あけましておめでとうございます。
アトラエは本日より2020の活動を開始しています。
今朝、全社朝会で私からみんなに伝えたことを備忘録的にここに残しておこうと思います。

2019年はアトラエにとって極めてポジティブな1年でした。
既存事業の継続的な成長に加えて、新規事業が目に見えて成長してきた一年であり、それに伴い資本市場からも一定の評価を頂けた1年だったと認識しています。

ただ2019年までの約5年間はいろんな意味で追い風の中でビジネスが展開できていたという自覚もあります。正直全社員が頭に汗をかく程に知恵を絞らなくても、しっかりとやるべきことをやっていれば順調に伸びることができたと言っても過言ではないと思っています。もちろんそれはそれだけ先見性を持って、競争優位性を持った事業を時間をかけて皆で作りあげてきた結果とも言えます。

しかしながら2020年はいろんな意味で変化に適応していく必要があると思っています。
ここは感覚値も含めてですが、市場環境、競合環境を踏まえて、いろんな面で大いなる創意工夫と挑戦、さらには改革をしていかない限り、ここから5年は今までのように順風満帆に成長し続けることはできないとさえ感じています。

ポジティブな時にこそ、しっかりとダウンサイドを認識し、早め早めに次のリスクを見越したアクションをとることが経営においては大事だと常々思っています。そういう意味でも株式市場も含めて、現在は好調だと思う一方で、次にくる厳しい局面に備えておくことが大事だと考えています。

とはいえ悲観的に捉える必要はないと思っています。
今まで成長する会社の中で様々な役割を担っていた社員達にとって、こういう時にこそ「自分がアトラエを作ってきたんだ」と将来言えるような役割を担うチャンスがあります。組織としても事業としても、経営としても、あらゆる面で様々な改革・挑戦をするこの時だからこそ、各人が「あの時自分のあの挑戦があったからこそ今のアトラエがあるんだ」と将来思えるような挑戦をしていってもらいたいと思います。


話は変わりますが資本主義の限界も少しずつ見えてきたようにも思います。ただひたすらに売上や利益、株価の成長を追い求める姿には、もはや多くの人が魅力を感じなくなっているのではないでしょうか。私自身は会社とはあくまでも関わる人の幸せを実現する仕組みでしかないと思っています。アトラエはいつの時代であっても、大切な人に誇れる会社であり続けると同時に、関わる人達を幸せにできる会社の実現、そして関わる人達を増やしていくことに挑戦していく存在であり続けます。

最後になりますが、私にとって2020はグローバルと多角的経営への挑戦になると考えています。グローバルはまさに日本市場以外に様々な側面で挑戦していくということ。多角的経営というのは、今までGreenという主力事業を中心としつつ、新規事業の種まきをしていた会社でしかなかったことに対して、複数の事業を同時並行的に伸ばしつつ、従来のHR的な事業領域を超えた事業への挑戦や投資など、様々なことに同時多角的に取り組んでいくべく、組織もリデザインしていく必要があると思っています。

もちろん根本思想は全く変える必要はないと思っていますが、今まで以上に多くのリーダーシップが求められるでしょうし、適切な意思決定システムや人事評価システム、さらには文化や価値観の浸透のための方法に磨きをかけていく必要があります。

ということで、2020年アトラエは次なるステージに挑戦します!
社員一同、今年も覚悟を持って取り組んでまいりますので、何卒よろしくお願いします。