私自身、仕事をする上で大事だと思うことは、楽しいという感覚。

やはり人生においてこれだけ時間を費やす仕事だからこそ、楽しいとかやりがいがあるとか思えないことはやりたくない。

一方でじゃあ楽しい仕事が存在するのだろうか。

個人的にはそれはあまり良い考えではないと思っている。

仕事を楽しめる人と楽しめない人がいるのであって、楽しい仕事と楽しくない仕事があるのではないと思う。

勿論単純な作業やルーティン業務もあるので、それ自体は決して楽しくないかもしれない。
そこからどうやって自分を成長させるのか、そういう試行錯誤や挑戦を楽しめるようになることが大事だと思う。

小林一三さんという阪急東宝グループの創業者が素晴らしいことを言っている。

「下足番を命じられたら日本一の下足番になってみろ。そうしたら誰も君を下足番にしておかぬ」

まさに名言。本質を突いた言葉だと思う。


あとは自分達次第で仕事や職場を楽しくすることはできる。
そんなヒントをくれるのは実在するシアトルの魚市場について書かれた以下の本。

フィッシュ〜!〜鮮度100%のぴちぴちオフィスの作り方〜

この市場の人達は本当に楽しんで仕事をしているという。

是非とも見学に行ってみたいところ。

つまらない、辛い、やりがいがない、成長できない、マイナスに考えればいくらでも出てくる。
しかしちょっと視点を変えてみたり、工夫してみたりすることで、一気に楽しくなったり、やりがいが出たりするもの。

同じような職務を任されていても、世界のどこかにはめちゃくちゃ楽しみながら、自分なんかが足下にも及ばないくらいのパフォーマンスを出している人がいるはず。

私が創業以来大事にしているワークススタイルである

Play Business Play Hard!!

働いているとしんどいことも多いが、嬉しかったり楽しかったりすることも多い。
そして何よりも高い壁を仲間と力を合わせることで超えられたり、実力以上の結果が出せたりしたときは本当に頑張ってよかったと思う。

いろんな仕事があると思うし、楽しむことが難しいくらい単純な仕事もあるかもしれない。
それでも日本一の下足番を目指して努力する人の方が、隣の芝が青く見えてしまう人よりは、長い目で見たら成長できるし成功するのだと思う。

思ったよりも隣の芝は青くないので、自分の芝を青くする努力をしましょう!