会社を飛躍させるためにはいくつかの要素が必要となる。

その中でも最近特に重要だと思う要素として、時代や市場のトレンドを掴む力があると考えている。

正確には時代や市場のトレンドを読むだけではダメで、タイミングを見極め、挑戦しうる力を蓄えておく必要がある。力というのは、組織力や人材力であり、資金力であり、経験値という意味。

過去に何度か大きな時代の波、特にインターネットビジネスにおける波、が発生しているが、弊社はことごとく挑戦できずにここまで来ている。

その背景として、既存事業を成長させ、企業としての資金力、財務基盤を高めることをファーストステップとしていたものの、そのステップをクリアすることに想定以上の時間と労力を費やす結果となってしまったということがある。

勿論私自身の能力の問題もその要因であろうし、リーマンショックによる景気低迷にも大きく影響を受けた結果であるので、それはそれとして受け止めてここまでやってきた。

資金力を身につけつつも、この2年くらいの間はずっとセカンドステップを睨みながら、着実に社内の技術力を高めるとともに、インターネットサービスに対する経験値、新規事業に対する経験値を高めてきたことで、いよいよセカンドステップへの挑戦を実施し始めている。

周囲からは本業に集中すべき、何の会社かわからないなどという意見を耳にすることもあるが、市場のトレンドや大きな時代の波、そして自社のリソースやタイミング、様々なことを考慮した上で、我々が実現したい目標を考えたとき、今挑戦せずしてどうするのか、と考えている。

Speee久田社長の本日のブログで代表交代について書かれているが、その内容はまさに私が社内・外に発信してきた上記のような戦略方針や想いと限りなく似ており、心から共感する。
現状は組織規模や資金力などSpeeeさんには到底適わないので、共感するというのも大変僭越な話ではあるのだが。。。。

ただ久田さんのブログにもあるように、リスクや成功確率よりも、未来に見えるスケールやイメージにワクワクできることを大事にしていきたい。

何せ我々はアントレプレナーであり、ベンチャー起業家なのだし。

いっちょやってやろう、今はまさにそんな気持ちで盛り上がっている。

もちろん創業8年目に突入しながらも、今もなおそう思えるのは優秀で想いある仲間がいるから。

私同様、いつまでたっても諦めの悪い仲間達に日々感謝です(笑)。