昨日、とある就職イベントで就職活動中の学生数名と話す機会があった。

そこで話をしてみて思うことは2つ。

まず一つは、ここ1、2年の不景気や相次ぐ大企業の倒産などもあり、さすがに何が安定か、何が自分にとって楽しいのか、という本質的な問いを自分に課している学生が多少なりとも増えたという印象を持ったこと。

景気が良かった頃、また景気が悪くなってすぐくらいのときは、従来よりも更に安定志向に傾き、なおかつ安定=大企業という安易な考えの学生が凄く多かったように思う。

そういう意味では長々と不景気が続いたこと、日本航空を始めとした日本を代表する大企業でさえも安定とはいえないという現実を知ったこと、そしてそういった意見などをネットにより頻繁に目にするようになったことなどで、少しづつ事の本質に気付き始めたのかもしれないと感じた。

そういう意味では日本の就職前線も少しづつかもしれないが、変わって行くような気がした。


もう一つは、今の学生は我々の世代と比べるとネットによって情報収集が容易になったこともあり、結構なレベルの情報を持っている。但しそれがゆえに変に勘違いしやすくなっている気がした。

ある意味、ネットや本から様々な情報を得ていることはすばらしいこと。情報リテラシーというのは今後のビジネスパーソンにとって大事な能力の一つといってもいい。

一方で情報を持っていることで、ついつい自分が頭がいい、ビジネスをわかっているという勘違いにつながってしまっているケースも多々あるように感じた。情報を自分なりに噛み砕き深く理解することないままに、使ってしまったり、それによって天狗になってしまうと、本質的なスキルのないまま、評論家のような頭でっかちなビジネスマンになってしまう。

そういう意味では学生の時点でビジネスを深く理解するのは難しいという当然のことを謙虚に受け止め、吸収する意欲、学ぼうとする意欲を持てる学生の方が恐らく伸び白が大きいだろう。

社会人としての先輩を馬鹿にした態度をする学生も見受けられたが、それは望ましくない。
やはり人生の先輩であり、社会人としての先輩には一定の敬意を払うべき。もちろんそれは社会に出ても変わらない。しかし同じ土俵で頑張った結果については、年齢や経験は関係ない。

まさしくプロゴルファーの石川遼が多くのプロゴルファーには敬意を持って若手として接しながらも、他を圧倒する結果を出して報酬を得ていることは、素晴らしいことだと思う。

ビジネスの世界でもリスペクトすることと、結果が年功序列であることは別であり、そのあたりをちゃんと理解しないと組織やチームで仕事がしづらくなってしまう。それは勿体ないから改善した方が良いと思う。


と、そんなことを感じたイベントだった。

あまり説教臭いこと書くとまさにオッサン臭いと思われるのが嫌なんだが、ついて書いてしまうのはやはりオッサンゆえなのだろうか。。。。

誤解なきようちょっと補足すると、、、、

弊社でもコアとして活躍するメンバーの多くは新卒から入ってきた若い社員であり、20名ちょっとの会社が新卒採用に力を入れている理由も、若い人達の持つ力や可能性を良く知っているから。

そういう意味では普通の企業と比較して新卒で参画してくれた社員の占める役割や責任、影響力が高い組織であるといえる。そういう意味で経営者として全力で弊社に合う人材を探したい。

またそういう責任や役割を担える環境をまさに探していた、という学生がいれば、いつでも連絡してきてほしい。

凄い組織に入りたいのではなく、凄い組織を我々と一緒に創ってやろう、そしてその方が何倍も楽しいと考えられる人、応募待ってます!

ちなみに弊社の新卒採用はメディアを一切使わないゲリラ戦でやっているので、興味のある学生はこのブログにコメントするか、弊社の採用チームのメールアドレスまでメールを下さい。