麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

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2015年09月

最近社内におけるチームミーティングが建設的に進められているチームと、そうでないチームがあることを改めて認識した。

ミーティングが効果的に機能するためには、いくつかの要素を満たす必要があるのは言うまでもないが、ミーティング理論については数多く出ている名著に譲るとして、ここではすぐに活かせるキーポイントだけを共有しようと思う。

ただし世の中の派閥争いのあるような組織や、社内でも自分の意見を強く通すことで出世競争を勝ち上がっていくような組織においては、一切当てはまらないと思うので、ご注意を。


あくまでも全社員が一つのVisionに向けて本気で取り組んでいる組織という前提に基づいたキーポイントである。


表題にも記載したので今更感いっぱいだが、、、まさにディベートではなくディスカッションをしようということ。

英和辞典Weblioで調べてみると各動詞の意味はこんな感じ。

debate  (相手を打ち負かそうと公式の場で) 討論する
discuss (ある問題をいろいろな角度から) 論じる、話し合う



つまるところ、相手を論破しようとしたり、自分の主張を通すことを目的とするのではなく、あらゆる意見や主張、アイディアの中から、より良いものを選定したり、より良い案にまとめ上げたりすることで、より目標の達成やビジョンの実現に効率的に近づくべく話し合うべき、ということ。

誰の意見や主張かではなく、どんな意見や主張か、のみに気を配り、良いものを積極的に取り入れていくべきだし、時には自分の当初の意見を大きく変えても全く構わない。


こんなことを言うとほとんどの人は「んなことわかっとるわい」と言う態度を取るが、出来る人はかなり少ないと感じる。かくいう私も若き頃はミーティングというのは戦う場だと思っていたこともあるくらいだから、なんともお粗末なものである。。。


出来る人と出来ない人の根本的な違いは何にあるのだろうか。

私なりに考えてみたが、当事者意識ということが一番しっくりくるような気がする。
当事者意識が高いか低いかによって、こだわることや関心を持つポイントが異なるのかもしれない。

当事者意識が高い人は、その目標やビジョンを如何にして実現するか、達成するかに心底関心が向きやすく、その手段やプロセスに対しては臨機応変かつ柔軟に考えられる傾向がある。そもそも本気で実現したければベストな手段やプロセスを常に模索するのは当然のことであろう。

一方で当事者意識が低い人は、どちらかといえば自分や自分の意見、さらには自分の評価などに関心の矢印が向きやすく、ミーティングの場を通して参加者内での自分のレピュテーションや勝ち負けを心のどこかで意識してしまいがちなのではないだろうか。
そういう視点でミーティングに望むと、参加者の意見に自分とは異なる良い視点が含まれていたとしても、自分とは異なるというポイントにばかり気持ちが向かってしまい、相手の粗や弱点を指摘しがちになる。一方で本気でより良い方法や手段を模索して、最終ゴールに到達することに熱中している人であれば、あらゆる情報や意見の中から取り込めるものがないか、より良いアイディアはないか、を必死に模索しようとする。

これが結果的にディベートになる人とディスカッションができる人の根本的な違いなのではないだろうか。

我々のようなフラットで自由な組織においては、ほとんどのミーティングにおいて、ディベートは必要ない。社外の人やストックホルダーとのディベートなどは時折必要になるものの、こと社内のミーティングにおいては、建設的なディスカッションができることが何よりも大事になる。


理想のチームとしてパフォーマンスをあげていくためにも、社内の誰もが適切なディスカッション能力を身につけることが望ましい。

そのためにも組織やチームが目指す目標に対して、どれだけ当事者意識が持てるかどうか、そのあたりの浸透や意識統一も、経営者としての大事な仕事である。

なんとなく書いていくうちに、つまるところ経営者次第みたいな結末になり、自分で自分の首を締めるような内容になってしまったが(汗)、日頃からついついディベートモードになってしまっている人は、ぜひともディスカッションすることを強く意識して参加してみることを推奨したい。

