最近日に日に口コミの重要性が増していることを強く感じる。

Twitterの流行もあるが、何かを買うとき、何かを依頼するとき、今までであればテレビCMで見たことがあるとか、著名な企業やブランドである、ということに一種信頼を担保してきた節がある。


しかし最近では食べログのように、テレビや雑誌で取り上げられたわけではなくとも、口コミによって客が殺到するようなことが当たり前のように起きている。


この前も私がブログワイシャツに関する悩みをエントリーしたところ、読者の方からお薦めのオンラインショップを教えて頂いた。

普通にこのサイトを見たところで、どこにでもあるショップにしか見えないが、なんとなくブログ読者の方に薦めて頂くと、じゃあ買ってみようという気になるから不思議。

といっても私はその方を知ってるわけでもない。

そう考えると、重要なのは、マスに対するコミュニケーションの信頼性が落ちてきていて、個人に対する個別コミュニケーションにこそ価値が生まれているという理解が正しいのかもしれない。

どちらにせよ情報発信や通信のコストがほとんどゼロである現代においては、対マスの広告価値はどんどん下がっていき、バズ的広告の価値がどんどん上がっていくのだろう。

改めて、サービスでも商品でも本質的な価値を追求することが大事だということ、そしてこういう時代の変化は、ベンチャー企業にとっては大いなるチャンスであるということを実感した。