私は仕事柄、かなり多くの企業の人事・組織的内情を知ることができる。
というのも、資金繰りが厳しくなると財務部門の人材が動き出し、優秀なマネジメントラインが抜けてる会社は、経営者がワンマンになっていがちだったり、様々な課題が流出する人材から浮き彫りになる。
一方でそれほど優秀ではない人材が会社の不満を理由に転職するケースでは、良い意味で新陳代謝が働いている組織であることが多い。
そんな中で私が理想だと思う組織は、
①単一の事業モデルに依存していない
②優秀な人材が高いモチベーションで働く組織
③変化を受け入れ、挑戦することを良しとするカルチャーを持つ
だと思っている。
そういう組織は時代が変わることで既存の事業モデルが陳腐化しても、次なる事業を立ち上げ、軌道に乗せることができる。いわゆる事業成功における再現性を持つ「組織」だと感じる。
一方で一つの事業が大ヒットして成長した企業も素晴らしいのだが、その事業モデルが陳腐化した場合に、その次に再度ヒット事業を生み出せるかどうかはその限りではないのではないかと思う。
また多くの企業では経営者がずば抜けて力を持っているケースが多く、事業アイディアも経営者から生まれている傾向がある。その場合は経営者には事業を生み出し成功させる力が備わっていることも多く、その経営者には再現性があるということなのかもしれない。
しかし組織として変化に柔軟に対応し、新たな挑戦を繰り返し、成長し続ける、つまり組織として事業の成功に再現性を持っているという組織は非常に稀なのではないだろうか。
経営者のタイプとして、一つの事業が大成功すると、すぐに次の事業に興味が移っていき、多角化する傾向がある。その時点で組織的な強みの確率、企業文化や組織力の醸成に腰をすえて取り組める経営者は、私が知る限り本当に少ない。
既知の企業ではサイバーエージェントがそのイメージに最も近い企業なのかもしれない。
藤田さんがインテリジェンス時代の先輩だったり、役員陣が友人であるがゆえの贔屓目もあるかもしれないが、事業モデルやアイディアで勝ってきたのではなく、高い人材力とその人材を活かす組織風土や制度による勝ってきた数少ない企業という印象。
株式市場はこういう本質を反映しづらいのが難しいところだけど。。。。
経営とはポリシー・信念を持ち、あるべき組織をイメージし、そこに向けて短期的だけでなく、中長期的に種をまき、水をやり、雨風をしのぎながら育てて行くことなのだと改めて思う。
その結果として他社が真似できない強固なコアコンピタンスといえるレベルの組織力が身に付くのだろう。インターネットにより情報の流通が激しくなる昨今、短期の成功はまだしも長期的に成功し続ける為には、事業モデルとしての強み以上に組織的な強みが力を発揮する時代でもある。
もちろん組織の最終目的となんと考えるかによってそれも異なるかもしれないが。
私は最終的には組織力こそがコアコンピタンスとなるグループを構築していきたいと考えている。
それが理想の組織像だと。
というのも、資金繰りが厳しくなると財務部門の人材が動き出し、優秀なマネジメントラインが抜けてる会社は、経営者がワンマンになっていがちだったり、様々な課題が流出する人材から浮き彫りになる。
一方でそれほど優秀ではない人材が会社の不満を理由に転職するケースでは、良い意味で新陳代謝が働いている組織であることが多い。
そんな中で私が理想だと思う組織は、
①単一の事業モデルに依存していない
②優秀な人材が高いモチベーションで働く組織
③変化を受け入れ、挑戦することを良しとするカルチャーを持つ
だと思っている。
そういう組織は時代が変わることで既存の事業モデルが陳腐化しても、次なる事業を立ち上げ、軌道に乗せることができる。いわゆる事業成功における再現性を持つ「組織」だと感じる。
一方で一つの事業が大ヒットして成長した企業も素晴らしいのだが、その事業モデルが陳腐化した場合に、その次に再度ヒット事業を生み出せるかどうかはその限りではないのではないかと思う。
また多くの企業では経営者がずば抜けて力を持っているケースが多く、事業アイディアも経営者から生まれている傾向がある。その場合は経営者には事業を生み出し成功させる力が備わっていることも多く、その経営者には再現性があるということなのかもしれない。
しかし組織として変化に柔軟に対応し、新たな挑戦を繰り返し、成長し続ける、つまり組織として事業の成功に再現性を持っているという組織は非常に稀なのではないだろうか。
経営者のタイプとして、一つの事業が大成功すると、すぐに次の事業に興味が移っていき、多角化する傾向がある。その時点で組織的な強みの確率、企業文化や組織力の醸成に腰をすえて取り組める経営者は、私が知る限り本当に少ない。
既知の企業ではサイバーエージェントがそのイメージに最も近い企業なのかもしれない。
藤田さんがインテリジェンス時代の先輩だったり、役員陣が友人であるがゆえの贔屓目もあるかもしれないが、事業モデルやアイディアで勝ってきたのではなく、高い人材力とその人材を活かす組織風土や制度による勝ってきた数少ない企業という印象。
株式市場はこういう本質を反映しづらいのが難しいところだけど。。。。
経営とはポリシー・信念を持ち、あるべき組織をイメージし、そこに向けて短期的だけでなく、中長期的に種をまき、水をやり、雨風をしのぎながら育てて行くことなのだと改めて思う。
その結果として他社が真似できない強固なコアコンピタンスといえるレベルの組織力が身に付くのだろう。インターネットにより情報の流通が激しくなる昨今、短期の成功はまだしも長期的に成功し続ける為には、事業モデルとしての強み以上に組織的な強みが力を発揮する時代でもある。
もちろん組織の最終目的となんと考えるかによってそれも異なるかもしれないが。
私は最終的には組織力こそがコアコンピタンスとなるグループを構築していきたいと考えている。
それが理想の組織像だと。