幹部クラスの逮捕が重要である。トカゲの尻尾が沢山存在する組織構成上、普通にやっては幹部は引っ張れないため、組長クラスに絞って脱税や金融取引法関連における違法行為を重点的に洗ってくれ。それに引っかかり次第、逮捕するぞ。」




さてどっちが優秀な中間管理職でしょうか、ということ。

ま、誰が聞いてもそりゃ当たり前だろ、と思うかもしれないが、実は日頃からそういうことを意識している人は少ないようにも思う。

要は中間管理職やマネージャーと呼ばれる人は、全体戦略や全体方針をベースに自分が責任を持つ組織がどうやったらその目標実現、目的達成に貢献できるかを考え、落とし込んだ上で、組織をリードする必要がある。

それができなければ単なる伝言役で、それこそメールで直接トップから末端まで指示を出せば済む話し。それぞれの組織によって動き方や詳細戦略が異なるからこそ、全体方針に基づいて中間管理職がそれを翻訳し、落とし込まない限り、具体的なアクションに落ちないわけで、それこそが中間管理職の存在意義の中でも大事なことの一つだと思う。


頭では当たり前でもなかなか実行するとなるとできないのが現実なんだけどw

など、昨晩は多くのことを学ばせてもらいながら、美味しいイタリアンまでご馳走になってしまいました。

M社長、いつもありがとうございます!

今朝の社内での話しで、うちの技術メンバー達は日頃より頻繁に人材エージェントからFacebook経由でスカウト連絡がくるという。

中途で入社間もないフロントエンジニアにまで

「●●様のI&G Partnersさんでのご活躍をお聞きし、、、、」

みたいなメッセージが届くというからびっくり。
本人もさすがに入社1ヶ月とかじゃあ「まだ活躍も何も、、、」という感じ(苦笑)


企業間の技術系人材の争奪戦はますます熾烈になる中で、人材エージェント各社からすれば良い人材と接触することに最大のパワーをかける姿勢はまあある意味仕方ないとは思うが、中にはだいぶ強引な人もいるので、やるにしても一定のモラルに基づいて行動してもらいたいものである。

ちなみに弊社のエンジニアがターゲットになる一つの理由はHPに全社員の名前と職種を載せているからに他ならない。Blogなどでも気にせず名前を出しているし。

昨今ではその名前をFacebookで検索すればすぐに直接コンタクトが取れる時代。
そりゃ人材エージェントとしては広告をうって登録を待つよりも効率的に良い人材を選んで接触したほうが良いということでしょう。


こうなるとHPに名前や職種を載せなければいいのでは?と言われそうだけど、いよいよそれってもう無意味だと思ってる。会社が社員が表に出ないように必至になって努力したところで、本人がイベントや交流会に参加してどこかのデータベースに登録されてしまったりすることは多々あるわけで、もうこの情報化社会において会社が社員を囲い込むことは難しい。

そもそも人材エージェントに声をかけられてひょいひょい転職したくなってしまう社員なのだとしたら、今のうちの会社で活躍なんてしてないだろうと思うし、市場から声がかかるというのは優秀である証拠でもあるので自信をもってI&G Partnersで働き続ければいいだけのこと。

それで人が引き抜かれるようなことがあれば、その人がこの会社に何か不満を持っていたということであり、それを解消してあげられなかったということ。日頃からそうならないよう経営努力をしていく以外に、外部からも多々必要とされるような優秀な人材を引き止める方法なんて存在しない。

改めてこれからの時代、特にIT企業にとっては人が財産であり、その人が腰を据えて想いを共にして働ける組織こそが競争力を持つはず。昔から強く意識してきたことではあるが、今まで以上に気を引き締めて働く社員が誇れる組織を築いていかねばならんと感じた次第。


ちなみに、だからといって人材エージェントの方、うちはスカウトしまくっても怒られないとかそういうことではないので誤解なくw
何よりも集中して働いている社員の邪魔になるので控えて頂ければ助かります。









