最近はノマドワーカーやフリーランスといった働き方が増えてきている。

働き方が多様化しているという意味では凄く良いことだと思うし、多くの人が自分の価値観や置かれている環境に合わせた働き方を選択すれば良いと思う。


そういえば、以前に転職を考えている人から

「フリーランスになろうと思うんですけどどう思いますか?」

という質問を受けたことがあった。

この質問に明確な解があるわけはなく、あくまでもその人のビジネスや仕事における目標や目的次第でどちらが良いかは変わってくる。


フリーランスの良さは、比較的時間もお金も自分次第で自由で余裕を持てること。

私の知るだけでも、フリーランスで頑張っており、経済的にも時間的にも相当な余裕があり、頻繁に世界の様々な国に旅行に行ってるような友人が複数いる。
それはそれで羨ましいと思うことも多々ある。


一方で組織で志を同じくした仲間とビジネスをすることの良さは、一人では成し遂げられないような大きなことを成し遂げられる可能性を持っていること。

やはり社会に価値あることを実現しようと思ったら、どうしても個人事業主ではなかなか実現が難しい。

あと補足的には、チームで何かに向かって努力することで、その過程でぶつかる痛みや苦しみは何分の一になり、成功したときや何かを得た時の喜びや楽しみは何倍にもなるということも、チームで取り組むやりがいでありメリットだろう。

プロゴルファーが優勝した時の喜びも相当だと思うが、私自身はナデシコジャパンが優勝したときのような、ああいうチームの仲間と共にそこまでの道のりを振り返り、感動を共にできるような、そんなチームでの達成感や喜びの方に圧倒的な魅力を感じたりする。


私自身、将来的には個人で何かをやることもあるかもしれない。
寂しがり屋なので可能性は薄そうだが・・・。

でも30代で現役ばりばりの今は、仲間と共に世界のビジネスという舞台で一花咲かせたいという想いが強いし、それが成し遂げられたときにみんなと酒を酌み交わし語り合う光景を想像すると、本当にワクワクする。


フリーの方がお金も自由もなるかもしれないが、こればっかりは仲間がいないと得られない喜びな気がする。そしてそういう目標を持ってビジネスに没頭できている自分は恵まれているとも思う。

想いも共有されていないような中途半端な組織に属して、自由もない働き方をしている人は一番大変だとは思う。それならフリーの人の方がみんな楽しそう。

でもそれを越えてやりがいがあるのは、やはりチームで大きな夢を掲げ、信頼できる仲間とともに日々全力でそれに向かって取り組むことだと、少なくとも私は思っている。

今年で38歳。
ベンチャー企業の一線でCEOとして牽引できるのはあと10年くらいかもしれない。

そう思うと焦る気持ちは多々あるが、考え方を変えればまだ10年あるとも言える。
世の中には創業10年未満で世界一になっている会社なんて五万とある。

なんとしても目指すべき場所へ到達したい。
そして到達した人達しか見えないその景色を、今の仲間達と見ることができれば、最高だと思う。