くじごじで終わる仕事に興味を持つ人は結構多い。
公務員の中では今でも17時きっかりに終わる人もいる。

まあ現実的には9時〜19時くらいが平均的な企業のイメージなのかなと思う。

オンとオフをしっかりと分けて、ライフワークバランスを保つべきだと主張する人は相変わらず沢山いるが、本当にそれが幸せなのか、本当にそれでバランスが保てて有意義な人生にできるのか、少々疑問が沸く。

決して朝から深夜まで好きな仕事に没頭していることだけが良いことだとは思っていない。
子供がいる人も沢山いる。

個人的にはオンとオフのバランスというのは、何時から何時までオフィスに居て、何時以降はオフ、というような線引きではない方が充実すると考えている。

頭の中を時間で区切ることはできないし、子供が体調を崩したりするのもイレギュラーである以上は、オンとオフを時間や曜日で区切るのはあまり望ましくはない気がする。

そういう意味ではFacebookの女性COOが書いていたブログか何かがまさにそうだと思ったが、彼女は毎日17時にオフィスを出て、家族と夕食を共にするという。しかしその後夜子供が寝てからなどは、ハードに仕事をしており、自分の役割を果たすレベルのハードワークは十分にできているという。

逆に家族と過ごせる充実感も感じつつ、仕事も集中力とやりがいをもって取り組めというような話が書かれていた。

まさにこれがライフワークバランスの本質なのではないかと感じた。

私も土日働くこともあれば、平日にゴルフに行かせてもらうこともある。
そもそも社員と飲みに行ったり、取引先の社長と会食に行ったりするのは仕事なのか、プライベートなのか。正直そんな垣根は全くなく、会食の場でビジネス談義が盛り上がり、そのまま自宅に帰ってすぐに企画を整理したりすることさえある。

大事なのは、

・ビジネス
・睡眠や食事
・趣味やスポーツ
・読書や学習の時間

などのバランスを上手にコントロールできることであり、それは連続した時間でなくても良いのだと思う。

弊社などはオフィスで30分くらい突っ伏して寝ている人もいる。
一方でそういう人が泊まり込んで朝まで仕事するときもある。
土日も仕事する時もあれば、土日にスポーツをやったり、十分な睡眠をとったり。
社員とスポーツをしている中で新規事業のネタを思いついたり、、、。

仕事は仕事、プライベートはプライベート、という割り切りは極めて難しい。
インターネットによりどこでも仕事ができる時代だからこそ、余計に難しい。
家に居ても外に居ても海外に居ても、朝でも夜でもメールは確認できる。

そういう中で時間でオンとオフを分けるのは無理がある。
であれば逆にどこでもビジネスができるインターネット社会なのであれば、自宅でも働ける、子供を迎えに行った後でも働ける、朝でも夜でも週末でも働けることを逆手にとって、自分らしいライフワークバランスを確立することができるのではないかと思う。

そのためには会社と社員が信頼関係を築けていることが大前提となる。
またその上でそういう自由度や裁量を社員に与えなければいけない。

それができれば本来はストレスなくライフワークバランスを保てるのではないかと思う。
そしてそれは実はビジネスに多いにプラスに働くものと思う。

趣味やスポーツなどのリフレッシュの時間も、ある意味間接的かもしれないがビジネスに有益なはず。
ストレス発散、頭の回転を良くしたり、新たな知恵を沸かせたり。。。


いろんな意味で、オンとオフを9時17時で分けてきた一昔前から、新たなインターネット時代のオンとオフの最適化みたいなことが重要になっていく気がする。

ベンチャー企業として、既に大きくなってしまった企業にはなかなかできない、そういう新しい取り組みや挑戦をしていくべきだと思っている。

次世代の理想の組織を目指していこう!