昨年の12月くらいから、不況からの脱出に心血を注いできた。

何せ人材関連は他業界と比較しても大きなインパクトを受けざるを得ないこともあり、現状も含めてなかなか厳しい情勢が続いている。


そうなると40名程度の小規模ベンチャーの経営者としては、ついつい社員の雇用を守るために、資金繰りを安定化させるため、目先の売上や利益を重視した動きをとってしまう。


イメージとしては、足元ばかり見て下を向いて森の中を歩き回っているような状態。


確かにそれで短期的な売上は向上させられたりするかもしれないが、現在の不況のように長く続きそうな中においては、下を向いて歩いているだけではいつか疲弊し、回らなくなってしまうはず。


こういうときこそ、経営者は俯瞰して全体を見渡し、自分達の目指すべき方向性を明確に定めていくことが大事。

そこに向けて何が足りないのか、何をすればいいのか、を明確にして、社員をリードしていくことで、迷い込んだ森から抜け出せるはず。


昨日、旧友と議論を交わしていて新ためて自分が近視眼的になっていたことに気付かされたのですが。勿論短期的な売上も大事なので、そこは社員を信じ任せていきつつ、私は経営者として自分しかできないことをやっていくべきと、改めて気合が入りました。

俯瞰することも大事ですが、そういうことに気付かされるのは決まって社外の人との交流の場だったりします。

やっぱりそういう場に出ること、そういう人達との付き合いって経営者にとって何にも変えられない資産です。