今宵は新規事業に関するミーティングをやっていた。

やっぱり新しい価値を創り出そうというミーティングだけに盛り上がるし、議論していてワクワクする。

ただ思うのは自分が思いついたアイディアを客観的に分析したり、論理的に考察するって難しいということ。自分なりに客観視しているつもりでも、もともと着眼した時点で「イケル」と感じたところからスタートしているだけに、どうしてもそう感じやすく、課題や問題点が見えにくくなってしまう。

いわゆる先入観というやつ。

私自信、そもそも自分が発案者だから何とか実行したい、というエゴというか感情的な気持ちは特段持つタイプではなく、どちらかといえばやるからには成功させたいという気持ちの方が強いタイプだと思う。

ただどうしても自分が発案するアイディアは直感的に可能性を感じているところからスタートしているせいか、その「イケル」と感じている先入観や思い込みを外しきれないような感じは拭いきれない。

我々のように人やお金といった資源に限りがあるベンチャー企業においては、おおらかになんでも「やってみなはれ」とはさすがに言えない。十分に吟味して成功確度の高いところにリソースを投下しなければ勝てるものも勝てなくなる。

ま、そういう制約の中で勝つことが難しくもやりがいがあるからこそ、ベンチャーで頑張っているわけなんだけど。

でもやっぱり今日もいろいろと議論した結果、これは本当に「イケル」んじゃないかという気持ちになっちゃってるところを見ると、まだまだ先入観が入ってしまってるかもw

ちゃんと社内の口うるさい輩達にネガティブポイントのチェックをしてもらわんと。。。

稼ぎたい、儲けたい、売上や利益を増やしたい

ベンチャー企業で働くのであれば、上記のような欲求は持っていた方がいい。

「売上や利益を上げたいとはあまり思いません」

というのであればNPOに行った方が適性が合ってると思う。

会社というのは資本市場という枠組みの中でビジネスというある種の高度なゲームを展開しているようなもの。

そのゲームのルールにおいて勝つべく努力しないのであれば、そもそも参加しても面白くないだろうし、勝てないのではないかと思う。

想いや価値観を大事にして、利益なんて度外視という会社もあるとは思うが、それで多くの人や組織に価値提供し、多くの雇用を生み出し、多くの税金を納めているなら素晴らしいと思うが、価値観を大事にしながら資本主義のルールの中で全く勝てていないのであれば、その企業には私は魅力を感じない。

正直我々は今まだそのレベルに留まってしまっていると自覚している。

社会に価値あることをほとんど何も成し得ないままに、自分達の価値観と理想論を唱え続けている存在なんて正直かっこ悪すぎる。


誤解を恐れずにいえば、それならまだ離職率は高いが累計ではめっちゃ多くの人に多額の給与を払い、多額の税金を納めているようなブラック企業と呼ばれる企業のほうが社会的には存在価値があると思う。


ただし、売上を上げ、利益を出す上で、自分達が拘る方法論や倫理観、価値感があるべきであり、そこを大切にすることは凄く大事なことだと思っている。それは各社異なると思うが、我々I&G Partnersは「誇りのもてない事業は一切やらない」という価値観をもって常に動いている。

価値観を大切にしながら、資本市場のゲームのルールに則って勝ち上がることが成功であり、それができなければ全て失敗だと思う。

改めてもっともっと頑張らないといかんと強く感じる今日このごろ。

キャリアはどうやれば形成できるのか
真の安定とはどういうことなのか


最近就職活動時期だからか、こんな質問がソーシャルメディアやBlogを中心に飛び交っている。

多くの人達が知っての通り、日本において長年当たり前だと思われていた大企業における終身雇用神話が大きく崩れてきている。

競争社会である資本市場において雇用を保証することなんてどんな経営者だって、どんな企業だってできるわけがない。できるのは「最大限雇用を大切にしたいと思っている」「可能な限り雇用を保証したい」という経営者の価値観や願望や想いであり、倒産する可能性だって、業績悪化になる可能性だって、経営者が交代させられる可能性だってある資本市場において、終身雇用を保証するなんてどう考えてもナンセンスだということは誰でも理解できるはず。

