最近インターネット業界では技術者がかつてないほど高く評価されている。

もちろんインターネットサービスを作る上で、技術やクリエイティブは極めて重要であり、考えたことが短期間で形にできる、そしてユーザーのフィードバックを受けて、どんどん改修していける組織は強く、そのためには技術力が鍵になる。

一方で組織においては技術力が高いということが直接的に評価に値するわけではない。

あくまでもその技術力を生かして組織の成長や成果に対して、どんな貢献をしたかということが評価のポイントになるべきだと考えている。


自己評価や360度評価と、経営者からの評価における差異が発生するケースは多々あるが、その一番の要因がこのポイントにある気がしている。

社員同士だと、論理的思考力が高いことや、技術力が高いこと、フレームワークを良く理解していたり、高度な業務に対応できることなどによって優秀かどうかという判断がされる傾向がある。
そして確かにそれは優秀であることの要因ではある。

ただし経営的な視点から評価する場合には、優秀であること以上に、どう貢献してくれたのか、という点こそが重要になる。

もしかしたら対応している業務は極めて単調な業務かもしれないが、それによって組織の成長に貢献しているのであれば、それは評価に値する。一方で複雑なデータ解析のような知的水準の高い業務を担ってくれていたとしても、その結果として組織の成長に貢献していないのであれば、それは評価に値しない。

もちろん個人として能力が高いことは、高い貢献をするために必要な要素であることは否定しない。
代替のきかない複雑な仕事(それが会社の成長のために必要不可欠であることが前提だが)を担ってくれる人はもちろん高く評価すべきであろう。

本当に力のあるビジネスパーソンは目標達成や組織成長に対する貢献を強く意識している。
管理部門のスタッフであろうと、会社を成長させるために自分がどんな貢献ができるかという視点を持っている人は、そういう視点を持たない多くのスタッフとは全く異なる発想や視点で仕事を遂行する。

個人的には会社は学びの場ではなく、個々人が持つスキルやノウハウをパフォーマンスする場だと考えている。そしてもっと大きく価値あるパフォーマンスをするために、いろいろと自己啓発し、自己成長のために努力する。

朝っぱらから思い立ったままに書いたのでちょっとまとまりがなくて恐縮だが、ビジネスパーソンとして大事なのは、自らが属する組織の成長や目標達成に対して、自分ができうる最大の貢献に焦点を定めて仕事をすること。

職務の内容や業務の難易度ではなく、その結果としてどんな貢献ができるかどうかのみが、組織における評価のポイントになるべき。

冒頭の技術者の話に戻るが、技術力が高いだけで市場価値があがりがちだが、大事なのはその技術力を組織の成長のために最大限活用できる人かどうかという視点である。

そういう視点で人を評価しなおすと、以外に評価が高い技術系の人って少ない気がする。

技術力が高いだけだと、海外の安価で優秀な技術に凌駕されるのも時間の問題かもしれない。。。