麻布十番で働くCEOのBlog(旧・南麻布で働く社長のblog)

成功報酬型求人メディアGreenの運営や、インターネットサービスの企画・開発を行う株式会社アトラエの社長のblogです。

2017年01月

毎日毎日、本当に身近なところで多くのイノベーションが起きている。
人はなかなかそれをイノベーションだとは認識できない。

さらにいえば、その中の人になってしまうと、いよいよ自分達の未来さえも見えなくなってしまう。
水の中にカエルを入れて少しずつ火力を強くしていくとカエルは気づくことができずにゆでガエルになるという話は有名な比喩だが、まさにそういうことのなのだろう。


銀行や保険会社、テレビ局などが未だに就職活動で人気があるのは何故なのだろうか。
米国ではGoogleが就職人気でもおおよそTOPクラスにいるのに対して、日本でSoftBankや楽天やDeNAやサイバーエージェントは就職人気ランキングでTOP100にさえ入らない。

この20年で日本のおかれている経済環境は大きく変化を遂げている。
GDPは右肩上がりから完全なる横ばいに。その背景には少子高齢化があり、さらにグローバル競争時代の到来により、いよいよ本格的な資本主義、つまり自由競争社会へと大きく様変わりした。

SHARP、東芝と昨年から新聞を賑わせていることからも、いい加減気付く必要がある。世の中は大きく変わってきているということに。
銀行は合併を繰り返し、もはや昔の銀行名さえも思い出せないほどだし、保険会社に至っては全ての名前を並べた奇妙な社名になってしまっているし。。。社内椅子取りゲームの椅子はすでに先輩達の順番待ちであり、これからの若者には部長の椅子さえも空かないのではないか。さらに日本の生命保険加入率は世界でもトップレベルで市場規模も世界一だと聞いたことがある。これから人口の減っていく日本でこれ以上生命保険の市場が伸びる可能性なんてないし、何を目指してその会社で何十年もの長い社会人人生を過ごすのだろうか。

銀行もいよいよスマホで全てが完結する時代であり、近い将来貨幣さえも使わない情報決済時代がもう目前まで来ているわけで、地銀や信用金庫を含めて今ほどの数の銀行が残っていられるとは到底思えない。だったらFintechの成長企業にいった方が未来におけるビジョンは描けるのではないか。

テレビ局においても、規制で特別に割り当てられた放送網という土管を保有し、その土管を通してコンテンツをお茶の間に届けることで成り立ってきたわけだが、これだけインターネット網が張り巡らされ、高速化するといよいよ土管としての放送網の価値が大きく毀損している。そもそもニュースとスポーツ以外にライブで見たいというニーズがどれほどあるのだろうか。そうなってくるとHuluやYoutube、はたまたNetflixやAbemaTVとの激しいコンテンツ競争時代に突入する。従来の収益力を維持するのは極めて困難であろうことは予想に難くない。


少し強烈な言い方をしたが、事実そんな時代が到来しているにも関わらず、多くの若い人は未だにそれを認識しようとしない。

そもそも日本には偏差値社会で多様な生き方、多様な選択を認めない風潮が強い村社会的な側面がある。単一民族、島国、経済大国という特殊な環境のせいか、極めて閉塞的で周囲が良いというものが良いと考える傾向が強いように感じる。

自分の人生、自分の頭で自分の幸せや自分の生き甲斐を見つけていかなければ、これからの時代、誰も他人の人生に責任なんて持てない。それどころか頑張っていても自分の人生がどうなるかわからないような混沌とした世の中であり、経営者さえもいつまで経営を任せてもらえるかわからないような時代に、雇用の保証も何もあったものではない。

そんな世の中だからといって嘆く必要はないと思う。そういう変化の時代にあっても、活き活きと生きている人達は確実に存在する。やっと多数決では決まらない幸せのあり方が問われる時代になったということなのだと思う。