となると今度は伸びている企業、つまり成長企業が安定だと思っている人達。
確かに今成長している企業というのは勢いもあり、社内にいる人達にとってはいろんな意味でチャンスも多いはず。でもその成長がいつまで続くかなんて誰もわからないし保証してくれない。
就職となると1年以上先に入社するわけで、今の新興市場においては1年も経てば成長企業が成長企業じゃなくなるケースなんて沢山ある。

そのときに「話しが違う」とか「選択を間違えた」と感じるのはこれまたナンセンス。
そもそも企業のコンディションはそのときそのときで変化していくもの。
良い時もあれば悪くなるときもある。
成長著しい時もあれば、厳しい局面もある。
そういう山谷を乗り越えてでも自分達が成し遂げたいことが企業ビジョンとか企業理念、ミッションなどと呼ばれるものであり、その本質に共感せずに条件ベースで選べば、当然ながら条件が変わった瞬間にその組織にいるモチベーション自体が大きく損なわれる。

年収3000万円の外資金融マンと結婚したら1年後に解雇になり、転職先では年収800万円。
話しが違う、離婚だ、というような話と同じこと。
何となく現実的にも結構ありそうな話なのが怖いけどw

これからの時代は多くの人が70〜75歳くらいまでは働くことが普通の時代になっていくと思う。
そう考えれば生涯安定している企業も事業もありえない。
そのときに初期条件を重視しすぎた企業選びは、明らかに本質的ではないと思う。

唯一確率論が当てはまるとすれば、若い世代の人達は成熟業界に身を置くのではなく、変化の激しい、これから成長し続ける業界に身を置くことで、世の中にないノウハウや経験を身につけられる可能性は高い。諸先輩達が未知の領域で、これから多くの企業や組織が求めるノウハウや経験であれば、当然それが自分の武器やキャリアとなりうる。

ま、それ以上に好きこそ物の上手なれなので、自分が本気でコミットできる土俵を選ぶことのほうが大事なのは言うまでもないけど。

既存の情報をいくら分析して勝ち馬を選ぼうとしても、競馬と同じくらい当たらないし、当たったとしても会社が成長することと自分が成長することは全く同義じゃないことに気付くだけだと思う。

是非本質的な仕事選びを。

先日、とある経営者が「社員からせっかちだと良く言われる」という話しをしていた時、周囲にいた経営者仲間がこぞって「俺もだよー」と共感していたのを見て、ちょっと気がついた。

せっかちの人に共通する特徴には2つあるのではないかと思う。


1)時間は自らの持つ資源の中でもかなり重要度の高いの資源だと考えていること
2)やりたいことが多い(=豊富な欲求を持つ)


かくいう私も長いことせっかちだと言われてきたし、恐らく今でもせっかちの部類だと思うが、やはりその背景には「時間が足りない」「やりたいことが多い」という2つの要素があるのは間違いない気がする。

睡眠時間さえも少し勿体ないと感じるほどに、時間が足りないと常に感じながら過ごしている。

ま、そう聞くとどんだけストイックなんだという感じだが、ここで言っているやりたいことが多いという中には「サーフィン」や「友達との飲み」「DVD観賞」「漫画を読む」「ワークアウト」などプライベートなものも多々混ざっていたりするので、決してストイックなわけではなかったり。。。。

結局、1日24時間である以上、公私ごちゃ混ぜのTO DOリストの中から優先順位をつけ、時間を割り当てていくしかない。

当然ながら立場上もビジネスに関するTO DOが最優先になるし、自分がCEOとしての役割を果たすために必要な自己成長のための「読書」「英語学習」「会食」なども優先順位が高くならざるを得ない。

反面「漫画を読む」などのTO DOに至ってはあまり優先順位が低過ぎて、1年で1日だけ、年末年始の休みのときに6時間くらいまとめて漫画喫茶で漫画を読み漁っているくらいしかできていない(悲)。


いつかビジネスの世界から完全に引退したら何もせずにハワイのテラスでぼーっとする時間とかを取るのもいいかもしれないなーなんて思ってみたり。


ちなみに2014年は大きく3つのことに力を注ぐ予定。

ひとつは新規事業の立ち上げ。ここは組織を上げて取り組んでいく。
もう一つは英語力の向上。具体的にはTOEIC900点越え。
さらにもう一つは営業利益ベースで昨年の200%成長。

