人事というと、どちらかといえば事務的な職務だと思われがち。

確かに事務的な業務も多いのは間違いない。
一方で本当に力がある人が人事をやると、組織の活力や社員のやる気が大きく変わったりするのもまた事実。

ということで、今日のブログでは社員のやる気を引き出す人事施策について少し書かせてもらいます。


人は風土や制度によってその意識が大きく変わる。
よく「当事者意識の高い人を採用する」「やる気のある人を採用する」という人事の方にお会いします。確かに誰もがそういう人を採用したい。


しかしそういう人とそうでない人がいるのだろうか。
程度問題はあれども、実はそうではないと思う。

誰もが当事者意識を持って働きたいし、やる気をもって働きたいはず。しかしそんなことができるわけないとあきらめてしまっていたり、そう思って入社しても、いつの間にか朱に交わって赤くなってしまっているだけだったりするケースが圧倒的に多いのではないだろうか。


とすると組織としては大きなマイナス。
個々人の力を最大化したいのに、ほとんどの企業ではそれができていない。
というよりその半分程度しか活かせていないような印象がある。

人事としては経営者と議論を重ね、社員のやる気や意欲、力を最大限引き出せるような組織創りをしていくことが何よりも大事。


そのためには人事として何をしていけばいいか、どういうことができるか、そういうことを真剣に考え、実行することが求められる。

一般的な人事としての業務をやっていても、上記のような組織は創れない。
過去の企業でそういう企業は限りなく少ないし、高度経済成長時代に成長してきた今の大企業においては、そもそもそういうことに重きを置いてこなかったため、模範や事例が圧倒的に少ない。

つまり自ら考え、自ら発想し、自ら挑戦していくしかない。

勿論正解があるわけではない。
弊社自身もまだまだできていないが、それでも他社にはない取り組みを様々実践している。機会があればその具体的な取り組みもブログでご紹介したい。


長くなったが、人事というのはやり方次第で組織力に大きな影響があるやりがいのある仕事。それだけに想いと能力が求められる難しいポジションでもある。

しかしそういう人事が増え、そういう組織が増えれば、もっと働くことが楽しくなり、満員電車に乗るサラリーマンの表情ももう少し明るくなるかな。。。