最近リーダーのあり方が昔と比べて難しくなっているように感じる。

組織のフラット化や終身雇用の崩壊、年功序列社会の崩壊、情報格差のない社会や会社組織により、従来の古き良き大企業のように上司が絶対的な力を発揮することが難しい。

その結果として厳しくすることができずに、社員のモチベーションばかりを気にしてしまっているようなリーダーが多くなってきているのではないだろうか。


親が子を叱れない
教師が生徒を叱れない
上司が部下を叱れない


セクハラ、パワハラや、転職という選択肢のハードルがさがっていることで、メンバーのモチベーションや見られ方ばかりを気にしてしまう風潮があるのではないだろうか。

私自身はそんなリーダーシップを全くのナンセンスだと思っている。

弊社の社員は成長することや、この会社を大きくすること、そして自分達が社会に価値がある事業を展開することを目指してこの会社に入ってきてる。

それならば、どんなに厳しくともそれを実現させてあげることこそがリーダーの務めであって、決して甘やかしたり、モチベーションだけを維持させてあげればいいわけではない。

時には自分の子供を叱るように、愛情を持って叱ってあげることも重要。
私もちょくちょく社員に厳しいコメントをすることがある。

でもそれはその社員にとってそれがプラスになると判断してのこと。
決して自分が機嫌悪いからとか、むしゃくしゃしてということではない。

親が子供を叱るのと同じであり、その社員に責任を持っているからこそ叱るべきところでは叱る。それが社員への愛情であり、リーダーのあるべき姿だと考えている。

甘やかして市場で通じないビジネスパーソンになってしまったり、自分の目指す夢を実現できないビジネスパーソンになってしまうことこそ、その社員にとって最悪な結果であり、リーダーとして失格ではないだろうか。

馴れ合いの組織ではなく、高いレベルでお互いが尊敬しあい、信頼しあえる組織にしていかなければ、これからグローバルになっていくビジネスマーケットでは勝っていけない。

ちなみに今日の藤田さんのブログにもこんなエントリーがあった。

統率力

僭越ながら同年代ということもあり、感じることは近しいのかも・・・。