昨日上海から無事帰国しました。

今回は週末を使って3泊とちょっと物足りないスケジュールではあったものの、非常に有意義な時間が過ごせた。

一番は6〜7年ぶりくらいに会う昔の同僚とその娘との再会。

同僚といっても私が前職の子会社社長を務めていたときに一緒に働いていた女性。

今は米軍人と結婚してサンディエゴで暮らしているものの、諸事情により上海に1週間くらい娘同伴で旅行に来るとのことで、私も上海なら日本からも2時間ちょっとで近いということで、急遽再会を果たしに上海へ。


半年ちょっと前にも2度目の上海に行ったので、今回で3度目の上海だったのだが、この半年ちょってまたもや大きく様変わりしていたのが印象的だった。

万博の影響が大きいのだと思うが、半年ちょっと前にはなかったような道路や高層ビルが次々に完成しており、なんちゅー早さで開発しているのかと、驚きと共にそのクオリティに少々不安を感じました・・・。


ただいろいろと荒削りな面は多々あるものの、この街、この国の持つ活気や成長実感は並はずれたものがあるのは間違いない。

人々は常により上を目指し、もっと稼ぎたいというわかりやすい欲求を持っている。

それを下品と言ってしまうのは先進国の驕りでしかないように思う。

とあるデータによると、10年後は国内GDPは日本に追いつくどころか、日本の2倍近くまで膨れ上がるという試算もあり、いよいよ日本はアジアでのNo1の座から退くことがほぼ確定している。

そのときになっても今と同じことを言っていられるだろうか。


現時点では技術や品質、サービスの質など、様々な業界、様々な面で日本が持つ強みは世界に通じるはず。しかしそれが通じるのもここ数年のみであろう。

改めて日本がプライドを捨てて、挑戦者として世界に打って出ることが求められているように思う。

もしくは日本企業とか言っていないで、世界の企業との積極的な提携は勿論のこと、本社の海外移転も含めて、挑戦していくことが求められる。


サンディエゴで家族と暮らす同僚曰く、今は米国にもこれほどの活気はないという。

若い自分の娘が将来自分がやりたいことを実現するためにも、今のうちから中国語を勉強させているし、今回の上海旅行もその下調べでもあるという。

そしてその武器は資金力でも、技術力でもサービスでも何でもいい。

改めて5年とか10年といわず、ここから1〜2年のレベルで中国には打って出るべきだと感じた。

それは戦略的でなくても、若く優秀な人材を数名送り込むだけでもいい。

そういうベンチャーらしい海外戦略もあるのではないだろうか。

上海には3度目だが、行くたびに経営者としての気付きや発見がある。

半年に一度は行くことで、経営者としての、起業家としての中国リテラシーを上げていきたい。

それより何より今回一番の発見は、一緒に行動した8歳の子と英語オンリーの会話を3日間続けたのだが、残念なことに40%くらいしか会話が成立しなかったということ・・・。

自分の語学力の低さを痛烈に実感し、改めて英語の勉強を頑張らないとグローバル戦略も何もあったもんじゃないなと反省した次第。。。