市場価値や専門性について興味や関心を持つ若いビジネスパーソンは多いだろう。
昨今の東芝問題やシャープの買収などを目の当たりにすれば、そりゃ当然会社依存のキャリアではなく、純粋に市場価値を高くできなければ不安定極まりないことに気付き始めるのも当然だろう。
ただそこで市場価値やキャリアというのは具体的にはどういうものなのか。
私は安易に専門性や特殊技術を高めることを、市場価値だ、キャリアだと言ってる人が多すぎることに少し危険性を感じる。
会社組織において評価できる人材かどうかというのは、あくまでもその組織のビジョンやゴールなど目標実現に対して、どれだけ貢献したか、どれだけポジティブな影響を及ぼしたか、という軸で判断されるべきであろう。
極端に言えば技術力が高かろうと、金融知識が豊富だろうと、会社の成長や目標達成に対して、さほど影響を及ぼせない人であれば、評価には値しない。
じゃあ技術や専門性は不要なのかといえば、それは全く異なる。
多くの組織において人並み以上に貢献し、活躍するためには、専門性や知識、経験や実行力、リーダーシップやマネジメントスキルなどが必要になってくるわけで、あくまでも貢献するために必要な要素を身につけていく、そういう発想が最もナチュラルではないか
例えばエンジニアであれば、もっともっとこの会社に貢献するためには、社内でまだ誰も習得していないこの技術を自分がマスターすれば、今まで以上に貢献できると思えばそれを学ぶのは極めて正しい選択だろう。
所属する会社で使えもしない技術や専門性を身につけたところで、貢献という尺度でみれば、何のプラスにもならない。勿論幅広い知識や経験が日常のパフォーマンスに生きるという意味では、ゼロではないのかもしれないが。。。。
日々の仕事において、自分の成長、市場価値の向上にフォーカスしている人が組織人として一流になれる可能性は限りなく低い。あくまでもその組織の成長や目標達成に対する貢献にフォーカスし、その貢献度を最大化するために努力を惜しまない人が、一流のビジネスパーソンへと成長していくのだと考える。先日のエントリーでも書いた「一流のマスト条件は視座の高さ?!」とも通ずる話である。
本田圭佑がNHKのプロフェッショナル〜仕事の流儀〜という番組の中で語っていた言葉を思い出す。
どっかでテイクしますよ。今はギブに努めて。 by 本田圭祐
一人一人がプロフェッショナルで、常にステップアップを意識しながらチャンスを追い求めている人達が集まるチーム。そんな有能な選手ばかりの世界だからこそ、「人のために」「チームのために」ということを考える選手は少なく、如何に自分が目立ち、パフォーマンスを上げ、スカウト陣の目に止まるかを考える。しかしそんなチームが勝てるわけはなく、選手のレベルに反して連戦連敗が続く。
そんな中、本田圭佑は視点を変え、この程度のチームを勝たせられないようならステップアップしても活躍できるわけがない。まずは「チームプレイ」にあえて徹することでチームを勝ちに導くべきである。その切り替えによってチームはみるみる強くなっていき、本田圭佑はスカウトの目にとまり、セリエAへとステップアップしていく。
こういった話は決してスポーツチームだけの話ではなく、あらゆる組織やチームに当てはまる本質的なセオリーではないかと思う。
何にフォーカスして日々努力するか。何のためにインプットするか。何のために専門性を磨くか。
チームで何かを成そうとする以上、極めて大事な問いかけではないだろうか。
昨今の東芝問題やシャープの買収などを目の当たりにすれば、そりゃ当然会社依存のキャリアではなく、純粋に市場価値を高くできなければ不安定極まりないことに気付き始めるのも当然だろう。
ただそこで市場価値やキャリアというのは具体的にはどういうものなのか。
私は安易に専門性や特殊技術を高めることを、市場価値だ、キャリアだと言ってる人が多すぎることに少し危険性を感じる。
会社組織において評価できる人材かどうかというのは、あくまでもその組織のビジョンやゴールなど目標実現に対して、どれだけ貢献したか、どれだけポジティブな影響を及ぼしたか、という軸で判断されるべきであろう。
極端に言えば技術力が高かろうと、金融知識が豊富だろうと、会社の成長や目標達成に対して、さほど影響を及ぼせない人であれば、評価には値しない。
じゃあ技術や専門性は不要なのかといえば、それは全く異なる。
多くの組織において人並み以上に貢献し、活躍するためには、専門性や知識、経験や実行力、リーダーシップやマネジメントスキルなどが必要になってくるわけで、あくまでも貢献するために必要な要素を身につけていく、そういう発想が最もナチュラルではないか
例えばエンジニアであれば、もっともっとこの会社に貢献するためには、社内でまだ誰も習得していないこの技術を自分がマスターすれば、今まで以上に貢献できると思えばそれを学ぶのは極めて正しい選択だろう。
所属する会社で使えもしない技術や専門性を身につけたところで、貢献という尺度でみれば、何のプラスにもならない。勿論幅広い知識や経験が日常のパフォーマンスに生きるという意味では、ゼロではないのかもしれないが。。。。
日々の仕事において、自分の成長、市場価値の向上にフォーカスしている人が組織人として一流になれる可能性は限りなく低い。あくまでもその組織の成長や目標達成に対する貢献にフォーカスし、その貢献度を最大化するために努力を惜しまない人が、一流のビジネスパーソンへと成長していくのだと考える。先日のエントリーでも書いた「一流のマスト条件は視座の高さ?!」とも通ずる話である。
本田圭佑がNHKのプロフェッショナル〜仕事の流儀〜という番組の中で語っていた言葉を思い出す。
どっかでテイクしますよ。今はギブに努めて。 by 本田圭祐
一人一人がプロフェッショナルで、常にステップアップを意識しながらチャンスを追い求めている人達が集まるチーム。そんな有能な選手ばかりの世界だからこそ、「人のために」「チームのために」ということを考える選手は少なく、如何に自分が目立ち、パフォーマンスを上げ、スカウト陣の目に止まるかを考える。しかしそんなチームが勝てるわけはなく、選手のレベルに反して連戦連敗が続く。
そんな中、本田圭佑は視点を変え、この程度のチームを勝たせられないようならステップアップしても活躍できるわけがない。まずは「チームプレイ」にあえて徹することでチームを勝ちに導くべきである。その切り替えによってチームはみるみる強くなっていき、本田圭佑はスカウトの目にとまり、セリエAへとステップアップしていく。
こういった話は決してスポーツチームだけの話ではなく、あらゆる組織やチームに当てはまる本質的なセオリーではないかと思う。
何にフォーカスして日々努力するか。何のためにインプットするか。何のために専門性を磨くか。
チームで何かを成そうとする以上、極めて大事な問いかけではないだろうか。