麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2015年05月

弊社がフラットな組織、いわゆるホラクラシー型組織と言われる組織運営にこだわっていることはこのブログでも幾度か書いてきた。

参考までに今年2月のエントリー↓
フラットな組織へのこだわり

今日はずいぶんと長期に渡りホラクラシー型組織を試行錯誤してきた中でわかった中でも、比較的重要なことを共有しようと思う。


それは、

先輩からのアドバイスは取捨選択し、自らがインプットすべきか否かの判断を個々人がすべし

ということ。

フラットな組織ゆえに、新人として入社するといろんな先輩がここぞとばかりにいろんなアドバイスをしてくれる。そのこと自体は全員で育てようという意欲の現れであり、無責任に放置するよりもよっぽどいいことだと考えている。

一方で耳を傾けていると多少微妙なアドバイスをしていることも多々あるように感じる。
もちろんその人なりに良かれと思って言ってるのだろうが、経験豊富な立場から見ると、その人にそのアドバイスは時期尚早でしょと思ったり、そんなにプレッシャーかけてもあまり良い結果にならないのに、、、、と思ったり。

マネジメントをすべき人が明確でないことにより、上記のような混乱が生じやすい。
全員が責任感があればあるほどそうなりやすいからより厄介。

で、解決策として、営業のアドバイスは最も営業ができる人がすればいい、技術のアドバイスは最も技術が分かる人がすればいい、と思いがちだが、これは現実的にはかなり難しい。日々の中で気づいた時点ですぐに指摘し合えなければ組織として良くはなっていかない。

結局答えとしては、アドバイスを受ける個人がしっかりとアドバイスを取捨選択するということ。
怪しいと思った内容については、よりその領域で出来ると思われる人に確認したりして、どのアドバイスを吸収すべきで、どのアドバイスを受け流すべきか、をしっかりと判断する必要がある。


ゴルフなどでも教え好きの年配者は結構多いが、それを全部聞いていたらとんでもないフォームと結果になってしまうのは明らか。

誰に聞くべきか、どの意見を取り入れるべきか、それは自分自身の責任で認識していくことが大事。

ピラミッド型の組織体制であれば上司のいう通りやることでリスクヘッジできることもあるかもしれないが、フラットな組織においては間違ったアドバイスを必死に守った結果、評価が下がっても誰の責任でもなく自分の責任だということになってしまう。

そういう点でも一人ひとりがしっかりと考え、判断することが求められる。

まだまだ試行錯誤ではあるが、少しずつフラットな組織運営のポイントが見えてきた。

日本を代表するホラクラシー型組織の成功事例として、いつか世界に向けてそのノウハウを披露できる日がきたらいいなーと思う今日この頃。


突然ですがあなたはビジネスシーンで建設的な議論できてますか?

一応辞書で建設的を調べるとこんな感じです。

【けんせつ−てき(建設的)】
現状をよりよくしていこうと積極的な態度でのぞむさま     参照元:デジタル大辞泉


つまり、感情的になったり消極的になったりせずに、現状をより良くすることに意識や視点を置いて積極的に議論できるかどうかということですね。

正直な話、私がそれをちゃんと出来るようになったと自覚しはじめたのは、30歳を超えたくらいの頃だったんじゃないかと思います。しかもどんなシーンでも、どんな相手でも建設的に議論ができるようになったのは本当に35歳くらいかもしれない。思ったより難しいもんだと認識してます。

どうしても自分の意見、自分の考えに対して自信を持ち過ぎてしまって意固地になってしまったり、自分の意見が間違っていることがわかっても「悔しい」「負けたくない」という無意味なプライドや保身的な心理が働き、言い訳をしてみたり、感情的に言い返してしまったりするわけです。もしくはそもそもの物の見方が主観的になりすぎてしまっていたりしてもうまくいかないわけで。

この瞬間の心理は「現状をより良くすること」ではなく「自分の恥を消し去りたい」「自分のプライドを守りたい」「負けたくない」という方向にずれていってしまっているわけで、既に建設的でなくなっていることになります。


弊社のように若い会社で、フラットな組織運営を標榜する企業においては、まさに誰もが本気で建設的に議論できるかどうかが凄く大事になってきます。これがちゃんとできると、上下関係もない組織ゆえに、若い人のセンスや感覚も活きるし、ベテランの経験値も活きてきます。

でもこれが出来ないようなら、誰か適切なリーダーが議論を仕切り、結論に導いていかない限りは喧嘩にような状態になり、比較的声の大きな人や気の強い人の意見が通ってしまいがちです。これは正直最悪の結果を生みます。

建設的な議論をするためには、

・まず議論の意味や目標を共有する
・全員が「人」ではなく「議案」に意識を向ける
・その上でお互いに一定の配慮ある大人の言葉を使う
・そして積極的に参加する

正直発言しない人は会議に出ている意味はないので、会議室から追い出した方がいいと思ってます。
ちなみに参加するからには相槌を打つだけでもいいから何かをアクションすることが大事です。

