先週末、とあるクライアント企業の社長さん(といっても同じ年で友人みたいな関係性でもあるが)とゴルフをご一緒した。

その会社はこの不景気にも関わらず、全く影響を受けていないどころか、着実に売上・利益共に伸ばしているという。


なんとも羨ましい話。


ゴルフをしながらも、昼食時はやはりビジネスの話に。

その社長は創業社長ではなく、後から再生役として入った社長。

7年もの間、ドマイナスの状況からなんとかここまで建て直してきたエピソードを聞かせてもらったが、本当に大変な道のりだったことが容易に理解できる内容だった。

凄い執着と執念。

正直、ゼロから起業したほうが全然楽だっただろうと思ってしまうくらい。
しかもそれだけのことをやってきたにも関わらず、給与は株主の制約で抑えられ、株式もほぼ有していないというから驚き。何が彼を突き動かすのか。

ここからは想像だが、最終的には乗りかかった船だという執念とプライドなのかもしれないと思った。

7年、決して短くはない時間だが、完全に成長軌道に乗った様子だった。
やっと苦労が報われ始めたということなのだろう。

しかし本当に途中で心が折れなかったというのが凄い。
本人は多少何度か折れかかったこともあるとは言っていたが(笑)。


我々も創業から5年半。まだまだこれからが勝負。

ネットバブルの時代とは異なり、それほどの勢いで会社が上昇気流に乗るような時代ではなくなったと感じている。
ネットバブルもひと段落し、これからは本当に社会に価値があるサービス、本当に強い組織こそが、じわじわと伸びていく、そんな市場になっていくように感じる。

変に焦ることなく、自分達がやっていることの価値を改めて見つめなおし、そこを強化していくことこそ、永続的に勝ち残っていくための一番の施策なのだろう。


スコアはイマイチでしたが、気付きの多い有意義なゴルフだった。