テレビをつければ尖閣の映像流出事件に関する議論ばかり。

都知事は流出した公務員を「ヒーロー」だと言っているし。。。

いろんな意見があるんだなと思いつつ、経営者的視点から私なりに思うことを少し。

まず議論のポイントが一つではないのに、それがごっちゃになって、なおかつ感情論が混じるからああいう報道になるのだろうし、意見も別れるのだろう。

実際に整理すると、ポイントは大きく分けると以下の2つに絞られるのではないだろうか。


? 公務員として規則、規律を破ったことについて

? そもそも政府は尖閣の映像を公開すべきだったかどうか


こうやって分けて整理してみると、経営者として?はありえないということがすぐにわかる。

例えるなら社長が開示しないという経営判断をしたものを、一社員が社外に開示するなんてことがあれば、これは組織として許されざる行為である。もし社長の判断が間違っていると思ったとしても、一社員が勝手に判断できるものでもないし、そもそも一社員には知らされていない判断材料があって、判断した可能性もあるわけで、自分が正しいと思い込んでいる一社員の勝手な行動が許されるはずはない。

とするならば、今回政府の判断が正しいかどうかということとは全く別で、今回映像を流出した男性は当然ながら組織におけるルールを破ったとして罰せられないといけない。

まあ誰でも見れるところにあったという杜撰な管理体制もあるから、有罪とまではいかないかもしれないが、常識的に考えて組織秩序を大きく乱す行為であることは誰の目にも明らか。そういう意味では許されるべきではない。ましてはヒーローなんて言うのはありえない。


一方で?について、これは正直わからない。
全ての情報や戦略が明かされていないわけで、政府が持っていた情報を全て知った上でないと、なぜ情報を隠そうとしたのか、どうやって今後利用するつもりだったのか、その意図次第ではあながち間違いではなかったのかもしれない。

ただ現状広まっている情報だけで判断するのであれば、私個人の感覚的には開示した方が良かったのではないかなと思う。

ここは正直判断しかねる部分。

改めて、結局上記のようなポイントを整理しないままに、開示すべき映像を政府に代わって開示した彼はヒーローだというような意見を言う評論家も居たが、上記のように考えればその意見が正しいとは到底思えないのではないだろうか。

組織で働く以上は一定のルールがあるし、ルール以上にそこに属する人達のモラルや責任感が大事になってくるはず。

そのあたりについてテレビでは誰も指摘していないのはなぜだろうか。

またメディアによる情報操作なんじゃないかと思うくらい、レベルの低い議論が多い。

こうなってくると今まで以上にテレビや新聞が信用ならないのは私だけだろうか。。。。