この3つの目標達成のためにやるべきTO DOは多岐に渡るので、結果的に2014年もせっかちな一年になりそうな感じ。

せっかちというと聞こえは悪いけど、充実した人生を過ごしていると捉えれば悪くはないかもw
当分はせっかちな人生が続きそうだ。

ビジネスの世界では意思決定をしなければいけない瞬間にしばしば直面する。
というか人間、生きていれば普通に日々意思決定をすべき場面が頻繁にあるはず。

そんな時にちょっと知っておくと便利な考え方を。

例えば季節的に2014年4月入社予定の大学4年生が頑張り始める家探しを考えてみよう。

条件を考えるときに、
 家賃は7〜9万円
 駅近がいい
 築浅の綺麗な物件が良い
 風呂トイレ別
 オートロック
 日当り良好
 会社から徒歩15分圏内
 駐輪場あり
 etc

となりがち。それを不動産業者に伝えてもまあそりゃそうだろっていう感じにしかならない。
結局不動産屋は完全に全ての条件を満たす物件がないことを丁寧に伝えながら、風呂トイレが一緒だけど築浅でオートロックの物件や、日当りは至極悪いんだけど、家賃と築浅は満たしてる物件を案内して、何とか妥協してもらおうとするだけのこと。

そういう状態で物件見ていると何となく綺麗で新しいっぽい物件に惹かれて意思決定しやすい。


はて、本当にその意思決定は正しかったのだろうか?

実は就職後のことを長期的に考えたら、会社から徒歩15分圏内で駐輪場ありが絶対条件だったのにミスってしまった、、、、みたいなことに、、、、、、ま、さすがにそこまでアホな結果にはならないかもしれないけど(笑)。


こういう時に大事なのは、どの条件がMust条件、つまり絶対に譲れない条件なのか、そしてどの条件がWant条件、つまりできればあると嬉しいけど最悪譲ってもいい条件なのかをしっかりと整理すること。

もちろんこの整理が正しいかどうかもちゃんと吟味する必要はある。

その上でMust条件をクリアしている物件かどうかでまずは絞り込む。
そしてMust条件をクリアしていない物件はその時点で候補から外す。
Must条件をクリアしている中でWant条件を一つでも多くクリアしているもの、もしくはWant条件の中でもいくつか優先順位が高いものがあるならその条件をクリアしているものを優先的に検討していく。

それが重要な意思決定の手順。

ま、あたりまえじゃんと言われれば当たり前なんだけど、なかなかできていない人も多い事実もあり。


就職なんかも「組織風土」「給与条件」「若くして与えられる責任と裁量」「財務的安定性」「成長性」「事業内容」「経営者の人格」などなど言い出すときりがない。

この会社はここがいいし、この会社はこっちがいい。
こういう状態の学生って結構多い。

それらをひっくるめて何となく一番イメージの良かった会社やインパクトの強かった会社や、たまたま気が合う人事や経営者がいた会社がまるで自分にとって良いかのような気になってしまって意思決定してしまったり。

それでは自分が本当に求めていた会社を選ぶことはできない。

大事なのは自分にとってMustが何か、Wantが何か、どれがどっちなのかを自問自答してしっかりと明確にすること。その上で意思決定をしようと考えるだけでだいぶ違うかも。

いよいよ最終コーナーを回った2015年の新卒採用活動。
あと1〜3名の枠を残すのみとなりつつあり、更に今月中に既に最終面接が6人くらいと設定されており、会社説明会もあと2回を残すのみとなり共に満員御礼(というかちょっとオーバー?)という状況。


一方で就職活動における意思決定、つまり内定に対する内定承諾という段階において、何だか本質的な判断軸を持っていなかったり、相対的な判断においてしか決断できない人が多いのは多少気になっている。

そもそも今の時代は右肩上がりの経済成長を遂げており終身雇用がほぼほぼ保証されていた時代とは全くことなる。過去のロールモデルも、親の世代の成功体験も何も役に立たない。

