昨日の日経産業新聞か日経MJにトヨタのカイゼンについて記載があった。


カイゼンにまつわるいくつかのエピソードが記載されていたが、全て本質をついているものばかり。

さすがトヨタ。


その例を2つほど取り上げると、

「探す選ぶは仕事ではない」
「なぜを5回繰り返せ」

という言葉が取り上げられていた。



本当にその通り。私もまさにそうだが、ペンがない、ノリがない、計算機が・・などなど、ものを探している時間は実は結構あるような気がする。

また予算未達成で月末を迎えた社員のレポートでも、

「未達成の要因は●●です。」

というコメントは良くあるが、それに対してなぜなぜなぜ・・・と5回掘り下げていくことをみんなができていればかなり取り組み方が変わるのだろう。


やはり我々のような小規模なベンチャー企業こそ、トヨタのような先達から吸収すべきことは貪欲に吸収しなくてはならないと改めて痛感する。


まさに書籍や雑誌などで取り上げられている成功事例などから積極的に学ぶことが重要である。

ベンチャーの面白さ、良さは、そこで学んだこと、気付いたことを実践に生かしていけることである一方で、トヨタのように積み重ねてきた歴史の中で生み出した手法やノウハウは少ないのも事実。だからこそあらゆるところから学び、吸収する貪欲さが必要不可欠。


トヨタの社員一人一人以上に弊社の社員一人一人が「カイゼン」を意識しなくては、何のためのベンチャーかわからない。


我々アントレプレナーやベンチャーで働く人間は、つい大企業というとサラリーマンだ、単なる歯車だという偏った見方をしてしまいがちである。

しかしそうではなく、尊敬すべき点は尊敬し、そしてそこから学べることを学ぼうとする意欲、そして自分達もそういった社会に価値ある企業を創っていくという想いをもって望むことが重要だと改めて実感した。


しかし最近、反省ごとや自戒の念が多いのは気のせいだろうか・・・。