いい加減書き飽きた感のある不況ネタ。

でもやはり人材業界は相変わらずの厳しい市況が続いている。


先日のブログでも書いたが、こういう市況になると飛び込み営業やら、新規の電話営業やらが頻繁にかかってくる。

気持ちは分かるが、ニーズがないところにどれだけ電話してもそうそう売上があがるものではない。


最近私自身も営業現場に出るようになり、改めて思うのは、こういうときこそ顧客の声に丁寧に耳を傾けないといけないということ。


景気がよければ自社のサービスや商品を積極的に売ればいい。

ただこういう景気になればその対象となるようなニーズを持つ企業が極めて少なくなるため、下手な鉄砲は数撃っても当たりはしない。


そんな中で営業訪問しまくって自社のサービスを売ろうとしたところで、単なる押し売りでしかない。


今大事なのは、訪問させていただいた企業1社1社のニーズや課題に対して、ちゃんと耳を傾け、自分達が役に立てることを必至に考えること。

実は想像以上に多くの企業が人材や組織に関する何らかの課題を抱えている。

我々が持つソリューションやコンサルティングは、恐らくそれら多くの企業の課題を解決できるものだったりもする。

つまるところ、ちゃんと話し聞いて、ちゃんと信頼関係を築くことができれば、価値提供できることはいろいろと見えてくるもの。

極端にいえば売上につながらなくても、何か価値ある情報やアドバイスを提供させていただければ、長期的には良い関係性の中でビジネスに発展するはず。


わかりやすくいえば、その会社が親友の会社だったら自分はどうするか、ということをちゃんと自問自答することが大事。
価値ないものを売りつけたりはしないはず。求めてないものを売りつけたりはしないはず。無償でも自分が提供できるアドバイスや情報は提供するはず。


それこそが真のパートナーの行動特性なのであり、そういう人こそが心から信頼を掴み取ることができる人なのだろう。企業からすればそういう人は営業マンではなく、信頼できるパートナーに見えるはず。


しつこいようだが、今こそ自分がどんな価値提供ができるかを考えよう。

とにかく沢山の企業に売り込むことに労力を割くのか、1社1社に対してしっかりと信頼関係を築き、その会社にとって真に価値あることを提案するのか。

今こそ後者に勝機があるはず。

多く企業が焦って走り回っている今こそ、1社1社と向き合い、高付加価値なサービスを提供するパートナーになることを目指したい。

ただしそれには社員の質が求められる。

そしてそれこそが弊社の数少ない(?)強みでもある。

改めて1つ1つの企業と向き合い、真に価値ある企業のパートナーたろう!!