最近本当に多くのサービスが生まれている。

これはまさにソーシャルやスマホの広まりにより、サービスの開発コストが圧倒的に下がったということがある。

極端にいえば学生であっても技術さえ持っていればサービスを作ってリリースできる時代。

ゆえに次から次へとサービスが生まれている。
そのこと自体は凄く良いことだと思う。

元来保守的な日本の若い人達が、ゲームやアプリをきっかけにどんどん自ら事業を営むことの魅力ややりがい、楽しさを知ったり、伝えたりして、より多くの優秀な人材がベンチャー起業、ベンチャービジネスに挑戦するようになれば、日本経済にとっても大いにプラスになるはず。


一方で私自身、長年新規事業を模索しながら、多くの失敗を繰り返してきた。
失敗から学ぶとは良く言ったもので、成功したものから学ぶことよりも圧倒的に多くのことが学べる。

そんな中で思うのは、インターネットのサービスが広まる鍵は、

提供価値 > 広告宣伝

であるということ。

広告宣伝が意味ないということではなく、提供価値を高めることがファーストステップであるということ。そのファーストステップをクリアしていないのに、広告宣伝にお金を投資しても、広報やPRを頑張ることで集客や認知を高めたとしても、結局はユーザーや顧客は離れていってしまう。

逆に提供価値がユーザーや顧客の期待を超えていれば、ソーシャルに伝播して次第にユーザーが増えていったりもする時代とも言える。

もちろん広めるための仕掛けは大事だが、ファーストステップは一定の提供価値ができるサービスへと磨き上げることであると思う。

昨今新規事業のノウハウとして、リリース後のピボットという話も良く出るが、まさに一定の価値が生まれるまではピボットを繰り返していく必要がある。もちろん見込みがあるという前提の元に、ではあるが。

穴の空いたバケツではいつまで頑張っても水は溜まらない。溜まったとしてもそれは一時的なもの。
インターネットのサービスも偽物は絶対に流行らない。流行ったとしても一時的なもの。

最近多くの新規サービスを見ていて、ふとこんなことを思ったりする。

我々も近い将来、また新たなサービスへの挑戦をするつもりだが、自分で書いたこの内容を肝に銘じて、価値あるサービスを生み出したい。

しかし新規事業ってほんとーに難しい。。。。