少子高齢化などの要因を筆頭に経済は低迷し、グローバリゼーションの波にさらされ、もはや日本は大きな変化なくして生き残ることさえ厳しいのではないかと感じる。

そんな中で就職する時点で正解か不正解かなんて決まるわけがない。
更にいえばそもそも入社するのは1年以上先であり、そのときになれば今と比較してもいろいろと変わっている可能性も十分にある。

儲っていたはずの会社が大赤字を出していたり、上場していたはずの会社がMBOで非上場になっていたり、買収されて違うグループの会社になっていたり、興味あった事業が売却されて全く違う事業にたずさわらずを得なくなっていたり、尊敬し憧れていた先輩社員が辞めていたり。。。。

勿論逆のこともある。
小さかった会社が急拡大していたり、ぼろぼろのオフィスだったのに移転してめっちゃ綺麗なオフィスになっていたり、給与が安いと思っていた会社が多額のボーナスを出していたり、1つの事業しか展開してなかった会社が新規事業を立ち上げていたり、ドメスティックな会社が世界進出を果たしていたり、、、、。


ま、ようは変化の激しい今の時代に変わらないことを前提に選択をしようと思うこと自体が間違っているということ。

大事なのは変わっていくことを前提とした上でポジティブに受け止め、変化の中でも変わらない、もしくは変わりづらい要素をしっかりと見極めること。
どういう組織、どういう仲間、どういう理念、どういう事業領域であれば、自分も共に変化に対応していこうと思えるのか、変化していく上でもっともストレスや障害が少なくて済むか。


結局、正解だったかどうかは入社後の自分次第でどちらにも転びうる。

であれば入社後に如何に自分にとって、本質的に居心地が良かったり、良い意味での刺激があったり、信頼できる仲間や共感できる価値観やカルチャーがあるかどうか、何を目指し、何を大切に思っている組織なのか、というところ以外で判断する意味なんてないのではないか?

オフィスや給与条件などを気にする人もいるだろう。

勿論働く環境や、頑張ることへの対価となる経済条件も大切なのは言うまでもない。

ただそれさえも今後数年、数十年で大幅に変化していくこと。
入り口が高かろうと自分が実力をつけない限りは市場原理によって市場価値に近づいていく。
入り口の給与は過去の先輩社員達が十分に利益を生み出す仕組みを創り上げてくれたからであり、当然ながら自分の実力とは何ら関係ない。

一方でじゃあどの会社にいっても自分次第で給与がもらえるかというと、世の中はそう簡単でもなかったりするから難しい。そもそも会社が儲っていなければ原資が増えていかないし、そもそも事業領域、事業モデルによっては1人当たりの生産性次第では1人あたりの給与の上限もある。

ちょっと話しが拡散してしまったが、何にせよ入社した時点で正解か不正解かなんて決まるわけがないのだから、もうちょっと自分の心に正直に、自分が本気で頑張れるところを選べばいいのではないかと思う。条件で選ぶのではなく、自分の心に正直になることが一番想いが長続きするし、変化に順応できると思う。

情報過多なこの時代、Googleで正解を探しまわる学生達が多いからこそこんなBlogを書いてみたりしてるわけだが、パートナー企業のおかげもあって今年のI&G Partnersにおいては、自らの頭で物事の本質を考え抜き、自ら責任ある決断を下し、自らがその決断を正解にすべく尽力できるような学生が、現時点で早くも5人も集まってくれている。

20名ちょっとのベンチャー企業でこのレベルの学生が採用できている会社は少ないと思う。
っていうか20名ちょっとで新卒採用をこんなにやっている会社も少ないと思うけど。。。。

何にせよ多くの悩める学生達には、正解を探すのではなく自らが入ってから200%頑張れるところを選ぶこと、条件がどう変わろうとも本質的に共感できる価値観や目的を持った組織を選ぶことを大事に、就職先を選んでみることをお薦めしたい。

昨年10月から始まった2015年新卒採用プロジェクト。

なんと目標採用人数6〜8名に対して早くも3名確定し、それ以外にも最終面接に入ってる学生が10人近くおり、それ以外にも選考フェーズにはまだ数十人が残っている。

どうやらこのまま順調に推移すると、1月末から2月上旬には新卒採用プロジェクトを終えることになりそう。今までも4月くらいには終えていることは多々あったが、1月、2月に採用活動を終えるとなると、さすがにどう考えても過去最速。。。。しかも採用人数は過去最大♩

