人材紹介会社や転職支援会社の社会的使命とは何だろう、そんなことを散々考えてここまで人材ビジネスをやってきました。

私は以前よりベンチャー企業に強みを持つ人材紹介会社を経営してきました。
現在の弊社も圧倒的にベンチャー企業や成長企業などとのパイプの太さや情報力に強みを持っています。

ではなぜベンチャーなのか、というと、この仕事を始めたときから、感覚的に日本経済がもっと活性化するには優秀な人材がもっとベンチャー企業や新興産業で活躍しないとだめだ、そんな思いをなんとなく持っていました。

やはりもっともっと優秀な人材が成長産業、新興産業に流入していかないことには、本質的かつ抜本的には日本経済は良くならないということ。
ソニーもいい会社ですし、トヨタも素晴らしい会社だと思います。
しかしこれからの市場や産業で、ソニーやトヨタのような世界で活躍できる企業をもっともっと生み出し、育てていかないと日本の競争力は失われていくはずです。

これからの市場というのは、シニアビジネス、インターネット、モバイル、人材ビジネス、といった業界自体が黎明期や創業期に差し掛かったばかりの業界のことです。
人材紹介会社としては著名な企業を紹介するほうが簡単であったり、手間がかからないのも事実です。しかしそれだけでは社会的存在意義が低いと思っています。

人材紹介会社やヘッドハンティング会社はそういったことを啓蒙できる存在であるべきではないでしょうか。

以前私が経営していた会社インサイトパートナーズのInciteや弊社I&GパートナーズのIの意味のひとつでもあるIncitementという単語には「刺激する」「かきたてる」「啓蒙する」「励ます」といった意味があります。

ぜひともみんなでもっともっとベンチャーの世界を盛り上げていきましょう。