コミュニケーションというと、一見話すのが上手い人、みたいな印象があるかもしれないが、本質的なコミュニケーション能力というのはそういうことじゃないと最近思うことが多い。


ビジネスを推進する上で欠かせないのがコミュニケーション能力。

これはクライアントとのコミュニケーションは勿論のこと、一緒に働く仲間とのコミュニケーションも非常に重要。


間違いなく多くの人は自分はコミュニケーション能力には問題ないと思っている。
うちの社員もほとんどの人間はコミュニケーション能力が高いと自負しているだろうと思う。


しかしそれだと向上しない。私も含めて正直まだまだ。

コミュニケーションというのは相手の気持ちを読み取り、そのときどきに合わせて適切な表情、態度、言語で聞き伝えること。


社内でもありがちなのは、話しかけられても自分のPCから目を離さずに返事をする輩や、話しかけている人が雰囲気を明るくしようと努力しているのに平気で無愛想な返事をする輩など、まさにコミュニケーション能力の欠如そのもの。


私自身も、先日実施した社員からの経営陣360度評価アンケートでは、

「もっと積極的に話しかけてほしい」

という意見と、

「集中しているときに話しかけられると業務効率が下がってしまうことがある」

という指摘を受けた・・・(悲)。


自分自身が良かれと思って声をかけて歩いていることでも、ちゃんと相手の雰囲気や様子や仕事振りを見極めて実施しないと、それは単なる邪魔でしかないということ。
まさにコミュニケーションの難しさ。

営業もまさに同じ。
伝えているつもりでも伝わっていないことが多い。

営業ではまずは視点を常に相手に置くことが大事。
自分が伝えたではなく、相手が理解できたか、を重視してコミュニケーションをとらないといけない。

同じことを伝えるにも、その場の空気や相手の予備知識やリテラシー、さらには性格などを考慮した上で、どう伝えるかを工夫していくことができるようになれば、営業としては一流だろう。そういう相手の心の機微をどう読み解き、対応するか。

まさにこれが本質的なコミュニケーション。

最近「KY(空気が読めない)」という言葉が流行しているが、確かに集団や組織でもまれたり、上下関係のあるクラブ活動などで先輩に気配りをしたり、後輩に気遣ったりしてきたような経験もなく、自由気ままに生きてきた若者の中には、相対的に本質的なコミュニケーション能力が低いタイプが多いように感じる。

話をするとき、話を聞くとき、常に相手の気持ち、立場、感情を汲み取る努力をすることが大事。それによってビジネスも円滑に進められるようになるはず。

このブログを読んでるうちの社員も是非意識してください!