麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2014年05月

今年は珍しく夏休みを取ろうと画策中。

諸事情によりGW明けからフロントの事業責任者を兼務し始めてしまったため、若干の不安はあるものの、こういう場合は蓋を開けてみればほとんど何の問題もないことが多いのは周知の事実。自分だけが自分がいないと、、、と思い込んでいるケースが多いというなんとも恥ずかしい話w

ということで今年は社会人になってほとんどとったことないまとまった夏休みを取得することに。

7月の中旬に少し早めの夏休みをもらって海外でも行ってリフレッシュしてこようかなと。


少し前にとある経営者の方に頂いたアドバイスで、1年に1ヶ月くらいオフィスに行かない期間を設けると凄く良いという話があった。その期間に強制的に自分を日常の業務や短期的な仕事から離すことで、普段なかなか持てない視点で多くのことを考え、整理することができ、結果として12ヶ月フルにオフィスに出勤するよりも経営者としてバリューを出せるのだという。


正直私自身はそこまで思い切ったことができる自信はないのが正直なところだが、今回の夏休みでは少し日常から離れてリフレッシュをしつつも、会社としての未来のことや、40歳を迎える自分のこれからの人生計画など、ゆっくり考えてみようかなと思っている次第。


ビジネスは長期戦。
20年、30年、40年という期間で社会にどういう価値を生み出せるか。

20代と30代前半は、そんなこと考えずにただただがむしゃらにプレイングに近いところで仕事に没頭してきた。30代中盤からはプレイングも担いつつ、経営人材の育成を強く意識しながらやってきた。
そして40歳を目前にしたこのタイミングで若手社員が次々に育ってきたので、ここからは会社の成長のためのギアを上げていくための取り組みに注力し、成長速度を今までの数倍に引き上げていくべきだと考えている。

経営者の仕事としては難易度が上がるものの、やっとここまできたという感じかもしれない。

と言いつつまた最近現場で事業責任者として走り回っちゃってるけどw


ま、とりあえず肩肘張りすぎることなく、でも世の中にでっかい価値を生み出すべく、まずは夏休みでもとってリフレッシュしてきます♪

ここまで書いたものの、夏休みをとるのは7月の中旬なのに何でこのタイミングで夏休みについて書こうと思ったんだろう、、、、と自分でも疑問に思いながら、せっかく書いたのでUPすることに。

何を隠そう私は相当な人見知り。

これは決して今に始まったことではなく、小さな時からずっとそうだったらしい。

母子家庭に育ったこともあり、親戚にうちに夕飯を食べに行ったり、オフクロの友人にいろいろお世話になったりと、多くの人にお世話になったことによって今がある。本当に感謝してもしきれない。

ただ今思えば、幼心ながら長男だった自分はそのたびにいろいろと気を使い、2つ下の弟共々なんとか大人の方々に迷惑をかけないようにしなければと意識していたように記憶している。

そういう過去は多少なりとも大人になった際の性格などに影響するという話を聞いたことがある。
実際にどの程度影響しているのかはわからないが、いまだに初めて会った人と打ち解け合ったり、心理的な距離を縮めたりすることは苦手で、つい表情や態度で見えない壁を作ってしまったり、必要以上に気を使ってしまったりしがち。ただでさえ強面なのに(T_T)


相手がいい意味で積極的で友好的な人だとありがたいものの、少しでもそういう態度に敏感なタイプの人だとお互い距離がつまらずによそよそしいまま終わってしまうことも多い。

経営者交流会などでも積極的に交友関係を広げるべきところながら、つい居心地の良い特定の人達とたむろして終わってしまいがちだったり。


今週木曜から札幌で行われるInfinity Ventures Summitに参加するので、今回は新しい経営者の方々とも積極的に友好を深め、いろいろ学びを得て帰ってくるべく、人見知りからの脱却をテーマに掲げることにした。

少しばかりお酒の力も借りつつ(笑)。

IVS参加予定の経営者の皆さん、よろしくです♪

きたる7月1日、オフィスを移転します!
お取引先企業様や日頃よりお付き合いのある方々には別途移転案内を発送させて頂きます!


