昨今の少子高齢化において年々就職学生数が減ってきている。

一方で団塊の世代の定年退職により大手企業がこぞって学生の採用を増やしている。
増やすだけならまだしも、以前と比較してハードルを下げてきている実状がある。

結果として無名のベンチャー企業にそのしわ寄せが起きており、新卒採用において優秀な学生を採用するのは至難の業となっている。


そんな中でも一部のベンチャー企業は極めて優秀な学生の獲得に成功している。
弊社もそんなベンチャー企業の中の1社だと自負している。

新卒採用のコンサルティングなどを手がけている弊社としては当たり前の話だと思われがちだが、それでも今年は結構大変だった。


まずベンチャー企業の陥る過ちの1つは大手求人サイトに掲載してしまうこと。
確かに異常に沢山の応募は集まるが、その対応に追わるだけでそこから成果に結びつくことはあまりない。

採用ハードルがそこまで高くない企業にとっては上記のようなやり方もありなのだが、少数の採用で精鋭達を採用したいと思っている企業にとっては少々労力がかかりすぎる。

例が適切ではないかもしれないが、マグロを釣りたいときに地引網では難しい。
マグロを釣るには一本釣りしかない。

まさに新卒採用も同じ。大企業が採用する学生を越えるレベルの学生でベンチャー志望の学生は存在する。その学生達こそがベンチャー企業が採用すべき精鋭であり、そこを採用することこそが重要。

そのためには求人サイトではなく、一本釣りの手法が求められる。
いわばゲリラ戦である。

具体的には、ベンチャー系イベント、学生団体を中心とした口コミ、成功報酬型の新卒紹介などが効果的。

勿論それらは単なる効率的な出会いの場でしかないので、そこからこれはと思った学生をどう惹きつけつつ、どう見極めるかも大事になってくる。

しかしまずはゲリラ戦を意識することで、効率的にハイレベルな学生を採用することがベンチャー企業には求められる。

新卒採用は会社を強くする。是非とも挑戦してみてください。