努力を続けていくことで見える景色がかわると思う。

もしかしたら現時点では社内は敵やライバルだらけに見えているかもしれないが、少しずつ信頼できる仲間がいるんだということに気付けるようになっていくはず。

誰にとっても信頼できる仲間やチームって最高にいいものだと思うので、ぜひ挑戦してみてほしい。

弊社でもかなり多くの転職希望者と面接しているのだが、ほとんどの人がすごく自分の将来について悩み、考え、気にしている。
まあ当然といえば当然なのかもしれないが、そこばかり気にして今を全く楽しめなかったり、不安に押しつぶされてしまっては元も子もないわけで。

なんだかそういう人を見ていると、老後が心配過ぎてとにもかくにも貯蓄をしないとと楽しむことを抑制しながら節約しまくっていたら、ある日病気が発覚し、楽しみを知らないままに人生を終えました、なんていうことになりかねないような気がしてならない。

うちに入社する上でも「◯◯◯◯みたいなことをやらせてもらえますか?」「△△がやりたいんですが可能でしょうか?」「35歳までに年収◯◯◯万円は欲しいんですが問題ないでしょうか?」という人が結構いる。

でもこの質問って明らかに答えられるわけないよね。
答えられるとしたら、社内の実例としてこういう人はいるよ、こういう年収の人はいるよ、ということくらい。そりゃそーで、サイバーエージェントだって上場前は1000万円以上の社員なんて一人もいなかっただろうし、どちらかといえばみんな薄給の中、労基法も無視してがむしゃらに自分達の成し遂げたいことに熱中していたはず。

その結果として今のサイバーエージェントがあり、その頃にとんでもなく仕事していた人達は、その時のとてつもない経験を武器に、今でもサイバーエージェントやグループの根幹を担うリーダーとして大活躍しており、恐らくそれらのほとんどの人は一財産築いているだろうし、今でも相応の給与をもらっていると思う。

でもそれって計算できたわけでもなく、本気で頑張って価値ある会社や事業を作り上げてきたからであり、あくまでも結果でしかない。

日々一緒に働く中で、周囲からの信頼や尊敬を得られるだけのパフォーマンスや意欲を発揮しているとしたら、その人はかなり自分のやりたいことを任せてもらえるはず。そんなの考えるまでもない。わざわざ仕事もできるし、意欲もある人に、本人がやりたくないといってることをやらせ続ける意味なんて全くない。もちろん組織論理の中で一時的には自分の希望通りじゃないことも担ってもらう必要がある時もなくはないが、それが続くことなんてありえない。そもそもそれならさっさと辞めればいいだけ。

今の世の中、大企業だって数年先はどうなっているかわからないのに、自分の未来のキャリアや年収や仕事内容を今の段階からデザインしようなんて不可能に決まっている。

結婚するときだって数年後に相手のことが好きかどうかなんてわからなくても、自分が信じられる道を選び、その道を自分の努力で正解にしていくしかないのと同じこと。

正解を探すような転職活動ではなく、自分が選んだ道を自らの努力と意志で正解にすることでしか、幸せなワーキングライフなんて得られない。


キャリアの語源はラテン語のCarraria(馬車などの乗り物の通り道=轍)だと言われている。
キャリアとは自分達が通った後にできる道のこと。つまり自分達が進んでいく前に敷かれているようなものでは決してなく、自分達が試行錯誤・努力して突き進んできた結果として後ろについてくるものがキャリアなのだということ。


自分が人生を賭して本気になれること、心底社会に価値があると思えること、楽しいと思えること、熱中できること、を選び、誰よりも本気で取り組むことがもっとも幸せなのではないかと思う。

そしてそういう人の多くは、どこかしらのタイミングで経済的にも豊かになっている人が多いのも、決して偶然ではないのだろう。

なんでも打算的になったり、計算高くなっちゃ、逆に幸せが遠のく気がする。
もちろん小金持ちくらいにはなれるかもしれないけど、それはそれで別に楽しくないことに気付くんだろうなー。

ということで、先のことばかり考えてないで、毎日熱中して最高に楽しく生きる道を探すべし!
どうせ先のことなんてわからないんだから。
そして、本気でやった人だけにしか見えない景色がきっとあるから。