ある意味こういう青田刈り的な新卒採用手法が総合的に考えてベストなのかは良くわからないが、企業と内定承諾する学生にとってはお互いに要する期間も最短で済むという意味では十分なメリットはあるのは事実。

そもそも大学3年生になると一斉に始まる就職活動の方法自体、今後変わっていくべきだし、どこかしらのタイミングで変化していくのだろうが、現時点における日本市場におけるベンチャー企業の新卒採用手法としては限りなくベストではないかと思う。

経営者仲間からは、内定は出してても内定承諾をしてくれる学生はまだほとんどいない、というような話しを良く聞く。

個人的には相対的な判断軸で企業を選ぶ学生が多いが、我々のような想いの強いベンチャー企業が採用すべきは絶対的な判断軸で惚れ込んでくれる学生だと考えている。

あらゆる企業を比較しまくって、内定が出た企業の中から最も条件的に自分の希望に近しい企業を選ぶという学生の方が大多数だとは思うが、個人的にはあまりピンとこない選び方。

これだけ変化の激しい時代で単純な右肩上がりの経済環境でない市場においては、意思決定した時点での理屈や条件が入社時や入社後に大きく変わってしまうことなど当然のように起こる。数年経てば主たる事業すら変わっている可能性もあるような時代なのだから。
そのときになって「話しが違う」「そんなのおかしい」と言っても意味のないこと。
しかも自分の希望や条件や興味さえも変化していく可能性だって多いにあるし。

だからこそ、

どこに向かおうとしている組織なのか。
何を成そうとしている組織なのか。
どんな仲間達が参画している組織なのか。
どういうカルチャーや価値観を持つ組織なのか。

など、そもそも変わらないであろう軸をベースに、自分が心から惚れ込める組織を選ぶ方が、多少の条件や状況の変化があっても気持ちがぶれずに楽しく一生懸命働くことができると思う。


思い出せば、昨年の同時期、つまり2014年の新卒採用プロジェクトにおいてはいろんなミスをしてしまったことで、相当な苦戦を強いられ、結果としては良い人材が採用できたものの昨年9月、10月まで活動せざるを得なかった。今期はその失敗や反省から多くを学び、新卒プロジェクトのメンバーが本当に頑張ってくれたからこそ、順調にいってるのだろう。

ちなみにこの採用プロジェクトのプロジェクトリーダーは2014年4月入社予定の内定承諾者。
それを言うといろんな人に驚かれるけどw
そしてそれを支えているのが2年目で、昨年まさに四苦八苦した採用プロジェクトを担っていた当事者。
昨年の悔しさをバネに今期も全面的にサポートしてくれている。
まさに「やられたらやりかえす、倍返しだ!」と言わんばかりに素晴らしい改善っぷり。

何にせよ仲間が増えるというのは本当に嬉しいこと。
2015年の未来の戦士達が完全確定するまであともう一踏ん張り。
最後の最後まで気を抜かずに頑張ろう!

昨年10月から2015年入社予定の新卒採用に力を入れてきて、いよいよ3月くらいまでで目標とする採用人数は採用しきれそうな状況になりつつある。

大学3年生から一斉で始まる現在の日本の就職活動がベストなスタイルだとは到底思っていないものの、現時点でベストな方法を導入できるほどの力もスケールもないので、一旦は既存の枠組みの中で動いているという感じだろうか。


本日、つい先ほど今期3人目の内定を出した。
今のところ数百人を選考した中で3人程しか内定が出せていない、これは例年とそれほど変わらない。
一番の違いは内定を出した後の学生の決断までに例年以上に時間がかかっていること。

2007年(めっちゃ古い)の私のblogの中で中途採用において内定出した後にどこまで待てるかということに対する考え方について書かせてもらった。

どこまで待てるか


この考え方は新卒採用でもほぼ変わらない。

企業としての務めは意思決定に足るだけの情報を誠心誠意提供すること。
そういう意味ではI&G Partnersでは一切隠し事なく、良い面も悪い面もあられもない姿もありのままに伝えるように努力している。

