多くの人が知ってることだが、私は相当な面倒臭がり。

無駄なことをするのは大嫌いだし、回りくどいことも大嫌い。

でもことビジネスにおいてはそれが非常に大事だと感じることが多い。


面倒臭がりで、自分が費やした時間に見合う成果が出ないと苛立ちを覚える。
だからこそ、一つ一つの作業や業務において、どうやったら短時間でできるかとか、どうやって手を抜こうか、と必至に考えて面倒臭いことを極力回避する習慣がある。


仕事が遅い人や成果の出ない人を見ていて思うことは、パワーを割いているポイントがずれているということ。

これ真面目な人にありがちな傾向。

それで仕事をした気になってしまいがちだが、仕事はいかに効率的に成果につなげる動きができるかどうかが大事。1日は誰にとっても24時間しかないわけで、その時間をどうやって有効に使えるかが勝負の分かれ目。

勿論その限られた時間の中で、遊んだり、睡眠をとったり、スポーツをしたり、いろいろとやりたいこともあるはず。

だからこそもっともっと面倒臭がりにならないといけないと思う。

いい意味で手抜きをすることを覚えていくことで、効率的な仕事ができるようになるのではないかと思う。


例えばよくあるのはこんなケース。


明日営業に行くクライアントが新宿にあるとする

明後日営業に行くクライアントが西新宿にあるとする


私なら迷わずにどちらかのクライアントにお願いして、日程を同じ日に変更できないか相談させていただく。勿論無理なら仕方ないが、もし変更可能であれば同じ日で連続して訪問できれば新宿まで何度も足を運ばずに済む。

真面目な人だと、お客様の都合に合わせるべきだとか、もう既に予定を抑えて頂いているのに、自分勝手な理由で日時を変更してもらうなんてとんでもない、と考えるのではないだろうか。

私は全くそうは思わない。

先方にも上記理由をそのまま伝えてもいいと思っている。
駄目なら駄目で仕方ないし、先方だって時間が合えば別にいいよ、と言ってくれるはず。


会議でも資料をそれなりに作りこんでくる人が多い。

いつも思うのは、よくこの議題程度のために資料作成にこれだけの時間を費やそうと思ったなということ。
私が同じ立場なら、手書きかホワイトボードか、下手したら口頭で済ませてしまうだろうなと思うことが多々ある。

頑張っていること、努力していること、時間を費やしていること、がその人の価値なのではなく、成しえた結果がその人の価値なのであり、それをより短時間で実現できるのであればそれに越したことはない。

誤解を恐れずにいえば、もっと適当でいいし、もっと要領良くやっていくことを心がけて、より楽しく、より有益に時間を使うことこそが、これからの競争激しい知識労働社会において勝つ方法なんだと思う。


ということでもっと上手に怠けましょう(笑)。