今、珍しく秋葉原なるところのタリーズで仕事をしており、その合間でブログ更新中。

先ほどからすぐ近くにいる20代中頃から30歳くらいのビジネスパーソン2人組がキャリアや転職について議論している。

「手伝おうか?」

と言いたいところだが、さすがに控え、少し聞き耳を立てて聞くことに。


「俺なんか毎日お客さんのところを回ってて、疲れたらこうやって友達とだべったりしてるだけで何も面白くねーよ」

「外出できるだけまだいいよ。俺なんてデータとにらめっこしているだけだから、肩凝るは、目の前上司だからサボれないわ、ひどいよ」

「もっとおもしれー仕事ないかね」

「CMとか作ってみてーなぁ」


みたいな会話が続く続く。

完全に隣の芝は青いと思っていて、自分達は被害者だと思い込んでいる様相。

私から見れば真の被害者は君らを雇用している会社だと言いたいところだが。。。


まあ良く見かける光景であり、世の中の多くのサラリーマンはそうなのかもしれない。

個人的に思うのは仕事内容が大好き、楽しいということってあまり多くはないんじゃないかなと思う。CMを制作するのは確かに楽しそうに見えるだろうが、私が知る限り、それほど華やかではない。安月給で徹夜続きだし、プランナーとして全体構成を考えたり、デザインや映像的な面を司る人はごくごく一握りで、あとのスタッフはいつの日か自分もそうなりたいと想いつつも、実際には大量の庶務、雑務をこなしていたりする。

それでも自分が関わったCMをテレビで見たりすると、達成感や嬉しさを感じるのだろうと思う。

経営という仕事も同じ。戦略ばかり考えているように思われがちだが、実際には、銀行と交渉したり、稟議の承認や捺印、契約書のチェック、営業の同行、社員の評価、トラブルシューティング、株主対応など、職務としては決してクリエイティブでも楽しくもないことが大半。それでも実現したい夢や目標があり、それに一歩づつでも近づいていることがやりがいであり楽しさだと思っている。

プロスポーツ選手でも日々のトレーニングは地味なもの。そのトレーニング自体が大好きという人は少ないと思う。

つまるところ職務にフォーカスしすぎず、その先にある目的や目標、夢や未来といったところが重要。

それによってまだまだ駆け出しの雑務であろうと、庶務であろうと、やりがいと夢を持って日々Play Businessできるのはず。

誰かが言っていた。

楽しい仕事と楽しくない仕事があるのではなく、仕事を楽しめる人と仕事を楽しめない人がいるだけだ。

まさにそう思いながら、15分を盗み聞きに費やしてしまったことをちょっと後悔しつつ、今日のブログネタにすることで元をとったと思い込むことにしてみた。

さて仕事に戻ろう。