キングコングの西野さんはお笑い業界の未来が見えていたのだろう。かつてない方法で自らの社会における存在意義を見出している。私は極めて頭のいい方だと思っている。

もう過去の成功の方程式は成り立たない。新しい自分なりの成功の方程式を作っていくことでしか、自分の幸せな未来は存在しない。

就職活動をしている学生には是非とも自分の頭で考え抜いて、これからの社会人人生で、誰とどんなビジョンに向かって冒険をしていくのかを選択してもらいたい。面白くなき世を面白く生きて、日本の未来を少しでも明るくしましょう。

年末年始、ドタバタで久しぶりのエントリー。それにも関わらず全然面白くない真面目な話題で恐縮です。。。


本日の日経新聞にも大きく取り上げられていたが、昨今、企業における働き方、いわゆる長時間労働に対する風当たりが強くなってきている。昨年の電通における事件もその風潮に更なる勢いをつけるきっかけになったのかもしれない。

個人的には単なる長時間労働の廃止や、残業代支給の徹底が、本質的な解決策につながるとは到底思えない。そもそも現在の労基法自体が現代のホワイトカラーの知識労働に対して大きくズレていることこそが、あらゆる問題の原点にあるのではないだろうか。

勿論だが、がむしゃらに長時間働くことが正しい働き方だとは到底思っていない。
家族と過ごす時間や自己啓発の時間なども人生において極めて重要だと考えている。
一方で毎日18時に仕事が終わってライフワークバランスが取れれば良いとも思っていない。
大事なのは、人はそれぞれ価値観や志向性、体力や家族構成が異なるということ。その中で各自が自由に働き方を選択できる世の中になっていくことこそが、大事だと考えている。端的にいえば多様性を受け入れるということかもしれない。

では日本企業のグローバルレベルでの競争力を維持・向上させながらも、国民の幸福度を高めていくためには、国はどう動いていけばいいのだろうか。


個人的には以下の2点がポイントになるのではないかと考えている。

ヾ浜職以上の社員に対する解雇規制の緩和
▲┘鵐押璽献瓮鵐箸砲茲誅働状況の把握


,浪鮓杁制を緩和することで、企業が得するように言われがちだが、それによって日本の働く人達が企業に依存しなくなり、自らのキャリアや成長、市場価値を磨くことを意識し始めるのではないかと考える。それと同時に企業は優秀な人材が流出しないように、常に良き機会を創造し、社員にとって最適な組織である努力をする必要が生まれてくる。多少の荒療治感は否めないが、このくらいやらない限り、これからのグローバル化の流れの中で日本企業や日本のビジネスパーソンが戦っていくことはできないのではないだろうか。

また△砲弔い討蓮△泙気膨校間労働禁止の方向性で議論がなされていることに対する懸念でもある。個人的に管理職以上などの一定レベルのホワイトカラーについては、自らの人生の時間をいつどこに投資するかは自由であるべきで、個々人が職業を自由に選択できるようにさえなれば良いと考えている。会社からの強制によって働いているのか、そうでないのかは、その会社の従業員のエンゲージメントで確認していけばいいのではないか。ストレスチェックなどももう少し精度の高いものができれば、組織として人が幸せややりがいを感じているのか、そうでないのか、健康状態を保っているのかそうでないのかは、十分にチェックすることはできるはず。


改めて企業は表面的な収益向上や、従業員満足度向上、労基法への対応に終始することなく、社員全員の幸せや健康を重んじる必要があると思っている。そして何よりもやりがいやエンゲージメントといった心の満足度を満たせる組織を構築していく必要があるのではないか。

そういった考えから、弊社では現在wevox
という組織のエンゲージメントを定量的に可視化するサービスを創り上げた。

事業におけるPDCAだけではなく、組織におけるPDCAを適切に回せるようになれば、もっと成長できる企業があるはずだと思う。意図せずして(?)最後は完全にセールストークになってしまったが、これからの知識産業社会においては、有能な社員を採用・育成・定着化できる組織こそが、長期的に勝ち残っていくと信じている。

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