ちょっと古いかもしれないが、先日『国家の品格』という本を
改めて読み直した。




国家の品格















改めてというのは以前にも一度斜め読みしたことがあったのだが、
今回改めてじっくりを読み直してみたということ。


藤原氏の歯に衣を着せぬ言い回しは、非常に心地よく感じる。
中には極論だと思われる方も多いのかもしれないが、個人的には
非常に共感できる内容だと改めて思った。


私自身、国家の品格を読む以前から、侍とか任侠といった言葉を
好んで使ってきたこともあり、藤原氏のおっしゃる武士道という
言葉にはなじみやすかったし、まさに言わんとする意味もよくわかる。


やはり卑怯であったり、卑劣であったり、そういう行動は
理屈ぬきにしてすべきでないし、親はもっとそういう面を徹底的に
教育することが求められるのだろう。

法律だけが人の行動を規制するものではないし、そうあってはならない。
そういう意味でも武士道における考え方は非常に明確で、正しい
倫理観と道徳観をもった考え方だと思う。


先日ブログに書かせてもらった利他の心を持たない若者という話し
にもある意味通ずるのかもしれないが、武士道という考え方を
再度日本の教育に組み込んでいくこと、特に家庭教育においては
特にそういう考えを改めて取り入れていくことが必要な気がする。


しかし最近新卒・中途と採用活動を行っていて思うのは、
最近いわゆるっぽい人が減ったということ・・・。

男気あふれ、義理や人情や礼を重んじる、そんな男が
少なくなったような印象を受ける。


なんだか寂しい。

武士道という人としての基本的考え方、これはぜひとも
改めて日本に浸透させたいものである。