改めて全社員に建設的な議論ができる組織になっていきたいところです。

本日は日頃はほとんど乗らない大江戸線に乗って、日頃ほとんど行かない新宿に。
何か妙に新鮮だったけど、とんでもない人の多さにちょっと人当たり。
これでも一応東京生まれ東京育ちなんだけど、30歳以降になってからは繁華街が苦手(^_^;)


で、新宿に何をしに行ったかというと、前職で一緒だった先輩経営者の方の会社に訪問し、いろいろと教えを乞いに行ってきました。

最近接する若手IT起業家とは一種異なるノウハウや経験値を持っていて、いろいろと勉強させてもらいました。こういう時間も結構大事だなーと思った次第。

その先輩との余談の中で出てきた自己表現欲求の話が面白かった。

例えば我々起業家はビジネスの世界で自己表現をしたいという人が多く、一方で専業主婦がやりたいという女性は家庭や子育てというフィールドで自己表現をして満たされている人が多いという話。
共にビジネスの世界で自己表現したい人同士が結婚して子供を作ったりすると、結構喧嘩が耐えなかったり・・・・結構こういう夫婦いる気がするw


まあいわゆるマズローの欲求5段階説と同じ話で、日本は十分に豊かになり安全な生活が確保されているわけで、生理的欲求と安全欲求といった生存欲求はとっくに満たされているわけで、そうなると、所属と愛情欲求、自尊欲求、自己実現欲求などといった承認欲求と呼ばれるような生存欲求よりも上位にあるような欲求に重きが置かれるようになるという。


それはともかくとして、この話をしていて感じたのは、家族でも職場の仲間でも、一緒に何かを実現するための相手を選ぶ際には、その人のモチベーションの源泉が何にあるのかというのは結構知っておいた方がいいような気がした。

結構そういうことを知らないままに結婚してみたり、採用してみたりして、上手くいかなかったというケースが結構多そう。

中途採用などでもなかなかストレートに質問しても答えてくれないだろうし、そもそも自分のモチベーションの源泉をしっかりと自己認知していないケースも多いような気がするので、簡単ではないだろうけど、そのあたりを見極めた上で、一緒に何かを目指していくと上手くいきやすいかも。

今日はいろんな気付きがあったランチミーティングだった。

M社長、ありがとうございました♪

ご存知の方も多いように、3年前くらいから英語学習に取り組んできた。
39歳くらいからのスタートだったわけで、受験からは20年以上が経過してるわ、さらに受験時代は理系受験でその背景には英語への苦手意識があり、目指すレベルはビジネスシーンで使えるレベルときたから、まああまりまともな挑戦ではないことは自分としても理解していた。

多くの方々から、

「さすがに今からじゃあ難しいと思うよ」
「通訳や秘書を雇えば十分でしょ」
「Googleが訳してくれる時代の到来の方が早いと思うぞ」

などと温かい(?)叱咤激励を頂いたりした。


ちなみに英語を始めたのは決して自分の興味などというお気楽なものではない。

英語学習を始めたきっかけについては過去の私のエントリー"英語の重要性”でも書いているのでそちらをご参照頂きたい。


まあざっくりといえばアトラエが目指す組織像を実現するためには、CEOが英語で組織をリードできることがMustということ。正直全然やりたくないが致し方ないわけで(^_^;)


でスタートした当初は右肩上がりに伸びていた英語力も、次第に上がっていく壁の高さに加え、自分の意志の弱さから、この1年くらいは横ばいを維持する程度でしか学習できていない。

そんな中、社内には2015年の10月から段階的に英語公用語化ということを伝えてきた。
「段階的に」という修飾語が多少和らげてくれる部分はあるものの、さすがに今のままでは有言不実行と言われても反論できない。

しかしこのまま有言不実行だと諦めるのも悔しい。

最後の悪あがきとして8月後半に2〜3週間ほど英語を集中的に学びにフィリピンに行こうと画策している。

現在展開する2つの事業自体は各責任者がいてくれれば全く問題ない。
どちらかといえば私自身は次の展開を考えることと、組織が次のステージに進む上で足りないところを今のうちから考え、補充していくことが主たる役割。

ということで、この先の会社の展開を考えても、今このタイミングが一番のチャンスではある。
というか逆にいえば1年以上前から2ヶ月くらいの米国語学留学を画策していたものの、さすがにそれは諸事情により難易度が高すぎた。。。

でも今回何とか2〜3週間くらいでフィリピンであれば行けそうだと考えている次第。

もちろん2〜3週間くらいじゃ変わらないというアドバイスもたくさん頂いたが、まあ何とか限られた時間で最大限の効果を出せるよう頑張る以外に道はないわけで。。。

まだ少しだけ迷ってはいるが、ここに書くことで少しずつ気持ちは固まりつつある。
それまでにもまだ時間はあるので、何とかそれまでにTOEIC900点レベルまでは引き上げておきたい。


「何かを始めるのに遅すぎるということはない」

どこかでこんなフレーズを聞いたことがある。
本気でそう思える人達の方が人生が幸せな気がする。
私自身もそう信じてやると決めたことはやり抜こうと思う。

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