今日は久しぶりに幼稚園時代の同級生と、担任だった先生と麻布十番でランチ。

もうみんな結婚して子持ちのママさんばかり。

そんな中でディズニーランドの話しで盛り上がり、なんであのアミューズメント施設だけは衰えることがないのかという質問が飛び出した。

それに対して、サービスや掃除など全てのクオリティが他とは比べ物にならないことによって、夢のような空間になっているのが凄いよね、というような話で着地。

私自身、ディズニーランドには10年くらい前に行ったきりで記憶も曖昧だったものの、サービスクオリティの高さが作り出す非日常な空間という感覚は確かにディズニーランドの一番の売りなのだろうと思う。

ではあれだけのスタッフをどうやって教育しているのか、という疑問が湧くのが当然の流れ。

そのとき改めて思った行動指針の重要性。

ディズニーといえば全パークで共有されている有名な行動指針SCSEがある。

SCSEとは、

Safety:安全、Courtesy:礼儀正しさ、Show:ショー、Efficiency:効率

の頭文字を並べたものであり、この順番で重要だという行動指針。

つまり安全のためであれば礼儀正しさを放棄してでも安全を優先しなさい、というもの。

もちろんそれ以外にもキャスト、ゲストと呼び合うカルチャーなどもその一つであり、ディズニーランドで働く従業員は皆キャストであり、ゲストを楽しませるための役割を負っているという考え方。そして楽しませながらもSCSEを遵守することを徹底している。

それがディズニーランドのクオリティや非日常な夢の空間を生み出しているのだろう。

ハードを真似ることはできても、そういうソフトはなかなか真似できるものではない。

これは一般の事業会社でも同じこと。事業モデル、売上、大事なことは多々あるが、行動指針の徹底した浸透と、ミッションやバリューの共有により、一朝一夕では真似できない強いソフトを実現していきたい。

しかし36歳にもなったのに、幼稚園時代の先生からはいまだにいろいろと教わっているという現実・・・。

先生、いつもありがとうございます。