最近とある法則に気がついた。

何かを成し遂げようとか、何らか自分のゴールイメージを持って本気で努力している人というのは、本当にみんな謙虚であるという法則。

一般的に謙虚というと、他人からのアドバイスを「なるほど、なるほど」「うんうん」「勉強になるよ」と真面目に聞きまくるような大人しく受容性が高い人をイメージしがちだが、ここで言う謙虚というのは、自分が当初考えていた見解と異なる意見やアドバイスであっても受け入れる人というイメージで使っている。

とんでもなく経験豊富な経営者とご一緒させて頂いた時のことだが、その人は本気で組織を良くしたいと思っていたようで、私ごとき若輩者の意見さえもその場で事細かにメモされていたりいた。ちなみに性格的には結構気が強く自信家だろうと思うものの、そういう貪欲さというか、本気度を持っているから成功しているんだと改めて勉強させられた。


多くの人にバレているが、私自身決して謙虚なタイプではない。自己認知としても長いことそう思っていた節はある。(じゃあ改善しろって話だが。。。)


しかし最近ちょっと気付いたのは、こと会社の成長や事業の成功という側面については、若い社員だろうが、社外の人だろうが、ちょっとした本で見つけたエッセンスだろうが、自分の逆の意見だろうが何だろうが、本当に良いと感じたことは謙虚に学び、積極的に吸収し、少しでも活かしいこうとやってきたという自負もある。これは謙虚というよりも本気でやってきたからこそできたのだという感じがする。

そういう視点で社内を見てみると、頑固でなかなか人のアドバイスや指摘を活かせない人と、自分なりの主張やこだわりを持っていつつも、あらゆる人の意見に積極的に耳を傾け、良いと思うものはどんどん吸収したり適用していく人がいる。

どうやらその差は、性格的に頑固でプライドが高い人と、そもそも謙虚で受容性が高い人、ということなのだろうと当初は思っていたが、どうやらそうではないのかもしれない。

どちらかというと自分が取り組んでいる仕事や目標、自分の成長や成果に対する本気度の差がそういうところに露呈するように思う。


謙虚にならざるを得ないくらい、本気で仕事に取り組める人が増えたら組織は強くなる。
典型的なサラリーマン型組織であれば、当然自分の主張を通し、プライドで身を固め、反対勢力とは必死になって戦わなければ出世街道を生き抜けないという裏事情もあるだろう。

しかし昨今のITベンチャー企業であれば、そんなことを気にするよりも、本気で会社の成長、事業の成功にどうやって貢献できるかを考え、そのために自分ができないことをできるようになったり、年齢も性別も経験も関係なく意見を言い合い、全員が本気だからこそ一番いい意見やアイディアを積極的に取り入れていく、そんな組織が圧倒的に強いはず。

本気でやんなきゃ、スポーツだって仕事だって恋愛だって何も楽しくない。

せっかく人生の貴重な時間を沢山投資するんだから、本気で仕事しよう!!

だいぶブログの更新を怠っていましたm(__)m

というのも8月中旬より3週間ほどフィリピンのセブ島に英語を学ぶべく短期留学しており、その期間はブログの更新も少しばかりサボらせてもらって、出来る限り英語学習に専念してました。

何故年次決算の直前のこんな忙しい時期に語学留学などに行くことを決断をしたのか、しかもフィリピンにw
そして実際に行ってみた結果どうだったのか、そして今後英語についてどう取り組んでいくのか、せっかく良い経験をさせてもらったので、この場を借りて少しだけ共有させてもらおうと思います。

