先日、インターンの営業同行をしていたときに、おもむろに以下の質問を受けた。


「社長ってどういう仕事しているんですか?」


おいおい、まるで働いていないかのような質問・・・。


ふと冷静になると、確かに私が日々何をやっているか、どんなことを考えているか、役員以外にわかる人は少ないだろうな、と思いなおした。


経営者の仕事というのはフェーズによってだいぶ違うものだと思う。


ドベンチャーの社長として私が日々取り組んでいる主な仕事は以下の通り。



【社長としての仕事】

・経営計画(3ヵ年)の策定/見直し/実績差異分析
・人材の採用計画&実行/人員配置計画
・各事業の定点観測/軌道修正/戦略見直し
・資本政策/資金繰り
・トップセールス(会食や紹介など)
・Visionや理念の浸透/教育
・新規事業の検討


【その他の仕事】

・人事/総務/経理/財務など管理部門全般の職務
・営業同行やカウンセリング同席などプレイヤー業務



立上げ初期は、上記の【その他の仕事】の割合が圧倒的だった。。
最近になって、ようやく経営者らしき仕事もやりはじめているものの、まだまだ煩雑な業務などが多いのは変わっていない・・・。


社員がどうしても短期的な視点になりやすいのに対して、経営者は常に先を見ていないといけない。

我々のようなベンチャー企業だと、ついつい現場に飛び出て売上を生み出す方に傾注しがちであるが、経営者である以上、どこかのタイミングで裁量を任せる人間を育成し、意識的に自分の中心的な仕事・役割を変えていく必要があると思う。



経営者には、社員が安心して日々頑張れるように、その道標としての方向を示し続けていく責任があるのだろう。


そのためにも勉強をしつづけ、あらゆる情報に敏感にアンテナを張り、様々な方との交流をしながら、高い視点で会社を率いていかなくてはならないと思っている。


何にでも口を出したがる性格の私としては、現場で起こっている事件が気になって気になって仕方ないのだが、少しづつ経営者としての役割を担っていけるよう、努力をしていきたい。


世の中の経営者の方々は日々どういう仕事をしているのだろう。
一度いろんな経営者の一日を覗き見してみたいものである。