2008年4月入社のための新卒採用活動もだいぶ終盤を
迎えつつある。


今でもたまに最終面接で学生とお会いするが、弊社の
ような無名のベンチャー企業を受ける学生に共通する
会社の選び方に「人」があるような気がする。


私が会社を選ぶ上で重要視するPOINTを尋ねると、
結構な数の学生が、「人です」と答える。


魅力&能力ある社員が集まっている(と自負している)弊社と
しては、そういう学生には非常に相性がいいのは間違いない。

しかし個人的には、「人」に依存した選択はお奨めしない。


尊敬できる人がいたから選んだ、とか、あの人と働きたい
というのは学生が企業を選ぶよくあるパターンではある。


ただ企業において人は辞めることもあれば、異なる部門で
働いてしまえば、ほとんど顔をあわせることもないことも
ある。

そういう意味ではただ単に個人である「人」にコミットして
選んだ会社は、その個人が居なくなってしまったり、その個人
との接点が薄い仕事や部門についてしまった時点で、あまり
その人にとって魅力なき環境になってしまう気がする。


個人的に思うのは、「人」は大事だし、重要な判断基準になる
のは間違いないが、そこから見抜くべきは、そういった人達が
この会社の何に魅力を感じて参画してきたのか、そういう人達
を惹き付けるほどの会社だということをしっかりと理解して
もらいたい。


そして自分はこの会社に何を実現しに、何を目指して参画
したのか、それこそが「人」よりも本質だと想う。

そういう、自分が認めた魅力的な人が集まっている理由や
背景、Vision、まさにそれこそが本当の意味での「人」で
企業を選ぶということなのではないかと思う。


「人」で選ぶということ

そのこと自体、本質さえ理解した上であれば本当に重要だし、
私自身も推奨する、会社を図る上での一つの判断基準になる
ことは間違いない。


何よりもその会社や組織に参画する自分にとっての理由を
明確に持つことが大事なのだと思う。