コロナウィルスによる緊急事態宣言が発令され、よもや延長される可能性が高いとも報道されている今日ですが、みなさんいかがお過ごしですか。
個人的にはFacebookでも散々発信しているように、いろんな立場の人がいろんな視点で持論を述べているものの、色々なズレを感じています。未知のウィルスであるのはもちろんながら、既に把握できているデータを元に考え、予測を立て、意思決定を行っていくことが大事であり、感染症の専門家などの意見に耳を傾けつつも、日本国としてどう対応するかの意思決定は国の経営者である政府が責任を持って実行すべきだと考えます。今の日本は感染症専門家の意見に引っ張られ過ぎており、メディアも煽りすぎることで、事実を歪んで認識してしまう人が大多数になっている気がします。
もちろんそうしないと自粛ムードが消え、感染爆発してしまうという意図もわからなくはないですが、ちゃんと説明し、論理的に事実を伝えれば、日本人はちゃんと理解すると思います。
そして何よりも大事なのは、「医療崩壊を防ぎつつ経済を回す」ということに他ならないと考えます。
とここまで書いておいてなんですが、久しぶりにブログを投稿したのは、コロナ対策の話ではなく、こういう危機に直面することでより経営の本質を見直すきっかけが生まれるということについて書こうと思ったからでした・・・。
昨今いろんなメディアや専門家の「行き過ぎた資本主義」「株主偏重経営の破綻」といった論調が目立つようになってきました。その背景には、今回のコロナによる世界経済低迷において、株主価値向上に寄り過ぎた経営の脆さが露呈したことがあるのでしょう。
私自身はリーマンショックにより人生最大の苦難を経験して以降、会社とは何のために存在するのか、経営とは何を目指すものなのか、ということと向き合い考え抜いてきました。そんな私が辿りついた結論は、会社とは関わる全ての人を幸せにするために存在するということ。経営とは関わる全ての人の幸せを実現しながら、その輪(影響範囲、関わる人の数)を広げていく努力をすること。そういう考えに至りました。
関わる全ての人というのは、従業員、顧客、株主に加え広く社会だと考えています。関わる全ての人を幸せにするのが会社のMust条件であり、その影響範囲を広げていくことができればより理想であるというイメージでしょうか。
より具体的にいえば、夫婦で営む小料理屋さんで、お客さんに喜んでもらえる美味しい料理を提供し、しっかりと健全な経営を行い、納税までしているとしたら、これは関わる全ての人を幸せにしており、素晴らしい存在だと思います。あとはその影響範囲を拡大する挑戦をするかどうかは、本人達のやりがいや価値観に基づいて決断すれば良いと思います。
逆に売上が大きい会社であっても、社員が幸せを感じられていなかったり、顧客が価値を享受できていなかったりするのであれば、会社としてのMust条件を満たしていないので至急改善すべきだと思います。
いつの時代も不確実性が一定ある中において大事なのは、常に関わる人を幸せにするために、驕らず謙虚に地道な努力を継続することであり、それこそが普遍的かつ本質的な経営の意義だと思います。
弊社アトラエではまさにその考えのもと、社員全員が一丸となって自分達を含め、関わる人の幸せを実現すべく努力を重ねてきました。どれだけ順調に成長しても、どれだけうまくいっている時でも、慢心することなく、挑戦と改善を続けてきました。例えば短期的な売上以上に生産性や働きがいや顧客満足度を重視してきました。
そういった努力と挑戦の結果として、ざっくりですがROEでは10%以上、自己資本比率も約90%という、極めて健全な財務基盤を有しつつも、一定の資本効率で利益を生み出すことができています。
売上成長スピードやIPOのタイミングなどで多くの企業と比較されて評価してもらえなかった時期もあり悔しい思いもしました。時にはキャッシュを持ちすぎだから株主還元すべきだというご指摘を頂くこともありました。しかしそれでも関わる全ての人の幸せを実現することが会社の存在意義であり、そのために必要であれば、強い意志を持って信念を貫き続けてきました。時代により様々な経営理論が存在してきましたが、いつの時代も原理原則本質論は変わらない、私はそう考えています。
改めて今回のコロナショックのタイミングで、企業経営や行きすぎた資本主義の揺り戻しが起き、人類社会にとって有益で価値あることに取り組む会社こそが評価される世の中になっていく、そう考えています。そしてそうなって欲しいと思っています。