といっても移転先は麻布十番の現在のオフィスから徒歩5分程度で、またまた麻布十番なんですがw

現在のオフィスは、30坪×2フロアで、1フロアが執務室、1フロアが来客スペースや会議室となっているのですが、そもそも新卒やインターンが増えたことにより執務室がいよいよ一杯一杯なことから思い切って移転を決意しました。

今までオフィスにはほとんどコストをかけずに、ひたすら地味に謙虚にやってきたものの、働く社員が誇りを持てる組織を目指している弊社としては、さすがに今のオフィスは働く環境としてミニマム過ぎるかなと思い、今回の移転では頑張る社員が誇りをもてるように、また働きやすく居心地が良いと感じてもらえるように、一定の投資をすることにしました。


オフィスデザインのパートナーであるヒトバデザインさんがめっちゃ力を入れてやってくれており、こんな精密な模型まで作ってくれました。


写真



実際にはここから更にパワーアップしていますw

重視したのは来客スペースだけをかっこ良くデザインするのではなく、働く人達にとって働きやすい、居心地の良い空間を第一優先とし、あえて来客スペースと執務スペースを隔てないことで、弊社に訪問頂く方々にもオフィスの雰囲気や社員の活気を感じて頂けるような設計にして頂きました。

ポイントはどこを見ても一切オフィスらしさがないこと(笑)。

社内イベントの多い会社ということもあり、社内でパーティーやちょっとした飲み会もできるようにバーカウンターがあったりと、いろいろ実用性を重視して作られています。

あと1ヶ月半後にはこのオフィスで働けると思うと今から楽しみで仕方ないです。

一応このブログを読んで下さっている株主の方々に怒られないように言っておくと、実は思ったよりもコストはかかっていません。最近のインターネットベンチャーのオフィスと比べても安く抑えているくらいだと思います。ま、それもパートナーであるヒトバデザインさんのおかげなんですが。

ということで、6月に入ったら移転に向けた工事の経過についてもまたアップします♪

世の中では「選択と集中」が経営戦略論において最も一般的な理論かのように言われている中で、長期的に見れば弊社では一貫して多角化戦略を取り続けることを宣言している。

Missionの中にも「インターネットとアイディアで多様なサービスを創造し、、」とわざわざ明記するほどにこだわっている。

いろんな意見もあろうと思うが、私自身は長期に渡って社会に価値ある組織を維持し続けるためには、多様なサービスを作り続けることが絶対条件だとさえ思っている。

特に我々が土俵とするインターネット業界においては、テクノロジーやデバイスの進化によってイノベーションが起こりやすく、サービス自体のライフタイムサイクルが従来の重厚長大産業と比較すると極めて短かいため、サービス単体で価値を維持し続けることは至極難易度が高いと感じる。


上記のような背景も含めて、多様なサービスを立ち上げ続けることにこだわる理由を整理してみた。


理由その1
上記のような背景の中で1つのサービスにフォーカスして経営をし続けるほど長期的に成長し続けられるような強いサービスを生み出すことは基本的に難しいと思っている。これは上記した通り。

理由その2
1つのサービスを運営し続けることに固執すると組織(人)がイノベーティブでなくなりやすいと考えている。新しい技術、新しいサービス、未来の可能性に対してアンテナが鈍くなり、結果として保守的にサービスを運営し続けて衰退していく気がする。

理由その3
インターネットサービスの勘所は一般的に言われる業界ノウハウ、つまりアパレル業界のノウハウや不動産のノウハウなどに加えて、インターネットサービスのノウハウが極めて重要だと思っている。そして今後ますます既存業界でもインターネットサービスを導入していくことが予想される中で、そのノウハウを持つ組織には様々なチャンスが存在すると思っている。

理由その4
たった一度の人生、価値あるサービスをいっぱい作って世の中の多くの人達に喜んでもらおうぜ!っていうノリw



散々論理的に説明しようと努力したものの、ある意味直感的に組織として価値を生み出し続けるためということと、関わる社員達にとってその方が楽しくない?ということが大きいのだと、書きながら思ったw


そんなことを考えつつ、ふと気になって検索したらこんな記事を発見。

選択と集中は本当に正しいのか?


なるほど、私がこのブログを書き始める前に読んでいれば、上記のような稚拙な内容を書かなかったのに。。。。ブログを6年以上続けている私なりのポリシーとして、つれづれなるままに書いて投稿すると決めているので気にせずそのままいっちゃいますが。


ま、世の中にはこうやっていろいろ経営戦略を研究・分析してくれる方々がいるので、いろいろと勉強になる反面、何が正しいのかわからなくなりがちですが、最終的に経営者が行き着くところは自分の信念みたいなところじゃないかなという気がする。

どういう組織を創りたいか、どういう価値を世の中に提供していきたいか、みたいな。

利益の最大化や短期成長を志す上では選択と集中は素晴らしいものの、長期的にヴィジョナリーな組織を目指す上では、いろいろと課題はありそうな気がする今日この頃。

ま、我々は粘り強く多様なサービスに挑戦し続けるだけですが。

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