成果を出すこと、ビジネスにおいてはあらゆるシーン、
あらゆる部門で成果を出すことが求められる。


成果が出る人と出ない人、成果が出るチームと出ないチームの
違いはどこにあるのだろうか。



もちろんいろんな要素が複雑に絡んでいるので、一概にこれが
原因だとか、これをやれば成果が出る、と断言できるものでは
ないのは間違いない。


ただいろんな人を見てきたなかで、最も違いが出るのは、
現状ぶつかっている本質的な課題や問題を的確に把握できる
力がかなり大事なのではないかと思う。


例えば、

売上があがらない

という事象を捉えるときも、訪問数が足りないのか、訪問先が
ターゲットとずれているのか、営業スタッフの能力不足なのか、
はたまた稟議をあげるための資料が不足してるのか、などなど。


現状の課題をファクトで正しく捉え、解決すべき優先順位をつけ、
打開策を展開していく。


そのためには、あらゆる確度から事実ベースでの数値や情報を
常に収集し、分析することが求められる。


弊社のgreenの営業であれば、受注率と訪問数の掛け算で受注が
生まれるわけだが、訪問数を上げ続けるのは現状では優先順位は
低く、今最も変化させることができるのは受注率だろう。


受注率を上げないといけないと思ったときも、何故受注率が
低いのかをファクトで捉えないといけない。


そしてそのファクトをどう打開していくかを議論する必要がある。


まさにこういったことがPDCAサイクルを回すということの
本質的な意味なのだと思うが、実際にはP⇒Dで完結してしまって
いるケースが多く、その後はセンスと勘と思いつきで、いろんな
打ち手を打っていることがほとんど。


それだと当たるも当たらぬも、そのときの運任せとなってしまい、
再現性に乏しい。


どんな事業であっても、どんな環境であっても、安定して
成果を生み出す人に共通することは、まさに本質的な課題や問題を
抽出し、それを解決する方法論を考えられるということ。


会社経営も、それがより複雑化するだけで、突き詰めていけば
同じなのかもしれない。