ベンチャービジネス界における最近の話題はもっぱらSNSアプリ。

mixi、モバゲーのオープン化がニュースとして流れて以来、SNSアプリに挑戦・参入しようとする会社が後を絶たない。


恐らくネットバブルが起こった2000年に近いレベルでの波が来ていると言っても過言ではないだろう。

どんな形であってもこの波には乗るべき、そう考える経営者が次々に参入を試みている現実。


SNSアプリの魅力は、従来のようにユーザーを集めるためのコストが不要であるために、小資本のベンチャー企業にとっては大きなチャンスがあるということ。

また海外勢力も多々あるものの、日本独自のガラパゴスと呼ばれているモバイル市場に関しては、海外勢も簡単には進出ができずにおり、その点は日本企業に優位性が明確にある。そしてそこで実績を出せば世界に持っていけるという魅力も。

そう考えるとこれからの勝負は、

いかに当たるアプリを企画できるような人材がいるかどうか、また一種確率論なので、如何に数多くのサービスをスピーディーにリリースするだけの開発リソースがあるか

という勝負になるはず。


個人的にはビジネスチャンスとしては興味を抱きつつも、自社の持つケイパビリティなどを考えるとちょっと参入に躊躇してしまうというのが本音。
これまた人材ビジネスという、我々の培ってきたノウハウとの相性も全く良くないし・・・。

ネットバブルに続き、mixiアプリバブルの波もいまいち乗れなそう・・・。

ただこういう波はそうそうくるものではない。

資金リソース、人員リソースなどの面から、もし可能な会社であれば間違いなく進出すべきだし、そこに張っておくことでいろんな発展が考えられるはず。


と啓蒙しつつ、私達はまずは傍観しつつ、次のビックウェーブを待つとしよう。