個人的にはFacebookでも散々発信しているように、いろんな立場の人がいろんな視点で持論を述べているものの、色々なズレを感じています。未知のウィルスであるのはもちろんながら、既に把握できているデータを元に考え、予測を立て、意思決定を行っていくことが大事であり、感染症の専門家などの意見に耳を傾けつつも、日本国としてどう対応するかの意思決定は国の経営者である政府が責任を持って実行すべきだと考えます。今の日本は感染症専門家の意見に引っ張られ過ぎており、メディアも煽りすぎることで、事実を歪んで認識してしまう人が大多数になっている気がします。
もちろんそうしないと自粛ムードが消え、感染爆発してしまうという意図もわからなくはないですが、ちゃんと説明し、論理的に事実を伝えれば、日本人はちゃんと理解すると思います。
そして何よりも大事なのは、「医療崩壊を防ぎつつ経済を回す」ということに他ならないと考えます。
とここまで書いておいてなんですが、久しぶりにブログを投稿したのは、コロナ対策の話ではなく、こういう危機に直面することでより経営の本質を見直すきっかけが生まれるということについて書こうと思ったからでした・・・。
昨今いろんなメディアや専門家の「行き過ぎた資本主義」「株主偏重経営の破綻」といった論調が目立つようになってきました。その背景には、今回のコロナによる世界経済低迷において、株主価値向上に寄り過ぎた経営の脆さが露呈したことがあるのでしょう。
私自身はリーマンショックにより人生最大の苦難を経験して以降、会社とは何のために存在するのか、経営とは何を目指すものなのか、ということと向き合い考え抜いてきました。そんな私が辿りついた結論は、会社とは関わる全ての人を幸せにするために存在するということ。経営とは関わる全ての人の幸せを実現しながら、その輪(影響範囲、関わる人の数)を広げていく努力をすること。そういう考えに至りました。
関わる全ての人というのは、従業員、顧客、株主に加え広く社会だと考えています。関わる全ての人を幸せにするのが会社のMust条件であり、その影響範囲を広げていくことができればより理想であるというイメージでしょうか。
より具体的にいえば、夫婦で営む小料理屋さんで、お客さんに喜んでもらえる美味しい料理を提供し、しっかりと健全な経営を行い、納税までしているとしたら、これは関わる全ての人を幸せにしており、素晴らしい存在だと思います。あとはその影響範囲を拡大する挑戦をするかどうかは、本人達のやりがいや価値観に基づいて決断すれば良いと思います。
逆に売上が大きい会社であっても、社員が幸せを感じられていなかったり、顧客が価値を享受できていなかったりするのであれば、会社としてのMust条件を満たしていないので至急改善すべきだと思います。
いつの時代も不確実性が一定ある中において大事なのは、常に関わる人を幸せにするために、驕らず謙虚に地道な努力を継続することであり、それこそが普遍的かつ本質的な経営の意義だと思います。
弊社アトラエではまさにその考えのもと、社員全員が一丸となって自分達を含め、関わる人の幸せを実現すべく努力を重ねてきました。どれだけ順調に成長しても、どれだけうまくいっている時でも、慢心することなく、挑戦と改善を続けてきました。例えば短期的な売上以上に生産性や働きがいや顧客満足度を重視してきました。
そういった努力と挑戦の結果として、ざっくりですがROEでは10%以上、自己資本比率も約90%という、極めて健全な財務基盤を有しつつも、一定の資本効率で利益を生み出すことができています。
売上成長スピードやIPOのタイミングなどで多くの企業と比較されて評価してもらえなかった時期もあり悔しい思いもしました。時にはキャッシュを持ちすぎだから株主還元すべきだというご指摘を頂くこともありました。しかしそれでも関わる全ての人の幸せを実現することが会社の存在意義であり、そのために必要であれば、強い意志を持って信念を貫き続けてきました。時代により様々な経営理論が存在してきましたが、いつの時代も原理原則本質論は変わらない、私はそう考えています。
改めて今回のコロナショックのタイミングで、企業経営や行きすぎた資本主義の揺り戻しが起き、人類社会にとって有益で価値あることに取り組む会社こそが評価される世の中になっていく、そう考えています。そしてそうなって欲しいと思っています。