今後英語を学ぼうという社会人の人達に少しでも役に立てば幸いです。


1. 何故短期語学に行くことにしたのか?!しかもフィリピンにw
 これは実はちょうど1年くらい前から計画していたことでした。3年ほど前から英語の必要性を強く意識し始めて勉強を始め、2015年中に1ヶ月ほど米国への語学留学に挑戦することを計画してきました。文法、語彙をしっかりと身につけた上で、アウトプットトレーニングとしては集中して留学してしまうのが一番だと考えた上での計画でした。実際には1ヶ月はさすがに行けるほどの余裕は仕事上なかったのと、当初予定していた米国ではなくフィリピンに行くという決断をしました。
 その背景にはいくつか理由があります。1つには、時差がほとんどないため仕事(ミーティング)がしやすいこと。また完全なマンツーマンレッスンであること。そしてフィリピン人にとっても英語は第二外国語であるために、彼ら・彼女らも若い頃から努力して英語を学んできたため、その難しさや苦労を理解していること。そんな理由があり、フィリピンを選びました。
 じゃあそもそもなんで英語がそんなに必要なのかということ。私自身、インターネット業界で経営を担っていくためには、ここ5年くらいで英語は必須スキルになると感じています。現時点でPCスキルに乏しい人が仕事ができないように、今後急速なグローバル化の波にさらされるインターネット業界においては、英語をツールとして使いこなせる人とそうでない人では、大きく差が出ると感じています。
 また組織としても経営陣が英語でマネジメントができる会社とそうでない会社では、外国人にとって働くオポチュニティとしての魅力が桁違いなのは明白です。そういう意味でもインターネット企業を経営していく上では英語はPC同様、ツールとして必須だと考えている次第です。

2. 実際に行ってみてどうだったか?
 まずフィリピンにして良かったと思っています。それは上記した通り、彼ら・彼女らは生まれながらのネイティブではなく、意志を持って英語を学んできた人達だということが、我々が教わる上では極めて大きい価値だと思いました。American Accent Trainingなど、私が習ったこともない多くのTipsを教わることもでき、収穫は大きかったと感じています。
 一方で、3週間程度で改善できるレベルには当然限界もあり、言語習得の難しさも同時に実感しました。結果としては英語力の改善という意味では、発音や使えるフレーズなどの習得を中心に、話すことの抵抗が無くなったことと、今後学習を続けていく上で大事な自分のウィークポイントや、重点的に取り組むべきポイントについて理解が深まったという感じでしょうか。
 個人的には非常に大きな手応えは掴めたと思っているので、今後の学習次第だろうと思います。

3. 今後の学習プランについて
 まず知ってる単語をただ口から発するだけの会話を継続して、コミュニケーションに慣れるというのはあまり望ましい学習方法ではないと思っています。やはりビジネスシーンでちゃんと英語が使えるためには、正しい文法、適切なボキャブラリーやフレーズを選択できることが欠かせないと考えています。
 そのためにはアウトプットの準備をしっかりと自分で行い、そのアウトプットの場を設けて、フィードバックをもらう、というサイクルを回していくことが大事だろうと考えています。具体的には、スカイプ英会話などを利用し、毎日25分でも50分でもいいので、フィリピン人と英語で会話する機会を設定し、そこでどういうことを話すかという事前準備に30分、会話後の復習に30分くらいを毎日取ることで、英会話力を高めていこうと考えています。
 それ以外にもリスニングやリーディングについては今まで通り、継続学習をしつつ、会話を増やすというイメージです。感覚的にはそれを1年くらい続けられれば、ある程度英語がビジネスシーンで使えるようにはなるのではないかと考えています。継続できれば、、、、ですがw


私自身、決して自分に厳しいタイプではないので、いろんな意味で自分を追い込みながら努力してきて、やっと英語をビジネスシーンで使えるようになるための入り口だけは見えてきたような気がしています。始めたのは37〜38歳くらいの時なので、かれこれ3〜4年は勉強しているでしょうか。

中年になってからのスタートとはいえ、本当に勉強してきて良かったと思っています。
今後ビジネスをグローバルに展開していくイメージも湧いてきました。

今回はMBAという社会人専門の留学学校を選びましたが、講師のクオリティは期待を大きく超えるレベルであり、個人的にはまた時間を作ってお世話になりたいと思っているほどです。
もし興味がある方がいれば個別にメッセージでも下さい。MBAの経営陣をご紹介します!!

しかし3週間もの間、社長の留守を頑張って守ってくれた役員・社員のみんなには心から感謝です。
また文句一つ言わずに送り出してくれた妻にも心から感謝です。

この3週間を無駄にしないためにも、継続して学び続け、必ず英語をツールとして使えるようになる覚悟です。

It's never too late!!

何事も遅すぎるということはない。そう思います。
写真は引きこもって勉強していた部屋と私を担当してくれた最高に優秀なティーチャーです。

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