Googleを中心として様々なサービスが無料化している。

ちょっと前にGoogleが発表したGoogle Goggle(グーグルゴーグル) なんかは典型的。

つまるところOCR機能を備えた画像の読み取り機能なのだが、このレベルの技術・サービスが無料で使えるというから驚く。

こういう技術やサービスが無料で出回ってしまうと、今まで名刺をデジタル化して、それをデジタル管理できるようにするサービスを有償で提供していた事業者などは、瞬時に無力化してしまう。

ある意味どうしようもない・・・。

Googleが別のマネタイズ方法を持っているがゆえにできることだし、そうそう真似することは難しい。



人材業界なども、Feeが何%かとか、月額出稿料がいくらか、とか、どの業界に強いとか業界内争いが一層に激しくなってきているが、本当に危惧すべきは業界構造を根本から変えられてしまうこと。

近い将来、Google Jobsなんていう無料の求人プラットフォームなんかが現れてきて、求人検索やリコメンデーションなどもGoogleゆえに最高レベルなんていうことになれば、ほとんどの人材企業が大打撃を食らうだろう。


ではどうしていけばいいのか。

大企業のコスト体質だとなかなか実現できないことであっても、小さな組織であれば知恵で対応できることはあるような気はしている。

上記のような起こりうる未来を予測し、その時に存在しうるポジショニングを見極めること、そしてそのために挑戦することを恐れないことだと思っている。

もちろん実際に実行するのは言うほど簡単ではないものの、ベンチャー企業にとってはこういうイノベーションは既存の勢力図が大きく変わるチャンスと捉えるべき。

さて10年後の人材業界はどうなっているだろうか。