ただしそれでも決断しきれないという状況なのだとすると、それは何故なのだろうか。

最近の学生はインターネットの普及によって驚くほどの情報量を入手することができる。
自分で考えて判断しなくても正解を探そうとする癖がついてしまっている傾向もある気がする。
そんな中でいざ自分で決断しなければいけない状況になっても、どうにもこうにも決断しきれないという感覚に陥ってしまっているということもあるのかもしれない。

我々のようなまだまだ何者にもなれていない無名のベンチャー企業においては、毎日が失敗や試行錯誤の連続。社内のどこを探しても経験者も正解も存在しないようなことに取り組んでいる人がほとんどでもある。

その中で自分で考え、自分で決断し、自分で実行にうつしていく、というサイクルを強い意志を持って継続していく結果として個人としても組織としても成長していくのだろうと思う。
となると入社してもらう上で決断力も大事な要素の一つと言えるだろう。

そして何よりも多くの会社との天秤の中で時間をかけて消去法で選んで入社してくるような学生ではなく、唯一無二の選択肢として自分が入るべきはI&G Partnersしかないと全力でコミットして入ってきてくれるような人と一緒に働きたいと心から思う。

プロポーズしたのに、もし1ヶ月以上悩まれたら多くの人はプロポーズを取り消したくなるはず。
できることであれば一切の迷いなく、その場で即答してもらえたらそんなに嬉しいことはない。

勿論人生においてそれほど小さくはない決断であれば、多少の慎重さをもって決断したい人は多いのかもしれない。それであればそれなりの対応方法があるとも思う。この方法論はここでは言う必要はないと思う。というのも本気で相手への気持ちがあれば自然とそういうアクションを取るはずなので。



さてこのブログが現在選考中の学生達にどういうプレッシャーになるかなw

蓋を開けてみたら誰も読んでくれてなかったりして。。。。orz

あけましておめでとーございます!

今年の年末年始はどこに行く事もなく、自宅でゆっくりと過ごしつつ、2013年の振り返りと2014年への想いを整理して過ごすことができた。

振り返れば、2013年はIT・インターネット業界全体の盛り上がりや、アベノミクスによる一時的な(?)好景気に助けられ、Greenを中心にある意味では計画通り成長することができた年だった。

しかしながら2014年は恐らく外的要因や今の手なりだけでやっていては、目標の達成はおろか、2013年と同じペースで成長し続けることは到底できないことは既にわかっている。
掲げている目標を実現するためにも、資金や人材をどこにどの程度投下すべきか、まさに経営手腕が問われる1年になると思うと身が引き締まる想いである。

多くの経営者も言ってることだが、今年は恐らくスマホ/ソーシャル/グローバル/動画/O2O/クラウドなどをキーワードとしてインターネット業界が大きく変動する年になるのではないかと考えている。

インターネットサービスの世界は数年で世界一の座を射止めることができるような魅力的な市場。

2014年は我々I&G Partnersも世界を見据えた事業の企画・開発に人も資金も今まで以上に投下していく。最初から世界を強く意識したビジネスモデルを考案し立ち上げていく。

技術力、インターネットリテラシー、新規事業ノウハウ、実行力などなど、まだまだ不足している要素は多々あるものの、人も資金も我々よりも断然少ないようなスタートアップでも成功している会社は存在することを考えれば、決してできない理由にはならないはず。

サイバーエージェントの藤田さんがビジョナリカンパニー2のバスに乗せるべき人材についてコメントしていたが、設立以来11回目の年越しを迎えた今年、過去に類を見ないほどに適切な人材がI&G Partnersというバスに乗っていると感じる。

改めて仲間と共に高い目標を掲げ、全員の力を120%活かし、質実剛健な経営を実践し、2013年を大きく上回るほどの充実した1年にしていきたいと思う。

まだまだ法人個人のお客様、株主の皆様、社員のみんなに、十分に満足してもらえるような状況にはなれていないことを悔しく思いながらも、また一年全力で前に進むべく尽力しますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

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