久しぶりに読んで、激しく共感した本があった。
というか共感した経営哲学に出会った、という方が正しいかもしれない。

その本は、『会社は頭から腐る』という本。


書いているのは元産業再生機構のCOOとして活躍された富山氏。


私自身、いろんな取材などでよく聞かれる「目指している経営者像」や
「ベンチマークしている経営者像」という質問に対しては、今までまともに
答えた試しがなかった。

というのも、素晴らしい経営者や先達は沢山存在するものの、自分の考える
経営者像と100%合致している人には出会ったことがなかった。


経営哲学やポリシーにおいては異なる点がありながらも、前職でお世話に
なったインテリジェンスの鎌田社長のような方は、非常に尊敬している。

ただ目指す組織像や経営哲学において、多少異なる面はあるのだと思う。
もちろん私がまだまだ未熟だから理解できていないだけなのかもしれない
とは常に思っていた。



ただ富山氏の本を読んだときには、びっくりした。
私自身、まだまだ未熟ながら自分なりの経験の中で、経営者として必死に
考えてきた思いが、この本には見事に理路整然と書かれていた。


富山氏といえば、東大在学時に司法試験に合格し、一流コンサルティング
ファームやスタンフォードのMBAを取得されている、いわゆる超がつくような
ピカピカのキャリアをお持ちの方である。


そんな方が私のような現場で叩きあがってきた人間と、似たような考え方を
本の中で語られていることに、本当にびっくりするとともに、大変嬉しく
感動さえしてしまった。


具体的にどういう考え方かということについては、是非本を読んでみて
もらえればいいと思う。


とりあえず私はなんとかして富山氏とお会いさせていただきたく、いろんな
人脈をたどってアプローチを試みている。
普通では私なんかがお会いさせていただけるような方ではないものの、
あんな本を読んでしまった以上、なんとしても直接お会いしてお話しを
聞かせていただかないと気がすまない。

最悪、オフィスの前で待ち伏せしてようかと思っているくらい会いたい。。


もしお会いできたら、またブログにて御報告します!